火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

火星でファッションショー!

2011-03-24 21:57:50 | 火星服
3月20日のロイターによりますと「NASAが南極で新型宇宙服をテスト」したとのことです。
新型宇宙服「NDX-1」は、アルゼンチンの航空宇宙エンジニアでNorth Dakota大学の宇宙服研究部門のPablo de Leonさんたちが設計したものです。
NASAの基金で作成された試作品は1着10万ドル(約810万円)とのこと。
ハチの巣状のケブラー(アラミド繊維)や炭素繊維など350種類以上の素材から成り、耐久性を維持した上での軽量化を目指して用いられている。
テストは、1週間で火星での使用条件に近い環境の南極にあるアルゼンチン空軍基地で行なわれたそうです。
下は、その時の様子です。



ロイターの独自の記事なのかネタもとは見つかりませんでした。
しかし、この研究はかなり前から継続して行われているようで下記のようにYoutubeにいくつか投稿がありました。

2006年のテストの様子

the Grand Forks TV stationによるPablo de Leonさんのインタビュー

2009年の火星の砂嵐のテスト

2009年のNASA Amesでのテスト

Pablo de Leonさんたちの宇宙服は、かなり動きやすそうですね。
下記には、ロシアの新しい宇宙服が載っていました。
MARS500でDiegoさん達が着たのとおなじです。
少し運動性が落ちるようですが、がっちりと丈夫に作られている感じですね。

2009年のロシアの宇宙服のテスト

下記は、MARS500での一こまです。


実際に火星へ行くまでには、もっと動きやすく着たり脱いだりが簡単に出来て、カッコいい宇宙服になってることでしょう。
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敵を知り①恐れず②慌てず③侮らず

2011-03-23 22:07:59 | 出る月を待つべし


福島原発の先行きを案じております。
下記の3原則で対応しましょう。
①恐れず
②慌てず
③侮らず


1.放射線被曝量について

昨今、放射線についての報道で使われているシーベルト(Sv)とは、「ある時間で被ばくした放射線量の合計」を言います。
ミリシーベルト(mSv)、マイクロシーベルト(μSv)の単位は、下記の通りです。

 1 シーベルト(Sv) = 1,000 ミリシーベルト(mSv) = 1,000,000 マイクロシーベルト(μSv)

この時間単位(線量率)である1 Sv/h(シーベルト/時)は、「一時間に1シーベルト被ばくする環境」ということです。
日本では、基本的に測定されているのはこの「線量率」です。
被曝許容量は、1.0 mSv/年と決められていますが、時間当たりに直すと下記のとおり0.114μSv/時 となります。

  1.0 mSv =1,000μSv ÷ 365日 =2.74μSv/日

  2.74μSv ÷ 24時間 =0.114μSv/時 

実際の世界平均は、2.4mSv/年くらいです。ちなみに、日本では平均1.5mSv/年の自然放射線を受けるようです。
ですから、日本では、0.171μSv/時だと普通と言うことですね。

2.日常生活と放射線

・胸のX線集団検診 1回    50μSv/回
・東京-ニューヨーク航空機旅行   200μSv/往復
・一般公衆の線量限度     1mSv/年 →0.114μSv/時
・日本の平均放射線      1.5mSv/年 →0.171μSv/時
・世界平均自然放射線     2.4mSv/年  →0.274μSv/時
・ブラジル・ガラパリの放射線   10mSv/年
・放射線業務従事者及び防災に係る警察・消防従事者に認められている上限
               50mSv/年(この場合は、50mSv/時の作業を1時間したら、1年間はこの任務は出来ないということです。)  
・緊急作業従事者に認められている上限
               100mSv/年 →今回 250mSv/年に引き上げられている。
               
3.放射線関連サイト

良く分かる原子力:用語解説で詳しいですが、原子力全般についても詳しいです。
文部科学省:第一原発周辺の放射線量を測定したものです。
③「放射線を無知なままに恐れるな!あなどらず、かつ冷静な対応を」3月22日の日経BPの記事です。
放射線については、まだ分からないことが多いとのコメントが印象的です。
④被曝に関してはSMCジャパンのこのサイトが分かりやすいです。

