火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

お素顔拝見、ハートをがっちり!

2015-07-22 00:14:14 | Weblog

New Horizonsは、2006年1月19日19:00(UTC)にAtlas V551に乗って地球を出発しました。
そして、2015年7月14日11:50(UTC)に冥王星に再接近しました。
地球を飛び立ってから約9年半、最接近時の距離は、12,500kmです。(メッチャ近い!)
人類の飽くなき探究心の勝利を記念してメモしておきます。

詳しくは、New HorizonsのHP、ナショジオさんの記事、スペースサイトさんの記事(7月16日頃)をみてください。
特にスペースサイトさんの記事は、打上当時の様子も含めお奨めです。 

下図は、New HorizonsのHPからの画像です。

下記の動画は、New Horizonsの最接近画像から作成されたもので、迫力あります。

Animated Flyover of Pluto’s Icy Mountain and Plains 

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原始大陸地殻の証拠

2015-07-21 01:21:44 | MSL

7月13日のSpaceRefによりますと、
CuriosityがChemCamで行った明るい色の岩石の分析結果から地球上の花崗岩質大陸地殻の岩石に似たものが確認されました!
火星でのcontinental crust(大陸下の地殻)の最初の発見となるようです。
分析の結果から地球上で最も古い大陸地殻に類似するとのことです。
その岩は、"Harrison" と呼ばれる岩で下図のとおり暗い色の基質の中に明るい色の結晶が見られます。
Sol514(2014.1.16:JST)に中心部分をRMI(The Remote Micro-Imager)で、全体をMastCam_Rightで撮影した画像を合成したものです。  



ネタ元は、 Los Alamos National Laboratoryからの発表です。
http://www.lanl.gov/discover/news-release-archive/2015/July/07.13-curiosity-finds-mars-primitive-continental-crust%20.php

詳しくは、Nature Geoscienceで論文発表されています。

Sol514というと下図のような場所を走行していました。
ChemCamで分析してから約1年半後の発表です。
画像やデーターを解析して、論文を書いて、投稿ー審査で公表となるので、このくらい時間が掛かるのですね。 

 

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お帰りなさい!

2015-07-13 09:14:44 | Weblog

7月8日の毎日新聞で日本惑星協会が4年ぶりに復活することが報道されています。
2011年7月20日に解散をしたのですが、2015年7月21日に活動を再開するとのことです。
HPは、こちらです。⇒ http://planetary.jp/
トップページには米惑星協会を設立した天文学者カール・セーガン氏の笑顔の写真が掲載されるそうです。
彼は、親日的でした。 


解散の原因は、メンバーの高齢化でしたが、今回は若手研究者の協力が得られることになったそうですね。

会長には、科学雑誌「ニュートン」の水谷仁編集長が就任されて、協会事務局には、井本昭事務長がなられるとのことです。
これで、惑星研究の情報基地として復活することと、日本での宇宙への探求心と宇宙活動への理解を深めることに繋がることを期待します。

私たち日本火星協会は、有人火星探査および宇宙活動に特化して活動して行こうと考えています。
ぜひ、私たちも微力ながら、日本の宇宙活動活性化に民間の力として協働して取り組めたらと考えています。

日本惑星協会の再開に大いに期待してます!

コメント (2)
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合に入りては、合を生かす!

2015-07-12 00:14:48 | MSL

火星が合で火星の探査機群が沈黙していましたが、6月下旬にはCuriosityやOpportunityなどが活動を再開しています。
What'sNewによりますとCuriosityは、合の期間を生かして、地球の反対側から太陽面を観測していたそうです。
宇宙天気予報に有益な情報ですね。
下の2画像は、CuriosityのMastCamでの画像です。
黒点の様子がハッキリ分かります。 
今回は、太陽観測のSTEREO-Aが通信できない期間の貴重な画像だった訳ですね! 
もともと、探査機が太陽を撮影する主な理由は、大気の透明度を観測することです。
しかし、Sol956(4月15日)に水星が太陽面を通過する様子を撮影しようとした時、水星と黒点を識別する必要があったのです。
その時、丁度太陽観測のSTEREO-Aが地球と通信できないということが分かったので、Curiosityが観測したとのことです。

火星、2015年4月から太陽黒点の追跡

火星、2015年夏から太陽黒点の追跡

下図がSTEREO-A、Bの軌道と探査機の概要です。

また、 "Marias Pass"周辺で2つのタイプの地質(砂岩と泥岩)の調査を行う準備を進めています。

 

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火星なやつが好き!

