火星への道

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TGO、初画像!

2016-11-30 14:48:14 | EXOMARS

11月29日のESAから送られてきた素晴らしい画像は、TGOTrace Gas Orbiter)のこれからの活躍を期待させるものでした。
現時点では、火星軌道を下図のとおり楕円軌道で周回しています。
最終的には、来年1年間をかけて400kmの円軌道を周回することになります。 

下図は、TGOが撮影した素晴らしい火星の画像です。

現在は、楕円軌道の特徴で最接近時235kmとかなり低空を飛行しています。
今回の最接近時は、マリネリス峡谷のHebes Chasma地域の上空だったそうです。 

Credit: ESA/Roscosmos/ExoMars/CaSSIS/UniBE

また、CuriosityのWhat'sNewによりますと、TGOに搭載しているNASA radioと火星上のローバー(Curiosity、Opportunity)2機との通信に成功したとのことです。
これで、火星-地球間の通信ネットワークが補強されたことになりますね。 

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見たくない風景、心に刻んで次に期待しましょう!

2016-11-28 14:44:48 | EXOMARS

Schiaparelli からの火星の画像を期待してましたが、残念な結果となりました。
下図は、NASAのMROによるSchiaparelli のカラー画像です。
詳しくは、こちらで 

11月23日のESAの発表によりますと、Schiaparelliは、3,700mの高度から落下したことが分かったとのことです。

 

火星大気突入後パラシュートは、予定通り展開しました。
ここまでは、順調でした。(3m21sec:14時45分21秒 UTC:Parachute deploys  11km、1700 km/h )
しかしながら、ESAの検証によって、この後に次のことが発生したということが、判明しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
パラシュートの展開の衝撃によって、IMU(慣性測定ユニット:the Inertial Measurement Unit) の測定値が最大値を超えて、それが1秒間続きました。
そのため、Schiaparelliは、すでに地上に到達したと勘違いをして、急いで次の動作を行いました。
・パラシュートとバックシェルを切り離し
・地上到着時に行うブレーキスラスターの噴射
・さらに地上用制御システムの起動
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
このことは、ESAでの確認作業で、制御システムのコンピュータシミュレーションで再現されています。 

ところが、その時、Schiaparelliは、高度3,700mで降下中だったのです。
今回の発表は、原因究明の中間報告で、最終的な調査結果は、2017年初旬に公開されるとのこと。
それにしても、Schiaparelliが失われたことは間違いありません。
今回の結果が少しでもExoMars 2020 Missionに役立つことを願ってます。

下図は、火星大気突入時の想像図です。 
3月14日に打上、10月19日に火星大気突入・・・ 219日間の長旅でした。

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火星でも流星刀が・・・

2016-11-15 23:04:44 | MSL

11月2日のWhat'sNewによりますと、Sol1505(10月30日UTC)にCuriosityがゴルフボール大の鉄隕石を発見したとのこと。
その鉄隕石は、"Egg Rock,"と名付けられました。

鉄隕石は、小惑星の金属核由来と考えられています。Wikipedia
下図がその画像です。まったくもって金属ですね。

下図は、ChemCamのレーザーで分析を行った痕です。

下図は、鉄隕石を発見した場所。撮影(Sol1505:2016-10-30 12:54:26 UTC)

CuriosityのSol1519(11月14日)での位置は、下図のとおりです。 

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