4.被曝の形
①急性被曝か慢性被曝か
今回は、今も命がけで原発の制御に取り組んでいる作業者の方たち以外は、急性被曝を受ける可能性は低くなっていると考えてよいかと思います。

②体外被曝と体内被曝
体外被曝とは、文字通りからだの外からの放射線による被曝です。
マスクをしたり、外出着と室内着を替える。
うがいや手洗いを励行する。
といったことで軽減できます。

体内被曝とは、食べ物や呼吸によって体内に放射性物質が取り込まれた場合の被曝です。
放射性物質が体内にとどまる間、被爆が継続します。
事務局が調べた範囲では、特に効果的な食べ物など無いようです。

新鮮な野菜、海草や良質なたんぱく質をたっぷり摂って、よく寝ることが一番のようです。
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北極高原を穿つ

2011-03-22 23:18:24 | 火星地形


NASAが発表した北極高原を穿つ谷のChasma Boreale(北極峡谷)の画像です。
壁の高さは、約1,400メートルあります。
この画像は、Mars Odyssey が2002年12月から2005年2月までの間でMars Odyssey搭載の the Thermal Emission Imaging System instrumentを使用した長期の観測によって作られたものです。
どんどん素晴らしい画像が得られて、火星のことがより詳しく分かって来ました。
やはり、行くしかないようです。
最近、マーズノウト(火星探査者)を目指している日本の若者を何人か見つけましたよ。
頼もしいですね。
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帰りも大切なのに

2011-03-22 22:21:23 | 520MARS
3月3日以来、これといった情報が出てきませんが火星を飛び立ってから一体どうしているんでしょうか?
地球から火星へ向かっている時と同様なテストに明け暮れているのでしょうかね~
そう思っていたら、3月21日のESAのサイトに火星地表上でのEVAの詳しい様子をまとめたビデオが公開されました。
結構、長めですがバーチャルなシュミレーションやサンプル採取のEVA等楽しそうです。
2月23日の当ブログで紹介したDiegoさんのアクシデントは、バッタリと転んだということが分かりました。
でも、今現在は何をしているのか全く分かりません。
出発から292日経っています。
火星地表探査シュミレーションは、確かに楽しかったです。
でも、この実験の主目的は、火星への行き帰りの閉鎖実験にあると思うのですが・・・
どなたか情報をお持ちでしたら教えてください。

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どこへ行こうか?

2011-03-14 17:11:29 | MSL
3月10日のMarsTodayによりますとMSL(Mars Science Laboratory)の着陸地点を決める最後の研究会が5月16日-18日でCaliforniaのMonroviaにあるDoubleTree Hotelで開催されるとのことです。

候補地は、下記の4ケ所です。
①Eberswalde crater (23.8953*S, 326.7426*E)
②Gale crater (4.4868*S, 137.4239*E)
③Holden crater (26.4007*S, 325.1615*E)
④Mawrth Vallis (23.9883*N, 341.0399*E)

USGSでまとめられているMSLの議論がここに時系列でまとめられてます。
その中で、JPLの着陸地点の概略が示されています。
着陸地点のより詳しい説明は、ここここです。

将来の着陸候補地を含めて詳しいのがここですね。

個人的には、Mawrth Vallisが良いかと思ってますが、Eberswalde craterとHolden craterは、近くにあるので効率が良いのかとも思います。
さあ、どこに決まるのでしょうか?楽しみですね。


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人類の英知を!

2011-03-14 00:53:52 | 出る月を待つべし
UTCで3月13日15時52分29秒のSEIMIC MONITOR の画像です。
Spacerefさんの3月12日のトピックスを見て同感でしたので掲載します。
大きい画像で見ると日本は、凄まじい地震国であることを改めて実感しますね。
世界の先進的地震研究国として研究を深めて、世界にその情報を提供するべきです。
そして、このような惨禍に遭う人を無くすまで人類の英知を集めることが必要です。
出来るはずです。



まだ、被害の全貌が明らかになるまでに時間が掛かると思いますが・・・
日本国ぐるみでの総力戦となることでしょう。
でも、世界の友人たちが続々と救援に来てくれています。

今回の地震とその被害について現時点の情報をここここにリンクします。
厚労省の対応状況もリンクします。

一人でも多くの人が助かりますように!
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ロシアのシナリオ

2011-03-08 22:44:26 | Weblog
3月7日のロシアの声で10時30分からの科学と技術というコーナーを初めて聞きました。
その中でロスコスモスのノアナトリイ・ペルミノフ長官が2050年までの太陽系開発のシナリオを話しています。

