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ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

香港へ行ってきます~~ &ペットシッターを捜せ!物語

2011-10-04 | 
街に金木犀の香りが漂っておりますね~

秋の日差しに旅心誘われて、jesterは2週間ほど香港にいきます。

長く住んだ国なので、旅行というより第二の故郷に帰省感覚ではありますが。
考えたら4年ぶりです。

当初は秋の旅行はウィーンかミュンヘンにしばらくいってぶらぶらしようかと思っていましたが、家族Bが仕事が忙しくて休みが予定ほど長く取れないので、急遽変更して、短いなら近くで、と、香港にしました。

住んでいた当時の友人で香港に残っている何人かとはあって食事したり遊んだり。
物欲はないので買い物する気もないですが、食欲は・・・

上海蟹、黄油蟹、飲茶にマーライコ、鳩の丸焼きもマスト!
ミントティを携帯して胃をいたわりながら食べ歩きしようと思います。

最近、羽田発のANAの香港便が就航してます。
これに乗ってみたかったのであります。

キャセイと比べてちと割高だけど、行き帰りが便利な近い空港からいけるのが魅力です。

ホテルは奮発してセントラルのマンダリンをとりました。
年を取ると、ホテルだけはいいところじゃないと疲れちゃうし。(いいわけ)
(マンダリンというとレスリー・チャンを思い出しちゃうけど・・・)


しかし、問題はネコであります。

これまでニュージーランドとか長い旅行の時はうちに母が来てくれていたのだけれど、もう母はいないし。

去年NYにいったときは友達に預けたんだけど、タクシーで友達の家に連れて行く間中にゃあにゃあ鳴き続け、友達の家についてもぶるぶる震えててかわいそうで、泣けました。

ので、今回は「ペットシッター」を頼むことにしました。

毎日一回来てもらって世話してもらうのです。

鍵を預けるので、セキュリティの問題が一番気に掛かり、迷っておりました。

「ペットホテル」は狭いケージに入れっぱなしで論外だし、友人は「また預かるよ」といってくれましたが、場所を移動させるのがストレスフルなロッタにとってはかわいそう。
それならちょっと寂しくても、2週間ぐらいなら、慣れた家にいて遊んでもらってゴハンもらえるのがネコが一番ストレスない方法かなとおもい、いろんな業者に見積もりさせて、面接して、やっとお願いするところを決めました。

その期間カメラを設置して、24時間とっていて、いつでも携帯でアクセスして家の中を見られるというサービス付のものなんだけど、実は海外からではみられないので、持ち腐れです。

でもカメラで見られてるかもとおもったらシッターさんも少しは緊張するかも。
そのほか、お世話の後に写真付の報告を毎日もらうことになっています。

しかし気になるのは台風。
このところ、シグナル8、シグナル1と立て続けに香港に来てますね~

シグナルがでると交通機関が止まっちゃうからなあ~

ま、そうなったら、ホテルにおこもりでしょうか?

それもまたたのし、です。


では、行ってまいります。

秋田の旅でした

2008-12-18 | 
学生時代の友人を訪ねて、秋田を旅してきました。

電気が来てないため、自家発電+ランプ、のいわゆる「秘湯温泉」で、吹雪の中で露天風呂で雪合戦してきました。

美味しくて、楽しくて、幸せな旅でございました。

ただいま、です。

京都の夕ご飯。妹尾河童さん情報に基づく「ひさご」の親子丼。

2007-06-15 | 
まだ書いてんの??といわれそうですが、京都シリーズの続きです。(爆)

食事どころを捜すときには、ガイドブックなどで紹介されているお店の記事はあまり信用しないjesterであります。
観光客で混むと、たいてい味が落ちるし。

なので、うろうろとほっつき歩いて、一番地元の人でにぎわっているようなお店を捜します。

前もって情報を探すときは、なるべく口コミ情報で地元の人においしいところを聞いておきます。

知り合いがあまりいない海外だと、ホテルの人とか、道ばたに座っているおじいさんとかに話しかけて、いいお店を聞いたりするのであります。



この「ひさご」の親子丼は、妹尾河童さんの本で昔に見かけてからずっと食べてみたかったのです。

こないだの旅行でこのお店を、野良歩き(=迷子ともいう)してて見つけました。

『「親子丼には、やっぱり山椒がないと・・・」と、こだわるだけあって山椒の香りは欠かせない。』p153
と書いてあって、山椒大好きなjesterとしては「あこがれの親子丼」でございました。

