火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

片道切符は格安

2010-10-30 23:25:48 | Weblog
10月25日のMarsDailyによりますと片道切符で火星へ行く提案をしている人達がいるようです。



詳しくは、下記にて
http://www.marsdaily.com/reports/A_One_Way_Trip_To_Mars_Would_Be_Affordable_999.html

今月の「Journal of Cosmology」で発表しています。
題名は、「To Boldly Go: A One-Way Human Mission to Mars」で、Washington State UniversityのDirk Schulze-Makuch, Ph.D.さんと Paul Davies, Ph.D.さんの共著です。
Dirk Schulze-Makuch, Ph.D.さんは、ワシントン州立大学の地球環境科学の先生です。
Paul Davies, Ph.D.さんは、アリゾナ州立大学のBeyondセンターの先生です。

火星は、大気も水もあり、そして地球に距離的にも環境的にも最も近い惑星である。
植民する価値がある惑星であるが、いざ計画を立てる段になるとコストが膨大に嵩んでしまう。
でも、片道切符で行くとすると劇的にコストが下がり、植民の実現性も高まるということが大筋のようです。
最初の入植者は、2機の宇宙船に2人がそれぞれ乗って行く計画ですね。
彼らには、十分な補給とサポートがされます。
しかしながら、入植者を増やしていく過程で地球からの補給物資に頼らず、火星で物資や食料を現地調達する体制を作るとのこと。
最終的には、火星で自給自足できるようになると予想してます。
でも、洞窟に住むことになりそうですね。
また、コロンブスなどを引用して、死の危険を厭わない冒険家が過去にもいたことに触れています。
火星に植民することで、地球に大規模な災害(小惑星の衝突など)があった場合の人類の種の保存の安全弁が増えることや、更に遠くの太陽系外縁部への進出の基地にもなるとも言ってます。
そして、地球以外の世界が出来ることで地球社会へ良い影響を与え、人類の統一と未来への高揚をもたらすと期待してます。
片道切符での入植の計画は、現時点での技術と予算で実現可能であるということです。
現在の技術の集約で火星へ行くことができるという点は、火星協会の「MarsDirect」と同じ見解で心強いです。


Journal of Cosmologyのサイトは、下記にて
http://journalofcosmology.com/


「To Boldly Go: A One-Way Human Mission to Mars」の記事は、下記にて
http://journalofcosmology.com/Mars108.html

AOLニュースでNASAエイムズ研究センター(NASA Ames Research Center)のPete Worden所長が、「Hundred Year Starship initiative」を紹介してます。
概略は、2030年までに火星への片道飛行に出発し、地球に帰還することなく、永住するというプロジェクトです。

http://www.aolnews.com/surge-desk/article/nasa-hopes-to-send-astronauts-on-one-way-mission-to-mars/19692279

イギリスのDailyMailでもNASAの計画の紹介記事がありました。
NASAのAmes Research Centreは、このプロジェクトの作業開始のために100万ドルの資金を受けているそうです。
また、研究チームは、追加で10万ドルも受け取っているとのこと。
この記事では、上記の「To Boldly Go: A One-Way Human Mission to Mars」も取り上げています。

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1324192/Hundred-Year-Starship-Mars-mission-leave-astronauts-planet-forever.html

「To Boldly Go: A One-Way Human Mission to Mars」と「Hundred Year Starship initiative」との関係がよく分かりませんが、同じような研究なのでしょうか?
ヨーロッパからアメリカに移民した人や日本からブラジルに移民した人たちを考えると片道切符覚悟で行ったのでしょう。
もちろん、挫折して帰国したり、成功して故郷に錦を飾った人たちもいましたが。

最初は、片道切符覚悟で火星へ入植して、その後、火星での農業や工業の発展を待って地球への帰還船を建造するということも有りかなと思います。
結構、このアイデア気に入ってます。
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火星探査へ中国も参戦

2010-10-27 22:03:05 | 中国
10月2日のSeachinaの記事で月探査衛星「嫦娥2号」が、基本的任務を終了後、地球へ帰還する可能性を報じていました。
月の周回軌道への投入が順調なため、燃料が多く残っているようです。
それを利用して、下記の三点を検討しています。
①月面に衝突させる
②月から深宇宙へ飛び立たせる
③地球の周回軌道へ戻す

