火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

NASAが「火星への道」を発表しました。

2018-09-27 18:41:27 | 火星への道

トランプ大統領が昨年12月に署名した「Space Policy Directive-1」に基づいて、NASAが永続的な目的への方向性を活性化し、方向づけする計画を議会に提出したとのことです。
https://www.nasa.gov/feature/nasa-unveils-sustainable-campaign-to-return-to-moon-on-to-mars

(以下、上記記事の簡訳)

この国際宇宙探査キャンペーンは、人間の経験の最前線と地球、他の世界と宇宙の自然現象の科学的発見とを拡大するために、有人探査とロボット探査を含んでいます。

探査キャンペーンの5つの戦略目標 

  1. NASAを支援するための商業運転、および新興民間市場のニーズに対応する低軌道における米国人の宇宙飛行活動への移行。
  2. 月面操作をサポートする機能の設置をリードし、月の領域を越えての任務を促進する。
  3. 一連のロボットミッションを通じて、月の資源の科学的発見と特徴付けを促進する。
  4. 米国の宇宙飛行士を探査の継続的なキャンペーンのために月面に戻す。
  5. 火星や他の目的地への有人ミッションに必要な能力を実証する。 

「地球低軌道活動の変化」
現在国際宇宙ステーション(ISS)が周回している地球低軌道でのNASAの活動を、NASAは、現在の低地球軌道における人間の宇宙活動というモデルから、政府は商業サービスのための唯の一顧客であるモデルに移行しようとしています。
*地球低軌道での有人宇宙活動の民営化を図っていくと言うことのようです。

ISSは、少なくとも2024年まで、長期にわたり持続可能な有人宇宙飛行プラットフォームとしての役割を果たすということです。 

NASAは、ISSを活用して、深宇宙ミッションで乗組員を健康的かつ生産的に保つ方法、そしてそれらのミッションをサポートする技術を開発するためのテストベッドとして研究を進めます。高度なロボット工学、通信、医学、農業、環境科学の発見と発展を可能にするテスト場となります。 

ISSはまた、低軌道での商業活動を可能にするのに役立ちます。NASAは、最近、地球低軌道上で主導的役割を果たすために米国商業界とISSを使用する最善の方法を調査するための12の契約をしました。選択された研究のポートフォリオには、ISSまたは独立したフリーフライング構造を使用して、ビジネスプランと居住可能なプラットフォームの実行可能性を詳述する特定の米国商業界のコンセプトが含まれます。

「月へ」
月は地球の過去と未来の基本的な部分であり、宇宙活動支える貴重な資源を保有していて、私たち自身の惑星についてもっと知ることができる科学的宝物でもある地球外の大陸です。アメリカ人は50年近く前に初めて表面を歩きましたが、私たちの探検家は表面上に合計16日間、わずか6つの場所で足跡を残しただけです。次の月探査の波は根本的に異なるでしょう。

NASAは、2023年に月の周回軌道計画の策定を開始し、2020年代後半までに宇宙飛行士を月面に到達させます。これは、今日生きている大多数の人々が月への到着を目撃できるチャンスとなります - 恐怖と不思議で世界が息を止める瞬間です。しかし、アメリカはそこで止まりません。

次に月周回軌道上にGATEWAYの建設に取り掛かります。
さらに深宇宙を目指す足がかりとして、月面とGATEWAYで宇宙飛行士の訓練や各種技術及び設備の実験・実証試験が計画されています。
月面では、重要な訓練場および技術デモンストレーションの試験場が建設され、火星やその他の目的地への将来の人間の任務に備えます。
GATEWAYは、深宇宙を目指す宇宙船の組立のプラットフォームとしても検討されています。
最初の目標は、火星となります。

「火星へ」
火星への人類の到達は、人類の未来への大きな成果となることでしょう。
探査キャンペーンの主要な要素は既に進行中であり、宇宙ステーションでの長時間の宇宙飛行、先端的な生命維持システムの開発、深宇宙科学ミッションで世界をリードし、進めることを継続しています。 

全体として、探査キャンペーンは、火星での一連の人間とロボットの任務を可能にする月での技術とシステムの開発を含む変革的アプローチに焦点を当てています。 

NASAは、火星でのロボット探査でリーダーシップを維持し続けています。InSightは、今、火星へ行く途中であり、11月に着陸して赤い惑星の内部を研究する予定です。NASAの次の火星探査機の開発は引き続き優れた進歩を遂げ、2020年7月に打ち上げ予定です。 