2015-07-11 09:48:44 | 出る月を待つべし

好きな男が火星に行ってしまう!という女性の気持ちに成り代わって、こんな詩ができました。
もうすぐ、現実のこととなりそうです。 


題名: 「火星なやつ」が好き!      By annou
 

好きさ 好きさ 好きさ~ あ~ あ~

やつは、何かをもっている

私を惹きつける

「火星なやつ」が好きだわ

なんだか、とても楽しそう

火星には、空気もスタバも無いのに


気持ちを伝えるのよ

やるだけやらないと

後悔は、したくない

自信も勇気も持っている

このスタイル、眼差し、髪の色

早くしないと

やつは、火星に行ってしまう

あなたに気付いてほしいの

この気持ち、熱いの

近くても5600万キロ(km)、遠くても4億キロ(km)の彼方だって


好きさ 好きさ 好きさ~ あ~ あ~

私は、思いを隠してる

やつに気付かせたい

「火星なやつ」が好きだわ

なんだか、とても楽しそう

火星には、海もディズニーも無いのに


気が付いてほしいのよ

計画を立てるわ

なんて健気な私

頑張る自分が愛おしい

特別な女なの、特別な

愛があるのに

やつは、火星に行ってしまう

あなたを振り向かせるわ

地球へ、私へ

近くても5600万キロ(km)、遠くても4億キロ(km)の彼方だって


 

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火星人もびっくり!空飛ぶ飛行機だ!

2015-07-08 00:44:05 | NASA

2020年代には、火星で飛行機が飛び交っているかもしれません!
NASA Armstrong Flight Research Centerの研究陣が火星で飛ばすグライダーの開発を行っています。
その名は、Prandtl-m(A prototype of the Preliminary Research Aerodynamic Design to Land on Mars)です。
*発音しにくいです。
上図がそのグライダーです。実際に火星を飛ぶ飛行機の翼幅は、24インチ(約61cm)で重量は、1ポンド(454g)未満と想定されています。
Al Bowersさんは、火星の重力が地球の38%なので2.6ポンド(1,180g)まで重量の許容限度があると言ってますね。
*Al Bowersさん:NASA Armstrong chief scientist and Prandtl-m program manager
そのため火星を飛行するグライダーには、2つくらい観測機器が積めそうです。
地球での飛行では、1つだけ積むことになりそうです。
それは、マッピングカメラかも知れないし、地球の大気の放射線を測定するための小型の、高高度放射計であるかもしれないとのことです。 

バルーンを使用した2つのテスト計画が始まっています。
研究飛行が行われる場所は、Tucson(Arizona)かTillamook(Oregon)のどちらかになりそうです。
1回目の研究飛行は、今年後半に火星大気に近い高度約30.48kmから放出される予定です。
グライダーは、約10分の飛行時間で、火星表面から2,000feet(約609m)の高さを約20miles(32km)飛行することになります。 

2回目は、来年に予定されていて、約5時間の飛行で打上げられた場所へ戻ってくる飛行計画です。

その後、現在、議論している第3のミッションに繋がるようです。
第3のミッションは、45万feet(約137km)の高度で、火星で実際に使用する可能性のある「a 3U CubeSat」からグライダーを放出します。
飛行機は、11.5万から11万feet(約35~33.5km)の高度で、火星表面の上空を飛んでいる状態になります。

Al Bowersさんは、次のように言ってます。
「第3のミッションが成功したら、すぐにNASA本部に行って、Prandtl-mを収納したCubeSatを2022年~2024年に火星へ行く火星探査ローバーのpiggyback として運ぶ許可を得たいと申し入れる。バラストとしてエアロシェルに追加すれば、重量の負担は、無いので、輸送費は掛からないことになります。」

下図は、ロープにグライダーを引っ掛けて飛ばすところです。

下図は、飛行しているところですね。

下図は、グライダーからデーターをダウンロードしているところです。

*いやー楽しみな計画ですね~

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Pluto!お待たせ!

2015-07-06 22:01:20 | Weblog

昨日、New Horizons に何らかの問題が発生してセーフモードに入っているとの報道がありましたので心配していましたが、NASAは、本日(7月6日)になって、停止している原因を特定したと発表しました。 
http://www.nasa.gov/nh/new-horizons-plans-july-7-return-to-normal-science-operations
7日には、科学観測が再開される見込みです。
セーフモードのままだと、既に始まっていた観測が中断されたまま、冥王星への最接近(7月14日20時50分ごろ:JST)での観測のチャンスを失うところでした。
2006年1月19日にアトラスVロケットで米フロリダ州のケープ・カナヴェラルから打上げられて、9年以上の月日をかけて目指してきたのですから、なんとしてでも冥王星の観測をして欲しいと願っています。

下図は、6月21日のPlutoとCharonの画像です。 

下図は、New Horizonsが6月22日から7月1日の間に冥王星を撮影したものです。

下図は、New Horizonsが6月22日から7月1日の間にCharonを撮影したものです。

New Horizonsの今後の予定は、以下の通りです。
・7月14日20時50分ごろ(JST)冥王星をフライバイする。最接近時の距離は、13,695km。速度は、14km/s。
・8月後半:接近後の探査終了。 
・2016年~2020年ころ:エッジワース・カイパーベルト内の太陽系外縁天体の観測
 探査目標は、まだ決まっておらず、日本のすばる望遠鏡も参加して探しているところです。
・その後は、太陽系を脱出する。

詳しくは、WikipediaSoraeスペースサイトをご覧下さい。

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