詳しくは、下記にて
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1002&f=national_1002_063.shtml

この時、中国がこの時期に早くも月へ行って帰ってくるというと結構大変なことだと感じていましたが、やはり出てきましたね。
10月22日のSciencePortalChinaによりますと、火星探査に意欲を見せています。
宇宙開発の視点から世界の宇宙先進国は、火星探査を最重要目標としていると位置づけて、中国は他の国々から遅れを取っているとの認識。
その差を埋めるためには、早急に独自の技術による火星探査をやる必要があるということです。

詳しくは、下記にて
http://www.spc.jst.go.jp/news/101003/topic_5_02.html

22日のSeachinaの記事では、2013年に火星探査機を打上げるということになってます。
その技術力を中国は既に獲得していると自信を示してます。
火星を人類が移住可能な天体と認識しているとのこと。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101022-00000022-scn-int

日本も当面の最高目標を火星有人探査としてあらゆる可能性を探るべきではないでしょうか?
いつまでも「夢」「希望」などだけでなく、その夢を叶えるための具体的目標が必要な時期になっていると思います。
日本は、宇宙先進国として誇るべき技術を持っており、計画的な人材育成と技術の蓄積をしていくべきです。
そのためにも火星探査への日本の参戦を期待してます。
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大気喪失のメカニズム

2010-10-25 23:11:49 | MAVEN


NASAの発表によるとMAVENがいよいよ2013年11月にAtlas V 401でCape Canaveralの Complex 41から打上げられることになりました。

MAVENは、上層大気、電離層、太陽エネルギーの働きそして大気の喪失の全体像を解明することでしょう。
そして、火星の気候変動の歴史をより深く理解できることとなります。
総コストは、187百万ドル(約150億円:80円/ドル)。

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/oct/HQ_C10-065_Maven_Services.html

Atlas V 401については、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)

Atlas V 401は、フェアリングが4mで、補助の固体ロケットブースターは無し、そして第2段は、1つのセントールエンジンという構成です。
1段目は、Common Core Booster(CCB; 共通一段システム/メインエンジンとしてロシア製のRD-180を用いる)が使用されている。
メインエンジンがロシア製ってことあるんですね。
GTO(Geostationary Transfer Orbit:静止トランスファ軌道)へのペイロードが4,951kg。今までに10回の打上げ実績があるので信頼性は、高いようです。
今火星を回っているMROも401で打上げられました。
来年、打上げ予定のMSL(Mars Science Laboratory)は、Atlas V 541を使用予定ということなので、5mのフェアリングに4本の補助固体ロケット、そして第2段は、1つのセントールエンジンという構成です。
GTOへのペイロードが7,982kgとなってます。

いよいよ、火星探査が本格的になってきます。
まずは、サンプルリターンです。
そして、有人探査ですね。人は、必ず帰ってきたいでしょうから。
でも、火星への有人飛行が当たり前になったその後は、片道切符で行ける所まで行く冒険家が出てくるのではないでしょうか?

MAVENから離れてしまいますがついでに・・・

現在の人類の寿命を80歳として、宇宙飛行士になるには大学卒は必須でしょうから30歳でなるとすると50年間飛び続けることが可能ではあります。
50年間ひたすら飛び続けるとして今の人類の持っている技術ではどの位の速度で、どこまで行き着けるのでしょうか?
知識がないので現在も太陽系外を目指して飛び続けているボイジャー1号を参考にして下記の考察をしてみました。
ボイジャー1号は、1977年9月5日に打上げられ、2010年6月10日現在で太陽から約170億6000万km(113.732 AU)の距離にあるとのことです。
速度は、太陽との相対速度で17.073km/s(3.602 AU/年)。
時速で61,462km/hr、1日に147.5万km飛んでいることになります。
1年間では、5億3,841万kmとなりますね。
既に33年ほど経っていますので、あと17年はこの速度で飛び続けたとして91億5,304万kmとなります。
合計で太陽から262億1,304万km、地球から260億6,344万kmとなります。
結構、遠くまでいける感じですが、光速ですと24時間ほどとなります。1日で行ける距離なんです。
ボイジャー1号は、現在ヘりオシースに入ってヘリオポーズを越えるため飛び続けています。
しかしながら、その外のオールト雲の通過には2万年ほど掛かるようです。
お隣のケンタウルス座α星までは、4.3光年ということですから現在の技術では、恒星間飛行は不可能と言えるでしょうね。
根本的なブレークスルーが必要でしょう。

太陽圏はヘリオスフェアで惑星は宇宙線から守られており、太陽の影響が終わる境界領域をヘリオポーズという。
ヘリオポーズを太陽系の境目とすると、現在の技術でも太陽系外脱出は可能なようです。
どんな風景が現れるのでしょうか?



ボイジャーについては、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC1%E5%8F%B7

太陽圏については、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB
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なんでも練習が大切

2010-10-25 22:37:11 | NASA


10月15日のMarsTodayによりますとNASAの月惑星研究所(NASA Lunar Science Institute)が主催してドクターコース及びマスターコースの学生をアリゾナにあるBarringer Craterに招待してクレーターの調査等のトレーニングをしたとのことです。

詳しくは、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=31863

Field Training and Research Program at Meteor Crater
http://www.lpi.usra.edu/nlsi/mcFieldCamp/

10月16日から24日の1週間で実施された訓練は、月や火星など惑星系探査を想定しています。
どう扱い、どう対処したら良いか学んだとのこと。

Barringer Crater Companyとか Meteor Crater Enterprisesなどがあるんですね。
クレーターでもビジネスが起こせるとは、改めてビックリです。

Meteor Crater Enterprises

http://www.meteorcrater.com/

the NASA Lunar Science Institute

http://lunarscience.arc.nasa.gov/
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宇宙へ定期便

2010-10-17 22:55:52 | 火星協会
10月4日発行の工業系の週刊誌Space NewsにZubrin会長が、「宇宙に鉄道を」という題名でひとつの提案をしています。

「Opening a Railroad to Space」

http://www.marssociety.org/portal/transorbital-railroad-proposed/

スペースシャトルに使っていた費用の70%を当てて定期的に毎月低軌道への打ち上げを実施して、それを安価に民間にも開放するという提案です。
年間でLEO(low Earth orbit)へ100tの打ち上げを6回、LEOへ20tの打ち上げを6回として、隔月に100t→20t→100tと打上げる。
定期的に打ち上げが実施されることで、それに合わせていろいろな搭載物(補給物資、人工衛星、有人カプセル等)が計画されるようになり、それが宇宙開発の裾野を広げるという考えのようです。

1.実際に掛かる費用は、総額36億ドル
LEOへ100tの打ち上げが5億ドル
LEOへ20tの打ち上げが1億ドル

2.利用料金は、フル稼働で7千2百万ドル
LEOへ100tの打ち上げの場合
 100tで1,000万ドル、10tで100万ドル、1tで10万ドル、100kgで1万ドル
LEOへ20tの打ち上げの場合
 20tで200万ドル、2tで20万ドル、200kgで2万ドル

所謂、補助金制にして宇宙開発を活発化しようという考えですね。
しかし、2%の負担率というのは思い切ったものですね。
それでもスペースシャトルは、年3回の打ち上げで60tしか打上げられなかったが、その70%の36億ドルという金額で720t打上げられるとのことです。
更に、コストからすると僅かでも使用量が入るわけですからお得だという訳です。
そして、宇宙航空産業の活性化で品質が上がり、量産効果で価格も安くなりと良いこと尽くめです。
更に更に、火星探査機もこのRailroadでLEOまで運んでもらってから火星を目指すことも考えられそうです。
火星への植民がより現実的になりますね。
人口増加も恐くはないし、広い宇宙を見れば資源も豊富にあります。
今回のZubrin会長の発言がどのような位置づけなのか分かりませんが、火星を目指すために考えることは沢山あるんですね。
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世界はひとつ!ビバ!チリ!

