火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

RAが岩をぐいっと動かしました

2008-09-25 22:08:41 | Phoenix
http://phoenix.lpl.arizona.edu/images.php?gID=34496&cID=312



米国時間9月22日:Sol117 地球から送られたコマンドをPhoenixは、確実に実行して無事に岩が動かされました。40cmほど移動させたようです。上手くいきましたね!
上記の写真は、火星での太陽時午後12時30分頃に撮られたものです。
上部の三角形の部分がHeadlessの下にあったところです?いよいよ、ここを掘って、いろいろ調べてもらいましょう。拡大で見ると白いところと灰色の部分が擦られたように見えますが、今一良く分からないです。カラー写真を公開してほしいですね。
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岩の下を覗きたい・・・

2008-09-23 20:09:40 | Phoenix
http://phoenix.lpl.arizona.edu/images.php?gID=33983&cID=307



米国時間9月22日/Sol 117
Headless と名づけられた岩を動かして、下の層を調査するようです。21日の夕方に一連のコマンドが送られ、22日に作業が行われます。まだ、結果の発表はありませんね。
いつも思いますが、地球にいるエンジニアがRAを直接操作できると楽だけど、一連の動作を事前に送らなくてはならないので大変ですね。でも、今のところPhoenixチームは成功してます。
HeadlessはVHSビデオテープ位の大きさとの事。21日には、その岩を落としこむための溝を拡張しました。RAは、岩を動かす事を想定していなかったのですが、何とかこなしてくれると期待しましょう。
岩の下の氷の層の状態を見ることで氷の層と大気との関係が分かるということで、かなりの期待を集めている調査です。岩の下の層の状態を損なわないよう慎重に作業してます。
火星での水の循環が分かると今後の調査の確実性が高まるので期待しましょう。

http://phoenix.lpl.arizona.edu/09_22_pr.php
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白雪姫に初霜?

2008-09-21 01:15:23 | Phoenix
http://phoenix.lpl.arizona.edu/images.php?gID=33462&cID=304



Sol 113の午前9時頃(米国時間9月18日)、白雪姫溝で観測された初霜?です。太陽が沈むようになって観測されたようです。拡大写真は、上のURLで見てください。
いよいよ寒くなって来たんですね。
Sol 107(米国時間9月12日)には、WCL最後のセルに「白雪姫」溝からのサンプルが供給されています。その後の発表は、まだありませんが、期待して待つこととしましょう。

 また、米国時間9月15日の発表によるとNASAは、周回軌道から火星の大気圏を観測する探査機MAVEN(Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN)を火星探査計画として承認したとのことです。
http://www.nasa.gov/mission_pages/mars/news/maven_20080915.html

NASAの次のローバーのミッションは、火星科学研究室(MSL)です。現在火星上のものより非常に大きいローバーで、MSLは土と岩サンプルを集めて、有機物を求めるためそれらを分析します。MSLの打上げ予定は2009年秋です。それは2010年10月に火星への到着が期待されます。新しい計画のMAVENは、2013年に打ち上げられて2014年の秋に火星へ到達する予定です。それと同時期に、欧州宇宙機関も、ローバーの計画があります。ExoMarsと呼ばれて、このプロジェクトの打上げも2013年で2014年の到着予定です。ExoMarsローバーは地表下の土壌の中を深く掘ることができるドリルを備えています。それで科学者は水と有機物の証拠を探します。

 MAVENは、研究者主導で小型・低コストの探査機を火星に送り込む「火星スカウトプログラム(Mars Scout Program)」のPhoenixに続く第2弾として、20件の公募の中から選ばれたようです。






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めっけ!ダストデビル

2008-09-15 01:00:19 | 気候・天気
http://www.nasa.gov/images/content/273145main_15996-browse.gif

上記は、9月9日(火星時間 Sol104の午前11時53分と午前11時56分)にPhoenixのSSIで着陸以来初めて撮ったダストデビルの影像です。Phoenixからは、約1km離れていて、直径5m程度です。赤道付近のNASAのRover Spiritが観測しているものよりは小さいとの事です。地表が暖められる事で発生するのですが、寒暖の差が出てきたこの季節が発生しやすいのでしょうか?カナダの気象情報は、Sol99が最新でしたが全体に少し気温が下がっているだけで寒暖の差が広がっているようではないですね。それでは、日没するようになったために地表温度の変化が大きくなっているためでしょうかね。



9月9日のNASAの発表によると夏の盛りでは、毎日と言うか毎Sol 3,500ワット時の電力を得ていたそうですが、最近は日没の影響で毎Sol 2,500ワット時の電力しか得られなくなっているとの事です。その為、WCLへの最後の1セルへのサンプル投入とTEGAの残っている4オーブンへのサンプル投入を優先して実施するそうです。サンプル採取候補は、「白雪姫」溝です。結果の分析を待たずにRAの動くうちに作業だけ終わらせておこうという計画です。サンプル採取を終わらせて、分析とその解析はゆっくりやろうと言うことです。
いよいよ大詰めです。あと少しの間Phoenixの活躍を見届けましょう。

http://phoenix.lpl.arizona.edu/09_09_pr.php
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流れる雲に夏の終わりを惜しむ!

2008-09-02 23:35:37 | Phoenix
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/images/press/15777.html

米国時間8月30日Sol95に「Stone Soup」の18cmの深さからサンプルをとりWCLで分析を始めたようです。いままで多角形の地形からサンプルを採取しており、今回は、多角形地形の間で溝を掘ってのサンプル採取です。多角形の中心部では、5cm程度掘ると氷の固い層にぶつかり、それ以上掘れなかったのですが、今回は、固い層にぶつからず従来の3倍深く掘ったものです。

また、8月29日Sol94に撮影されたPhoenixの上空の氷の雲の様子が影像として公開されました。SSIで撮った10フレームの合成らしいですが、こういう動きがある映像を見ると実際に火星の地に立っている感じがします。カラー影像でも見たいのでNASAさんお願いします。NASA人は、結構遊び好きが多いようですね。

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