火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

アトラスVの打上げ見たいけど・・・

2011-09-29 22:53:12 | MSL


NASAのMars Science Laboratory(Curiosity)のサイトの9月28日のニュースによりますと、NASAのTwitterのフォロワー150名をKennedy Space CenterのCuriosityの打上げ前のイベントに招待するとのことです。
招待は、11月23日と25日の2日となります。
Tweetupは、25日のAlliance Atlas V 541の打上で最高潮に達する予定です。
Twitterを集めることをTweetupと言うようですね。
Tweetup参加登録は、10月5日12時(EDT:日本時間6日午前1時)から7日12時(EDT:日本時間8日午前1時)の間でオンライン登録する必要があります。
登録する場合は、上記の時間帯にNASAのここのサイトにアクセスしてください。
登録者の中から抽選で150名を選ぶそうです。
日本人でも応募できるそうですが、現地までの費用や宿泊費などは自己負担となります。
いろいろ盛り上げてきますね。
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JAXAも火星を目指します!

2011-09-24 10:05:31 | Weblog
9月22日のMarsTodayにISECG議長国のNASAが「Global Exploration Roadmap」を発表したとの記事が出ました。
NASAの発表は、ここです。



JAXAの9月7日付けの「国際宇宙探査協働グループ会合の開催結果について」で8月下旬に京都で行われたISECG(国際宇宙探査協働グループ)での討議を踏まえてまとめた「国際探査の道すじ」(GER: Global Exploration Roadmap)の資料が10月初旬に発表されるとのことでしたが、早めに発表されたようです。

1)目標は以下の通りです。
・生命の探査
・人類の深宇宙への進出(目指せイスカンダル:事務局のつぶやき)
・科学の進歩/探査技術の開発、宇宙環境での有人探査技術、宇宙・地球等の知識を深める
・宇宙産業による経済効果の拡大

2)ロードマップは、以下の通りです。
1.ISS等の活用で宇宙空間での適応の研究・訓練

それから先は、2つの進め方があります。
2-① 月を目指す → 地球接近小惑星 → 火星を目指す
2-② 地球接近小惑星を目指す → 月 → 火星を目指す

最後は、当面の目標火星へ
3.有人火星探査は、2030年代半ばとなってます。


3)ISECGは、以下の14ケ国で構成されてます。
8月30日の会議以降、NASAから引き継いで日本が議長国となりました。

ASI (Italy), CNES (France), CNSA (China), CSA (Canada), CSIRO (Australia), DLR (Germany), ESA (European Space Agency), ISRO (India), JAXA (Japan), KARI (Republic of Korea), NASA (United States of America), NSAU (Ukraine), Roscosmos (Russia), UKSA (United Kingdom)


4)GERへの参加国は、以下の12ケ国です。CNSA (China)と CSIRO (Australia)が参加してませんね。

ASI (Italy), CNES (France), CSA (Canada), DLR (Germany), ESA (European Space Agency), ISRO (India), JAXA (Japan), KARI (Republic of Korea), NASA (United States of America), NSAU (Ukraine), Roscosmos (Russia), UKSA (United Kingdom)

ロードマップには、JAXAのMELOSも入ってますし、有人火星探査にもJAXAが入っています。
経済的なハードル等多くの困難がありますが、ロードマップを見ていると人類の英知で絶対乗り切れると感じました。
次回の会議は、2012年の夏にカナダにて開催されるということです。日本の次は、カナダが議長国でしょうか。

21世紀前半は、火星年期と呼ばれるようになることでしょうね。
火星への挑戦が人類の大きな目標となります。

・人類同士の戦争の終わりとなりますように!
・人類の生活圏の拡大による新たなフロンティアへの挑戦!
・経済、科学技術の発展!
・新しい文化・芸術を!