事務局の技術では、音声を貼り付けられないのでラジオをじっくり聴いてみてください。
(せっかく友人がmp3形式で送ってくれたのですが・・・申し訳ない)

それによりますと、下記の方向で検討しているとのことです。

2020年代の半ばに、月へ向けてスタートをする
2030年代は、月面基地の創設
2040年代に火星開発が始まる予定

実現のためには、1国では経済的に難しく、国際的協力が必要となるという見解です。
もうひとつ、原子力エンジンの開発が必須ということを言ってます。
放射線と無重力の影響から宇宙飛行士を守る必要があるということです。
原子力エンジンを使えば、現在の化学ロケットに比べて十分の一の時間で火星へ行くことが可能になる様です。
現在のロケットですと最適条件でも180日掛かる見込みですが、18日で行けるとなればかなり楽になりますね。
また、宇宙ホテルの建設へも参加する意欲を示しています。
事務局としても、宇宙ホテルの実現は、10年以内に実現するのではないかと思います。
費用は掛かるでしょうが、人気も高いものとなると思います。一度は、宇宙から地球を眺めてみたいものです。
4月半ばには、NASAのボールデン長官を含む大型代表団がモスクワを訪問する予定です。
話し合いの中身に太陽系共同開発も含まれているとのことです。

火星入植に向けて前進を期待してます。

3月7日の放送には、上記の他にPhobos-Gruntに関連して宇宙線の影響についてのコメントがありました。
人類の胚を実験することは、国際的に禁止されていますが、人類以外の胚について実験が進められています。
ISSに持っていった桜やトマトなどが突然変異をしていることやウズラの卵やショウジョウバエの目や羽が突然変異しており、宇宙線の影響は無視できないようです。
ロシアでは、トマトをLEOで6年間保存したことがあるようで、その結果は大きな変化が観察されて新品種となったとのことです。
ねずみなども生まれてくる子供に異常が認められたとのこと。
Phobos-Gruntでは、米惑星協会の実験で微生物を10種類カプセルにつめて地球-Phobos間を移動させて生存の可能性等を確認する予定です。

大きな障害がありますが、人類の英知で克服できることだと思います。
恐いのは、時間や資金の不足または、人類自らが破滅の道を選んでしまうことだけです。
みんなで火星の地を踏める日が来ることを夢見て今日は寝たいものです。
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地球まで247日

2011-03-03 22:23:50 | 520MARS
3月3日のMARS500のニュースによりますと2日の19時(モスクワ時間)に着陸船を切り離して、地球への進路を取ったとのことです。
モスクワ時間で2日19時ということは、日本時間で3日1時(真夜中)となりますか・・・

MARS500のTwitterによると5時間前に帰還船のエンジンを噴かしたようです。
5時間前というと日本時間で3日17時頃ですね。
いよいよ地球への247日間の旅が始まりました。

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船外活動は楽しそう!

2011-03-01 23:41:59 | 520MARS
3月1日付けのESAのMARS500のブログに2月21日付けのDiegoさんのコメントが載っています。
22日が3回目のEVAでしたから、その前日となります。



下は、'Virtu'という火星のいろいろな環境を再現するシュミレーションソフトの画像です。
大きい画像は、ここです。
EVAに出て、砂嵐や隕石の落下などを経験できるそうです。
こんなのがゲームセンターなどにあったら遊んでみたいですね。



下の画像は、火星地表上のEVAを支援するための軌道船のモニターの様子です。



ビデオを見た時は、思いつきませんでしたが、本来EVAに出る場合はEVAの2人と着陸船の1人と軌道船の3人で通信が行われると考えられますね。
軌道船がISSのような低軌道を回るのか?
Gusev Crater上の静止軌道に位置するのか?
どちらでしょうか、たぶんISSと同様に低軌道でぐるぐる回っているのでしょうね。
でも、静止軌道上から目標を指示するというのも理にかなってます。
本当に砂嵐など天候の異変を早く正確に伝えられることでしょう。
実際に行くことをあれこれ考えるとキリがないですね~

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