火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

この指止~まれ!

2010-07-29 22:07:22 | 520MARS
Mars500は、順調に進んでいるようです。
今回は、このプロジェクトのパートナーを紹介します。

Scientific partnersでは、マレーシアとか韓国なども入っており印象的です。
Sponsorsでは、ユニリーバ(クノール)、ケロッグなどは知っている企業です。食事を提供しているのでしょうか?
Fresenius Medical Care AG & Co. KGaAは、医薬品とかアミノ酸など提供しているのかも。
アメリカや日本は参加していないことがハッキリする陣容ですね。

<Scientific partners>
・Russian Federal Space Agency
・The Russian Academy of Sciences
・The European space agency
・German space agency
・The Italian space agency
・Astronaut center of China
・Malaysian National Space Agency
・Federal Medical-Biological Agency of Russia
・National space biomedical research institute
・S.P.Korolev Rocket and Space Corporation "Energia"
・Yu. A. Gagarin Russian State Science Research Cosmonaut Training Centre
・TSNIIMASH
・Russian Mission Control Center
・The Research and Design Institute of Chemical Engineering
・Research, Development & Production Enterprise "Zvezda"
・Telozo Company
・Korean Atomic Energy Research Institute
・Korea Food Research Institute
・Scuola Superiore Sant'Anna
・University of Bologna
・Fondazione Salvatore Maugeri
・Instituto Interuniversitario de Investigación en Bioingeniería y Tecnología Orientada al Ser Humano

<Sponsors>
・Dynaforce Company
・MEDISANA AG
・FORTIS Uhren AG
・Apetito AG
・Enervit S.p.A.
・Concord-Intellect
・Sportmaster Company
・ZAO "MIUS"
・HiPP GmbH & Co. Vertrieb KG
・Unilever Company (brand "Knorr" owner)
・Kellogg NA Co.
・EDNA International GmbH
・Granarolo S.p.A.
・Colussi S.p.A.
・Conditorei Coppenrath & Wiese GmbH & Co. KG
・SOFAR S.p.A.
・Fresenius Medical Care AG & Co. KGaA
・Katadyn Products Inc.
・MOLDA AG
・Coswell S.p.A.
・SIB Laboratories Ltd
・Royal Auping
・Innovation center "Kortes"
・Bruno Banani
・Photo agency "Pano360.ru"
・Russian State University of Physical Culture, Sport and Tourism
・ZAO "Biochemmack"
・ZAO "IPN"
・JC System Integration
・Motorola Inc.
・NVIDIA Corporation

<information partners>
・Google
・Interfax - Military News Agency
・ITAR-TASS
・RIA Novosti
・"Novosti-kosmonavtiki" magazine
・"Russian's Spacse" magazine
・Newspaper "Moskivski Komsomolets"
・Scientific newspaper "Poisk"
・Newspaper "Rossiskaya Gazeta"
・Newspaper "Komsomolsky pravda"
・Scientific news agency "Informnauka"
・TV "Russia Today"
・"INFOX" Information agency
・"Prospekt" Advertising agency
・Studio «Graffiti Fims»
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初めてのおつかいには誰が行くのでしょうか?

2010-07-26 21:59:46 | 火星地形



7月23日にNASAは、今まででもっとも正確という触れ込みで新しい火星の地図を発表しました。

記事の内容は、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/odyssey/odyssey20100723.html

それは、Mars Odyssey 搭載の the Thermal Emission Imaging System(THEMIS)が撮影した21,000枚の画像から作られた地図です。
境目が無く、アップしたり全体を見たりスムースに動かせます。
最大にアップしたときは、画像の幅が100mに相当する程度に拡大されるとのことです。

http://www.mars.asu.edu/maps/?layer=thm_dayir_100m_v11 .

より高機能なPCやソフトを持っている人は下記から高解像度の画像がダウンロードできます。
事務局のPCのレベルでは、今一でした。
http://www.mars.asu.edu/data/thm_dir_100m .

NASAがマイクロソフトと共同で作った火星サイト「Be a Martian」の地図の調整にも寄与するとのこと。
http://beamartian.jpl.nasa.gov/maproom#/MapMars


高解像度の3-D地図ということでは、当ブログ(7月16日)で触れたNASAとMicrosoftとが共同でNASAの火星データを追加した「WorldWide Telescope」を見るということになりますね。


実際に見てみるなら下記にて
http://www.worldwidetelescope.org

こうなると火星に行っても迷わないでおつかい出来ますね!
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テストが続いています。

2010-07-22 23:08:57 | 520MARS
ロシアのIBMPのサイトからのニュースを紹介します。

7月16日は、閉鎖実験開始から44日目となります。
6人の皆さんの健康状態は、良好に保たれているとのことです。
いよいよ宇宙船は、地球から1,457,000km そして火星までの距離が 279,657,000kmとなったとのことです。
軌道計算が全く分からないのでコメントのしようがありませんが、着実に進んでますね。