東京の親子丼は七味をかける事はあっても、山椒はかけませんよね。
トッピングはたいてい海苔と三つ葉です。

妹尾さんによると、同じ関西でも、大阪や神戸は粉山椒をかけないし、北海道、名古屋、熊本は玉ねぎで、鳥取は青ねぎと玉ねぎの両方だそうです。

親子丼を注文したとたん「山椒をかけますか?」とお店の人に聞かれ
「かけます!!」と無用に荒い語気で返事したjesterであります。

jesterは山椒が好きで、京都に行くと清水さんへ行く途中の坂の七味やさん(山椒が効いているの!)を必ず買います。
実は東京でも西武の地下なんかで売っているのですが、やはり気分的に京都に来たら七味買い。
ついでに山椒いりのキャンディなんかまで買ったりして。

「ひさごや」さんの親子丼、味はjesterには少々甘めで、お砂糖の味が強すぎでしたが、香りのよい山椒がたっぷりかかって、九条ねぎと鶏肉と卵がふんわり。

一人で夕ご飯を食べる孤独な旅人の心を優しく癒してくれたのであります。

河童のスケッチブック
なんで急にいまごろこの話を書いたか、というと、昨日、本のつまっているダンボール(本棚に入りきらないものを収納してます)を開けて別の本を探していて、この本を見つけて、ああ、そうだ! と思い出したからであります。

この本、今は文庫本でも出ているみたいですが、奥付を見ると1995年に出た本なんですよね。

でも、このスケッチを良く見ると、どんぶりの柄なんかjesterの食べたのと全く同じで、ちょっと感激です。


妹尾河童さんの本はどれも大好きです。
 
河童が覗いたインド  河童が覗いたヨーロッパ
は、旅心を誘う2冊として、座右においてある本たちです。
何度読んでも飽きません。
旅に出たいな~と思います。

妹尾さんのこだわりと好奇心は素晴らしく、私の旅のおっしょはんと尊敬しているお一人であります。

そのマニアックなほど丁寧なスケッチと、誰もが気がつかないような小さなことに関するしつこいほどの(?)こだわりは、とても愉快で、『こういう人が夫だと大変だろうな・・・』と奥様に同情しつつも、こよなく愛読している本であります。

『京都の友人が「ここは椅子が12しかない小さな店やから、あまり人に教えんといてほしい。混むようになったら、地元のもんが食べられんようになる」といっていたが、無視して描いてしまった。』p153
とありましたが、jesterも書いてしまいました。
でもお店を改装したみたいで、ちょっと広くなっていたからいいかな?


(しかしすっかり妹尾さんの本に読みふけってしまい、最初の目的だった探していた本は結局見つけられなんだことは、内緒にしておこう。←書いてるし。)



晴明さんのお墓。 人のいない京都 その4

2007-04-28 | 
去年、陰陽師で有名な安倍晴明さんのコミックスなんかにはまり、本も読み漁っていたので、去年は晴明神社もお参りしましたが、今年はお墓まいりしました。

といっても嵐山の住宅街にある、ちんまりしたお墓。
目指していたわけでもないのですが、この辺かな?なんて地図を片手にぶらぶら歩いていて、たどり着きました。

看板もないし、人影もまったくなく、あたりは静まり返っておりました。

新品の墓石に、お花があがっていました。



夢枕さんの陰陽師シリーズは読み終わり(去年の4月ごろのこちらなど)、岡野玲子さんの漫画も(最後は苦しみつつ)読んでしまい、大分晴明熱も冷めてきたのですが・・・・

この旅の前にちょうど読んでいたのは加門 七海さんの 晴明。―完全版 という本。

少年~青年時代の晴明さんが中心になったおどろおどろしい話であります。
今まで書き溜められた話がまとまって1冊になっています。

夢枕獏さんの書くような、晴明と博雅の飄々とした会話がないのが寂しいですが、
こちらは加茂保憲が道化役、そして目の不自由な神祇官の能宣などが活躍し、これはこれでいい味をだしてます。


