火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

砂場遊び?余ったら・・・

2009-06-30 00:07:32 | MER


Spiritは、4月から身動き取れないでいますが、かなり調査が進展して対策が見えてきたようです。
その場所は、Troyと名づけられました。そして、3層以上の層に分かれた今までにない珍しい地形だそうです。
こんな科学的に興味深いところの発見に繋がったので、今回のトラブルは、無駄ではないとthe Johnson teamのRichard Moddisさんは、言ってます。
層は、玄武岩質の砂と硫酸塩多い砂と珪素の多い層に分けられる。おそらく風の作用と水の薄い膜の作用でセメント化したことによるでしょうとWashington大学のRay Arvidsonさん(SpiritとOpportunityの運用責任者代理)は、言ってます。
水の薄い膜の作用は、Phoenixが確認しましたね。
いろいろな材料を集めてテストをするとのこと。

下記は、珪藻土と耐火粘土とplay sand(砂場用の砂ですかね?)を集めています。



後は、火星らしい岩



何とか抜け出して欲しいものです。頑張れ!

詳細は、下記にて
http://www.jpl.nasa.gov/news/news.cfm?release=2009-102




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こんなんで水の存在が判るんだって!

2009-06-27 23:27:33 | Weblog


上記の機器は、The Mars Time Domain Electromagnetic Sounder (MTDEM)という地下の水を探す測探機だそうです。
地下の古代の水は、塩濃度が濃いと予想されているため、電気伝導率を使用して探す方法が有力となったということのようです。

詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=28539

それにしても、下記のサイトのビデオを見てもこれで本当に水が見つかるのかいな~と思ってしまいましたが、ちゃんとPlanetary and Space Scienceという雑誌に論文が載るそうです。

ビデオは、こちらで
http://www.swri.org/press/2009/mtdem.htm

上記のビデオでは、70mほど飛ばしているようですが、火星では、200m程度飛ばして地下5kmの深さの水を探すことが出来ると期待されているようです。
ハワイのマウイ島で実績を積んでいるとのこと。
この手の機器に詳しい方が居られたら原理など教えていただけたら嬉しいです。
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残念です・・・予算が・・・

2009-06-27 23:04:17 | Weblog
6月24日のMarsTodayの記事によると、2001年から続いていた the Mars Gravity Biosatellite program が昨今の緊縮財政の煽りでいよいよ予算が付かなくなり、中止となるとのこと。
宇宙工学、宇宙生命科学やプログラム管理の分野で600人以上の学生を教育し、惑星間飛行時の無重力や火星等地球の重力より弱い重力環境での哺乳動物(勿論人間も)への影響などを調査しました。
残念なことですね。限りある予算を有効に使わなくてはいけない時期とは理解しますが、めちゃくちゃな大金持ちも居る訳ですから・・・。

詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewsr.html?pid=31612

the Mars Gravity Biosatellite programのサイトは、下記にて
http://www.marsgravity.org/main/

あまりに楽しそうなので、写真を載せます。


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残り21日となりました。

2009-06-25 00:13:42 | 520MARS
人事異動の季節のため、歓送迎会が多い事務局です。

遅くなりましたが、6月23日のCyrille Fournierさんの報告です。
残り少しになって、文章がかなり明るい印象を受けますが、時間の経つのが早いと言ってます。次の520日の隔離試験に参加するクルーも同じように感じるのでは、と言ってます。

朝と晩に「Medcontrol」で体温、血圧、心拍数や体重を測定して管制センターの医師へデーターを送っており、24時間尿を集めて検体も送っているとのこと。
結構、大変そうですが・・・。
いろいろ実験をしてきていますので、今後のレポートが楽しみです。
食事は、みんな集まって摂っているとのことで、そこでいろいろな話をしているそうです。
夕食後は、YAMというゲームなどして楽しんでいるとのこと。どんなゲームか分かりません。(下の写真)



最後に、ESA Mars500 Programme ManagerのJennifer Ngo-Anhさんがこの間の日曜日の晩にお子さんを生んだそうで、お祝いの言葉を捧げてます。
この子は、月や火星への人類の入植を見るかもしれないですね。

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMYPO0P0WF_0.html
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パリ祭に彼らは、帰ってくる!

2009-06-23 00:07:31 | 520MARS


Mras500もいよいよ終盤となって、7月14日にモスクワのthe Russian Institute for Biomedical Problems (IBMP)で行われている105日間の火星飛行探査シュミレーションが終わり、6人のクルーの記者会見を予定しているようですね!

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMJTC0P0WF_0.html

やはり、パリ祭当日での記者会見をしますか・・・。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E7%A5%AD

7月4日スタートのツールドフランスの真っ最中でもあり、盛り上がりましょう!

http://www.letour.fr/indexus.html
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火星浮(HiRISE)は、見ていた!

2009-06-20 23:38:28 | Weblog


6/17のMarsTodayによるとBoulderのColorado大学がGeophysical Research Letters(アメリカ地球物理学連合の刊行物)に火星に古代湖の存在を示す証拠を発見したことを発表したそうです。
発表者は、Di Achille(CU-Boulder Research Associate)、Brian Hynek (CU-Boulder Assistant Professor)とMindi Searls(CU-Boulder Research Associate)他、大気と宇宙物理学研究室の皆さんです。
Mars Reconnaissance に搭載のHiRISEによる影像の解析から分かったとのこと。

詳細は、下記にて
http://www.colorado.edu/news/r/7e9c22ec0cd6dabc007bb14ed2e29f16.html

場所は、Shalbatana Vallisとして知られる大きな谷の中央の位置だそうです。
大きさは、面積が207平方kmで深さが500mだったとのこと。
Googleで見てみると、Shalbatana Vallisは、北緯7.71°経度-42.1°です。アメリカのPathfinderの着陸地点が北緯19.10°経度-33.25°でソ連のMars2Landerが北緯4°経度-47°です。二つの探査機に挟まれる位置ですね。
GoogleMarsで見たんですが、経度がマイナスということは、西経と表現しても良いんでしょうが、私は、あまり詳しくないのでそのままとしておきます。
通常、考えられていた41~37億年前のNoachan時代よりも後の34億年前のHesperian時代に存在していたことが確認されているようです。
温暖なというか液体の水の存在時期が3億年も長かったことの証拠となるようです。
今後の探査の候補になるんでしょうか?

Mars Reconnaissanceは、火星の上空250~320kmの高度を回っていて、約300km上空から0.3mの物を見分けることが出来ます。

詳しくは、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%BC   
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あなたも火星に!

2009-06-19 23:42:37 | MSL
アメリカのMSL(Mars Science Laboratory rover)は、2011年打上げ予定です。
NASAでは、あなたの名前をMSLに載せて火星へ送ることを呼びかけてます。
マイクロチップに多くの人の名前を入れて送るとのことです。
下記サイトで応募できますので、参加しましょう。
世界中から17万4,330人が応募してます。アメリカ人が4万6,459人で一番多いです。
日本人は、今のところ203人です。私も登録してます。

http://mars9.jpl.nasa.gov/msl/participate/sendyourname/index.cfm

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いよいよ最後の5週です。

2009-06-19 22:30:49 | 520MARS
6/16に発表されましたが、事務局が大阪出張のため遅くなりました。
今回は、Oliver Knickelさんの報告です。

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMV6E3XTVF_0.html

Oliverさんは、この1週間で本を3冊で合計1500ページ以上読んだそうですね!
忙しい任務(科学的実験等)をこなしながらと言うことでMars500での新記録間違いないでしょうね。



また、モジュールでは、実際の火星探査機と地球の基地との間で生じるコミュニケーションの時間に付いてもシュミレーションしているようです。
地球と火星の間の距離は、一番近くて6,000万km弱から一番遠くて2億5,000万km以上となります。
そのため、お互いの通信に3分~20分の遅れが出ることになります。
例えば、火星から「おはよう!」と挨拶したとしても、日本人なら朝食を食べ終わっているくらいの20分後でないと届かない訳で、お返しに「おはよう!」と返しても更に20分経たないと届かない訳です。
Oliverさんもこれでは、会話が成立しないと言ってますね。
その解決法として、ビデオメッセージでのやり取りをするようです。
何か問題が起こったとき、クルーだけでは解決できないことや判断できないことが生じたときも同じように対応することで解決可能だと言ってます。
緊急の病気に関しても、火星もしくは探査機から身体上の必要なデーターを送り、地球の専門医がそのデーターを評価し、診断し、アドバイスと対応策を送り返すという形で多くのことに対応可能と確認できたそうです。
特に、今のところクルー全員の健康に問題なしとのことです。
良かった!みんな頑張れ!
実際の火星探査には、数年掛かる訳ですからその間何が起こるかわからないと言えますが、この地球上にいても同じような危険はあると思います。
それにしても万全を期して、いろいろな手段を持っていくことが必要でしょうね。
そこからアイデアが生まれるのを期待します。
やはり、具体的テーマがあって進歩が促されるんですよね~
火星に如何にして行くか?大きなテーマですが、頑張りましょう!

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火星探査技術が地球を抽出(キュウシュツ?)する!

2009-06-14 22:27:13 | EXOMARS


6月10日付けのMARSTODAYによると、2018年打上げ予定のESAのExoMarsで使われるために開発された岩石から有機物を抽出する技術が従来、コスト的に使用できなかったタールサンドの使用に道を開くとのこと。
これを開発したのは、Mark Sephton教授(ロンドンのImperial大学Earth Science and Engineering学部)です。
石鹸などでお馴染みの界面活性剤を使用するということ。それ以上の情報は、出てませんが、特許などの関係でしょうね。

MrasTodayの記事は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=28415

そしてこちらが原本です。
http://www.stfc.ac.uk/PMC/PRel/STFC/marksephton.aspx

エネルギー資源は、世界経済に不可欠なものです。その中でも原油は、主要エネルギー資源で、世界のエネルギー消費の35%以上を占めるとのことです。原油の供給に翳りが見えるようになって、今まで使われなかったタールサンドのような原料に注目が集まっています。しかし、今まで使われなかった理由がある訳で、タールサンドは、抽出して精製されなければ使用できません。そして、その精製を経済的に行う必要がある訳です。
詳しくは、分かりませんが、抽出には大量の水が必要になるようです。
そして、今回開発された新技術は、水の使用を抑え、更に汚染された水の再生もするということで画期的にコストをさげられるとのことです。
どうもイギリスの資金で開発されてますので、特にイギリスに利益があるような言い方をしてますね。「イギリスと世界経済に利益となる」というような言い方です。
それにしても、ExoMarsは、打上が2年延期されたんですよね。いい技術持ってんだから打ち上げを早めて欲しいですね!
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滅菌がめっきり上手くなりました。

2009-06-13 12:41:31 | MARS on EARTH


6月9日発行の「the journal Astrobiology」でLiane Benning教授(Leeds大学の生物地球化学者:biogeochemist)が、火星での生命探査に地球から持ち込んだ微生物が間違って検出されないように探査車等の滅菌法を開発したとのことです。

詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=28404

今一、詳細が分かりませんが本を読むしかないようです。
実験が行われたところは、北極海のSvalbard(74-80*N)に作られたNASAとESAの将来の火星ミッションで使用予定の「生命の探索」機器のための国際実験場です。そして2005年と2006年の野外活動期間にthe Arctic Mars Analog Svalbard Expeditions (AMASE) の一部として行われたとのことです。
凍っている領域での生命探査のデータが生かされると良いですね。
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エールフランスの事故!ご冥福をお祈りします。

2009-06-13 10:39:37 | 520MARS
6月9日付けでのCyrille Fournierさんのレポートです。WEBでは、11日か12日発表ではないかと思いますが・・・。私の見落しかも知れませんね。

レポートの最後にCyrille Fournierさんからエールフランス機事故に対する哀悼の意が述べられていますので拙訳ですが、引用させていただきます。

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMIUGQORVF_0.html

「本当に、エール・フランスの操縦士として、私は、機中の全ての人々(乗員であった私の同僚や友人並びに乗客の方々)に関する深い悲しみを感じます。

私たちが、完全なコントロールの下にリスクと危険性を考慮しても、空や宇宙は、高度が10kmであろうが、400km又は6千万kmであろうが、未だリスクをゼロにすることが出来ないエリアです。しかし、私たちは、可能な限りリスクを減らすことが出来るし、やらなければなりません。これが、搭載システムが発展している理由です。これが、乗員が徹底的に訓練されている理由です。これが、手順が確率されている理由です。そして、これが、獲得された経験が役に立つ理由です。

人生は、このような痛ましい出来事の後でも歩み続けなくてはなりません。世界とその先の世界への旅と発見が私たちに大きな喜びを与え、私たちの思考を焚きつけるので、私たちは、決して前進することを止めないでしょう。人生は、危険を意味します。そして、宇宙旅行者のために危険を減少させるのが、まさに、私たちのMars500プロジェクトの目標です。」
と締めくくってます。改めて、関係者の皆様の悲しみを深く感じご冥福をお祈りします。

エールフランスの事故の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000003-cnn-int



さて、今週もいつものように訓練やテストを実施してます。
今回は、'Pilot light' や'MECA'という訓練をやったとのこと。
'Pilot light' は、ロシアの心理学チームよって作られたもので、ISSにドッキングするソユーズの運転のシュミレーションだそうです。Cyrille さんは、パイロットなので特に楽しかったといってますね。
'MECA'は、ESAによって作られたオンラインのゲームのようですね。
こういった情報がシステムを最適化する役に立つんですね。
装置の故障や非常事態への対応の訓練もやってますね。

休暇で来たフランスの国立高等中学校の学生たちと30分ほど話し、大変喜んでます。
彼らが多くの面白い質問したようです。
(あなた方は、スポーツをしていますか?何を食べていますか?ここをでたらすぐに何をしたいですか?など)
Bordeauxがフランスのフットボールリーグで優勝したこと、
Maria Sharapova がローランギャロス王冠の試合中だったこと(ほとんどの少年が言ったとのこと)
Rafael Nadal が負けたこと(ほとんどの少女がそれについて言及したとのこと)
などを教えてくれたそうです。
それで、この非常に楽しい訪問をしてくれた彼ら皆に感謝の意と6月8日に始まる期末テストでの健闘を祈ると言ってます。

サッカーの情報は、下記です。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0809/france/text/200906050001-spnavi.html

来週には、第17回symposium 'Humans in space'が Moscowで開かれるので、それにビデオメッセージを出すそうです。シンポジウムは、どんな内容なんでしょうか?
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かなり塩っぱかった!

2009-06-08 22:22:26 | Weblog
旧聞となりますが、5月27日のNASAの発表によりますと火星の表面で水にミネラルが溶け込むことによって液体の水が存在し得たことが推論されています。5月21日発行の Nature magazine に「Stability Against Freezing of Aqueous Solutions on Early Mars.」という題で載っています。

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/topics/moonmars/features/mars_freeze_052709.html

どうもCO2や水蒸気など地球温暖化ガスだけでは、初期の火星の大気を氷点以上に上げることは出来ないということです。
更にメタンが必要とのこと。メタンがあるという事は、微生物の活動から発生したことが示唆されます。
温暖化ガスの存在と珪素、鉄、マグネシウム、カルシウム、塩化物、ナトリウム、カリウム、およびアルミニウムなどのミネラルが高濃度に水に溶け込むことで火星上で液体の水が存在できた模様です。
地形的には、液体の水が流れた証拠がかなりあるので、液体物性的にも証明された感じですね。
とにかく、初期の火星の海は、かなり塩辛かったようです。
そして、微生物の存在も・・・。

下記は、横浜の日産スタジアムのアプローチの道路の柱にアレンジされた花です。日産スタジアムを背景に綺麗ですね。



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何か当たってますね!

2009-06-06 10:37:39 | MER
6月3日、NASAは、Spiritの車体下の状況をロボティックアーム先端のマイクロカメラ(microscopic imager instrument)で撮った映像を公開しました。

詳細は、下記にて
http://www.jpl.nasa.gov/news/features.cfm?feature=2177

公開された写真を見ると三角形のものが車体に当たっている様子が分かります。
車輪もほとんど埋まっていますね。


この情報を元に地球の実験室でSpiritの状態を再現して、どうやったら抜け出せるかいろいろ試して最適な方法を探るようです。
慎重を期して、確実に抜け出して欲しいものです。
車輪下に入れる何か固いものを届けたい気分ですが、ロシアのPhobos-Gruntミッションの中国の蛍光1号に何か持って行ってもらうといっても着くのが2010年9月では、遅いですかね。