2010-10-15 00:32:12 | Weblog
チリの落盤事故から33人が全員無事で生還されたことを心からお祝いします。
本当に良かった!!
13日午後9時55分(日本時間14日午前9時55分)、最後に救出された現場監督のルイス・ウルスアさん(54歳)の落盤事故発生当時の最初の判断が生死を分けたと思います。
時間が12時間違っているので、地球の正反対に日本とチリがあることが改めて思い起こされます。
淡々と進む順調な救出の手際をみて、チリの技術の高さが印象的でした。
また、鉱山労働者の皆さんの団結の固さが素晴らしいと思いました。
救出の様子を見ていると自然に感動が湧き出てきましたね。
それにしても救出のために救助隊員が6人地下へ降りていたんですね。その勇気も称えられるべきでしょう。
救出された33人のうち17人の方が病院に搬送されて、1人の方が肺炎だとのこと。
今後のケアも十分されることを望みます。
NASAの専門家による現地入りしての閉鎖空間でのノウハウとか、JAXAも宇宙食の差し入れをしましたし、世界中が何らかの支援の手を差し伸べましたね。
そして、世界は、ひとつになれることを証明しました。
素晴らしいの一言です。
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密着取材も可能

2010-10-14 00:59:12 | 火星地形


10月11日のMarsDailyで見つけましたが、大気科学者のJoel LevineさんがNASAのスカウトミッションに応募するために250人を組織して準備しているとのことです。
それは、火星の空に飛行機を飛ばして今まで出来なかった探査をしようというものです。
元ネタは、Astrobiology Magazineの10月7日のPrachi Patelさんの記事です。

詳しくは、下記にて
http://www.astrobio.net/exclusive/3638/airplanes-could-unlock-mars-mysteries

過去30年間いろいろな軌道船や探査機で北極の氷から大気中のメタンまで探査してきたが、南半球の探査が十分ではない。
なぜ、南半球の探査が難しいかというと火星の地形が関係しているわけです。
南のほうが高地になっていて北半球が低くなっているため探査機を着陸させるには、北半球のほうがやさしいのです。
また、南半球のほうがでこぼこしているとも言ってます。
そのため南半球への着陸は、見送られてきています。

ARES(Aerial Regional-Scale Environmental Surveyor)は、全長5メートル、翼幅6.5メートルでロケットエンジンを使用します。
火星の大気には酸素がありませんからね。
ARESは、aeroshellの中に折りたたまれて火星大気中に突入します。
その後、パラシュートでaeroshellが減速して、高度32kmでARESは、aeroshellから放出されます。
ARESは、翼を広げてロケットエンジンに点火します。
そして、1,600メートルの高度から約2時間、距離にして約1,500kmの地域を調査して火星表面に到達する計画です。
その間に、飛行機に搭載されたビデオカメラ、地磁気センサー、質量分析計、point spectrometer(点分光計)、context camera(背景カメラ)でデーターを集めるとのことです。
空気中のサンプルは、3分置きに採取するようです。



来年打上げ予定のMSLは、着陸時に逆噴射クレーン方式での着陸を予定していますが、ARESのほうが確実性が高いと言ってます。
従来の探査機は、数年単位で活動を続けています。
これに対してARESは、数時間の探査で終わってしまうとの指摘に対しては、着陸後も地表のローバーと同様に探査を続けることが可能であるとのことです。
MRO(Mars Reconnaissance Orbiter)が約280km上空から観測しているのと比較して超接近となるので、地上の様子がもっと詳しくわかることが期待できます。
ビデオ撮影も期待値高いですね。
どうもPhoenixのライバルだった様で、次のスカウトミッションに採用されることを祈ります。
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火星に似た地球

2010-10-10 22:19:06 | 火星協会
米国火星協会のRobert Zubrin会長が9月30日~10月3日の間、チリを訪問した報告が発表されています。
チリ空軍の高官、チリでトップのジャーナリスト、チリ宇宙局の秘書官そしてチリの上院議員Carlos Canteroさんと会っています。
Carlos Canteroさんは、Zubrin会長との会談の後でプレスリリースでこのプロジェクトにお墨付きを与えたとのことです。

詳しくは、下記にて
http://www.marssociety.org/portal/zubrin-tour-of-chile-opens-way-to-mars-atacama-research-station/

チリの空軍の航空技術専門学校に招待されたようですが。
http://www.marssociety.org/portal/CartaagradecimientoDrZubrin.pdf