加納さんは初期の軽い感じのミステリーから、最近はこういうものやら魔方陣などのフィールドワークまでだすように変わってきましたが、面白い仕事が多くて目が離せない作家の一人です。

西行庵 人のいない京都 その3

2007-04-25 | 
『ねかはくは 花のしたにて 春しなん 

             そのきさらきの もちつきのころ』
                             山家集より

で有名な西行さんの終焉の地を見てみたくて、地図を片手に西行庵を訪れました。

(「した」なのか「もと」なのか。
続古今和歌集だと『ねかはくは はなのもとにて 春しなん そのきさらきの 望月の比』 なんですね。)

どんなところなのか、予備知識なしで行きました。
迷いましたが、入り口もこのように地味で。
看板とかもなかったです。

だあれもいません・・・・。

横の木戸から中をこっそり覗きました。

横にあるお茶室で、和楽器(三味線?)のお稽古をしている声が聞こえてきました。
男性の声で、京都弁がのどかな感じ。

桜は背の高い枝垂桜が少し咲いていました。

(一番上の写真の真ん中にある木ですが、空が明るくて花が写りませんでした)

あれが「はなのしたにて」の桜だったのかな。


なにも看板もないし、まるで個人のお宅みたいだったので、中まで入る勇気がなくて、木戸から覗いただけで撤退です。


帰ってきてから本当にあそこだったのか調べたら場所はあっていた模様。

参観もできるけれど、「拝観料、お抹茶つきで3000円、朝茶は西行法師のご相伴で5000円」だと。

ふ~~ん。

西行法師のご相伴で5000円
ってなんね? 

まさか・・・コスプレお手前・・・・?





京都のお昼。

2007-04-16 | 
一人旅をしていて、一番面白くもなるし、一番わびしくもなるのが『お食事』だとおもうjesterです。

一人で食事をするのは寂しいけれど、人と一緒で関係が完結してない分、誰かに出会えるスキも与えちゃうわけでして。
(といっても、別にセバスチャン・コッホみたいなおっさん(爆)(最近はまっているドイツの俳優さん)を引っ掛けようと思ってるわけではございません。)


たとえば京都のあるお昼。
空腹かかえてふらふらしていたらよさげなオバンザイやさんがあったので入ってみました。

8人がけぐらいの大テーブルに相席になったのは、向かいに奥様風にドレスアップした中年女性。斜め前には近くの人らしい普段着の老夫婦。そして横には汗びっしょりの中年の男性。

お料理が来るまでの間、最初はみんな黙って座っていたのですが、出てきたお料理の写真をこそこそと撮っていたら斜め前の老夫婦の奥様が
「いつも写真撮りはるの? ええねえ。自分で作くらはるとき、参考にもなりますもんなあ」
と話しかけてきてくれて、それからテーブル全体の雰囲気がほぐれました。

「これ、おソースかけたほうがおいしおます」とか
「私は北九州の小倉からこの人んとこお嫁に来て、それからずっと京都だす」とか
「今年の春は暑いどすなあ」
「どこから来られたんですか」とか、和気藹々とおしゃべりが始まりました。

向かいの女性と老夫婦はそれぞれお近くにお住まいの京都人。
横の男性は、昔京都に住んでいて、法事のために帰って来たという方でした。

この男性が
「昔は京都に住んでおったですが、今は皆さんはご存じないかもしれませんが、東村山ちゅう所に住んでいるのですが・・・」
といったとたん、京都の3人が

「ああ、しっとる! 志村けんの東村山ですやろ!」

と声をそろえていわれたのには笑ってしまいましただ。
東村山、全国で有名じゃないか。


この日は春にしては暑かったのですが、京都在住組み女性がそろって「扇子」を取り出してぱたぱたと扇ぎだしたのには少し驚きました。

jesterも夏には持って歩きますが、いかに暖かくても3月には持って歩きません。

「いつも扇子をおもちなんですか」とお聞きすると
「ええ、一年中持ってます~ 冬でもなあ、タバコの煙が煙かったりすると、ほれこうして扇いでやるんどす」 なんて済ましてパタパタと隣のテーブルに風を送ったりして。