7月19日は、最初のセッションということで、救急医療に関する技術の取得に関する実験をやってます。
6人のうち2人はお医者さんなので除いて、4人を2グループに分けてビデオで学習するグループとそうでないグループで救急医療技術の習得と定着状況をテストしたそうです。
いろいろやっているのでこれからも詳しく見て行きたいと思います。
勘違いなどあると思いますが、遠慮なく突っ込みを入れてください。
ストレス、睡眠、体力維持、精神安定、人間関係などがテーマですね。

詳しくは、下記にて
http://mars500.imbp.ru/en/news.html

下記は、実験の様子です。





下記は、葉物野菜の栽培です。新鮮なものは、貴重品ですね。
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姿が見えなくても、痕跡が

2010-07-18 00:38:58 | MSL
7月6日のMarsTodayによりますと6月15日にCuriosity(MSL)にCheMin(the Chemistry and Mineralogy)が取り付けられたとのことです。
Ames Research Centerの発表です。
Curiosityは、10個の測定機器を持っていくのですが、CheMinはその中の一つです。
X線回折装置で蛍光X線も併用するとのことです。
大きさは、25cmの立方体で、重量が10kgあります。

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/centers/ames/news/features/2010/CheMin.html



Curiosityについては、下記にて
http://msl-scicorner.jpl.nasa.gov/Instruments/

下が、CuriosityにCheMinを搭載する様子です。


CheMinを使用することで、鉱物の種類と状態を知ることが出来るので、それによって生命の痕跡を捕まえることが出来るようですね。
生命といっても、現時点で期待できるのは微生物とのこと。
火星でも微生物までの生命の進化があったと考えられていますが、良い状態で保存されているかどうか?
痕跡だけではなく、どんな奴か見てみたいものです。

下は、NASAの Ames Research CenterのCheMin主任研究者のDavid BlakeさんがハワイのNASAの月探査実験場でCheMinを使って土の分析をしているところです。


バイキングの探査から始まってMRO等の軌道船での調査からCuriosityの着陸地点を決めます。
そして、Curiosityの調査結果から今後のサンプルリターンの計画が立てられることとなります。
サンプルリターンによって詳細な調査が進められますので、いよいよ有人探査の候補地が絞られる訳ですね。
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次のそしてその次の君達への贈り物

2010-07-16 21:31:16 | 火星地形
7月13日のMarsTodayによりますとNASAの Ames Research CenterとMicrosoftとが共同で「WorldWide Telescope」にNASAの火星データを追加し、高解像度の3-D地図を作成したと発表しました。



詳しくは、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=31233

MGS(Mars Global Surveyor)のMars Orbiter Camera が撮影した7万4000枚の画像とMRO( Mars Reconnaissance Orbiter)のHiRISEカメラが撮影した1万3000枚以上の高解像度画像などが新たに追加されたということです。

Ames Center Directorの S. Pete Wordenさんは「我々の希望は、このことが科学的な発見に取り組む次の世代の探査者たちを奮い立たせることが出来ればということです」と言ってます。

早速見てみましたが、かなりきれいな画像です。私のPCですと画像の切り替えに1分程度掛かりますが、待つ価値はありますね。
ただ、もっといろいろ楽しめるようです。
うたい文句としては、完全対話型画像と言ってます。
また、NASAの2人の科学者によるビデオツアーも見られるとのこと。
James Garvinさん(NASAの Goddard Space Flight Center)と Carol Stokerさん(Ames Research Center)です。
Garvinさんのツアーは、火星の地質史を見て、有人探査での3箇所の候補地について議論します。3箇所の候補地は、火星の異なる地質年代を代表してます。
Stokerさんのツアーは、「火星に生命は存在するか?」という質問に対してPhoenix着陸船の発見を説明するそうです。

「WorldWide Telescope」については、下記にて
http://www.worldwidetelescope.org

火星の画像は、下記のHiRISEのサイトにて
http://hirise.lpl.arizona.edu

HiRISEの画像からもいろいろな発見がされていますので、こういう貴重なデーターの公開ということが大変重要だと思います。
いくらでも研究のネタが出てくることが期待出来ますね。
これこそ競争原理による発展の連鎖に繋がります。
データーの独占は、個人の利益にしかならず、いつかは腐敗→捏造になる可能性を秘めているのでしょう。
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地球から98万km

2010-07-13 22:30:53 | 520MARS
スペインのサッカーは、美しいですね。一寸もどかしいところもありますが・・・。
オランダは、決勝に出れたのは巡り合わせが良かったのでしょう。ブラジルがオランダのラフプレー作戦に惑わされなければ、絶対決勝に来たと思うのですが。
決勝でもラフプレーのオンパレード、もろに胸を蹴って退場にならなかったのはどうしてでしょうか。
でもスペインとの力の差は歴然でした。もちろん勝負なのでオランダが勝ってしまう可能性もありましたが、そんなことにならず良かったです。
オランダの名前の分からない失礼な監督は、最後までスポーツマンシップを見せずに会場を去りました。
ワールドカップがスペイン優勝で幕を閉じましたので、少しねじを巻いて頑張ります。