今回の訪問の目的は、チリのアタカマ砂漠にMMARS(Moon Mars Atacama Research Station)を建設することへのチリ政府等々への働きかけでした。
訪問は、大成功だったとのことです。
アタカマ砂漠は、火星に非常によく似た環境で、大変寒く乾燥しています。
以前から、火星での活動等を学ぶためにNASAの研究者や宇宙生物学者等が活動していることで知られています。
MMARSは、チリのAntofagasta大学のCarmen Jimenez教授によって提案されています。
カナダの北極圏にあるFMARS(Flashline Mars Arctic Research Station)やアメリカの砂漠にあるMDRS(Mars Desert Research Station)と同様の場所となるでしょう。
実現すると、チリ政府が資金提供をして専門の研究者が運営することになるとのこと。
このことでNASAやESA、火星協会、チリの大学等が火星の研究と活動についての研究に利用しやすくなると期待できます。




上記は、チリ空軍によって提供された写真です。
左からMMARSの提案者のAntofagasta大学Carmen Jimenez教授、火星協会のRobert Zubrin会長、チリの天文学者のRoderick Bowenさんとチリ宇宙局の事務局長Juan F. Acuñaさんです。

Zubrin会長は、約500年前の1492年8月3日、コロンブスが大西洋をインドを目指してパロス港を出航したことを引用して、火星への道のりへの努力は必ず500年後の人たちから評価されるであろうとその中にチリも入るべきだと鼓舞してます。
500年後の火星は、既に人々が居住していることでしょう。
火星から地球を見てあんな遠くから先人達が道を切り開いてきたのかと・・・
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あと1火星年で突入だ!

2010-10-09 23:55:46 | MSL


遅くなりましたが、9月29日にNASAがMRO(Mars Reconnaissance Orbiter)搭載の気象探測機(Climate Sounder)で4週間の集中した測定を実施することを発表しました。
これは、いよいよCuriosity(the Mars Science Laboratory rover)が火星に着陸する1火星年前(687地球日)となったからです。
火星の北半球の春と夏の期間は、毎年毎年季節と一日の時間帯で大気が同じ状態を繰り返すとのことです。
大気の状態を知ることで、着陸船が火星大気に突入してからの降下時での予測が出来ると期待されます。
気象探測機は、水平線方向の大気中の気温、気圧、ダスト、水蒸気を高さ5kmの垂直のカラムとして立体的的に測定します。
また、探査機直下の地表温度とダストと水蒸気のカラム総量を測定します。
この測定によって、日中と夜間の3次元での大気の状態が把握できるとのことです。

詳しくは、下記にて
http://marsprogram.jpl.nasa.gov/msl/news/whatsnew/index.cfm?FuseAction=ShowNews&NewsID=1065

687日というと今年の9月29日を起点とすると2012年8月16日にMSLが火星大気圏突入という予測ですね。
測定器の準備も順調に進んでいるようで楽しみです。
SAM(The Sample Analysis at Mars)については、10月8日のMarsTodayで紹介されています。下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=31810

着陸方式がユニークなので是非成功して欲しいと思います。
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淡々と進んでいます

2010-10-06 23:59:53 | 520MARS
また、9月27日と10月4日分が発表されました。

順調にテストが進んでいるとのこと。
①~⑦は、6月18日以来続けてテストされている項目です。
⑧は、7月2日以降に加わったテストですね。

①Estimation of effectiveness of physical trainings – “PROPHYLAXIS” (IBMP).
②Sodium consumption, fluid homeostasis and arterial pressure regulation – “Nutrition” (Germany).
③Association between psychological characteristics and cardiovascular system functioning – “CardioPsy” (ЕSА).
④Autogenic training as self-regulation procedure – “Self-regulation” (IBMP).
⑤Questionnaire about sleep quality “Blue light-2” (ESA).
⑥Investigation of sleep system resistance to stress – “Sleep” (Russia).
⑦Monitoring of neurobehavioral functions “Operator”(USA)
⑧Group structure and cooperation “Distance” (ESA)

地球から火星までの軌道をおさらいすると下記のとおりとなってます。

打ち上げ→地球周回軌道→周回軌道離脱(出発)→火星周回軌道→火星着陸

10月4日時点は、火星周回軌道に向かっているところで
地球からの距離が33,143,000km(110.6光秒)
火星までの距離が142,787,000km(476.3光秒)
となっているようです。地球との交信に約2分掛かる計算です。
9月10日と比較すると地球から13,877,000km遠ざかり、火星に44,480,000km近づいたことになります。

下は、食事です。イチゴがたくさんありますが、缶詰でしょうか。
でも、美味しそうですね。



下は、野菜を栽培している様子ですが、花の様に見えます。

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