それにしてもお二人ともとても美しい柄の優雅な扇子をお持ちで、舞とかお茶事とか、扇子を普段から文化的に身近に使われる生活をしてらっしゃるのがうかがえて、ちょっぴり感動しました。


名前も聞かずに食事の後、
「それじゃあお先に失礼します」
と別れたのでしたが、そのあとぶらぶら近くの路地を歩いていたら、ご一緒した女性が後ろから声をかけてくださって、
「私はここの、ちょっとあがったところに住んでます」
と、しばし京都の路地案内をしてくださったのでした。

ちなみにこちらはその時食べたもの。

「本日のお昼定食900円」で、主菜はレンコンに海老のすり身とシソを挟んであげたもの。
このテーブルに座っていた人は結局全員これを頼んでました。

常連さんらしい老夫婦は注文した後
「ああ、今日はまだあった。いつも『本日のお昼定食』はすぐ売り切れちゃうんだから」とおっしゃってました。

『かもめ食堂』のさちえさんが年を取ったみたいな元気なおば様のやっているこの食堂、「光泉洞寿み」というお店です。


京都の器 グレープフルーツ&ヨーグルトのために♪

2007-04-14 | 
この辺で、京都で買ってきたものをちょっとばっかしご紹介。
金閣寺付近で、焼いた人が売っていた、小鉢とぐい飲みです。

もう残り少ない桜の花びらの落ちてきたものをひろって浮かべて飾ったりしてます。

小ぶりのお茶碗ぐらいで取っ手つきのこういう形の器が好きなんです。
ドレッシングを入れたり、ポタージュスープを入れたり、カフェオレを入れたり、お惣菜を入れたりといろいろ使えますが、これはとりあえずは毎朝のご馳走、
グレープフルーツ&ヨーグルト&ハチミツ
を入れるために選んだものであります。
(だから色の濃いもの♪)

グレープフルーツを剥いて、そこにナチュラルヨーグルトをかけ、香りのいいハチミツをたっぷり乗せる・・・・

簡単だけど、ちょっと想像しがたいような爽やかなおいしさ!!なんですよ~

普通にグレープフルーツを横に割ってスプーンですくって食べるのよりは、いちいち剥くのがちょっと面倒ですが、このおいしさを知ってしまうとそのぐらいなんのそのです。

剥いているとき滴る果汁はすべて器に受けて、一緒に食べます。
皮がとても薄い果物なので、一房づつはがして剥くよりも、塊から果肉をはがすという感じで剥いたほうが剥きやすいです。
jesterは包丁でたてに半分にしてから外皮を剥いて、果肉をはずしていきます。

香り豊かなハチミツとまったりしたヨーグルトと爽やかなグレープフルーツのコラボレーション(爆)、ハチミツ好き、ヨーグルト好き、柑橘系の果物大好きなjesterには至福のとき・・・・・
ぜひ試してみてくださいませ。


ハチミツはニュージーランド産のVipers Buglossという紫色の野の花から採れたものがjesterは気に入ってます。
風邪っぽいときは抗菌作用が強いマヌカハニーをかけることもあります。(ちょっと癖が強いけどね)

→ニュージーランドからどっさり持って帰ってきた(重かったの)ハチミツたち。

スーパーにもものすごいたくさんの種類のハチミツがあって、ハチミツ好きのjesterには夢のようでした。
ニュージーランドのハチミツは無農薬なんですよ♪
(あ、京都旅行の話のはずがなぜかNZの話しに・・・・)


人のいない京都・その2

2007-04-10 | 
人ゴミが苦手な人間がどうシーズンの京都を旅するか、『裏道を歩く』(爆)と、もう一つの秘訣は

早起き!
(爆)(爆)(わははは。がっくりしないで・・・)

