火星への道

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観測大成功!

2014-10-26 22:07:14 | MSL

Curiosityが彗星Siding SpringをMastcam、Navcamそして、ChemCamのRMIで観測に成功したようです。
What'sNewがまだ更新されていないので、詳しい情報を確認することが出来ていません。

でも、 Hubble Space Telescope、OpportunityのPancamそして、MROのHiRISEでの観測画像が以下の通り発表されていますので紹介します。

下図は、Hubble Space Telescopeの画像です。
この時、地球から火星と彗星は、約1.49億マイル(約2.384億km)離れていました。
実際には、火星のほうが彗星よりも1万倍も明るいので、同時に撮影することが出来ませんでした。
彗星は、10月18日08:06 EDTから10月19日23:17 EDTの間露出して撮影され、火星は、10月19日22:37 EDTに撮影されたものです。 

下図は、OpportunityのPancamが撮影したものです。
彗星接近時に1.5時間から2時間の露出で撮影されています。
その時、Opportunityの上空では丁度夜が明け始めていたとのことです。
JPLの発表画像は、こちらです。
 http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA18617

下図は、MROのHIRISEによる彗星の最接近時の画像です。
左右は、9分の差があります。
上の画像は、核と核の周りの輝くコマを撮影したもので、下の画像は、弱い光の外側のコマを撮影したものです。



Curiosityからの発表も楽しみです。

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いろいろ楽しめそうですね!

2014-10-18 11:27:14 | MSL

彗星Siding Springが10月19日18:32UTC(日本時間 20日03:32)に火星に最接近する時が近づいて来ました。
Emillyさんが関連情報をまとめてくれていますので、こちらで見てください。
この彗星の観測を計画しているすべての組織が既に仕事を開始しており、最接近後も継続する予定です。
ただ、残念なことに火星からの情報をリアルタイムで見ることは出来ないようです。
火星から送られてくる情報を加工しないと私たちは、見ることが出来ないためで、来週中には、各組織から発表されてくることが期待できます。
日本では、火星が昼側に来てしまい観測が難しいのでしょうか、余り話題になっていないようですが、アメリカでは、地上から観測できると言うことです。

出典:Chris Marriott's SkyMap

Curiosityからこの彗星がどう見えるかと言う資料があります。
下図は、最接近時の現地時間によるCuriosityから見た彗星の位置です。

下記サイトで、Arizona大学のUANewsに掲載されているCuriosityから見た彗星をアニメ化したものを見ることが出来ます。

http://www.solarsystemscope.com/sidingspring/

下記は、Emillyさんがまとめてくれた関連情報サイトです。
いろいろあるので自分にあったサイトで楽しみましょう。 

Webcasts:

  • Amateur astronomer Peter Lake, will broadcast from the iTelescope.net Observatory (Q62) at Siding Spring, though closest approach won't be visible from Australia (broadcast starts at 03:00 PT / 11:00 UT)
  • Astronomer Gianluca Masi will broadcast from the virtualtelescope.eu observatory (broadcast starts at 08:45 PT / 16:45 UT)
  • ESA Livestream with lots of experts (broadcast starts at 10:50 PT / 17:50 UT)
  • Slooh has two broadcasts, one during closest approach (starts 11:15 PT / 18:15 UT) and one afterward (17:30 PT / 01:30 UT). The later one will feature Bob Berman and David Grinspoon answering questions from Twitter using the #SloohComet hashtag.

Background information:

Emillyさんは、ブログの中で「この彗星を発見したSiding Spring天文台が炭層ガス(CSG)採掘の開発により存続の危機に直面しているという悲しい情報を共有する必要がある。」と記載しています。
CSG (Coal Seam Gas)の採掘のためのガスの燃焼やプラントの照明による光害に多大な影響を受けるためとのことです。
*悩ましいですね。エネルギーも大切だし、研究も大切です。
月面やラグランジュ点に観測施設を建設することも考えてよい時期になったのではないでしょうか?

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一期一会

2014-10-12 14:56:42 | MSL

What'sNewに彗星 C/2013 A1 Siding Springの情報がアップされていました。
いよいよ彗星が10月19日11:27 PDT(日本時間10月20日03:27)に火星に最接近します。
この彗星は、オールトの雲からやって来る遠来のお客様です。
それも、今までになく近距離で、多くの科学機器(Opportunity、Curiosity他)によって観測することが出来るオールトの雲からの贈り物となります。
彗星C/2013 A1 Siding Springは、太陽系内部に入ってくるのが初めてなので、初期の太陽系への手がかりの新鮮な情報源を供給してくれるでしょう。 

その説明会が10月9日11時 PDT(日本時間10月10日 3時)に行われましたが、ご覧になりましたか?
事務局は、風邪を引いてしまいダウンしており見れなかったので、本日Ustreamで見ました。 
彗星の火星接近の様子は、地球から南半球で、双眼鏡などでも観測できるようです。

NASAでは、あらゆる機器を総動員してこの彗星を観測する科学艦隊を準備しています。
下図は、利用される科学艦隊のリストです。

OpportunityやCuriosityがどのような画像を見せてくれるか?
ワクワクします。

Comet C/2013 A1 Siding Springについては、以下のサイトで詳しくご覧になれます。
http://mars.nasa.gov/comets/sidingspring 

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ローバーは、どこへ行く・・・

2014-10-09 21:52:44 | EXOMARS

ExoMars roverの着陸候補地が下記の4ケ所に絞られました。
昨年12月に検討開始してMawrth Vallis、 Oxia Planum、 Hypanis Vallis、Aram Dorsumの4候補まで絞りました。
下図を見ると着陸について、結構厳しい制約があることが分かります。
着陸しやすいのは、Oxia PlanumだとJorge Vagoさん(ESA's ExoMars project scientist)が言ってます。
次の段階は、4候補地について着陸成功の確率も含めて検討を進めることになるようです。
2016年の中ごろまでには、少なくとも1候補を抽出し、2017年のしかるべき時に最終決定がされるとのことです。
*予算の関係があるからか、なんだか歯切れが悪いですね。 

4候補地は、着陸したクリュセ低地の周辺でViking1号とMars Pathfinderが着陸した地域と似通った場所です。
35億~40億年前、火星では気候が温暖で水分が多くあって、原始生命が誕生した可能性が高いと考えられています。
この4候補地ともに、水の存在が確実視される地形と古い岩石が確認されており、生命が過って存在した可能性があると言うことです。

MawrthVallis は、Curiosityの着陸候補地でもありました。
火星で最も古い(38億年前)水の流れた跡がある場所のひとつです。
ここに、過って水が作用したことを示す素晴らしい層状の粘土に富んだ岩石の露出面が見られます。
この画像は、NASAのMROのMORAの地形データとESAのMars ExpressのHRSC画像を組み合わせて作られました。
黄色と青色の楕円は、それぞれ2018年打上の場合と2020年打上の場合の着陸楕円を示しています。
大きさは、170km×19kmです。 

Oxia Planumには、火星で粘土に富んだ古い(約38億年前)もっとも大きな露出面のひとつがあります。
その素晴らしい層状の地層は、Mawrth Vallisの地層と似ていることから堆積と湿潤の様々な環境を記録している。
この画像は、NASAのMROのMORAの地形データとESAのMars ExpressのHRSC画像を組み合わせて作られました。
黄色と青色の楕円は、それぞれ2018年打上の場合と2020年打上の場合の着陸楕円を示しています。
大きさは、104km×19kmです。  

Hypanis Vallisは、侵食された河川扇状地にあって、大きなvalley networkの端に位置する古代の河川の三角州の残部と考えられています。
きめの細かい堆積岩の明瞭な層は、約34.5億年前に堆積した物質へのアクセスを提供します。
この画像は、NASAのMROのMORAの地形データとESAのMars ExpressのHRSC画像を組み合わせて作られました。
黄色と青色の楕円は、それぞれ2018年打上の場合と2020年打上の場合の着陸楕円を示しています。
大きさは、104km×19kmです。  

Aram Dorsumは、西からのAram Dorsum channelから名前を受け継いでいます。
Channeiの周りの堆積岩は、はるか地球のナイル川の周辺に堆積した沖積堆積物と同様であると解釈されます。 
この画像は、NASAのMROのMORAの地形データとESAのMars ExpressのHRSC画像を組み合わせて作られました。
黄色と青色の楕円は、それぞれ2018年打上の場合と2020年打上の場合の着陸楕円を示しています。
大きさは、104km×19kmです。   

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月は火星色に・・・火星では何が・・・

2014-10-08 22:20:04 | MSL

今晩、皆既月食を見ることが出来ましたか?
月が火星色になっている様子・・・
事務局のところでは、部分月食までは見ることが出来ましたが、その後は雲にさえぎられてしまいました。
残念です。

さて、火星では、Comet C/2013 A1 Siding Springが10月19日11:27 PDT(日本時間10月20日03:27)に最接近します。 
最接近距離は、約139,500kmです。(地球と月との平均距離は、384,400kmなので、その約半分となります。) 
そのときの彗星と火星との相対速度は、201,600km/時(56km/秒)です。

NASAでは、現在火星で活動中のCuriosityやOpportunityも含む多数のNASA資産の総力を挙げて彗星の観測を計画しています。
この観測は、彗星の観測はもちろん火星大気への影響も含まれています。
その説明会が10月9日11時 PDT(日本時間10月10日 3時)に行われます。
パネリストは、以下の通りです。
・Jim Green, director, Planetary Science Division (PSD), NASA Headquarters, Washington
・Kelly Fast, program scientist, PSD
・Carey Lisse, senior astrophysicist, Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory, Laurel, Maryland
・Padma Yanamandra-Fisher, senior research scientist, Space Science Institute, Rancho Cucamonga Branch, California

説明会は、NASA本部で行われ、NASA_TVやwebで生中継されます。

http://www.ustream.tv/nasajpl

http://www.nasa.gov/nasatv

Comet C/2013 A1 Siding Springについては、以下のサイトで詳しくご覧になれます。
http://mars.nasa.gov/comets/sidingspring 

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