遅ればせながら、7月7日のDiego Urbinaさんのレポートを紹介します。
6月3日に始まったMARS500は、6月15日にいよいよISSから離れ火星を目指しているところです。
7月12日時点のデーターでは、宇宙船は地球から976,140 km、火星までの距離が284,777,000 kmと言うことです。


Diego Urbinaさんがクルーの紹介をしてます。



詳しくは、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars500/SEMSXEO2CBG_0.html

Diego Urbinaさん本人は、surface ops Researcherと言ってます。地表を観測する研究者と言うことでしょうか?知識不足で良くわかりません。

Romain Charlesさんは、フライトEngineerです。人の意見を良く聞いて、人をサポートする人のようです。
(7月12日が誕生日でガールフレンドのLise-Loup Antoniadisがお祝いにTV電話してます。)
カッコいいですね。



可愛いです。


Sukhrob Kamolovさんは、心臓外科のお医者さんです。仕事に取り組む姿勢は真剣ですが、どんな状況でも大笑いのねたを提供するようです。

Alexey Sitevさんは、大胆不敵な指揮官だそうです。彼は以前はスターシティでHydrolabでの訓練施設で働いていた。フレンドリーでフェアーな人柄で、船内を全て把握しているとのこと。


Alexandr Smoleevskiyさんは、火星地表探査をする3人のうちの1人で医者であり研究者です。ロシア陸軍の軍人で非常に賢く信頼できる人物とのこと。



Wang Yueさんは、研究者です。the Chinese Astronaut Centreで宇宙飛行士として訓練していた。本をよく読み大変話好きだそうです。彼が選ばれたことに全く驚いていないとのこと。

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着々と進んでますね!

2010-07-05 00:19:10 | MSL
NASAは、7月1日にCuriosity(MSL)の新しいホイールを装着した最新の姿を発表しました。



Curiosityは、2011年の11月25日から12月18日の間で打上げられ、2012年8月に火星への着陸を予定しています。
計画は、着々と進んでいると期待して大丈夫ですね。

詳しくは、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/msl20100701.html

計画では、地球離脱時に3.4tの重量で火星到着時に2.4t、そしてヒートシールドを脱ぎ捨てパラシュートとロケットエンジンを噴射して軟着陸したローバーの重量は850kgとなります。

バイキング着陸船が572kgでしたので、今までで一番大きなものを軟着陸させることになります。
将来の有人探査の場合、着陸船は20-30t程度の重量になると思われますのでより高度な技術が必要とされますが、今回の経験は重要なものとなりますね。
コメント (2)
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北より来たりて・・・

2010-07-04 23:03:38 | Weblog
遅くなりましたが、6月25日にアップされました火星通信のCMO#373を紹介いたします。
今回は、5月16日から6月15日の1ケ月間の報告です。
この間の火星の季節は、λ=091°LSから105°Ls(天文年鑑の火星暦で7月5日頃ですね)までです。
視直径は、δ=6.6″から5.6″まで小さくなりました。
中央緯度Φは、20°Nから25°Nへとなり北半球がかなり地球を向いています。
7月末位まで更に北半球が良く見えるようになるようですが、如何せん視直径が5″以下になるので観測はどうでしょうか?

詳しくは、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn5/CMO373.pdf

画像は、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2009/f_image.html

ヘラス平原が良く見えています。
森田さんの5月16日のω295°W、300°W、304°Wなど。北極冠に比べると青味が掛かっているようですが、なぜなんでしょうか?
5月17日にもω301°Wでも撮影されてます。
5月27日になってヨーロッパでも夕端にPeachさんが322°W、332°Wと撮影しています。

朝霧の観測では、5月20日のPeachさんのω027°W~ω039°Wなどクリュセ辺りの朝霧がきれいだとの事です。
バイキング1号の着陸点ですね。

下記の画像は、バイキング1号が着陸して30日目(30Sol)のクリュセの夕日です。
現地時間で19:13 (10:40:31 on 20 August 1976 (UTC))



森田さんは6月2日、5日、10日、11日と朝霧を追求してます。
11日の朝霧は眼視でも強烈だったとの事です。
タルシスで朝霧が濃い時は、テンペ・テラから西南にかけては霧が消えているとのこと。
前回ご紹介した1997年5月のHSTの画像ではっきりわかります。 

http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA01246    

エリシウム山の山岳雲についてはParkerさんの6月14日画像で明瞭です。

今回は、南さんが2009年11月初旬(λ=004°LS)から2010年2月初旬(λ=049°LS)までの北極冠周辺の黄塵の様子をまとめられています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
火星通信の皆さんの努力の美しい結晶の一例ではないでしょうか。
私は、何度も読み直して少し理解できましたが、貴重な情報であると感じました。
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