馬鹿にしちゃいけません。
早起きして行動すれば、ほれこのように、日中なら人がわんさかいる嵐山の渡月橋も、人影なく車だけ~~

グループ連れのそぞろ歩きでにぎわう嵯峨野の道だって、朝早くならだ~~れも歩いてない。

お掃除してる地元の人がいらっしゃるだけです。

この間に、ささっと行動すれば、観光客が押し寄せる頃には自分はマイナーな場所へ移動、って感じです。

 
竹林に朝日が差し込んで、
爽やか・・・
静か・・・



・・・・なんですけどね。

・・・ちょっと怖い。


誰も人がいない、というのも、一人旅の乙女(当社比)にとっては寂しいものがありますです。
日本ならまだいいんですけどね、他の国では心細くなることもしばしばであります。


さて、朝早く出発の裏技は

朝ごはんは現地で。
(裏技かそれが)
(あなどれないんですよん。究極の地球規模の人ごみ、世界中から巡礼が集まるという2000年のローマを1ヶ月さまよったときも、この裏技でクリアいたしました。)

ホテルで朝食を取ると、ついついのんびり食べ過ぎて、その上ちょっと食休みなどして本を読んだりしてると、どんどん出発が遅くなりますよね。

なので、朝起きたら顔をあらって、すぐに出かけます。
早起きは三文の得なのら
(jesterは幼児時代からずっと早寝早起き)

 ・・・・しかし。

観光地の朝は遅いので、特に嵯峨野なんかいったら、スタバはないし、8時前はどこも開いておりません・・・・。

なので、家から玄米おにぎりを作ってしこたま持ってきて、ホテルの冷蔵庫で保存しておいて、次の軽い朝ごはんにしたりもします。
長旅では前の夜にサンドイッチなど作ることも。

でも、この日はホテルの冷蔵庫のひえが悪かったので、製氷室に持参のおにぎりをいれといたら、おにぎりがこちこちに凍ってました・・・

仕方がないので、嵐山の駅の近くでコンビニを見つけ、お弁当をかって、川原の公園のしだれ柳のまえのベンチで朝ごはんです。

時々、地元の通勤のひとが、「なんやこのおばはん・・・・」とものめずらしげに見はりますけど、かましまへん。  


でもね、気ままな一人旅とか、家族Bと二人ならできるこんな旅も、家族Aが一緒だと却下です。

家族Aは早起きだけど、とりあえず朝ごはんを食べないと嫌な人間だし、そんな『ビンボくさい旅行』は卒業なそうなので・・・・


そして問題点も。

朝早すぎてお寺などが開いてない。(殴

大体開門が9時だったりします。

だもんで開くまで、その辺をうろうろしたり、近くの道に座り込んで、スケッチしたり、本を読んだり、I-podで音楽聴いたり、ただぼ~~っとしてたり・・・・

これまた楽しからずや、なんですけど・・・・、


正直、寒い日、雨の日は(老体に)きついっす。
(なぜそこまでして・・・・・自分。)



人のいない京都 その1

2007-04-08 | 
この時期に京都に行く、というと、誰もが「そりゃ~~ものすごい人でっせ」といわれます。
東京ミッドタウンもすごかったけど、京都もすごかった。
でもjesterは人ごみが苦手。

じゃあ行くな? 
まあそうですなあ・・・・
行かないのが一番ですわ。はい。

(こんなjesterを誘い出した「JR東海」のCMはすごいと思う)

ほれ、これは清水に行く途中の2年坂の枝垂桜ですが、写真をとるにも大変なほどの人、人、人。

「西行庵」を捜していて、なんか人が多いな~と思ってたらいつの間にか2年坂に迷い込んでおりました。
ぜいぜいぜい。

どうせなら清水さんまで行こうかな、とおもって少し登ったけれど、あまりの人の多さに3年坂の入り口でさっさとあきらめて戻ったのであります。

去年も同じ頃京都に行ったけれど、その時は、
「海外で人生のほとんどを過ごして日本を知らない娘に、日本の文化を見せる」という目的もあったので、いわゆる「観光名所」といわれる有名な場所を回りました。

