火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

いよいよ火星への旅!予行演習始まります!

2009-03-31 23:17:17 | 520MARS


いよいよ105日間の火星探査のシュミレーションが始まりました。上の写真は、6人のメンバーがシュミレーション装置に入るところです。
メンバーは、2人のヨーロッパ人 Oliver Knickel と Cyrille Fournier と4人のロシア人 Oleg Artemyez, Sergei Ryazansky, Alexei Baranov と Alexei Shpakovです。
宇宙飛行士、医者、スポーツ生理学者が含まれています。

詳細は、下記
http://www.esa.int/esaHS/SEMW6XKTYRF_index_0.html

どういうテスト結果となるのか、興味ありますね。実際の危険は、無い訳ですが、今後の有人探査のための有用なデータが取れることを期待してます。
装置の外観は、下記のとおりです。



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いよいよ投票開始!23日から!

2009-03-21 10:15:35 | MSL


このブログで1/18に掲載しましたが、MSLの名前のWeb投票がいよいよ23日月曜日から始まります。
全アメリカの学校に在学中の5歳から18歳の学生対象で募集され、9千人の学生が、その名前がなぜローバーにふさわしいかについて説明するエッセイ付きで応募したそうです。その中から9候補に絞られ、一番良いと思うものに投票する形です。

その9候補がいよいよ3月23日に発表されます。29日までの間にネット上でランク付けします。この投票は、世界中から受け付けるようです。また、投票することでMSLに搭載予定のマイクロチップに自分の名前を登録できるとのこと。ぜひ、参加しましょう。
そして、4月16日頃にNASAが名前を発表します。詳細は、下記サイトで。

http://marsrovername.jpl.nasa.gov

3/23に9候補の名前が開示されて、投票開始!待ちどうしいですね!でも、アメリカ時間なんでしょうね?
MSLは本当は、今年の秋に打上げ予定でしたが、技術的問題(着陸方式の確立等)と予算の関係で2011年に延期されています。経済情勢の影響も心配されますし、オバマさんは、宇宙開発には少し後ろ向きな姿勢ですので少し心配です。
2011年には、ぜひ打ち上げ成功させて2012年の着陸をお祝いしたいものです。
でも、どんな名前が候補として発表されるのか楽しみですね!

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高濃度の酸化鉄堆積

2009-03-21 01:16:53 | Weblog


ESAの3/19の発表によるとMARS EXPRESSが、火星の赤道上のクレーターAram Chaosで通常の4倍の濃度の酸化鉄の堆積を発見したとのことです。
the Journal of Geophysical Research に 「Mineralogical composition, structure, morphology, and geological history of Aram Chaos crater fill on Mars derived from OMEGA Mars Express data」という題で載っているようです。
詳しくは、下記

http://www.esa.int/SPECIALS/Mars_Express/SEM8MQJTYRF_1.html

MARS EXPRESS搭載のOMEGAでの発見です。OMEGAは、可視と赤外の鉱物学的地図作成分光器です。Aram Chaosは、直径280kmのクレーターです。酸化鉄が蓄積された原因は、良く分かっていないそうでこれからいろいろな仮説を検討するとのこと。
原因は、火山灰か雨か雪または氷河堆積物等いろいろありますね。
Google Marsのアップデートもあったことですし、火星をもっとよく見ましょうか。


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液体の水の存在!従来の仮説(昇華説)否定か?

2009-03-20 15:53:02 | Phoenix



本ブログで2/22にTechnobahnさん情報としてPhoenixチームが液体の水の存在確認との情報を載せましたが、いよいよ3月23日にthe Lunar and Planetary Science Conference(Houstonで開催)で発表されるようです。スペースサイトさん情報ですがMichigan大学のサイトで3/17に発表がありました。
詳細は、下記にて

http://www.ns.umich.edu/htdocs/releases/story.php?id=7041

発表者は、Prof.Nilton Renno(Michigan大学のAtmospheric, Oceanic and Space Sciences でPhoenix missionの共同責任者)です。下記のPhoenixの模型とテスト用のチャンバーの前に立ってます。



Phoenixの一つの脚に付着した水滴と泥は、着陸時に噴射によって跳ね上がったものが付着したと考えているようです。過塩素酸のマグネシウム塩とカルシウム塩の水和物を高濃度に含んでいるため、地球大気の約100分の1の低気圧下で-20.6℃~-95.6℃の温度環境で液体として存在し得たとの事です。着陸直後から徐々に黒ずんで少しずつ下へ落ちる過程でくっ付いて集まりながら落ちたことを確認したようです。
Phoenixの着陸から1ケ月の出来事とのこと。(TechnobahnさんによるとSol8~44の間の出来事)
過塩素酸のマグネシウム塩とカルシウム塩の水和物を高濃度に含んでいる水は、氷点がそれぞれ-68℃とか-76℃となるとの事です。そして、その頃のPhoenixの周囲の温度は、カナダのCSAの記録によると最高気温-25℃、最低気温-83℃でしたので液体での存在の可能性は有ったのですね。

CSAの火星の気温の記録は下記
http://www.asc-csa.gc.ca/eng/astronomy/phoenix/weather1.asp

NASAのPhoenixサイトには、まだ発表がありません。来週の発表が待ちどうしいですね!



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JAXA宇宙探査イベント「宇宙探査の始動」

2009-03-15 02:36:32 | Weblog
若田さん頑張ってください!



3月14日(土)JAXA宇宙探査イベント「宇宙探査の始動」に参加しました。パシフィコ横浜の5階小ホールでほぼ満席の盛況でした。(約400人)終始和やかムードで関心の高さが伝わってくる雰囲気でした。

プログラム等詳細は、下記で

http://www.jspec.jaxa.jp/2009yokohama/program.html

第一部は、「音楽と探査影像の世紀」と題して「はやぶさ」への思いを甲斐恵美子さん(ジャズピアニスト)のジャズで、「かぐや」の月の世界を土居裕子さん(歌手)ということで影像と音楽を堪能しました。

「はやぶさ」のビデオは、下記サイトで

「祈り」のビデオ(約33分)
http://spaceinfo.jaxa.jp/inori/index.html

第二部は、実際の探査の報告と宇宙探査の今後についての講演。
川口ディレクタが挨拶されましたが、宇宙開発は、文化であるということと継続が大切ということで共感しました。

室山NHK解説委員は、なぜ人類は宇宙を目指すかということを人類誕生からなぜ地球上くまなく繁栄したかということから説き起こして、人口増加の圧力のみでは説明できない知的好奇心が基となるとまとめていました。
そして、地球が豊かであれば、安心して宇宙を目指すことが出来る。また、宇宙探査については、哲学的なところをしっかり考える必要があると仰ってました。
さすがに要領よく話を構成されて大変面白かったですね。

大竹助教は、「かぐや」に搭載されている分光カメラの担当ということで、実際に今着々と得られている多くのデータを処理されている生の感覚が伝わってきて研究の面白さを実感しました。機会があればお手伝いしたいと思いました。

吉川准教授は、「はやぶさ」の話からどうして小天体を目指すのかということを下記の5点にまとめてました。
①太陽系及び生命の起源と進化を探る
②スペースガード
③宇宙資源開発
④有人ミッションへつなげる
⑤技術の進歩

また、「はやぶさ2」と「はやぶさMk2」のプロジェクトを是非実現したいと言ってました。文化の創造と次世代の育成に欠かせないとの事です。どうも予算が十分に回っていないようですね。

その後、「意見交換セッション」となりました。
冒頭に、土井宇宙飛行士が、下記のプレゼンをしました。
①日本版有人ロケットを作ろう(宇宙国家を目指す。航空宇宙技術と海洋造船技術の融合)
②日本版有人宇宙探査をしよう。(宇宙探査と海洋探査の融合)
有人探査で人間の生存圏を広げる。その為に日本は、海と宇宙で技術を活かせる。

全く、嬉しくなりましたね。自前の技術が有って初めて国際協力が出来るんですよね。独自に出来る技術を持っている上で協力して効率よく進めると言うことでお互い対等な関係が出来るんですよ。特にロケットは、基幹技術ですから~。有人探査も日本はロボット技術が優れているから要らないとか言っていると好奇心と冒険心のない民族ということで誹りを受けるし、絶対日本人も火星へ行って欲しいです。
土井さんの意見は、大変心強く思いました。造船や潜水艦技術との融合ということは意外でしたが、納得性があります。

その後は、司会の山根氏が各パネラーから話しを聞き盛り上げていました。
吉川准教授だったかと思いますが、ロボットでやれることは、未踏の地への探査。人間でなくては出来ないことは、未開の地の探査・開拓。と言われていたのも納得ですね。

今回の会は、JAXA主催であるのでJAXAの人中心で良いと思いますが、財界人や政治家も入れる必要が出てくると感じました。日本は、宇宙開発の旗印がハッキリしていないとの意見も出ましたので、今後もっと議論を高めて盛り上げて行きたいですね。

以下、独り言・・・
でも、月へ行くのが2030年というそれもまだ構想ということで、更に本日の話では月からすぐに火星に行かずに小天体に寄っても良いなんてことだと火星に行くのは今世紀中にはということかいな・・・。
それも月に行くだけで1兆円位掛かるとのこと。日本人が火星へ行くのは難しいな~。

月でそんなにお金使ってる余裕無いでしょう!やはりマーズダイレクトを目指しましょう。アメリカでも中国でもインドでもヨーロッパでも良いので何とか人類による火星への入植を目指して欲しいですね。
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氷河が融けて流れた?

