火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

日本チームNARABU、頑張って!

2016-05-18 00:14:41 | 火星への入植

今年の4月1日に当ブログ「Team Kanauと双NARABU」で紹介したthe International Gemini Mars Design Competition(インスピレーションマーズへのアイデアコンテスト)で、双NARABUがファイナリスト10チームに選ばれました。
以下の通り、5月16日にMarssocietyのニュースで発表されています。
*前回のTeam Kanauと同様に、是非優勝して欲しいものです。 

最終審査は、第19回の火星協会の総会で行われます。
ワシントン州のthe Catholic University of Americaで9月22日から25日で行われます。
優勝者は、24日に行われる夕食会で発表されます。

火星協会会長のズブリンさんが次のように言ってます。
「このミッションをGemini Marsと呼ぶのは、単に乗員が2名だと言うことだけではない。1960年に行われたジェミニ計画が月への道筋を付けるものだったのと同様に、Gemini Marsが火星への道を拓くものになるからだ。」
*期待してます。 

ジェミニ計画のイラストです。
*火星へ行く場合は、乗員が2人でも、もっと大きな宇宙船となります。 

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いよいよ火星が最接近です

2016-05-15 00:00:44 | 火星画像

5月31日7時(日本時間)に火星が最接近します。
下図は、国立天文台のSky Viewerの情報です。

観測としては、30日でも31日でも同じように大きな火星が見られます。
ちなみに、本日14日で視直径が17.76″です。
5月30日が視直径18.62″と日本で今回観測可能な条件で最大に見えます。
31日でも視直径18.6″ですので、違いがないと言えそうですね。
6月24日まで視直径17″以上を保っています。
個人的には、以下の優先順位で火星を見ることをおすすめします。
*人それぞれ、優先順位が違うでしょうが・・・
「天気の良い日→予定が空いている日→仲良しや仲間がいる日」

先日投稿した「見上げてごらん!そばの火星を!」でいろいろな画像を見て、撮影にもチャレンジしましょう! 

 

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2火星年の気候変化

2016-05-14 11:44:14 | MSL

Curiosityが火星に着陸してから2火星年が経過しました。
そして、5月11日(Sol1337)から新たに3火星年目に入りましたね。
火星に着陸してから地球時間で1375日となります。(3年5ケ月6日)
5月11日のWhat'sNewに、その間の気温・気圧・大気中の湿度、メタンの測定結果が発表されています。
最初の動画を見ると、如何に火星と地球が似ているかが分かりますね。
1年の長さは違いますが、同じように四季があります。
気温や気圧も数値は、異なってますが、同じような四季の変動を確認できました。 
Curiosityの調査によって、過去には、Galeクレーター内が生命の存在を可能にする水の豊富な環境であったことが分かっています。
現在では、すっかり乾燥した環境となってはいますが、それでも大きな季節変動で、火星は生きていると感じます。 

2火星年同じ場所のデーターが得られたことは、大きな成果ですね。
*バイキング1号には、まだ及びませんが・・・バイキングは、Sol2436(3.6火星年)の実績があります。(すごい!)
下図
が数十億年前の気候を推理するための貴重なデーターです。 

最初のグラフは、気温変化です。
気温は、ロサンゼルスと比較したグラフとなっています。
火星では、気温がかなり低くて、1日の気温変化幅も大きいことが分かります。 
「気温差」ロサンゼルス・・・約10数℃、 Galeクレーター・・・約80℃

真ん中のグラフは、大気中の湿度と相対湿度です。
湿度は、地球の1000分の1から1万分の1程度とかなり低いですね。
相対湿度は、最高70%の時がありました。
これは、地面に霜が降りる可能性のある値でしたが、Curiosityは霜を観測してません。
他の探査ローバーは霜を観測していますが・・・ 

季節による大気圧変化は、極冠でのCO2の凍結⇔昇華による影響で引き起こされています。
今までの探査でも確認されていました。

その他、季節変動として、大気が冬はきれいで、春と夏はホコリっぽく、秋は風が強いということです。
また、視界が夏は30kmと低く、冬は130kmと高いということです。

