火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

今も水が流れている!!

2015-09-30 01:44:14 | 水と生命

"NASA to Announce Mars Mystery Solved," というタイトルでマスコミや多くの人々の注目を集めたNASAのもくろみは、ばっちり!
でも、深夜にNASA_TVを見ていてずっこけた人も居たかと思います。
新しい情報は、MRO(マーズリコネッサンンスオービター)のCRISM分光計によって、以前から水が流れたと言われていた現象から過塩素酸塩水を確認したことです。
9月28日付けNature Geoscienceで「Spectral evidence for hydrated salts in recurring slope lineae on Mars:火星で繰り返し発生するRecurring slope lineae (RSL)に水和塩の証拠を発見」と言う論文が出されています。

"NASA to Announce Mars Mystery Solved,"って煽っておいて、たったこれだけ・・・
でも、よく考えると「凄い!!」ことなんです。 

以前から、MROのHiRISEの画像で、クレーターなどの斜面に水が流れたような跡が発見されていました。
2011年8月5日の当ブログ「液体の水!塩辛いけど」でも紹介してます。 
下図は、昨夜のNASA_TVの画像をカメラで撮影したものです。
青△の4箇所でRSLが観測されています。 



しかし、「本当に水なの?岩が転がっても同じような痕跡が出来るんじゃないの?」とか言われていたんです。
科学的に「液体の水だ!」と証明したんですから、 "NASA to Announce Mars Mystery Solved," と煽られて、少しずっこけたとしても、凄い発見には間違いありませんね!

SpaceRefの記事は、NASAの発表を素直に伝えています。

Emillyさんは、少し誇大広告ではないか、NASAの政治的意図と合致していると言いつつも、生命の存在の可能性が高まったと評価しています。
科学的探求の成果だと言ってますね。

SETIも同じような論調で、今回の結果を評価して「今日のNASAの発表は、たいしたものだ!」と言ってます。
過去に生命が存在したとしたら、液体の水の存在を確認したことで、今後生命を発見するチャンスがあると言ってます。

わくわくして来ましたね。
要は、「今までは、仮説でしかなかったことを、科学的に当たり前のことを着々とやって真実を突き止めた。」と言うことですね!

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火星を回って、早や1年!

2015-09-26 11:18:44 | インド

9月24日にインドのMOM(Mangalyaan)が火星周回軌道に入ってから1年を迎えました。
これまで、搭載機器が順調に活躍してきた成果をMars Atlasとしてまとめて発表しています。
http://www.isro.org/sites/default/files/article-files/pslv-c25-mars-orbiter-mission/celebrating-one-year-of-mars-orbiter-mission-orbit-release-of-mars/Mars-atlas-MOM.pdf

Mars Atlasは、この1年の成果ですね。
地形画像は、MOMが楕円軌道のため、その特長を生かして、それぞれ解像度の違う画像を見ることが出来て大変興味深いですよ。 
メタンは、まだ発見していませんね。


Gale crater as seen by Mars Colour Camera on board Mars Orbiter Mission
高度800kmから撮影、約40mの解像度。

搭載機器
 •A color camera
 •A Thermal Infrared Imaging System
 •A Lyman-alpha photometer
 •An Exospheric Neutral Composition Analyzer 
 •A Methane Sensor

2013年7月30日の当ブログ「インドのMars Orbiter Mission”」も参照してください。

9月24日の1年目のお祝いとMars Atlasの発表のシーンです。
「1960年以来、人類は、火星探査を熱心に進めて、膨大なデーターを集めてきました。その結果、火星に生命がいる可能性が高まっています。
インドもその探査にMOMで参加して、火星探査の宇宙活動国クラブ(the club of space faring nations to explore Mars)の仲間入りをしました。」
と言ってます。
*誇らしげに聞こえるのは、少しひがみでしょうか? 