そうこうしているとMRO(Mars Reconnaissance Orbiter)が3日にセーフモードにダウンしていることが分かりました。

詳細は、下記にて
http://marsprogram.jpl.nasa.gov/mro/newsroom/pressreleases/20090604a.html

2006年3月に火星軌道に到着して11月から観測を始めて以来、6回目のダウンのようです。
技術者は、宇宙線か太陽粒子が原因ではないかと言ってます。来週には、正常に戻る見通しです。
やはり、実際に行ってみないと経験は、積めませんね。
こういう経験が宇宙生活に役立ちます。
火星へ如何にして行くか?火星でどう生活するか?まだ先の様でもありますが、必ず実現することを信じてます。
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道半ば・・・気を引き締めてます。

2009-06-04 00:14:16 | 520MARS
今週は、Oliver Knickel の報告です。
オランダとイタリアの科学者による実験に取組んでいるとのこと。
Oliverさんが質問表に回答している様子です。



Simonetta Di Pippo(ESA Director of Human Spaceflight)さんの訪問については、特に触れてませんが、ISSへ行ったESAの同僚Frank De Winneさんについて触れてます。Frankさんは、ISSに6ケ月滞在するんですね。そういった時に自分たちの現在やっていることが役に立つんだと言ってます。
目的意識がハッキリしています。

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMNH2VTGVF_0.html

今回は、食事について少し詳しく話してくれてます。
朝食は、シリアルやパンやパンケーキ。
昼食と夕食は、スープ、マカロニのようなものとポテト付きのビーフステーキ又は鮭だそうです。
あと2回軽食が付くとのことで軽食は、キャンディバー、ケーキ、サンドイッチと変化があるとのことです。
ただ、食事のスタイルは、宇宙空間にいる飛行士たちと違うとのこと。宇宙では重力がないので食事や飲料は、直接、口に入れられるようにパッケージされているけど、ここでは、グラスからゆったり飲むことが出来るし、食事もナイフやホークを使用しているとのことです。大分違いますが、どうしてでしょうか?
宇宙と同じになぜしないのでしょうかね?一寸、不思議ですが。
下の写真は、左が朝食で真ん中が軽食類そして右がメインディシュだそうです。




最後に今までのところ順調であるが、サッカーの試合で前半2-0で勝っていても、終わってみたら2-3で負けることが多いので残りの期間も気を引き締めて宇宙科学のために火星への自分たちのシュミレーションの旅を5-0の勝利にしよう!と言ってます。
頑張って!

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ESAの有人飛行の責任者激励のため訪問!いーさー!

2009-06-01 11:04:56 | 520MARS
ESAの有人宇宙飛行担当ディレクター(Director of Human Spaceflight:D/HSF)のSimonetta Di Pippoさんが モスクワのMars500の施設を訪問して Oliver Knickel と Cyrille Fournierは、勿論、ロシアのクルー4人を含む全員を激励しました。
下の写真は、モジュール内のクルーと話している様子です。



クルーからの反応は、報道されてませんが、今週Oliverさんから報告があることでしょう。

モスクワのIBMP(the Russian Institute of Biomedical Problems)での記念撮影です。




左から右へ
Robert Veldhuyzen (ESA)
Elena Feichtinger (ESA)
Mark Belakovsky, IBMP Head of Contracts and International Relations Department
Evgeni Demin, IBMP, Technical Director Mars500
Simonetta Di Pippo, ESA Director of Human Spaceflight
Boris Morukov, IBMP - Deputy Director, Director of Mars500 programme
Martin Zell, ESA Head of ISS Utilisation Department in the Directorate of Human Spaceflight.

Simonetta Di Pippoさんは、ISSへのソユーズのドッキングをお祝いするためにモスクワを訪問していて、OliverさんとCyrilleさんに逢わずにはいられなかったといってます。

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMNQR1OWUF_0.html

下は、ISS内での歓迎セレモニーの様子です。
若田さんお元気そうですね。



歓迎される人(手前左から)
Frank De Winne(ESA astronaut)、Roman Romanenko(Russian cosmonaut)、Robert Thirsk(Canadian Space Agency astronaut)
歓迎する人(後ろ左から)
Gennady Padalka(Russian cosmonaut)、Michael Barratt(NASA astronaut)、若田光一(Japanese astronaut)

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/OasISS_Mission/SEMHGP1OWUF_0.html
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