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地下まで良く見えます

2011-09-17 18:48:10 | MARS on EARTH
9月14日にJPL(Jet Propulsion Laboratory)が発表したところによりますと、クエート北部の砂漠で地下深くに眠る帯水層を使って火星の探査技術の検証をしたそうです。
クエートは国土のほとんどが平坦な砂漠の国です。



JPLと KISR(the Kuwait Institute for Scientific Research)が共同して、KISRによって調査済みのクエートの北部砂漠の帯水層を使って火星探査で使われているレーダーの性能確認をしました。
結果は、大変良かったとのことで、今後地球上の地表面の約20%を占める砂漠など乾燥地帯での利用が考えられる見込みとのこと。
ヘリコプターを高度305メートルで飛行させて火星探査機に積まれているレーダーを使用して地下を探査しました。
40-megahertzのレーダーは、the California Institute of Technology(Pasadena)とthe Institut de Physique du Globe(Paris)から提供されたそうです。

資金は、the California Institute of Technology's Keck InstituteとKISRが出しています。
また、 The Kuwaiti Police Air Force がヘリコプターによる飛行技術を提供しました。

結果は、下記の通りで、20-65メートルの地下の帯水層をはっきり捉えていますね。
KISRの持っている地下帯水層のデータと一致したとのことです。
この結果が火星探査でのデーター解析に役に立つことでしょう。



大きいイメージです。

このテストに関するビデオがあります。

今回使われたレーダーは、火星で使用されているものと同様の特性のレーダーです。
現在活動している火星探査機でレーダーを搭載しているのは、ESAのMars ExpressとNASAのMars Reconnaissance Orbiterです。

Mars Express:MARSIS(Mars Advanced Radar for Subsurface and Ionospheric Sounding)
Mars Reconnaissance Orbiter:SHARAD(Shallow Radar)

火星では氷の層は見つかっていますが、まだ液体の水の層は見つかっていません。
今回のテストによって今まで見逃していたデータが見つかるかもしれませんし、データの取り方に工夫が出来るかもしれないですね。
期待してます。
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幾つもの夢が!

2011-09-15 22:34:40 | NASA
9月14日のSLS(the Space Launch System)に関するNASA発表については、既にスペースサイトさんやスペースレフさん等で紹介されてます。
でも、遅ればせながら当ブログでもメモしておきたいと思います。

NASAは、地球軌道を超えた地球と月の間の宇宙、地球接近小惑星、そして火星およびその月、更にその先の宇宙を目指す為にNew Deep Space Exploration System開発計画を発表しました。
2017年には、最初のミッションに飛び立つ計画です。

下図は、アニメーションですが頼もしいですね。
動画は、こちらです。



NASAのCharles Bolden長官が下記のように話してます。
「この打上げシステムは、アメリカに良い雇用を生み出し、宇宙でのアメリカのリーダーシップの継続を保証し、更に世界中の何百万人の人々を活気付けることでしょう!」
「Obama 大統領は、我々に大胆にそして大きな夢に向かって進むように促しました。そして、そのことこそが我々がNASAで行っていることです。私は、スペースシャトルで飛んだことを誇りとしていますが、明日の探検者達は何時の日か火星を歩くことを今、夢見ているのです。」

SLSは、スペースシャトルとコンステレーション計画の遺産を引き継ぎ、無駄にはしないで発展させる形を取っています。
当初のペイロードは70t程度ですが、最終的には130tを目指してます。
下図の左が「SLS Initial Lift Capability」で右が「SLS Evolved Lift Capability」です。
詳しくは、SLS Fun Facts (PDF) にて


エンジンの構成は、液体水素/液体酸素エンジンをメインエンジンと第2段の両方に使用し、固体ロケットを追加する形です。
この構成は、ロケットに汎用性を持たせることが出来ると言ってますね。
必要に応じて打上げ能力を変えることができるとのことです。

メインエンジンは、なんとRS-25D/E (Space Shuttle Main Engine)です。
上段は、J-2X Engineです。コンステレーションで開発されたエンジンですね。
まさに、スペースシャトルの実績とコンステレーション計画の遺産が引き継がれている訳です。

上手に考えられた計画ではないでしょうか?アメリカの底力を感じます。
予算が無くたって大きな目標があれば、いろいろな工夫が出てくるものですね。
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想定外を減らすべく