それにしても、風向・風速のデーターがないのは、少し寂しい・・・ 

下図は、メタンの測定結果です。
メタンは、生きている生命の確認に重要な因子です。
Curiosityは最初の秋にメタンの高濃度の存在を確認しましたが、2火星年目には観測されませんでした。
今後もメタンの測定を継続して、バックグラウンドのメタンの季節変動を監視していきます。


 

以上のことから、長期の測定も大切ですが、いくつかのタイプの観測を組み合わせることの大切さを確認したとのことです。

今後も、現在のGaleクレーター内の環境調査を継続しながら、Curiosityは、環境条件の古代からの変化を調査するためにSharp山麓の地質的調査を継続するとのことです。

*もっと登って欲しいですね~、高いところからのGaleクレーターの風景を見たいものです。

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見上げてごらん!そばの火星を!

2016-05-07 14:14:44 | 火星画像

国立天文台_SkyViewerにて

火星がますます大きく輝いています。
視直径 17.4″ 等級 -1.8

特に今の時期は、アンタレスと並んで赤さを競いながら土星を従えて天空を回って行きます。
多くの天文台・プラネタリウムや科学館などで観望会も開催が計画されています。
目視でも十分楽しめますし、ロッカーに仕舞ってある天体望遠鏡を引っ張り出す良い機会ですよ。 
2年2ケ月後の2018年7月31日は、大接近となりますので、その準備運動にいかがでしょうか?

下記に私が見ているサイトをご紹介します。 

☆国立天文台 「2016年の展望と年間カレンダー
 http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/2016.html 

 「Sky Viewer
 http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/skymap.cgi

☆AstroArts 投稿画像ギャラリー 
特集 2016年 火星」 
 http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/355 

 「obj:火星」の検索結果 こちらは、望遠鏡以外の画像も多いです。
 http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/search?q=obj%3A%E7%81%AB%E6%98%9F&p=1

 「火星を見よう」 
 http://www.astroarts.co.jp/special/2016mars/index-j.shtml

つるちゃんのプラネタリウム
 http://homepage2.nifty.com/turupura/

 「火星から見た星座」 実際に見たい!
 http://homepage2.nifty.com/turupura/novelty/marcol.htm

 「公共施設、プラネタリウム」 全国の天文台等よくまとめておられます。
 http://homepage2.nifty.com/turupura/link.htm

☆東亜天文学会火星課の画像
 http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2016/f_image.html

☆VIXEN 「2016年、火星がかなり近づいてくる
http://www.vixen.co.jp/lp/2016mars_1.html

☆スコープテック 「天体写真の掲示板
http://0bbs.jp/sofmap2/ 

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Sol1320 10回目のドリル

2016-05-04 01:14:04 | MSL

Curiosityのサイトでは、アップされていませんが、惑星協会のEmillyさんの4月25日のブログで10回目のドリルをしたことが報告されています。

それによりますと、Sol1320(4月23日)にLubangoで10回目のドリルをしてサンプル採取したとのことです。
Lubangoは、the Naukluft Plateauの西の端でthe Stimson sandstone unitの亀裂の周囲の明るい色調の球状の場所です。

ドリル作業は、以下の通りに超速で行われたとEmillyさんも驚いてます。
Sol1316 サンプル採取を決定、ローバーを移動させ、準備開始
Sol1317 目的のサンプル箇所へ最接近
Sol1318 サンプル箇所をブラッシング
Sol1318-1319 MAHLIで撮影、APXSで分析
Sol1319 サンプル箇所がドリル可能かを確認
     通常行うミニドリルを省略して
Sol1320 フルドリル実施

目的のサンプル箇所は、いままでに経験したことのあるサンプル箇所と相似していたので、自信を持ってミニドリルを省略したとのことです。

 

下図が今までドリルした10カ所です。

引き続き、11回目のドリルが実施されるそうです。
忙しいぞ!
中々山登りが進みませんね。
でも、大切なことなのでしっかりやってもらいましょう!

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