火星への道

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同位体か~

2010-09-17 23:40:12 | Phoenix
NASAが9月9日にPhoenixの取得したデーターを解析した結果、数百万年前に火星で火山活動があった証拠を得たと発表しました。
水の存在も示唆されてます。



NASAの Johnson Space Centerの宇宙科学者であるPaul Nilesさん達がthe journal Scienceの木曜日オンライン版で発表しているそうです。
Paul Nilesさんは、「大気中の二酸化炭素CO2は、化学スパイである」と言っています。
いろいろなところに浸透して、水の存在や歴史などを示すとのことです。

測定は、PhoenixのTEGA(Thermal and Evolved Gas Analyzer)の質量分析計を使用しました。
土の分析で活躍していたことは、印象に残っていましたが、大気分析もやってたんですね。
驚きです。
TEGAで大気中のCO2を分析して炭素の同位体carbon-12 と carbon-13、酸素の同位体oxygen-18 と oxygen-16を正確に測定しました。
通常大気が宇宙空間に徐々に拡散していく場合は、carbon-12が先に失われると推定されます。
しかしながらPhoenixの測定では、carbon-12がその推定よりも多く、火山活動によって新しいCO2が供給されていたことが考えられるとのことです。
また、酸素では、oxygen-18が多く、このことから二酸化炭素と水が反応していたことが推定されるとのことです。

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phx20100909.html

ちなみに同位体とは、同一の原子で質量の異なるものです。
放射性同位体と安定同位体があり、炭素と酸素は、安定同位体です。
下記にて
http://www.nr.titech.ac.jp/~yfujii/isotope.htm
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良く戦いました!

2010-05-25 22:42:10 | Phoenix
明日は、Phoenixが火星に着陸して丸二年を迎えます。
本日のNASAの発表によりますとPhoenixの復活は、望みが無くなったとのことです。
先週の5月17日~21日までOdysseyによるPhoenixからの通信を聞き取る試みも成果が無かったです。
そして、同じ週にHiRISEによって撮られた写真で2008年の写真と比較した結果、Phoenixは昔の輝きを失っているようです。
大きさが半分くらいになっているのは、西側のソーラーパネルが損傷しているためです。
残っている東側のソーラーパネルには、何かが積もってかっての輝きは見られませんね。





詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phx20100524.html

必ず、復活してくれると信じていましたので、今回の発表は残念でもあり、信じたくないことでもあります。
でも、いつまでも過去を懐かしんでることは、無益なことだと思います。
いつか、人類が火星の地に立ち、Phoenixのそばに行ってその功績を称えてくれることを夢見ていたいものです。
まだ、Phoenixが取得したデーターが研究されているようですので、研究成果が発表されることを期待してます。
合掌。
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夏至が過ぎて暑くなってくるでしょう

2010-05-15 22:32:33 | Phoenix
17日から21日にかけて4回目のOdysseyによるPhoenixからの信号受信の試みが行われます。

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phx20100513.html

やはり、諦め切れませんね。
NASAのことだからPhoenixって名前付けたときから何か仕掛けしてませんかね。
ホカロンが入れてあったとか・・・燗番娘が仕掛けてあったとか・・・

5月13日前後には、火星の北半球は夏至になってます。
Phoenixが活動していた時では2008年6月23日辺りが夏至です。その頃、白雪姫溝で氷を発見していたんですね。
当ブログの6月23日は「白雪姫に注目」となっています。
Sol28で最高気温-31℃、最低気温-78℃(カナダの観測装置による)
http://www.asc-csa.gc.ca/eng/astronomy/phoenix/weather1.asp

今回は、静かに耳を澄ましましょう!


下記は、2010年3月13日にHiRISEが撮ったPhoenix周辺の写真です。火星時間で14:41頃です。
Phoenixどこか分かりませんでしたが、夏模様ですね。
Monitoring of Phoenix Landing Site (ESP_017004_2485)
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そばに行って起こすしかないようです!

2010-04-14 16:27:32 | Phoenix


日本時間で14日10時頃に3回目の挑戦の結果、Phoenixからの信号が無かったとのNASAの発表がありました。

詳細は、下記にて
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-126

Twitterでも出てます。
http://twitter.com/Marsphoenix

JPL(Jet Propulsion Laboratory)のChad Edwardsさん(chief telecommunications engineer)は、Odysseyは60回Phoenixの上空を通過しており、もしPhoenixからの信号があれば聞き逃さないだろうと言ってます。
大変残念ですが、Phoenix本体は確認されているので火星の夏の終わりにでも再チャレンジして欲しいものです。
今回の結果を評価して今後の探査にも生かして欲しいですね。
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不死鳥よ!甦れ!

