7月13日のSpaceRefによりますと、
CuriosityがChemCamで行った明るい色の岩石の分析結果から地球上の花崗岩質大陸地殻の岩石に似たものが確認されました!
火星でのcontinental crust(大陸下の地殻)の最初の発見となるようです。
分析の結果から地球上で最も古い大陸地殻に類似するとのことです。
その岩は、"Harrison" と呼ばれる岩で下図のとおり暗い色の基質の中に明るい色の結晶が見られます。
Sol514(2014.1.16:JST)に中心部分をRMI(The Remote Micro-Imager)で、全体をMastCam_Rightで撮影した画像を合成したものです。
ネタ元は、 Los Alamos National Laboratoryからの発表です。
http://www.lanl.gov/discover/news-release-archive/2015/July/07.13-curiosity-finds-mars-primitive-continental-crust%20.php
詳しくは、Nature Geoscienceで論文発表されています。
Sol514というと下図のような場所を走行していました。
ChemCamで分析してから約1年半後の発表です。
画像やデーターを解析して、論文を書いて、投稿ー審査で公表となるので、このくらい時間が掛かるのですね。