火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

TEGAへサンプル投入!少ないか?

2008-07-28 01:23:51 | Phoenix
暑い夏が続いてます。何人かの方から暑中お見舞いいただきました。有難うございます。でも、へばってるのか・・・少し集中力が足りませんね。まあ~ゆっくりやりましょう。
TEGAへのサンプル投入が行われたようですが、周りにこぼれてしまい量が足らないようです。Phoenixチーム頑張って!リアルタイムで操作するわけではないので難しい!!

http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/images/press/SS060IOF901519331_16B50R7B6T1_full.html



白雪姫溝に16個のやすりによる穴が開いてます。かなり固いと見えますね。作業はアメリカの太平洋時間で金曜日から土曜日に掛けて行われた。火星時間では、Sol60の早朝。やはり寒い時間帯なのでしょう。

http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/main/index.html



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TEGAが口を開けました!いよいよです!

2008-07-22 23:55:09 | Phoenix
火星の天気を見ていると最高気温がだいたい-30℃で、最低気温が-80℃くらいですね。一日でどう変化するのかアリゾナ大へ聞いてみたところ地球のような一日の変化がだいたい決まっているようなことは無いとの返事でした。地球上では、季節によって気温は違うにしても明け方から徐々に上がって午後に最高気温となるようなパターンがありますが、火星では違うようです。どうしてでしょうか?太陽が一日中出ているにしても・・・。風とかによる影響の方が大きいのでしょうか?どなたかご存知でしたら教えてください。

さて、いよいよTEGAのサンプル投入口があけられました。アメリカ時間で7/21の発表ですから日本時間では7/22(本日)ですね。
日本時間7/22、23:44のとき=Sol57、14:50でした。
以下のNASAの発表は、既に実施されていると言うことですね。

http://phoenix.lpl.arizona.edu/news.php



「記事の簡訳」
頭上を繰り返し飛んでいるオービターでされる観察と調和するために、NASAのフェニックス火星ランダーは、月曜日に、初めて一晩中活動することを含む予定で動いてます。

NASAの火星Reconnaissance Orbiterが上空から大気と地面を調査すると同時に、フェニックスは低いところの大気と地表の変化をモニターするためにその気象観測所、ステレオカメラと伝導率探針を使います。

着陸機のフォークのような熱のおよび伝導率探針は、大気観察の場合と同等に24時間以上の測定のために、日曜日に土に挿入されました。1つの目標は、若干の水が氷段階から気相まで変わって、土から大気圏に入るかどうかのような1日の時間変化を見ることです。

「我々は、移動と相変化のパターンを探しています」と、Michael Hecht(フェニックスのMicroscopy、ElectrochemistryとConductivity Analyzer、(そして、それは伝導率探針を含みます。)をリードする科学者)が言いました。「探針の働きは素晴らしい。我々は土の電気特性のいくつかの変化がわかります。(それは水に関連があるかもしれません)、しかし、我々はデータをまだ咀嚼中です。」

着陸機のための広範囲の仕事の変更は、太平洋Timeの日曜日午後に始まりました。着陸地点の火星時間に於いて、それはフェニックスの55回目の火星の朝からそのsol56の午後まで続きます。

フェニックスチームのsol56の計画は、着陸機に氷の土の試料を集めることの技術のさらなるテストを行いなさいと命じることもまた含みます。チームが収集方法について確信したとき、冷たいサンプルをThermalとEvolved-Gas Analyzer(TEGA)のオーブンに運ぶためにフェニックスのロボットアームを使う予定です。

TEGA装置は、最初の冷たいサンプルを受取るために選ばれたオーブンの両方のドアを土曜日に成功裏に開けました。Surface Stereo Camera(SSI?)からの画像は、ドアが大きく開いていることを確認しました。



