火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

生きの良い家を建てよう!

2020-01-25 00:24:32 | 建設資材

コロラド大学(the University of Colorado Boulder)の研究者で技術者のWil Srubarさんがシアノバクテリアの協力を得て持続可能な建築物を可能にする発表をしました!
詳しくは、下記のサイトにて:

①コロラド大学のCU Boulder Today(1月15日付け)
https://www.colorado.edu/today/2020/01/15/building-materials-come-alive

②発表論文
https://www.cell.com/matter/fulltext/S2590-2385(19)30391-1

Wil Srubarさんは、同僚と共同して開発を進めています。
微生物の働きは、以下の通り:
①シアノバクテリアのコロニーを砂とゼラチンの溶液に接種します。
②適切な条件調整により、微生物は二酸化炭素ガスを吸収して成長し、石灰岩の主要成分である炭酸カルシウムの生成します。
③微生物によってかき混ぜられた炭酸カルシウムは、砂を結合するゼラチンを鉱化します。

この建築物質をLiving building materials (LBMs) と呼んでいます。
LBMsを適切な条件で取り扱いした時、3世代の再生が確認されました。1個のバイオレンガが8個になる訳です。
LBMsの強度は、通常の建設用資材と同様に強靭で耐久性もあります。研究チームは、さまざまな湿度条件下で、今日使用されてモルタルとほぼ同じ強度を持っていることを確認しました。
「それは、踏むことができ、壊れません」とWil Srubarさんが言ってます。

*このバイオレンガが実用化されれば、建物が自己修復し、必要ならば自己増築も可能となるかもしれませんね。
ただ、微生物だからか湿度が高いほうが良いようです。でも、工夫次第で火星でも使えるでしょうね!

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Rosalind Franklin!!火星への旅、準備完了!

2020-01-24 09:32:14 | EXOMARS

ESAの1月16日の発表によりますと、ローバーRosalind Franklinが火星環境に対応可能であることが確認されたとのことです。
この後は、ローバーの最終システムチェックが行われます。

いよいよ、2020年7月26日から8月11日までの発射ウィンドウで、火星に向けて出発です。
カザフスタンのバイコヌールからロシアのプロトンMロケットでの打ち上げです。
来年2021年3月19日に火星到着予定です。

詳細は、こちら
http://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2020/01/ExoMars_Rover_completes_environmental_tests

 

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名前が決まりますよ!

2020-01-23 00:44:08 | Mars2020

いよいよMars2020の名前が9つまで絞られました! 
現在、世界的に投票が行われています。
アメリカ人でなくても投票できますので、皆さん投票してみてください。
私も先ほど、投票しました!

投票サイトは、こちらです。
https://mars.nasa.gov/mars2020/participate/name-the-rover/

全米の学生からエッセイ付きのアイデアを募集したそうで、28,000以上のエッセイが寄せられたそうです。
学生とは、幼稚園生から高校3年生の範囲のようです。
1次選考は、全米の教育者、専門家、宇宙愛好家で構成される約4,700人のボランティアによって行われました。
そして、現在9つの候補に絞られており、全世界からの投票によって最終決定がされるそうです。

9案は、以下の通りでエッセイがついてます。

①Courage:勇気  ②Fortitude:不屈の精神 ③Perseverance:忍耐力
④Vision:ビジョン ⑤Promise:約束      ⑥Endurance:忍耐
⑦Clarity:明晰           ⑧Ingenuity:創意工夫       ⑨Tenacity:粘り強さ

元記事は、こちら
https://www.nasa.gov/feature/jpl/nine-finalists-chosen-in-nasas-mars-2020-rover-naming-contest

投票のサイトは、こちら
https://mars.nasa.gov/mars2020/participate/name-the-rover/

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今年もよろしくお願いいたします!

2020-01-14 23:56:23 | 出る月を待つべし

いよいよオリンピックイヤーですね!
火星界も、賑わいの1年となります!
新年のご挨拶!大幅に遅くなりましたが、今年の注目の火星関連を以下にメモしておきます。(汗;

1.火星探査、4グループが探査機を打ち上げます。

 ①NASA MARS2020 打上:アメリカ
            https://www.nasa.gov/mars2020/overview


 

 ②ESA  ExoMars  打上:ロシア
   https://exploration.esa.int/web/mars/-/48088-mission-overview

 ③UAE  HopeMarsMission 打上:日本
   https://www.mbrsc.ae/emirates-mars-mission?__cf_chl_captcha_tk__=91c0da6a061e4c2b7b3ab3224d4cab9b067aa9f6-1578105968-0-AQ4mz4DWPDLLHSH6zPP6FaWGD7e9dERuMhPo6Vmfq-_P2x2Fi_pPc0lKak4W9oZaBJlbhtazlyKljxDSnOx3PgJRiH2fow_qhJQS_8KGdicsPKMx-KbWlnSwcvDQKcpbLrmYpmSrqKse2sP5fWDkuoSiN1zDKkp1iqBg_9aUldBmCNj8A7c5WfjI9DAemf2HjJDiEiXV3PzTwr0KFNmK0AUl7D8SlZVEJ4IJa_6CjxS1xDXe_AAkItcFpu1xgA-BQVDJ2kLWBu89pjb12g2SehYOd-TyfZtjie_6_I2NBDFdtq0OYjxHJS4sk_1OoSwg9BoQGV72AVLBvnPr17Ns1Js

 ④中国  ローバー&衛星  打上:中国
   https://www.planetary.org/blogs/guest-blogs/china-2020-rover-sites.html

 

2.火星中接近(10月6日)

下図の通り、国立天文台でこれからの接近と今までの大接近ランキングをまとめています。
これを見ますと、2003年から2300年までの期間に大接近ベスト10入りの火星接近に出合うことは、2040年まで無いようです。
更に、大きさが25″角を超える火星に出合うのは、2050年となりますね。
2003年の大接近が如何に貴重な体験で有ったか・・・
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2018/next.html

3.有人火星の動向

①ISECG
・公開パネル:TOKYO – On October 3-4, 2019
https://www.globalspaceexploration.org/wordpress/

・国際宇宙探査協働グループ(ISECG)公開パネル(2019年10月4日)
https://fanfun.jaxa.jp/event/detail/15302.html

②NASA
https://www.nasa.gov/specials/artemis/

②-1 SpaceX
https://www.space.com/spacex-starship-prototype-first-2020-flight-soon.html

②-2 ロッキードマーチン
https://jp.techcrunch.com/2019/09/25/2019-09-25-nasa-orders-up-to-a-dozen-orion-spacecraft-from-lockheed-martin-for-moon-missions/

③JAXA
・国際宇宙探査の概要(2019年1月16日)
http://iss.jaxa.jp/med/images/health_1.pdf#search='JAXA+%E7%81%AB%E6%98%9F+%E6%9C%89%E4%BA%BA'

・国際宇宙探査
http://www.exploration.jaxa.jp/

④文部科学省研究開発局 宇宙開発利用課 宇宙利用推進室
・国際宇宙探査及びISSを含む地球低軌道を巡る最近の動向(2019年8月26日)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/071/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2019/09/10/1420983_1.pdf#search='ISECG+2019%E5%B9%B4'
       

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