火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

南極から火星や月の基地を!

2020-09-29 01:04:59 | 火星探査計画

現在、第61次南極地域観測隊の越冬隊が南極で活動中です。
そして、第61次隊は、JAXAとの共同研究として南極の厳しい環境を月や火星に見立てて今回は、月の居住施設としての「居住ユニット」の試験を行うことになっています。
*詳しくは、こちら:https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/amsu.html

この試験は、宇宙探査イノベーションハブとミサワホーム株式会社、株式会社ミサワホーム総合研究所、国立極地研究所の4者が取り組む共同研究です。
この「居住ユニット」は、2つのユニットからなっていて、現在は組み立てられて試験が開始されていることでしょう。

朝日新聞の2020年6月26日の記事は、こちら:https://www.asahi.com/articles/ASN6J43DBN61ULZU019.html

第61次隊の行動予定は、こちら:https://www.nipr.ac.jp/info/h31-61/doc08.html

第61次隊は、越冬隊29名、夏隊42名、越冬隊同行者1名、夏隊同行者20名の総勢92名で編成されています。https://www.nipr.ac.jp/antarctic/jare/member61.html

第61次南極地域観測計画の「3. その他観測・研究」、「公開利用研究」「極地における居住ユニットの実証研究 」に居住ユニットの情報が紹介されています。
topic9をクリックしてみてください。
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/jare/outline61.html

この「居住ユニット」については、下記サイトが詳しいです。
https://toyokeizai.net/articles/-/315264

この記事によりますと、南極昭和基地に建設資材を供給するなど、積極的な協力をしてきた大手ハウスメーカーのミサワホームの開発した「居住ユニット」には、様々な新技術が採用されているとのことです。とてもここで紹介しきれないので、ぜひ上記の記事を読んでください。
ーーーー一部記事引用ーーーーーーーーーーーーーー
コンテナ規格(長さ約6.0m×幅約2.4m×高さ約3.0m)に準拠したユニット2つが連結されたもので、床面積は約33㎡となっている。現地では隊員の会議・食事スペースとして活用されるという。
南極昭和基地において1年間、居住・施工・移動に関する実証・試験運用が行われた後、標高約3800mの内陸部にある氷床深層掘削拠点「ドームふじ基地」まで、ユニットにソリを着けて雪上車で輸送される計画である。
ーーーー引用終わりーーーーーーーーーーーーーー
凄いことになってますね!
月面基地での実証の後は、火星基地への応用が期待されます!
そして、10月6日は、火星が最接近する日です。この時期にこういう実験が行われるという、、、何か!勝手に縁を感じますね!
第61次南極地域観測隊の活動に熱い注目をしましょう!
同行している朝日新聞社の中山記者の記事が待ち遠しい!

*20200929、10:30一部追記

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火星協会の年会が10月15日PDTに、いよいよ始まります。

2020-09-27 00:02:05 | 火星協会

アメリカ火星協会の年会の概要は、以下の通りです。
原文:https://mailchi.mp/marssociety/toward-a-coherent-artemis-plan-rzubrin-1103286?e=60dfe348ae

粗訳は、以下にて
ーーーーーーーーーーーーーー

2020バーチャル火星協会大会

第23回国際火星協会大会は、 インターネットで、10月15日から18日の日程で開催されます。 プログラムがウェブサイト上にリリースされました。

現在3,500人が仮想会議に参加する予定です。火星協会は、皆さんに150人の講演者がいる この重要なイベントに参加して、現在の火星探査、近い将来の赤い惑星への有人火星ミッションの計画などについて学ぶことをお勧めします。  

火星協会の4日間のグローバルイベントでは、主要な科学者、政府の政策立案者、商業宇宙の幹部、科学ジャーナリスト、宇宙擁護者が一堂に会し、火星の人間とロボットによる探査と最終的な人間の定住に関連する最新の科学技術開発と課題について話し合います。

会議のハイライトのいくつかは次のとおりです。

  • 元NASA管理者のDr. Michael D. Griffinによる、宇宙プログラムを動かすための目標の作成に関する講演。
  •  エグゼクティブディレクターで元NASAエイムズ研究センターディレクターのDr.S. PeteWordenによるBreakthroughStarshotプロジェクトに関するプレゼンテーション  。
  • NASAのパーセベランス  ローバーミッションについて、主任科学システムエンジニアのDr. Sarah Milkovichとの話。
  •  世界中から20人のチーム参加者が参加した火星協会主催の火星都市国家デザインコンペティションの最終ラウンド  。
  • NASAの主要な宇宙生物学者であるDr. Chris McKayによる、太陽系での生命の探索に関する講演。
  •  ミッションの副プロジェクトサイエンティストであるDr. Abigail FraemanによるNASAのキュリオシティローバーの操作に関する最新情報  。
  •  元宇宙飛行士でNASAの副管理者であるDr. John Grunsfeldによるハッブル宇宙望遠鏡の30周年に関するプレゼンテーション  。
  • 有名なオペラ歌手 Oscar Castellinoによる「火星への道」のライブパフォーマンス。
  • ヘリテージ財団のシニアフェローであるDean Changによる中国の宇宙探査計画の分析  。
  • 火星砂漠研究基地の所長であるDr. Shannon Rupertによる、MDRSクルーのアナログ人口統計(年齢・性別・学歴等)についての議論  。
  •  ミッションのチーフエンジニアであるDr. J. Bob Balaramによる、現在赤い惑星に向かっているNASAの火星創意工夫ヘリコプターについてのプレゼンテーション  。
  •  プロジェクトサイエンティストの Dr. Mark PanningによるNASAの火星インサイト着陸船ミッションに関する最新情報  。
  • 宇宙の主要なジャーナリストや支持者との火星と宇宙通信に関するパネルディスカッション。
  •  プロジェクトの共同創設者であるYonatanWinetraubによる月へのSpaceILミッションについての講演。
  •  ミッションの主任研究者であるDr. Alan Sternによる冥王星を探索し、現在、カイパーベルトを航行しているNASAのニューホライズンズミッションに関する講演。
  • ヴァージンギャラクティック社の最高宇宙責任者George T. Whitesidesによる同社に関する最新情報。
  • 赤い惑星での生命の探索に関する一流の専門家とのパネルディスカッション。
  • 火星への有人火星ミッションの計画についての火星協会会長Dr. Robert Zubrinによる講演。

独自の技術を駆使することで、大会期間中のプレゼンテーション、パネルディスカッション、ディベートだけでなく、世界中の人々が参加し、質問を投げかけ、交流し、仮想のこれまでに見たことのないタイプのグローバル大会を開催することが可能になります。

 国際火星協会大会へのオンライン登録は無料ですが、参加者は50ドルの寄付をして組織とそのプログラムを支援することを検討してください。

登録方法など、火星協会のグローバル会議の詳細については、当社のWebサイト(www.marssociety.org)にアクセスしてください。バーチャルイベントに皆様をお迎えできることを楽しみにしております!

ーーーー粗訳以上ーーーーーーーーーー

2020 Mars Society Convention Scheduleは、下記にて
https://www.marssociety.org/wp-content/uploads/2020/09/Mars-Society-2020-Convention-Schedule.pdf

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする