火星への道

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眠れ!Opportunity!私たちが起こしに行くまで・・・

2019-02-15 00:41:47 | MER

NASAは、Opportunityが眠りから覚めないことを確認しました。
詳細は、こちら
https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=7334

Opportunityは、メリディアニ平原に2004年1月25日午前5時5分 (UTC)着陸して以来、15年間頑張ってきました。
もともと90Sol(火星日)の活動の予定でしたが、その予定を大幅に更新して活動を続けてきました。
しかしながら、昨年6月10日の最終連絡以降、その時期発生していた大規模な砂嵐に巻き込まれて通信が途絶えてしまい、NASAは、連絡をとるための懸命な努力をしましたが、残念ながらOpportunityから返事がありませんでした!
約15年の活動期間中に45km以上を走破しました! 

でも、InSightが到着し、Mars2020やESAのRosalind FranklinがOpportunityの意思を継いでくれることと思います。
そして、Opportunityは、火星の反対側で眠っているSpiritとともに我々人類が火星に降り立つ日を待っていてくれることでしょう!

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その名は、ロザリンド・フランクリン!

2019-02-09 10:50:03 | EXOMARS

ExoMarsローバーの名前がRosalind Franklinとなりました。
イギリスの化学者でありX線結晶学者であり、私たちのDNAの二重らせん構造を解明するのに貢献したRosalind Elsie Franklinさんの名前に因んでます。彼女はまた、石炭、炭素、グラファイトの研究にも永続的な貢献をしました。

(C)ESA / ATG medialab

昨年7月に英国宇宙機関によって名前の募集が開始され、 すべてのESA加盟国の市民によって提案された36000以上のエントリーから最終的に専門家のパネルが「Rosalind Franklin」を選びました。
火星で、生命のビルディングブロックを探索するExoMarsローバー!期待される役割にふさわしい名前ですね!

「Rosalind Franklin」は、2020年に打ち上げられ、2021年にすでに提案されている目標地点に着陸する予定です。(正確な月日時間は、まだのようです。)
着陸地点としては、去年の11月に専門家達が、かつては水に富み、原始的な生命が生存していたかもしれない古代の環境を探索するために、火星赤道近くのOxia Planumを選びました。
そこで、「Rosalind Franklin」は、土壌をサンプリングし、その組成を分析し、地下に埋もれた過去、そしておそらく現在の生命の証拠を探すために、地表まで2メートル掘削します。

Oxia Planumについては、当ブログ「ローバー着陸候補地が絞り込まれたようです」にて簡単に紹介してます。

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火星に植物工場を作る!

2019-02-08 11:01:14 | 植物工場

 (C)SEArch +による画像提供
https://www.nasa.gov/feature/langley/big-idea-challenge-2019-finalists-to-develop-planetary-greenhouse-concepts

NASAと国立航空宇宙研究所(NIA)は、「The 2019 BIG Idea Challenge: Marsboreal Greenhouse Design Challenge」で5つの大学チームを選びました。課題は、食料生産を主な目的として、生息地サイズの火星温室の設計、設置、および持続可能な運営のための革新的なアイデアを提供することです。効率的で安全な温室設計は、火星の任務だけでなく、長期の月の任務にも役立つ可能性があります。

下図は、火星の氷の家とそれを補完可能な温室を示す初期の火星前哨地の芸術家による完成予想図。
(C)Cloud AOによる画像提供
次のチームとプロジェクトが2019年のBIGアイデアチャレンジの最終選考者です。
  • ダートマス大学の
    技術、食事、レクリエーションのための展開可能な密閉型火星環境(DEMETER) 
  • マサチューセッツ工科大学
    バイオスフィア人工生命建築用超高層建築(BEAVER 
  • カリフォルニア大学デービス
    火星農業および植物科学(MAPS) 
  • コロラド州ボールダー、ハーバード大学、コーネル大学とハワイ大学マノア校の大学は
    火星人を餌:Marsboreal Bioregenerative食品庭の設計します 
  • ミシガン州、ペンシルベニア州立大学、パデュー大学、ウィスコンシンプラットヴィルのミシガン州立大学および大学の大学
    アイスホームの建築のための温室効果アタッチメント(GAIA) 