火星2020探査機は過去の生命の探求を進め、燃料や人間の探査を可能にする他の資源の現地生産を実証するでしょう。我々はまた、このミッションを、次の惑星からの歴史的なロケット打ち上げとサンプルリターンで、その後の往復ロボットミッションの基礎として使用する予定です。その任務は、2030年代に始まり、火星へ到達して行う最終的な一連のクルーミッションの重要な先駆けとなります。そして、それは、今後着手される月での活動によって支えられるでしょう。 

宇宙探査キャンペーンの優先事項は、米国が宇宙科学と探査のリーダーとしての地位を維持することを保証するものです。完全な探検キャンペーンを読むには、こちら
https://www.nasa.gov/sites/default/files/atoms/files/nationalspaceexplorationcampaign.pdf

以上

*国際協調を言う一方でアメリカ_ファースト的な印象もしますが、資金も技術もアメリカが先行しているので、それなりかな?とも思います。
それにしても、これから月そして火星への有人探査活動が進展することを期待しましょう。

*以下は、28日に見つけた関連記事です。面白いのでメモしておきます。
「NASAの次世代計画は、私たちを月と火星に連れて行く...きっといつかは  」
https://jp.techcrunch.com/2018/09/28/2018-09-26-nasas-bold-ish-plan-for-the-next-era-takes-us-to-the-moon-and-mars-eventually/

コメント

Opportunity!見つけた!

2018-09-26 15:56:44 | MER

9月26日、NASAがMROがHiRISEによって撮影したOpportuntyの姿を発表しました。
https://www.nasa.gov/feature/jpl/opportunity-emerges-in-a-dusty-picture

下図の四角い枠(縦横47m)内の中心にOpportunityが写っています。
MROからの情報ですとOpportunity上空のタウは「1.3」です。
*スッキリ透明ですね!
まだ、Opportunityは起きていないようですが、太陽のエネルギーで復活することが期待されます。

コメント

天気晴朗なれど、応答なし!

2018-09-20 00:09:14 | MER

旧聞となりますが、Opportunityの最新ニュースとして9月11日のJPLの記事をメモします。

Opportuniyの上空が晴れてきたそうです。
6月10日以降、通信が途絶えていますが、Opportunityの上空がタウ1.5まで晴れてきたようです。
現在の状況は、Opportunityに十分な電力が得られる太陽光が届いているとJPLのOpportunityチームは考えています。
従って、チームはDeep Space Networkのアンテナを増やして1日に複数回ローバーにコマンドを送り続けています。
ただし、日射量の低下による電力不足が主原因で、低温に晒されたためにOpportunityは、低電力障害等に陥っている可能性が高いし、
今回のダストストームで太陽パネルがダストで覆われている可能性もあります。
*ダストデビルが太陽パネルを掃除してくれることを期待しましょう!

6月10日には、タウ10.8程度まで日光が遮られていました。
下図は、Opportunityから見た大気の不透明度で、一番右が6月10日ころの様子です。
左から不透明度、1,3,5,7,9,11に相当します。NASA / JPL-Caltech / TAMU

*Opportunity!頑張れ!

ネタ元は、こちら:https://mars.nasa.gov/news/8364/martian-skies-clearing-over-opportunity-rover/

AstroArtsさんの記事。
9月4日:http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10147_duststorm

コメント

Sol2093~2162

2018-09-07 20:14:39 | MSL

米惑星協会のEmilyさんがCuriosityの活動をまとめてくれてますので、メモします。

http://www.planetary.org/blogs/emily-lakdawalla/2018/0906-curiosity-update-sols-2093-2162.html

下図で以下のドリルの位置が分かります。
Sol 2057(18.05.20) Duluth (深さ5.1cm) 
Sol 2112(18.07.16) Voyageurs (深さ3.7cm サンプル採集不可)
Sol 2122(18.07.24) Ailsa Craig (深さ3.7cm サンプル採集不可)
Sol 2136(18.08.09) Stoer (深さ4.6cm) 

VoyageursとAilsa Craigでは、十分な深さまで掘る事が出来なかったのでCheMinやSAMでの分析は行われませんでしたが、ChemCamやAPXSでの調査を実施しました。
*転んでもただでは起きないというか、智恵を絞ってCuriosityの能力一杯に活動していますね!

NASA / JPL / UA / Phil Stooke

下図は、Duluthとそのドリル穴

NASA / JPL / MSSS

NASA / JPL / MSSS

下図は、Steorとそのドリル穴

NASA / JPL / MSSS

NASA / JPL / MSSS

コメント