火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

Team_NARABU 準優勝おめでとう!

2016-09-30 09:33:26 | 火星への入植

International Gemini Mars competitionの結果は、Team NARABUが惜しくも僅差で準優勝となりました。
19th Annual International Mars Society Conventionの中で、
最終プレゼンが
9月24日13時から17時30分(25日2時から6時30分 JST)に行われて、
順位発表と表彰式が9月24日19時から23時のパーティの中で行われました。(9月25日8時から12時 JST) 

5位までの順位は、以下のとおりです。 

the top prize – Team CranSpace(Cranfield University, UK)
2nd place – Team NARABU (Keio University, Nihon University & Tokyo University of Agriculture & Technology, Japan)
3rd place – Team Itinere (Purdue University, U.S.A.)
4th place – Team Russia (multiple schools)
5th place – Team FATO (University of Turin, Italy)

下図は、表彰時のズブリン会長とNARABUのメンバーです。

USTREAM

*プレゼンが深夜のため録画予約して、私は寝てしまったのですが、PCの不調で録画されていませんでした。
 機会があれば、Team NARABUのプレゼンを是非見たいものです。

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複合現実>現実空間と仮想空間が混じり合って・・・

2016-09-21 00:07:08 | MSL

9月19日のWhat'sNewによりますと、当ブログ4月2日の「マジ!火星ウオーカー」でお伝えしたOnSightがKennedy Space Center Visitor Complex で9月18日に公開されました。
OnSightは、NASAのJPLとMicrosoft HoloLensとが共同開発したものです。
一般公開は、9月19日から来年の1月1日までになります。 
下図が公開イベント時のテープカットの様子です。

下図は、ムーンウォーカーのBuzz AldrinさんとCuriosityのドライバーのErisa HinesさんがOnSightを楽しんでいる様子です。

詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
https://www.kennedyspacecenter.com/things-to-do/destination-mars.aspx

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火星への道、MD80が始まります。

2016-09-20 00:14:04 | Mars160

Mars160の前半戦であるMD80が9月24日から始まります。

12週間の火星生活となります。 
ミッションの概要は、当ブログ「火星への大切な一歩!」をご参照いただきたく。
火星協会のパーティ会場とMDRSとを繫いでのイベントが実施されますので、是非、生動画で声援を送りましょう!
*ちなみにこのパーティ会場で International Gemini Mars competitionの表彰が行われると思いますので、日本チーム「NARABU」のメンバーの元気な姿が見られることと期待してます。

<Mars Society Banquet>9月24日
・6:00pm - 7:00pm Cash Bar
・7:00pm-11:00pm Mars Society Banquet

パーティーは、日本時間で9月25日午前8時から12時ですが、MD80クルーとのSkypeがいつ繋がるか不明です。
クルーが前回発表から若干変更となっているので、下記に記載します。

Dr.Alexandre Mangeot, Commander & Engineer(France) 
 主要研究は、ハイブリッド宇宙推進エンジン実験と数値を用いたアプローチ。経験は、MDRSでクルー113(2012年)、クルー143(2014年)に参加。また米国や欧州では、様々な火星協会のイベントに参加した。
 
Mr.Yusuke Murakami, Executive Officer (Japan) 
 極地建築家。慶應義塾大学環境デザインにおける修士号を取得。経験は、 MDRSでクルー144(2014年)に参加。第50次日本南極越冬隊に参加。また、エベレストや富士山でベースキャンプエンジニアとしての経験を積んだ。
 
Ms.Anastasiya Stepanova, Journalist (Russia)
 モスクワ州立大学でジャーナリズムの修士学位を取得。ロシアの宇宙飛行士Yuriy Baturinの下で宇宙ジャーナリズムを4年間勉強した。現在、バウマン州立大学でロボット工学を勉強中。「SpasRezerv」と呼ばれる捜索救助ユニットで活動しており認定安全・救助の専門家。「I Wish You a Good Flight!」と題されたティーンエイジャー向けの宇宙の本の共著者でもある。(読者は宇宙の歴史、宇宙での生活、宇宙飛行士になるために学べる。)また、マーズワンのラウンドIIIの候補者。MDRSでクルー143に参加。
 