2010-04-04 23:40:35 | Phoenix
いよいよ4月5日から9日まで三度目となりますがOdesseyが、Phoenix上空を通過して耳を澄まします。
今では、24時間太陽がPhoenixを暖めてくれていると思いますので期待しましょう。

NASAのTwitterでもまだ何もコメント有りませんね。

でもスペースサイトさんの4月2日頃の記事に「Universe Today」のニュースが紹介されていました。さすがですね。

詳細は、下記にて
http://www.universetoday.com/2010/03/31/nasa-a-possible-reprieve-for-phoenix/

コンピューターのCPUや配線等は、低温度ということだけで壊れてしまうのですかね。
低温による結露とかそういった他の要因との組み合わせが必要ではないでしょうか?
ですから、Phoenixから応答がない場合でも「なぜ壊れたか」を考えることで火星の北極の冬の様子が推察できる可能性もあるんではないでしょうか・・・。
もちろんPhoenixからの信号をOdesseyがキャッチしてくれれば、最高なんですがね。
期待して寝ることとしましょう。

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かなり雪が融けています!

2010-02-28 10:56:52 | Phoenix


上の写真は、MROのHiRISEの画像で左が2月8日で右が2月25日です。
1辺が100mで下が北側です。
・MRO(NASA's Mars Reconnaissance Orbiter)
・HiRISE(High Resolution Imaging Science Experment camera)

かなり雪融けが進んできているのが分かりますね。季節的には、5月中旬といったところです。
日照時間は、22時間程で08年5月25日に火星に着陸してから3ケ月ほど経過した時期に相当するとのことです。
今回は、まだ最終結果の発表ではありませんが、Phoenixからの信号は確認できない模様です。
次は、4月5日から9日が予定されています。この時期になると24時間太陽がPhoenixを暖めてくれるので期待度が高まります。

大きい画像は、下記にて
http://www.nasa.gov/images/content/430439main_phoenix20100226-full.jpg

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/images/phoenix20100226.html

08年のその頃のブログを振り返ってみますと下記のような記事があります。
08年8月30日:太陽が75分間沈むようになった。Spiritが息を吹き返した。
08年9月21日:白雪姫溝に初霜。
08年10月1日:上空で雪が降るのを観測した。

何とも懐かしいです。Phoenixの復活が熱望されます。
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今度は60回上空通過です!

2010-02-18 23:32:19 | Phoenix
MarsPhoenixのTwitterによりますといよいよ2月22日から26日の間でOdesseyが再びPhoenix上空を通過して耳を澄ます予定です。
前回は、1月18日から3日間で30回の上空通過でしたが、残念ながらPhoenixからの応答は有りませんでした。
今回は、2月22日から5日間で60回上空通過を予定してます。
2月22日は、「天文年鑑」の火星暦によりますと5月15日辺りになりますのでかなり気温が上がって来ていることと思います。
期待しましょう。

Twitterでは「見込みは低い、希望的観測は高い」と言ってますが・・・。

下記にて
http://twitter.com/Marsphoenix

Phoenixが火星に着陸した日は、火星暦で6月6日辺りで、CSA(カナダ宇宙局)の観測装置が測定した火星の気温は、最高気温が-30℃、最低気温が-80℃でした。
CSAがPhoenixに搭載したレーダーと気象観測装置は下記の通りです。



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次に期待です!

2010-01-22 10:25:05 | Phoenix


約3時間前のTwitterによりますと、今回はPhoenixからの通信を聞くことが出来なかったとのことです。
Twitterは、下記です。
http://twitter.com/Marsphoenix

日本時間で1月22日7時頃でしょうか?
次は、2月と3月に計画されていますので、待ちたいと思います。
現在の火星は、火星暦で5月1日頃です。
Phoenixが火星に着陸したときは、日本時間で2008年5月26日8時55分で火星暦で6月6日頃でした。
カナダの気象観測装置での気温の記録では、Sol1での気温は最高気温-30℃、最低気温-80℃でした。

1ケ月早いわけですし、2008年11月2日にOdysseyと最後の通信をした後、今まで永い眠りだったので回復に時間が掛かるのかと思います。
じっくり、充電を待ちましょう。
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未だ応答なし!

