火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

あと2ケ月21日で火星到着!

2020-11-27 21:18:09 | Mars2020

Perseveranceは、順調に飛行を続けています。
来年2月18日午後12時47分PST(日本時間2月19日5時30分)に火星大気圏に突入して410秒後に目的地ジェゼロクレーターに着陸する予定です。
そのPerseveranceの一つのマイクで、現在飛行中の宇宙空間で作動している熱システムの機械的振動音を録音したとのことです。
この落ち着いたうなりの様な音は、ローバーの排熱流体ポンプからです。
パーセベランスの右舷後部に位置するポンプは、ローバーの熱システムの一部であり、車両コンポーネントの動作温度を維持する役割です。それは、常に熱を発生するMulti-Mission Radioisotope Thermoelectric Generatorに隣接して取り付けられた熱交換器を介して熱を循環させ、宇宙空間の寒さからシステムを守る役割を果たしてます。

Audio credits: NASA/JPL-Caltech/DPA

如何でしょうか!
私は、目を瞑って何回か聞いてみました。昔懐かし蒸気機関車の音と比べれば全く静かです。
長距離のジャンボジェットでは、どうだったか?
何かの音がしていたと思いますが、あまり気にならない程度だったです。もっとも、酒を飲んだり映画を見たり居眠りしたりしてますからね。
旅客機の巡行中の騒音に関しては、こちらで検証されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/souonseigyo1977/22/4/22_4_201/_pdf/-char/ja

今回公開されたPerseveranceの飛行中の音は、真空での機械音ということですので、私たちが実際に火星に行く時は、騒音対策にも気を使う必要がありそうですね。
結局は、乗っている人間が一番うるさいのかも・・・

ところで、このマイクは、EDLマイクと呼ばれ、火星大気に突入して着陸するまでの音を記録する役目が主目的です。今回は、マイクが生きているか?を確かめるためのテストも兼ねていたようですが、まだ地球にいる私たちに思わぬ素敵な体験をさせてくれました!!

もう一つのマイクは、SuperCam機器のレーザーで調査目標を打つ時の音を記録することを特に目的としています。
こちらの音も早く聞きたいものですね!

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まだまだ続く、火星接近!!遠ざかる火星を見送ろう!

2020-11-03 19:19:19 | 火星画像

火星の星景スケッチや星景画像(火星と地上の風景などが一緒に写っているもの)を募集してきましたが、いまのところ、あまり集まってません!!
皆さんの投稿をお待ちしてます!!!!

現時点での火星画像は、FB「日本火星協会ブログ」でご確認ください。(火星画像は、トップに留めてあります)
でも、これからの季節とイベントを火星が飾ってくれることと思い、お正月まで継続します。(今回の火星を肉眼で見れるギリギリです。)

これから、期待のイベント
①次回の火星接近(2年2ケ月後)を先撮りしよう!
 次は2022年12月1日が火星最接近です。その時の火星の大きさは「視半径8.6″」です。
 なんと今年11月16日の火星の大きさと同じなんです。

②クリスマスイブ!
 20時には、空の高いところで火星と月が輝いてます。
 チャンスです!(いろいろな・・・

③紅白が始まったころ、火星が南西の空で輝いてます。
 チャンスです!(傍に天王星がいるよ!・・・・などと言ってみても良いかも・・・天王星は肉眼で見るのは無理の様ですが!

④2021年元旦0時に火星と天王星は、西空の高度15°以下と低く輝いていることでしょう。見晴らしの良い場所なら十分見れます。

*火星の位置を確認するには、国立天文台の「今日の星空」をご利用ください!
ーーーーーーーーーーーーーー
下記のFBかメールに星景スケッチや星景画像(火星と地上の風景などが一緒に写っているもの)を送ってください。
氏名(ニックネームも可)、撮影場所の記載をお願いいたします。
FB:日本火星協会ブログhttps://www.facebook.com/marssociety.jp/
メール:contact@marssociety.jp

火星画像をお待ちしてま~ず!

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