Mr.Claude-Michel Laroche,Engineer,(Canada)
 2007年にモントリオール大学(物理学)卒業。2012年にエコールポリテクニークモントリオールから物理工学の学位を取得。国際宇宙大学の2012年宇宙研究プログラムに参加。経験は、MDRSでクルー143(2014年)に参加。カナダ軍の予備役兵。
 
Dr.Jonathan Clarke,Geologist (Australia)
 オーストラリア火星協会会長、MDRSの科学ディレクター。彼はタスマニア大学の古生物学者としてキャリアをスタートした。探査地質学者、フリンダース大学で堆積学と古生態を研究、その後、民間と政府部門で上級レベルの鉱物と地下水探査を約20年間勤めた。
 
Ms.Annalea Beattie, HSO (Australia)
 オーストラリア火星協会常任理事。芸術家で教育者であり、宇宙のような閉鎖環境での役割を研究している。経験は、MDRSでクルー118(2012年)に参加。
 
Ms.Anushree Srivastava, Biologist (India & United Kingdom) Originally from India,
 人類学等社会科学を学んだが、宇宙生物学に興味を持ち、自然科学へ転向した。現在、エセックス大学でバイオテクノロジーの修士号取得に向けて勉強中。
*ミッションサポート、MDRS Capcomsのメンバーである。http://mdrs.marssociety.org/home/mission-support-team 
 
下図にMD80クルーの写真を紹介します。
Marssocietyのサイトでは、まだ出ていないので、過去のMDRS等での写真です。
Ms.Anushreeの写真が見つけられず、インドの国花(蓮)の画像としました。
注)画像の出典:MarssocietyのMDRSの画像、Marssociety AustraliaのHPからの画像 
 
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火星協会総会に、ご注目!

2016-09-19 01:04:41 | 火星協会

いよいよ19th Annual International Mars Society Conventionが9月22日9時 EDT(9月22日22時 JST)に始まります。
開催概要は、こちら
詳しい日程は、こちら
http://www.marssociety.org/convention2016/2016-Schedule.html 

場所:the Catholic University of America in Washington, D.C. 
期間:9月22日から25日まで 

今回は、日本火星協会として注目し期待している2つのイベントがあります。
1. International Gemini Mars competition 
  9月24日13時から17時30分(25日2時から6時30分 JST)
 最終プレゼンが行われて優勝者が決められるのですが、日本チーム「NARABU」が最終10チームに残っていて、優勝を狙っています。
 チーム「NARABU」には、日本火星協会の宮嶋理事が参加しています。 
 当ブログ2016年5月18日の「日本チームNARABU、頑張って!」をご覧ください。 

2.MD80が24日から開始されるので、クルーと Convention会場との交信が計画されています。
  9月24日19時から23時のパーティの中で行われます。(9月25日8時から12時 JST)
 MD80には、副隊長として日本火星協会の村上理事が参加しています。
 当ブログ2016年4月8日の「火星への大切な一歩!」をご覧ください。 

上記Conventionの様子は、こちらから動画配信される予定です。

ぜひ、チーム「NARABU」とMD80の動画を生で見て、応援をよろしくお願いいたします。 

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宇宙資源開発の先駆け

2016-09-14 22:04:14 | 宇宙資源調査

OSIRIS-RExを乗せたAtlas V ロケットが9月8日7:05 p.m. EDT(9月9日8:05JST) にCape Canaveral Air Force Stationから打上げられました。
NASAのニュースリリースは、こちら
https://www.nasa.gov/press-release/nasa-s-osiris-rex-speeds-toward-asteroid-rendezvous
OSIRIS-RExは、2018年に小惑星「
Bennu」に到着する計画です。 
そして、長期間の観測を行い、サンプル採取をして、サンプルを地球に持ち帰ってきます。 
*上記の記事では、「アポロ時代後、初のサンプルリターンだ」と言ってます。もちろん、日本の記事では、「アメリカ版はやぶさ」の表現ですね。 

Osirisとは古代エジプト神話に登場する生産の神です。
それに因んだ名前としてのOSIRIS-RExには、以下の言葉が込められています。
O:Origins/SI:Spectral Interpretation/RI:Resource Identification/S:Security/REx:Regolith Explorer