2010-01-21 22:14:55 | Phoenix
Twitterによりますと1月21日6時頃(日本時間)で、11回OdysseyがPhoenixの上空を通過しましたが、Phoenixからの通信は聞こえていないとのことです。
あと19回Phoenixの上空を通過する予定なので諦めず待ちたいと思います。

現時点でのOdysseyの場所は、下記の通りです。
GMTで21日13時5分です。日本時間では、21時5分ですかね。



今回、Phoenixからの通信が無くてもまだ、2月と3月にも同じ試みが計画されているので希望を持ち続けたいですね。
Phoenixが徐々に力を蓄えていることを信じましょう。
頑張れ!Phoenix!
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耳を澄ましましょう!

2010-01-19 21:26:04 | Phoenix
いよいよOdysseyがPhoenixの上空を通過し始めました。
第一回目は、太平洋標準時PST(Pasific Standard Time)で18日3時38分でした。日本時間では、本日19日8時38分です。
Twitterをチェックしてますが、今のところ連絡はつかないようです。
Phoenixがいるところの火星時間では、何時だったのでしょうね。
暫く、じっくり待ちましょうか?楽しみです。

ちなみに、現時点でのOdysseyの位置は下記の通りです。
時間は、グリニッジ標準時GMT(Greenwich Mean Time)で1月19日12時45分です。



大きい画像は、下記にて
http://mars1.jpl.nasa.gov/mgs/realtime/odyssey1.jpg
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Pheonix 起きてくれ!

2010-01-12 22:59:48 | Phoenix
1月12日スペースサイトさんに教えていただきましたが、下記の写真の通りPhoenixがいよいよ姿を現してきたとのことです。
心なしかソーラーパネルの三角形の形が見える気がしますね。



詳しくは、下記にて
http://jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2010-008

2008年12月3日の当ブログに下記の通り記載してからいよいよ1年1ケ月が過ぎました。
「火星は、12月6日の合に向けて地球から離れているところです。Phoenixからの信号は、11月2日にOdysseyが受けたのが最後です。その後、1ケ月に亘ってOdesseyとReconnaissanceでPhoenixからの信号を待っていましたが、11月29日にOdesseyがPhoenixの頭上を通った時を最後にOdesseyとReconnaissanceでのPhoenixからの信号に聞き耳を立てるのを中止したそうです。」

NASAでは、1月18日から3日間、Mars Odyssey がPhoenixの上空を1日に10回通過する機会を使いPhoenixからの通信に耳を澄ますとのことです。
更に2月と3月にもそういう機会を捉えてこの試みを実行する予定です。

Phoenixは越冬仕様にはなっていないとのことなので、復活は望み薄のようですが全く期待できない訳ではないし、皆が期待していると思いますので最善を尽くしてほしいですね。
下記は、2008年6月16日のHiRISEからの写真です。PSP_008855_2485
懐かしい写真です。上には、パラシュートとバックシェルで下がPhoenixです。



火星の冬の間、およそ30cmものドライアイス(炭酸ガスの氷)に覆われてじっと耐えていたPhoenixですが、現在は最後の通信の2008年11月2日の頃の日照時間(地平線から17時間ほど太陽が顔を出していました。)となっているそうです。
これからどんどん日照時間が増えてきて5月14日頃が夏至となり、日照時間が最大の24.7時間(白夜ですね)となります。
Phoenixのシステムがまだ生きていて、ソーラーパネルが無事であれば・・・Phoenixは、火星軌道上の軌道船を通じて地球との交信を試みるように設計されています。
待ちましょう!
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懐かしい!復活が待ち遠しいですね!