東寺、京都御所、清水の舞台、北野天満宮、銀閣寺・・・・・


日本独特の文化と歴史の重みを感じるし、それぞれ面白かったですけれど、やはりどこも観光客でいっぱいでした。
地元の人はあまりいません。

そんなところにいくと、「旅を楽しむ」気持ちはいつの間にか消えて、人の流れについて見て歩くだけになってしまうので、jesterの「旅」じゃなくなっちゃう・・・・。

(でも立ち止まってスケッチしていると、フッと人の波が途切れたり、話しかけてくる人がいたりして、それなりに「旅」できることもありますが)



さて今回は私一人の気ままな旅行だったので、人のいない裏道やら山の中を歩き回り、有名じゃない小さいお寺などに参りました。


京都の裏道って、風情があって、そぞろ歩くのにいいんですよね。
一見さんおことわり風の料亭やら旅館が立ち並んでいて、掃除が行き届いた石畳にどこからともなく三味線の音がしたりして・・・・

一番上の写真とこの写真は、斜め上の2年坂の写真と同じ日、ほぼ同時刻に撮ったんですが、このように人間がおりませなんだ。

歩いて5分とかからない近くの場所なんですけれど。

高台寺の近くの石塀小路という小さな石畳の道です。
まあこことて観光地ではあるのですが、人影なくもの静かでした。

こんな道を歩くのが好きです。



仁和寺のjester

2007-04-03 | 

大昔、徒然草を読んでいて、「仁和寺の法師」 に妙に同情しておりました。

仁和寺に住んでいたお坊さんが、年取って一回行ってみたかった、というところに一人出かけたけど、勘違いして別の場所に行ってしまった。
それなのに帰ってきて、友だちに「いいところだった~」といっていた。
何をやるにも先達(よく知っている人)が必要なことだわい。

とまあ、こんな話だったおぼえが。
同病相哀れむじゃないですが、仁和寺のお坊さん、かわいそう・・・
jesterもこういう失敗は数数え切れないほどであります。


だもんで、何年か前、日本に帰ってきたばかりの頃でしたか、テレビから My favorite things のメロディと共に流れた長塚京三さんのナレーションで
「仁和寺の法師」の言葉を聴いたとき、思わず目が吸い寄せられました。

一面の桜。
白に淡く淡くピンクがかった花の雲の上を、低いところから這うようにクレーンに乗ったカメラがすべって見上げると、五重の塔。

うわ! 日本、美しい!!

そのときjesterが持った野望。←おおげさ
いつか仁和寺で桜を見るのだ~~

そうだ京都、行こう。
(まさに電通さんの作ったJR東海のCMにやられましたね)

その後はこれらのCMに使われた、それはそれは美しい京都の写真がいっぱい入っているこの写真集そうだ京都、行こう。を胸に臥薪嘗胆。

いつかきっと見よう、死ぬまでに。
あの、白い花の雲の絨毯を。←だからおおげさだって。


というわけで、去年は寒くて桜どころか梅しかみられなかった京都旅行のリターンマッチで、今年もまた京都、中でも仁和寺に行ってきました。

とってもいいところでした。
立派な山門。
素晴らしい庭園。



・・・・あとは・・・桜が咲いていれば。





仁和寺の御室桜は開花が一般より遅い種類なんですね~

今年は暖冬で桜も早いということだったし、急遽新幹線を取り、どこのホテルもいっぱいだったので足元を見られて、立地だけはいいという古いホテルをいつもの倍の値段を奮発して予約していそいそと出かけたのですが・・・・

この状態です。
あのJR東海のコマーシャルで見た200本の背の低い桜たちはまだまだ固いつぼみでありました。

京都市内の桜もまだ3分から5分咲きがいいところ。
しだれ桜などはほとんど満開の木もあり、綺麗に咲いておりましたが・・・・

桜を見に行くのってとても難しいですね。
気候に左右される上に、その時期は混むし、ホテルは取れないし。

ミッション・「仁和寺の桜」はまたいつかのリベンジを胸に、再び密かに仕舞いこまれることになったのでした。

(なんか去年も同じこといってた気がします・・・・)

次回はネットで「開花した!」という先達の情報を得てからプランを練ろうかと。
(だから仁和寺のjesterなわけですだ)


一番上の写真は、嵐山の枝垂桜です。


どちらにしろ、「桜の開花がニュースになる国」って素敵ですね。


というわけで帰ってまいりました~~

ニュージーランドより帰ってきました。

2007-01-18 | 
Aotearoa(細長く白い雲のたなびく国)にいったっきり、連絡もなく、『ゆきてかえりこぬ日々』になるのでは? 