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TEGAへの第2回目のサンプリング準備

2008-07-21 13:21:26 | Phoenix
日本時間21日13時08分/火星時間SOL56.04.15でした。少し誤差あるでしょうが。
そして今日の早朝に以下のテストが行われるとの事です。日本で見ていると、今日の早朝とか言われても実際は何時なんだかピンと来ませんね。SOL56とは、Phoenixが着陸してから経過した火星日です。だからあと1-2時間で始まると考えるといいんでしょうね。そう思うと結構、臨場感でますよ。

アリゾナ大の発表

http://phoenix.lpl.arizona.edu/news.php

NASAのフェニックス火星ランダーを運用しているチームは、今日第2回目のより大きなテストを実施するよう指示する計画である。それは、凍った地面を削ってサンプルを集めるために自動やすりを使用する今までより大規模なテスト。

予定のテストは、後日に同様のサンプルをフェニックスのTEGAのオーブンのうちの1つに入れるための準備です。オーブンを持った装置(Thermal and Evolved-Gas Analyzer(TEGA))は、浅い溝に露出した固い層が科学者が予想した通り、本当に水の氷が豊富かどうか調べて、そして極寒の土地でいくつかの他の成分を特定するのに用いられます。

今日計画されるテストは、7月15日に火星で最初にやすりを使用した初テストとはいくつかの点で異なります。

「最初に、我々はやすりで削る前にその場所をこすります。そして、サンプリングのために新しい表面を露出させます」と、NASAのジェット推進研究所、パサデナ、カリフォルニア、フェニックスロボットアームチームのためのエンジニアのリチャードボルピー(Richard Volpe)が言いました。「次に、我々は続けて4回やすりをかけます。以前の2倍です。第3に、スコップは、できるだけ多くのものを拾うために、やすり穴の前後を掬います。」

テスト地域は深さ約5センチメートル(2インチ)の溝の底にあります。そして、非公式に「白雪姫」と呼ばれてます。そして、そこはTEGA器具のために氷のサンプルを得るため計画された場所でもあります。チームは素速くサンプルを集めて、供給することが出来るよう確実を期してます。そして、物質がオーブンの中に封じ込められるまでの間に蒸発によって失われる氷の量を最小にするために火星の早朝に、行われます。今日の計画は、スコップに残ったサンプルが7時間の間でどんな変化をするかについて調べるためRobotic Arm Cameraを使うことを含みます。

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TEGAとMECAについてのNASAからの情報

2008-07-17 00:37:29 | Phoenix
6/17[baking 焼いている! 火星の土をいよいよ!]にNASAへTEGAとMECAについて質問メールをしましたが、やっと回答が来ました。
回答をくれたのは、下記のMelissaです。
まだ、物足りませんが分析結果を待ちたいと思います。でも、NASAはすごいところですね。開かれた感じがします。Melissaにお礼を言いたいです。

Melissa L. Lamberton
Education Coordinator, Phoenix Mars Scout Mission
Lunar and Planetary Laboratory
phxepo@lpl.arizona.edu

質問:TEGAの温度が3段階になっているが、どういう範囲の温度か?
   昇温の上昇幅はどのくらいか?
回答:温度は、水の氷が溶けるような温度、数百℃以下、1,000℃以下の3段階。
   昇温の上げ幅は、一定であるが、特に上げ幅を決めてはいない。

質問:WCLについてもう少し詳しく教えてほしい。
回答:MECAは、3つの構成要素を持っています:ロボットアームの先端のTECP、サンプルを2つの顕微鏡のために集めるサブストレートの歯車と4つのビーカー(WCL)。WCLセンサーは、以下の陰イオンと陽イオンを決定することができます:Cl、Br、I、NO3、SO4、K、Ca2+、Mg2+、NH4+と2、3の重金属、Pb、Cu、Cd、Zn、Fe。

http://planetary.chem.tufts.edu/Phoenix/WetChemLab.html

いよいよTEGAへサンプル投入のようです。結果を待ちましょう!多くの人の心にともし火が点火されるような結果があると思ってひたすら待ちます。
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Sol42の天気