2009-10-29 21:37:46 | Phoenix
スペースサイトさんで紹介されてましたが、Phoenixの近況が分かったそうです。
HiRISEの画像から見つけたのですが、良くやったと言いたいですね。
私のPCは、性能も悪いし、最近どんどん遅くなっているので、HiRISEの画像からは分かりませんでしたが、このようにズームしてあるとなんとなく確認できます。

詳しくは、下記にて
http://www.unmannedspaceflight.com/index.php?showtopic=6269

09年7月30日の画像です。矢印の先がPhoenixですね。


右が7月30日の画像のようです。


HiRISEの画像です。ESP_014103_2485


下記は、HiRISEのPhoenixの画像を集めたサイトです。
http://hirise.lpl.arizona.edu/results.php?keyword=PHOENIX&page=11

今日の時点での最新の画像は、8月22日のものです。
天文年鑑の火星暦ですと大体2月14日頃ですかね~。バレンタインデーですか・・・。



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いよいよ火星は春分です

2009-10-18 20:48:51 | Phoenix



MarsPhoenixのTwitterによると10月26日が火星の春分となり、地球時間で1月にはPhoenixにコンタクトを試みるとのことです。
「天文年鑑2009」の火星暦でも10月26日が火星では3月21日となってます。
また、1月4日は4月23日です。
いよいよ春なんですね~。Phoenixの復活に期待です。

Twitterは、下記にて
http://twitter.com/Marsphoenix
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いよいよ正式な論文が出ました!

2009-07-04 02:15:28 | Phoenix
本日は、いろいろあり(何のことやらですが)少し疲れ気味なので、スペースサイトさんを覗いてもう寝ようかと思ってましたが、スペースサイトさんでPhoenixの最新情報が紹介されてました。さすがです!



今週のサイエンス誌に掲載されたとのこと。

詳細は、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/phoenix/news/phoenix-20090702.html

サイエンス誌掲載の幾つかのレポートをまとめて書いてあります。
こんな題名ですね。
1.H2O at the Phoenix Landing Site
2.Evidence for Calcium Carbonate at the Mars Phoenix Landing Site
3.Detection of Perchlorate and the Soluble Chemistry of Martian Soil at the Phoenix Lander Site
4.Mars Water-Ice Clouds and Precipitation

Peter Smithさんは、「Phoenixは、予想した通り水の存在を確認しただけでなく、数100万年前には、この地域が湿潤で温暖な気候であったことと、未来にそういう可能性もあることを信じる。」と述べています。

水の確認に続いて大きな発見は、過塩素酸塩の発見です。これによって、液体の水の存在や生命の存在の可能性も高まっています。

また、雪の降るのを確認したことや霜が降りたのも確認しました。

炭酸カルシウムの発見も大きいですね。これによって液体の水の存在が何時の時期かには、あったということになります。

いやー懐かしいですね~。去年の夏は、Phoenixを中心に追ってましたから・・・
やっと纏まった論文が出たんですね。大変嬉しいです。
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液体の水の存在!従来の仮説(昇華説)否定か?

2009-03-20 15:53:02 | Phoenix



本ブログで2/22にTechnobahnさん情報としてPhoenixチームが液体の水の存在確認との情報を載せましたが、いよいよ3月23日にthe Lunar and Planetary Science Conference(Houstonで開催)で発表されるようです。スペースサイトさん情報ですがMichigan大学のサイトで3/17に発表がありました。
詳細は、下記にて

http://www.ns.umich.edu/htdocs/releases/story.php?id=7041

発表者は、Prof.Nilton Renno(Michigan大学のAtmospheric, Oceanic and Space Sciences でPhoenix missionの共同責任者)です。下記のPhoenixの模型とテスト用のチャンバーの前に立ってます。



Phoenixの一つの脚に付着した水滴と泥は、着陸時に噴射によって跳ね上がったものが付着したと考えているようです。過塩素酸のマグネシウム塩とカルシウム塩の水和物を高濃度に含んでいるため、地球大気の約100分の1の低気圧下で-20.6℃~-95.6℃の温度環境で液体として存在し得たとの事です。着陸直後から徐々に黒ずんで少しずつ下へ落ちる過程でくっ付いて集まりながら落ちたことを確認したようです。
Phoenixの着陸から1ケ月の出来事とのこと。(TechnobahnさんによるとSol8~44の間の出来事)
過塩素酸のマグネシウム塩とカルシウム塩の水和物を高濃度に含んでいる水は、氷点がそれぞれ-68℃とか-76℃となるとの事です。そして、その頃のPhoenixの周囲の温度は、カナダのCSAの記録によると最高気温-25℃、最低気温-83℃でしたので液体での存在の可能性は有ったのですね。

CSAの火星の気温の記録は下記
http://www.asc-csa.gc.ca/eng/astronomy/phoenix/weather1.asp

NASAのPhoenixサイトには、まだ発表がありません。来週の発表が待ちどうしいですね!



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