下図がBennuの姿と大きさです。

OSIRIS-RExは、次のようなスケジュールで計画されています。
・2018年、Bennuに接近 → マッピングとサンプル採取のための調査を開始。
2020年7月には、OSIRIS-RExがその335.28cm(11フィート)の腕を使ってサンプルを60グラム以上収集します。 
 *ユニークなサンプル採取方法です。
  こちらを見てください。 http://www.asteroidmission.org/mission/#sample
2023年9月に地球にサンプルを届ける。

*詳しくは、「月探査情報ステーション」のこちらをご覧ください。
http://moonstation.jp/challenge/pex/osiris-rex 

下図は、OSIRIS-RExの勇姿です。


 
*一方、わが「はやぶさ2」は 小惑星「リュウグウ」を目指して飛行中で2020年には、サンプルを地球に持ち帰る予定です。

9月12日配信の朝日新聞デジタルでは、「NASA、火星探査へ一歩 米国版はやぶさ打上」という記事の中で、OSIRIS-RExの目的が有人火星探査を見据えた取り組みとする一方、米国民間企業による希少金属採取計画も具体化すると言ってます。
その1社「ディープスペース・インダストリーズ」(米宇宙ベンチャー)が宇宙資源開発を目指す探査機の打ち上げを来年にも独自に行う計画が有るとのことです。
http://digital.asahi.com/articles/ASJ9946DNJ99UHBI01N.html?_requesturl=articles%2FASJ9946DNJ99UHBI01N.html&rm=448

まさに宇宙資源開発時代の幕開けですね。 
オバマさんが昨年11月25日に署名した「2015年宇宙法」が動き出しているようです。
*上記の記事は、こちら:http://newsalt.jp/science/%E3%80%8C2015%E5%B9%B4%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%B3%95%E3%80%8D%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%8C%E7%BD%B2%E5%90%8D%E3%80%80%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%B3%87%E6%BA%90%E3%81%AE

「2015年宇宙法」では、小惑星や宇宙空間で見つけられた水や鉱物と言った非生物的資源について個人や企業が所有、輸送、利用、販売することを認めています。 
多くの国が批准している「宇宙条約」では、国家の占有を禁止しているのですが、民間による占有は想定外だったのを上手く利用した印象です。
今は、民間による宇宙開発が現実のものになる時代となってきている訳で、1967年10月10日に発効した「宇宙条約」を根本的に見直す時期に来ているのかもしれませんね。 

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Murray Buttes の大きさは?

2016-09-13 00:10:01 | MSL

Murray Buttesと言っても、そのビュートの大きさってどのくらいか?
中々、実感が持てませんね。
そこで、「宇宙飛行士にモデルとして立ってもらいました!」と言う画像をEmillyさんが8月23日のブログ「そのビュートの大きさは?」で紹介していました。 
画像を作ったのは、Seán Doranさん(宇宙画像愛好家)です。

Sol1419 NASA / JPL / MSSS / Thomas Appéré / Seán Doran

Sol1419 NASA / JPL / MSSS / Seán Doran

Sol1432 NASA / JPL / MSSS / Seán Doran

Sol1436 NASA / JPL / MSSS / Seán Doran

もっと見たい方は、 「Seán's Flickr page」を見てください。 

*やはり、比較対象があると実感がわきますね!

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さらば!Murray Buttes!

2016-09-12 21:44:09 | MSL

9月9日のWhat'sNewによりますと、Sharp山の下層地域 "Murray Buttes" の調査は、満足すべき結果を得たようです。

多くのカラー画像から、この地域の過去と現在の詳細な様子が分かってきました。 
Curiosityの科学チームは、この地域にアメリカ南西部の砂漠に似た風景を見いだして、この先を更に調査することにわくわくしています。 
また、新たにサンプルを掘り出す候補地を見つけて、準備を開始してますね。(ドリルが成功したら、報告します。)

「さらば!Murray Buttes!」と題した写真が5点紹介されていますので、火星に浸りきりましょう!
*9月8日(Sol1454)にMastCamで撮影。

その1


 
その2

その3

その4

その5

砂岩内の層状の構造は、"cross-bedding"と呼ばれ、このような砂岩は、移動する砂丘のように風によって堆積して形成されたことを示しています。

Sol1454(2016年9月8日)にCuriosityは、下図の位置にいます。(位置情報が更新されましたので追加しました。)
ビュートとメサの地帯を抜けてきた様子が分かりますね。

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