2009-03-09 00:58:59 | Weblog


3月6日のMarstodayのニュースです。3月号の「Geology」という雑誌にBrown大学のSamuel Schon(院生)が「Gullies on Mars Show Tantalizing Signs of Recent Water Activity」という題で 火星の南部中緯度に小峡谷の扇状地形を見つけ、約125万年前に氷河が溶けて流れために、その地形が形成されたということを発表します。
その場所は、プロメテイ平原(Promethei Terra:南の中緯度のクレーターのある高地の領域)にあるクレーターの内部に位置しています。その小峡谷の東、そして、西のチャンネルは、それぞれ1km未満の距離をそのアルコーブから扇状堆積まで流れてます。それも4回の流出、堆積の跡を見分けて一番古いものが約125万年前と推定できたとの事です。HiRISEの画像を詳しく解析した結果です。他の可能性(①地下水が湧き出た②乾いた瓦礫の土砂崩れの跡)は、ありえないことを証明しているようです。
詳細は、下記

http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=27685

また、現在、極地域にしか地表上に露出した厚い氷の堆積は見られないことと同様にその当時は、地軸がかなり傾いていたためこの中緯度の地域に厚い氷の層があったことが分かるとの事。約50万年前に現在の地軸の傾きになって以来、中緯度の氷の層は、融けたか昇華して消えたと推測されている。

結構、最近まで水が流れていたことが分かったということですね。
08年3月3日Technobahnのニュースは、逆にアリゾナ大学が「Geology」に「Recent bright gully deposits on Mars: wet or dry flow?」という題で、流水跡と見られていた地形が土砂崩れで出来たものだという発表を載せてますね。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200803031900

しかし、かなり詳しく火星の表面については、分かるようになっているんですね。
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地軸変動と生命の存在

2009-03-02 21:37:55 | Phoenix


Astrobiology Magazineに2月26日、PhoenixのTECPによる測定結果が発表されました。
Summary:Phoenix着陸船は、毎夜、火星の地中への水蒸気吸着を目撃しました。 研究者は、結果として生じた水の膜は、生命にとってたぶん薄過ぎるが、水の膜は何百万年も前には、厚かったかもしれないと考えてます。
詳細は、下記にて。

http://astrobio.net/news/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=3051&mode=thread&order=0&thold=0

TECPは、MECAの器具(温度および電気伝導度測定探針)で、RAの先端に付けられてます。探針は、掘られた溝の端に挿入される4本の小さなスパイクから成ります。温度を測ることに加えて、探針は熱の伝導に影響を及ぼす土の熱特性を測ります。そして、科学者へ地表と大気の相互作用のより良い理解を提供します。同じスパイクを使って、電気伝導度で掘った穴から生じる一時的な湿りの徴候が測定される。おそらく、熱的測定は、氷の含有量を反映し、電気的測定は凍ってない水の含有量を反映します。
下記がTECPです。



毎夜、午後8時(ローカルの太陽時)頃に水蒸気は、減少を始め、午前2時頃には、昼間の値の1%程度に低下するとのこと。1日の中で、火星の大気は、2Pascalsの水蒸気圧が最も多湿のものでした。(この値は、地球の水蒸気圧に比べて100倍から1000倍少ないです。)

空気からの水の分子はどこへ行ったかと言うと、土粒子の上の薄い膜として凝縮しています。 これらの膜は、火星に限ったことではありません。--地球上でもそれらは、周りの空気が水蒸気を含んでいるときはいつも発生します。
その膜は、液体の水のように自由に流れる事はなく、しかし、それは、氷よりは流動性がある状態との事。例えば、南極大陸乾燥谷の温度が-20℃の辺りの最も冷たくて世界一乾いた砂漠で、研究者は、乾いた土が「細菌でいっぱいであることを発見しています。
ただ、火星の現在の地中の膜の状態は、生命の存在に適していないとの事。寒すぎる(-70℃)のと膜が薄すぎる(水分子2個程度の厚さ)のが原因です。

とにかく、かっての火星に生命が存在した可能性があるということですね。
十分なデータは得られなかったようですが、今後に繋がる発見です。地軸の変動によって北極地域が温暖だった時期がある可能性が認められました。北極が暖かくて、赤道地域が寒かったのです。
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