火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

大規模な砂嵐、全球を覆うか!!

2018-06-24 00:14:24 | 火星大気

NASA / JPL-Caltech / MSSS
上図は、6月11日にマーズリコネイサンスオービターから撮影されたダストストームの様子です。ダストストームは、5月31日から始まりました。
中央のローバーがOpportunityで、右側がCuriosityです。
6月12日ころには、3500万平方kmもの範囲に広がっており、これは火星の表面の4分の1にあたるとのこと。
Opportunityは、6月10日には応答があったが、13日になって応答がなくなったとのことです。
現時点では、低電力モードになっていると思われます。

下図は、Opportunityから見た大気の不透明度で、一番右が6月10日ころの様子です。
左から不透明度、1,3,5,7,9,11に相当します。
NASA / JPL-Caltech / TAMU

下図は、Curiosityが6月15日に撮影したダストストームの様子です。
Curiosityは、原子力電池を動力源としてますので、今回のダストストームを内部から観測することが期待できますね!
NASA / JPL-Caltech / MSSS

上図と1月23日に撮影された下図と比べると、ダストストームがCuriosityへと迫ってくる様子が伺えます。
NASA/JPL-Caltech/MSSS

下図は、Curiosityが6月7日(左)と6月10日(右)にゲールクレーターの東北端を撮影したものです。
確実にダストが増えている様子が分かります。


現在の情報では、今回のダストストームが全球規模になることが予想されています。
Opportunityは、2007年のダストストームを乗り切ってきたので、何とか今回も頑張って耐えてほしいと祈ってます。
2007年にOpportunityが経験したダストストームの不透明度は「5.5」程度でしたが・・・頑張れ!

下図は、今回のダストストームの観測体制です。
NASA/JPL-Caltech   

Curiosityのサイトからの記事
6月13日:https://mars.nasa.gov/news/8350/nasa-encounters-the-perfect-storm-for-science/

6月20日:https://mars.nasa.gov/news/8351/curiosity-captures-photos-of-thickening-dust/

Opportunityのサイトの記事
6月20日:https://mars.nasa.gov/news/8348/opportunity-hunkers-down-during-dust-storm/ 

AstroArtsさんの記事
6月8日:http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9961_duststorm

6月19日:https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9976_opportunity 

古いですが、火星のダストストームについてまとめた論文です。
https://www.gfd-dennou.org/arch/riron/mars/dust/pub/dust.pdf#search=%27%E7%81%AB%E6%98%9F+%E3%83%80%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0%27

地球の砂嵐については、Wikipediaで、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E5%B5%90

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来し方の山はかすみ、はるかにて

2018-06-07 23:33:44 | MSL

今年の2月にVera Rubin Ridgeから今まで走行してきた方向を見ている自撮り画像です。

NASAは、Curiosityからの新しい科学的成果を発表するため、メディアや一般の人を招待してライブ中継を日本時間6月8日午前3時から行います。(11時 PDT、14時 EDT)
その時に質問を歓迎するとのことです。

司会:Michelle Thaller(assistant director of science for communications, in NASA's Planetary Science Division)

他の参加者は、以下の通りです。
・Paul Mahaffy, director of the Solar System Exploration Division at NASA's Goddard Space Flight Center in Greenbelt, Maryland
・Jen Eigenbrode, research scientist at Goddard
・Chris Webster, senior research fellow, Jet Propulsion Laboratory, Pasadena, California
・Ashwin Vasavada, Mars Science Laboratory project scientist, JPL

どんな発表か、見当がつきませんが、TOCANAさんでは、「地中から宇宙人?」とか、期待しているようです。

ライブ映像は、NASA_TVまたは、こちらhttps://www.nasa.gov/nasalive
更に次のサイトでも見ることが出来るとのことです。
Facebook LiveTwitch TVUstreamYouTube and Twitter/Periscope

一般の人でもソーシャルメディアで#askNASAをつけて質問できます。

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火星大接近を見逃さない!

2018-06-03 13:36:57 | Weblog

7月31日の火星大接近を見逃さない!
いくつかのサイトを紹介します。

国立天文台
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/

NASA
https://mars.nasa.gov/allaboutmars/nightsky/mars-close-approach/

月探査情報ステーション
https://moonstation.jp/news/20180315-website-for-mars-close-approach-2018-opens

AstroArts
https://www.astroarts.co.jp/special/2018mars/index-j.shtml

Youtube(2018年火星の動きが良くわかる)
https://www.youtube.com/watch?v=R8KtocA_yIQ

東亜天文学会 火星課(火星のプロの画像が見れます)
http://www.mars.dti.ne.jp/~cmo/ISMO.html

国立天文台 今日の星空

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火星の情報

2018-06-02 00:28:40 | Weblog

NASAのサイトで火星について分かりやすくまとめたサイトを見つけました。
これは、分かりやすい!!
https://mars.nasa.gov/all-about-mars/facts/

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