と思った友人もいたそうで・・・&自分自身だって『帰れるのか?』どうかよく分からないまま放浪を続けてましたが・・・何とか家に戻ってきたのは、・・・猫恋しさ・・・・?(爆)


いや、そんなこともないんですけど・・・帰りの飛行機、遅れずにちゃんと乗ったし。
でもなかなか現実に復帰できません。
時差ぼけもまだしっかり残ってる~


空が広かった・・・
空気が馨しかった・・・

とりあえずニュージーランド夏時間(プラス4時間)のままぼんやりと生活し、後片付けしたり、旅の日々を思い出したりしております。


新年早々、いつもにも増して使い物にならないjesterではありますが、ここを訪れてくださる皆様&世界中の人たちの今年1年が素晴らしい年でありますようにと、遅ればせながら祈ります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします



画像はHamiltonという町に向かう途中の道です。

どうしてもShireにいってみたくて ・・・留守します・・・

2006-12-21 | 
ロード・オブ・ザ・リングスの映画をみてから、いつか死ぬまでに、シャイアに、そして袋小路屋敷にいってみたいな~と夢見てたので・・・・

その夢が泡みたいに消えちまわないうちに、ちょっくらお出かけしてきます!

ガンダルフやフロドが歩いた道を歩いてこようと思っています。

新年あけましたら戻ってくる予定です。
そうしたらまたお付き合いくださいませ

皆様、どうぞよいお年を~~!!

ダッチコーヒーの謎。

2006-11-29 | 
先日、「7月24日通りのクリスマス」という長崎が舞台の映画を見てきたのですが、(レビューはこちらに書きました♪)そのなかで、主人公のやっている父親の喫茶店においてある、細長いサイフォンを見ていて、「ダッチコーヒー」を思い出しました。

夏に長崎を旅行したときに、グラバー園の中にあるカフェで飲んだのですけれど・・・・

普通のブレンドより値段が高いのです、ダッチコーヒー。
一緒に旅した家族Bがどうしても飲んでみたいというので、注文しました。

で、テーブルに持ってこられたとき、香りを嗅いで思ったんですよね。
(なんかくさった雑巾みたいな匂い・・・??)

で、一口飲んだ家族Bの顔を見ていると、複雑な表情。

「これって・・・・燻製のチーズのにおいがする・・・」
 

と申しますので、思わず「雑巾の匂いしない?」と口走り
「ひどい人だね! 人のコーヒーのことを!!」と怒られました。わははは。

しかし家族Bもそれ以上一口もダッチコーヒーが飲めず・・・

これってこういう匂いのものなんだろうか?とお店の人に聞く勇気もなく・・・
味の分からぬ己の舌を恥じながら、ガラス窓の向こうに見える景色をバックに写真を撮ったりしてました。


と、隣の席に、若いカップルが座ったんですよ。

背の高いかっこいい男性は「わ~オレ、ダッチコーヒーっていうの、飲んでみよ~~」と注文。

息を潜め、固唾をのんで見守るjester母子。


女、匂いをかんで「・・・・」
男、一口飲んで噴出しながら笑い出す!!
二人で飲みあって、顔を見合わせて笑う!!!
「なにこれ~~!!」
笑いが止まらなくなり、コーヒーを押しやってひ~ひ~いいながら笑う!!!!


・・・私たちの反応は普通だったのね~と思い、安心しました。


しかし、お店の人、運んできたときに匂いは分かるはずだし、ああいうものなんでしょうか?


前に海外に住んでいた頃とっても仲良くしていたオランダ人のアネット(私のハーダンガー刺繍の先生で、ブリッジ仲間です)のコーヒーはとてもおいしかったけど、おいしさの秘密は、サーブする前にオランダでしか売ってないというコーヒー用のエッセンスを1滴入れる、というものでした。

お店に置いてあった説明書きを読むと、ダッチコーヒーとは特別に深入りしたお豆を長い天井まで届くガラスサイフォンで、水出しで、12時間以上の長い時間をかけて出すコーヒーだそうです。

・・・・でも、オランダはアムステルダムに行きましたが、滞在の間、何回かカフェにいったけど、あんな金魚バチみたいな馬鹿でかいサイフォン、見たことない・・・・

(しかも、夏に12時間以上かけて、あんな長い洗うの大変そうな管の中を通った水に、雑菌が涌いていたのでは、という疑惑も・・・・ ひ~~


むか~し植民地なんかに入った文化で、本国で廃れても、その植民地でだけ生き延びてるものってありますけど、ああいうものなのかしら・・・・



長崎ちゃんぽんのお店

2006-10-10 | 
長崎駅前には『ちゃんぽん食べられるお店』がたくさんあります。

jesterが捜したのは、お昼を大分過ぎた頃。

知らない土地でお店を探すとき、チェックポイントは近所の人がたくさん入っているところ、です。

でもランチのピークの時間を過ぎていたので、どのお店もガラガラ。

そのなかでほぼ満席だったのがこの店ですが・・・・

このけばけばしい外観・・・
お店の周りに飾られた、巨大ちゃんぽんロウ細工。
黄色と赤の派手派手な飾りつけは観光客を寄せるため??
まるでお土産屋さんのように見えます。
しかし、一事が万事ともいいますしねえ~ このセンス、どうでしょうか・・・・

というわけで、このお店はパスして、駅前をぐるぐる歩いたのですが、やっぱりここが一番客の入りがいい。
しかも地元のタクシー運転手風の方とか、営業の会社員風の人が食べてます。
B級グルメ戦ではとっても有力なガイド選手の方々ですよね。

それで勇気を振り絞って入ってみました。(おおげさ)


さて、結構混んでいるお店の中であいているテーブルがひとつ。

やれうれしやと、そこに進むと、テーブルの上に一枚の紙。


「このテーブルは故障しています」

確かに足が一本折れていて、上にちゃんぽんをおいたら、滑り落ちそうです。

でもね、ちゃんと椅子もあって、しかも上にはメニューも乗せられて、割り箸とかお酢とか乗っているのです・・・・

しかも上に乗せられている紙は、使い込まれていると見えて、茶色に変色しているの。

つまり故障していることを覚悟の上、テーブルを支えつつ座れっ!そして食べろっ!てことなのかしら・・・・(うっく、おもしろそうである)




で、私はすっごくそのテーブルに座りたかったのですが、家族Bが

「もう! たのむよ~~!! こっちの「故障してないテーブル」に座ろうよ!」

と泣いて頼むので、仕方なく他のテーブルに座り・・・・

私たちがいる間に、だれかその「故障しているテーブル」に誰か座ってくれないかな~ 

という期待もむなしく、誰も座ってくれなかったので、ちらちらそっちをみながら出てきたおいしいちゃんぽんを気もそぞろにすすったのでした・・・・。


あのテーブルはずっとあのまま使われるのだろうか・・・・


長崎にもう一度行くチャンスがあったら、あのお店でもう一回ちゃんぽんが食べたい私です。


ちゃんぽん

2006-10-08 | 
長崎といえばちゃんぽん。
『本場物を食べるぞ~』と意気込んで出かけましたが、最初中華街のガイドブックにものっている高級な有名店で食べて、う~ん・・・・

「これなら東京で食べるのと変わらないよね??」

ついでに皿うどんも、たいしたことなくて、がっかりしました。


でも、最終日に長崎の駅前をうろついていて食べたとても庶民的なお店のちゃんぽんはおいしかったのです♪

スープがしっかりおだしがとってあって、こってり。
栄養満点に、野菜や海老・イカ・卵・肉団子などがたっぷりはいってます。
麺はしこしこしてて、するすると喉ごしよし!

わ~~思い出したらよだれが・・・・
また食べたいワン。

でもこのお店、外観がすごかったんですよね~
(続く)(殴