この挑戦で、NASAは火星のアイスハウスのユニークなデザインを補完する火星の温室デザインの新しい概念を求めています。火星の氷の家は初期の火星の前哨基地に必要な広い柔軟な作業スペースを提供する費用対効果の高い生息地の概念です。

今後数カ月間、上記5つの選ばれたチームは彼らの提案した概念の開発を継続して、テクニカルペーパーを提出し、そして彼らのデザインのプロトタイプを作成します。
その後、各チームは、2019年4月にバージニア州ハンプトンにあるNASAのLangley Research Centerで開催さる2019 BIG Idea Forumで、彼らの概念を発表する予定です。
 

各チームは6,000ドルの助成金を受け取り、NASAはフォーラムに参加する学生に最大5つの夏のインターンシップも提供します。

2019 BIGアイデアチャレンジの詳細については、下記にて
http://bigidea.nianet.org

*この「The 2019 BIG Idea Challenge: Marsboreal Greenhouse Design Challenge」は、アメリカの大学に関係がないと応募できないようです。
でも、こんな試みをやってたんですね!!どのようなプロトタイプ(試作モデル)が出てくるか!楽しみです。

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sharp山の成り立ちが・・・重力は語る!

2019-02-08 00:41:14 | MSL

(C)NASA / JPL-Caltech

https://mars.nasa.gov/news/8406/mars-buggy-curiosity-measures-a-mountains-gravity/

1972年にアポロ17号の宇宙飛行士は、バギーを月面で走らせ、特別な計器で重力を測定しました。
火星に宇宙飛行士は今のところ居ませんが、地球の賢い研究者たちのグループが彼らが操作している火星のCuriosityを月面のバギーと同じように重力測定に使えることに気づいていました。
Curiosityに重力計は搭載されていませんでしたが、加速度計とジャイロスコープを搭載しています。
それは、スマートフォンに搭載されているものと同じように働きます。スマートフォンを動かすと、これらのセンサーがその位置と向きを判断できます。Curiosityのセンサーも同じことを遥かに正確に行うことができます。
各ドライブの火星表面をナビゲートするのに重要な役割を果たします。
今回、科学雑誌Scienceで発表された論文「A surface gravity traverse on Mars indicates low bedrock density at Gale crater」には、Sol60(2012年10月6日)からSol1743(2017年7月2日)の約5年にわたるデータが使われています。
http://science.sciencemag.org/content/363/6426/535.full?ijkey=xakdRhWj7CWEE&keytype=ref&siteid=sci

その結論は、Sharp山がGaleクレーターの中でどのように成長したかについての一つの仮説について否定的なものでした。
その一つの仮説とは、Gale
クレーターがかつて堆積物で満たされていたということです。どれだけ埋め尽くされていたかは議論の余地がありますが、その考えによると、今のSharp山は、その堆積物が何百万年もの時間をかけて風などによる侵食によってできたというものです。
そこで今回の重力測定の結果が立ちふさがったわけですね。
Scienceで発表された論文によると、それらの岩石層の密度が予想よりはるかに低く、多孔質であり、Galeクレーターがかつて数kmの堆積物で埋まっていたという仮説に反証していることがわかりました。
Galeクレーターが堆積物で縁までいっぱいになっていた場合は、その堆積物の重量によってその下にある粒状の堆積物の多くの層を押し下げるか、または圧縮しているはずです。しかし、今回の論文の結論は、Sharp山の下層が半マイルから1マイル(1から2キロメートル)の堆積物の重力を受けた程度にしか圧縮されていないことを示唆しています - クレーターが完全に埋められた場合よりはるかに低い数字です。(仮説では、5km以上の堆積物と考えられていました。)
今回、Curiosityが測定したGaleクレーターの堆積岩の密度は、1立方メートル当たり1680±180キログラムでした。

下図は、Sol1743でのCuriosityの位置です。

(C)NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona 

Sharp山の傾斜は、下図のとおりです。

(C)NASA/JPL-Caltech

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マルコは、何処へ!