2008-07-14 00:05:19 | 気候・天気


最高気温が低いですかね。今までで一番暖かい日は、Sol16ですね。(アメリカ時間で6月10日) MAX.-24℃、MIN.-70℃でした。南西風も影響したのでしょうか?Sol42は、東風のようです。
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TECPの初仕事

2008-07-11 23:24:51 | Phoenix
略称TECP(Thermal and Electrical Conductivity Probe)が火星の地表に差し込まれました。この装置は、「土の層と氷の層の深さを決める」「地面と氷の温度測定と加熱処理」「湿度測定」の機能があります。
また、略称M(Microscopy, including the Optical Microscope and the Atomic Force Microscope)も初めて使用されました。これは、「土と氷の多孔度を決める」「土と氷の顕微鏡での観察」を行う機能があります。

WCLの分析も進んでいますし、TEGAへのサンプル投入も計画中です。いよいよ本格化してきました。かなり良い結果が期待できる様です。もっといろいろ知りたいですね。


 
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Sol41の天気

2008-07-11 00:07:26 | 気候・天気


7月5日(NASA時間)の天候です。暖かい日ですね。
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WCLへサンプル投下、TEGAへのサンプル採取検討中

2008-07-11 00:01:32 | Phoenix
今週は大阪出張があり、またNASAの発表が良く理解できなかったので更新が遅れました。
7/7の発表によると第2番目のサンプルがWCLへRAによって届けられたと発表があり、2週間前の最初のサンプルの分析結果と比較されるそうです。また、今後は、下層の固い層からのサンプルをTEGAへ届けて分析するための方法を検討するとのことです。かなり固いようで難航しそうです。とにかく、お知らせを待つしかありません。

お恥ずかしい話ですが、私が勘違いしてました。下記の記載は7月9日発表の5月25日のHiRISE(NASAの Mars Reconnaissance Orbiter搭載)が撮影したPhoenixがパラシュートを展開して降下するときに耐熱シールドを分離したときの影像でした。お詫びして訂正いたします。
「HiRISE(NASAの Mars Reconnaissance Orbiter搭載)からの7月9日のPhoenixの画像です。着々とデーターを積み上げていく様子が分かりますね。根気良く「継続は、力なり!」と昔の人が言ったそうですが、本当ですね。」





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PARISで今後の火星探査についての国際会議

2008-07-06 00:21:26 | サンプルリターン



7月9-10日、パリでESAとフランス宇宙研究所がNASAとIMEWG(INTERNATIONAL MARS Exploration Working Group)と協力して、火星の探検における次のステップを議論するために、会議を行うようです。当面は、サンプルリターンを目的とし、究極は人による探査へと繋がる道筋です。この会議への関わりについてJAXAへ質問を送りましたが、返事が来るでしょうか?

http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=25846

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Phoenix チームお休み

2008-07-03 23:13:41 | Phoenix
Phoenixチームは、3日朝~5日夕方まで「stand down」するそうです。アメリカの独立記念日の休暇ですね。Phoenix自体は、気象観測とか継続しています。
「白雪姫5」から採取したサンプルは、木曜日に光学顕微鏡に届けられるようです。サンプルが残っていれば、日曜の朝にはWCLへ届けられる予定です。まーじっくり待ちましょう。
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白雪姫5からサンプリング!

2008-07-02 22:25:08 | Phoenix
080701 sol36



前回のサンプルのTEGAとWCLによる分析結果は、まだ発表になりませんね~。しかし次のサンプルを採取するようです。Phoenixの担当者は、白雪姫のところが有望と考えて、この部分で深く掘り下げて堆積層の分析に繋げるようですね。待つのも楽しいですね!今回は、「白雪姫5」と名づけられた溝を掻き削ってサンプルが期待した土と氷を含む状態と判断して、6月29日にRAにサンプル採取を指令したようです。TEGAとMECAへ投入されるのでしょうか?

http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phoenix-20080630.html

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