2011-09-11 18:32:28 | Weblog
9月10日のMarsTodayによりますと、8月27日から9月12日までアリゾナ州北部のブラックポイントの溶岩流でDRATS(NASA's Desert Research and Technology Studies)の活動が行われており、その中間報告が紹介されています。
DRATSのHPです。
今年は、14回目の活動と言うことです。
今年の主目的は、地球近傍小惑星探査です。その先には、有人火星探査が待ってます。
参加者は、NASAおよび企業、大学等の研究所からのエンジニア、宇宙飛行士、科学者および専門家から成っています。
全員集合ですね。


深宇宙での居住性(日常生活や睡眠等)、探査活動(サンプル採取、分析等)、地球との交信など実際の探査を想定したテストが行われています。
今年は、小惑星探査がテーマとの事です。
今年は、the Habitat Demonstration Unit(HDU)に加えてX-Hab Loftが追加されて居住性が改良されたそうです。


サンプル採取も具体的ですね。




9月3日には、強力な助っ人「Robonaut2」を迎えたそうです。
関連の写真が見つかりませんでしたが・・・

今回の場所は、下記のような古い溶岩流の環境です。
もうすぐ、終了ですね。健闘を祈りましょう!



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安全の為の遅れですから

2011-09-07 22:11:45 | MSL
NASAのMSLのサイトの8月31日のニュースです。
旧聞ですし、それほど心配しなくて良いとは思いますが、Curiosityの打ち上げスケジュールが調整される可能性があるとのことです。
2週間後にハッキリするようです。9月14日頃となりますかね。

着陸前のシュミレーションテストに時間を取られたのと、更に、手順の安全性を高める為のテストや会議に数週間が取られてしまったようです。
10月に当初予定の4日遅れで宇宙船のカプセル化に取り掛かると言ってます。
打上げの予定は、下記の通りですが、Launch Window が約3週間ありますので大丈夫でしょう。

安全の為の遅れですから、準備万端で憂いなしです。
それにしても、クレーン方式は複雑すぎるんでしょうか?
何とか、頑張ってくれることを期待してます。


Launch:
Nov. 25, 2011, 7:21 a.m. PST
(10:21 a.m. EST)

Launch Window:
Nov. 25 and Dec.18, 2011

Launch Location:
Cape Canaveral Air Force Station, Florida

Landing: August 2012

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現在の技術で火星に行くことは可能です

2011-09-04 10:49:09 | 火星協会
マーズ・ダイレクト―NASA火星移住計画
クリエーター情報なし
徳間書店


現在のところ、アメリカの長期計画に2030年代の半ばには、有人宇宙船を火星周回軌道に乗せ地球に無事に帰還させる案があります。
もっと早まる事を期待してます。
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火星に野菜を!

2011-09-04 10:21:56 | 植物工場
8月29日のMarsTodayによりますとSpace Food Systems Laboratoryの上級研究者のMaya R. Cooperさんが米国化学会(ACS)の第242National Meeting & Expositionで「火星への最初の有人ミッションの成功の鍵のひとつは、食料を如何に供給するかだ」と発表したそうです。元ネタはこちら
(注1)ACS(世界最大科学界)は8月29日、コロラドコンベンションセンターとダウンタウンにあるホテルで開会しました。 出席者は約9,500人、新しい科学の進歩に関する7,500以上のレポート。2011年代の最も大きい科学的集会の1つになるとのこと。
(そのまた注)日本化学会は、ACSに次いで2番目の規模とのことです。今年の春季年会は、3月11日の大震災の影響で中止となってますね。

Cooperさんによると、1961年に人類で最初に宇宙空間を飛んだガガーリンが飛行中に食べたパテとキャビアが宇宙食の始まりだったとのこと。
それから、50年間で宇宙食は改良・発展して来ました。
①当初は、フリーズドライの塊や歯磨き粉のチューブのような容器から搾り出したべとつく食べ物を食べたようです。
②1960年代後半には、暖かい料理をスプーンで食べられるようになりました。
③1970年代のスカイラブでは、冷蔵庫や冷凍庫に格納された72個の異なった食物を選ぶことができるようになりました。
④近年、スペースシャトルの宇宙飛行士は、朝食には、いり玉子を食べ、コーヒーを飲んで、おやつにはチョコレートかブラウニー(ナッツ入りチョコレートケーキだそうです)、昼食と夕食には、鶏肉、マッシュルームスープまたはライスピラフなどから好きなものを選ぶことができます。