中央がShri A S Kiran Kumarさん(Chairman ISRO)、左からDr. Y V N Krishnamoorthyさん(Scientific Secretary ISRO); Dr. Annadurai Mさん(Director ISRO Satellite Centre); Shri Tapan Misraさん(Director Space Application Centre ISRO);Shri Deviprasad Karnikさん(Director Public Relations Unit ISRO)

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なんと!出発を遅らせるとな・・・

2015-09-25 22:44:57 | EXOMARS

9月18日にESAは、ExoMars 2016 の打ち上げを延期すると発表しました。
当初打上げ予定は、2016年1月7日から27日でしたが、3月14日から25日に変更されたようです。
理由は、EDL実証機(the entry, descent and landing demonstrator module)の 「Schiaparelli」で推進システムに取り付けられている2つの圧力センサーの不具合が見つかった事です。
幸いなことに、この2つの圧力センサーは、着陸に必須なものではなく補助的なデーターを集める役目のものだったということです。
2016年の打上げ機会を逃すと次は、2018年となってしまうため、ESAは圧力センサーを交換せず、取り外す決定をしています。
最終的には、9月24日に開催されたRoscosmosとの共同運営委員会で決定されるとの事です。
打上げは、遅れますが、火星到着は、予定通り10月19日です。 

下図は、「Schiaparelli」の画像です。

the ExoMars Entry, Descent and Landing Demonstrator Module

「Schiaparelli」 の仕様は、以下のとおり。

・直径  2.4 m
・重量  600 kg
・ヒートシールド材質 Norcoat Liege
・構造 Aluminium sandwich with Carbon Fiber Reinforced Polymer skins
・パラシュート 直径 12 m
・推進装置 3 clusters of 3 hydrazine engines (400 N each), operated in pulse-modulation
・電力  一次電池 (このため、着陸後の活動時間は最大でも8日間ほど)
・通信  UHF link with the ExoMars Orbiter (with 2 antennas)

下図は、「Schiaparelli」の火星大気突入から着陸までの想像図です。

     

「Schiaparelli」は、火星大気突入後と降下中に大気に関するデータを収集し、着陸サイトで環境測定を実施します。

ExoMARSのビデオは、こちら
http://www.esa.int/spaceinvideos/Videos/2015/06/ExoMars

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風成砂岩とは!the Stimson unit

2015-09-13 00:14:55 | MSL

9月11日のWhat'sNewによりますと、Curiosityは、風で形成されたと考えられる砂岩の大規模な斜交層理の場所をドリルする計画です。
ここは、「the Stimson unit」と呼ばれ、湖の中で形成された泥岩の上にある地層です。
いよいよ、新しい地層を分析することになりますね。
上図は、Sol1087(8月28日JST)にMastCamにて撮影された画像のモザイクです。 

*斜交層理(斜交葉理、クロスラミナ、cross-bedding)_Wikipedia
   水流や風の速さ、向きが変化する環境で堆積が起こったときにできる、層理面と斜交した細かな縞模様である。
   当時の水流などの方向が推定できる。

このような斜交層理は、アメリカの南西部の風成砂岩では一般的だそうです。
下図は、ユタ州の例です。

Sol1087での位置

Sol1100(9月10日JST)での位置
ますます、険しくなってきますが、Curiosityに頑張ってもらいましょう! 

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地元のポーランドチーム敗れる!

2015-09-08 13:34:39 | ローバー

2015年5月29日~30日にユタ州で行われた火星協会のURCでは、ポーランドLegendary Rover Teamが優勝しましたが、9月5日~6日にポーランドで開催されたEuropean Rover Challengeでは、カナダのUSST, Canada チームが見事優勝しました。

ERCの主催者は、European Space Foundation と Planet PR Agencyで、アメリカの火星協会とポーランド火星協会は、イベントのパートナーです。
それで、ズブリンさんが参加していたのですね。
それにしても、いろいろなローバーがあって楽しめます。 

 

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秋です!灯かりを消して星空を眺めましょう!

2015-09-02 20:20:20 | Weblog

8月26日のEmillyさんのブログでBouletさんの webcomic が紹介されていました。
ちょっとの時間、星空の中に遊んで見ませんか?
私は、大変楽しかったです。

http://english.bouletcorp.com/2015/08/26/brassens-in-space/
 

You can hear the Void calling you…

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