2019-02-07 00:22:44 | InSight

InSightの着陸を見届けたキューブサット”MarCO(Mars Cube One)”が火星から遠く離れて連絡不通になったようです。
昨年末に沈黙してしまい、1ケ月以上が経過しています。
InSightの着陸を見届けた後に、火星と木星間の調査をする予定だったそうですが、、、研究者は、がっかりです!
https://mars.nasa.gov/news/8408/beyond-mars-the-mini-marco-spacecraft-fall-silent/?site=insight

日本語の記事は、sputnikさんで、こちら
https://jp.sputniknews.com/science/201902065891313/

下図は、MarCO-B(WALL-E)がInSightと一緒に火星へ向かって接近している時に撮影した画像です。

(C)NASA / JPL-Caltech

軌道計算に基づいた推定によると、MarCO-B(WALL-E)は、現在火星を過ぎて100万マイル(160万キロメートル)以上離れており、MarCO-A(EVE)は、火星を過ぎてさらに約200万マイル(320万キロメートル)離れています。
現時点では、2機のMarCOと再び連絡がつくことはないと考えていますが、今年の夏にMarCOと連絡を取る試みをする予定です。
それまで、MarCOたちのバッテリやシステムが保つかどうかは、悲観的ですね。

しかしながら、今回のMarCOの働きのおかげで今後もキューブサットの活躍の場が広がっていくようです。
コストも格段に安くなるので、政府機関だけでなく民間企業でも宇宙開発に乗り出しやすくなるということです。

*NPO法人でも自前の探査機を飛ばせるようになるかも・・・

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収まった!地震計SEIS

2019-02-06 00:33:25 | InSight

Insightの地震計SEISが収まるべき場所に収まったと・・・
昨年の12月19日に地震計を火星の地表面に設置して調整を続けてきましたが、計器が正確なデータを集めるのを助けるために地震計を「Wind and Thermal Shield」で下図のように覆いました。
これで、火星の風と気温変化に影響されないで火星内部の調査に専念できますね!
詳しくは、下記サイトにて
https://mars.nasa.gov/news/8407/insights-seismometer-now-has-a-cozy-shelter-on-mars/?site=insight

(C)NASA / JPL-Caltech

地球で地震計は、地下約1.2 mに埋められていることが多いようで、温度を安定させるのに役立ちます。
InSightは火星上で、その地震計を保護するためにいくつかの対策をします。
風と熱のシールドは防御の第一線です。
防御の2番目のラインは、火星表面の野生の気温の変動を補正するために特別に設計されたSEISそのものです。
地震計は、一部の部品が伸縮するにつれて、他の部品が反対方向に伸縮してこれらの影響を部分的に相殺するように設計されています。さらに、この機器はチタン製の球体に真空シールされています。
この球体は敏感な内部を断熱し、温度の影響を軽減します。
しかし、それだけでは十分ではありません。球体はさらに別の断熱容器 - SEISの展開中に見える銅色の六角形の箱 - に囲まれています。
この箱の壁は、空気を閉じ込めて動かないようにするセルでハニカム構造になっています。火星はこの断熱材に優れたガスを供給します。その薄い雰囲気は主に二酸化炭素で構成されており、低圧では特に熱伝導が遅くなります。

これら3つの絶縁バリアにより、SEISはデータに入り込むノイズから十分に保護されています。
最後に、火星環境からのさらなる干渉の大部分は、InSightの気象センサーによって検出され、その後ミッション科学者によって修正されます。

InSightのチームは、次のステップの準備をしています。
熱流と物理特性パッケージ(
HP 3と呼ばれる熱流プローブを火星表面に配置することです。
それは来週やってくれるようです。

*着々と準備が進められてますね!

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