かなり快適になってますね。野口さんがお寿司を振舞ったこともありました。

今までの実績から、宇宙飛行士は1日あたりの3.8ポンド(1.725kg)の食物を消費します。
従って、火星への5年間の任務を想定すると、1人あたりのおよそ7,000ポンド(3,178kg)の食物が必要となることを意味します。
Cooperさんは、全てを地球から持っていくのではない新しい方法としてbioregenerativeシステムを提案してます。
どうも植物工場のようです。
植物を育てることで呼吸用の空気の循環も期待できるということです。
今回の報告では、10の作物が、火星探査ミッションの家庭菜園の主要な候補として紹介されています。
それは、レタス、ホウレンソウ、にんじん、トマト、シャロット、ラディッシュ、ピーマン、いちご、新鮮なハーブとキャベツだそうです。
従って、火星を目指すマーズノウトには、園芸の技能も求められるようです。
家庭菜園で腕を磨きましょうかね。

MARS500でも植物を育てることには、食事のバラエティを増やすことの他にマーズノウトたちの精神的癒しの効果も認められています。

(以下、事務局の夢)
火星の土で植物を育てて、それで家畜やペットを育てることになるでしょう。
それによって、将来は、定住可能な環境を整備することが出来ることでしょう。
自給自足で地球からの自立だって可能ですよ。
火星産のトマトが地球へ輸出されることもあるかもです・・・
宇宙に行くのだから我慢が当たり前と思っていましたが、快適さを追求できるレベルが可能になっているようです。
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青ざめた逞しい6人の帰還

2011-09-01 23:06:45 | 520MARS


ESAのMARS500のサイトにみんなの元気そうな姿が紹介されています。
また、シュミレーション上の現在の日時は、上の画像によりますと2019年6月17日となっていますね。
火星と地球が遠ざかりつつある状況です。

いよいよ残すこと約2ケ月となってきました。
11月4日には、6人のマーズノウトが元気な姿を現してくれるとのことです。
当初の予定では、11月6日だったかと思いますが、ESAの2011年2月更新のinformation Kitによりますと11月5日となってますね。

テストは、順調に進んでいるようですが、残りの2ケ月間がかなり厳しい期間でもあると警告しています。
ただ戻るのみの単調な時間と気が抜けた状態で2ケ月を如何に乗り切るか?
実際の火星探査でも経験しなくてはならない時間です。
実際に人類初で火星へ行って帰還する場合でも気の緩みが生じるのは、避けがたいことと思われます。
この閉鎖実験でも大切な期間でもありますね。
写真のみんなの顔を見て、疲労感とともに脱力感も感じるように思います。
考えすぎでしょうか・・・
9月12日には、地球の引力圏に到達する計画です。



8月12日の時点で地球と宇宙船との距離が48,158,000kmでした。
この距離は160光秒に相当します。それが8月末に60秒ほどになっているようです。
9月15日には、通信での時間差は無くなる予定です。
そして10月13日には、地球の周回軌道に入ることとなります。

ESAのサイトには、the blue lightの効果をテストしている様子のビデオが紹介されています。

「Questionnaire about sleep quality “Blue light” (ESA)」のことですかね。

「警戒態勢と睡眠と目覚めの行動への青を増進した光の効果」:
不十分な背景照明は、有害な生理的変化、不十分な睡眠、遂行能力そして新陳代謝を引き起こす。青に満たされた光による刺激を使うことで、睡眠と目覚めの挙動、睡眠の質、主観的警戒レベルそして24時間のリズム等において火星500閉鎖環境で目に見える光の累積効果が評価される。

いろいろなテストの結果が実際の宇宙生活に生かされることでしょう!
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