火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

A Poem about the Mars Society

2014-08-31 11:08:14 | 火星協会

火星協会のHPに8月28日付けでMiguel Cooperさんから送られた下記の詩が紹介されています。

 

かって訳を下記に・・・

: 赤い星が 今日も小さく そこに輝いているのを 私たちは 夜空に見ます

: 考えているよ 地球で ある一つのグループが あの星へ どのようにして 行けるのかと・・・

: いつの日か 多くの努力のすえに そこにたどり着き 赤い地表から 地球を仰ぎ見て

 

: ほどなく 地球市民による 探査が行われることを 赤い惑星は 待っています

: 人類の新しい時代の 始まりです その日 宇宙飛行士たちが その地に 降り立ちます

: 平坦な道でなかった  ロバート・ズブリンは 地球文明を広げるため 彼の知識と生涯を捧げてきました

: 彼の集めた 科学者グループは 火星をめざし 考えを共有し 学習しています

 

: 迫っています 目標まで 私たちは火星に向けて 飛行していることでしょう

: 今から数年後 人が乗った宇宙船が 火星接近飛行を 成し遂げるでしょう

: 来る未来の道を拓く 彼らの火星接近飛行 初めての人類による 観測が

: 洋々として 夢が 実現することでしょう 火星から眺める 小さな青い星は

: 運命を拓く 人類の火星着陸 科学者達は ビジョンを以って 集中します

: 火星協会は この試みの中で 重要な任務を担っています この地球で火星の模擬試験をすること

: 未だ 探査はこれから 火星は待っています 私たちは ほどなくして 行くことになるでしょう

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KINGを引かずに次の勝負にかけます!

2014-08-23 21:22:07 | MSL

8月22日のWhat'sNewによりますと"Bonanza King,"へのフルドリルは、実施しないで先を急ぐことになりました。
Sol724に実施したミニドリルの結果などからフルドリルを中止する決断となりました。
主な理由は、下図の通り、岩盤が安定していないためです。

Sharp山の登り口まであと3kmとなっています。
とりあえずは、"Hidden Valley."の北側の裾を走行する予定です。
"Hidden Valley."の砂地は、滑りやすく走りにくいのですが、北側の裾はましなようです。

"Bonanza King,"も興味深い目標でしたが、分析の目標として基準に合わないのでは、仕方ないですね。
long-term destinationに無事到達することを最優先で頑張ると言うことで、良い決断だったと思います。

山登りを早く見たいものです。

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火星生活2周年!記念講演です

2014-08-17 11:41:14 | MSL

Curiosityの火星着陸成功2周年を記念してAshwin Vasavadaさん (MSL Deputy Project Scientist)の公開講座が行われました。
8月15日(金)に行われた「Curiosity's Martian Chronicles」が
下記画像をクリックするとご覧になれます。
画像が多く、英語が分からなくてもCuriosityのことが良くわかりますので、見てみてください! 

初めにCuriosityの製造-打上-着陸までのビデオがありました。
04'09"頃に打上そして着陸が見れます。
下記に大体の時間と主な内容を記載しておきます。 

16'   着陸地点選定の根拠

18'   着陸地点の写真

19'30" 水の流れた証拠となる岩床

23'    Yellowknife Bayに入る

23'32"  "John Klein." でDrill使用
       その結果、この地域が生命好適環境であったことが確認されました。

35'42" Sharp山へ向かう

36'30" Wheelのダメージ

44'10" 今後のルート

48'30"  “the Kimberley."までのルート

51'40" "Windjana,"で3回目のドリル

53'50" これからのルート

59'30" Sharp山の地形(sulfate unit/clay unit/hematite ridge/base unit)

61'10" 質問受付開始

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いろいろ迷ってる~

2014-08-16 21:14:04 | MSL

8月15日のWhat'sNewによりますと、Curiosityは、現在2つの選択に悩んでいるようです。
1つは、砂地のルートを進むか?岩地のルートを進むか?
とにかく、ホイールの損傷を最小限にしたいのですが、砂地は、かなり滑るのでカリフォルニアの砂丘でテストしたよりも大変だとのことです。 

2つ目は、"Hidden Valley."に入ったところで4回目のドリルをする価値のある目標"Bonanza King," を見つけたのです。
そこでドリルを使ってサンプルを採取するかどうか、評価しているところです。
チームは、やる気満々でSol719(8月15日)には、Curiosityがドリルを使える位置まで迫っているはずです。
(まだ、Curiosityからの連絡が来てないので確認できていません。) 
下図の中央でCuriosityの轍の中にある白く見える露頭が "Bonanza King," です。
"Bonanza King,"は、その明るさと地層的位置がPahrump Hillsの露頭と似ているそうです。
ただ通り過ぎるのには、惜しい!文字通り「掘り出し物」のようです。 
今までに3回ドリルしたのは、Galeクレーターの床の部分のサンプルですが、これはSharp山に繋がるサンプルとなります。
"Bonanza King," →  Pahrump Hills → long-term science destinations と3ケ所分析すれば、バッチリですね!

下図は、"Bonanza King," を含む露頭のアップです。
Sol717(8月14日)のMastCamにて撮影されたものでraw colorです。 
淡色の歩道の石のように見えると言ってます。 

Curiosityは、Sol706に"Hidden Valley."へ一度進入してから砂地が非常に進みにくいことを確認したので、Sol709には引き返しました。
そして、下図の通りSol714に岩地の高いところへ登って、今後のルートとAmargosa Valleyの入口などを確認しました。
下図は、Sol719(8月15日)のものです。 
線が重なっているので分かりづらいですが、Curiosityは "Bonanza King,"に迫っているはずです。

Amargosa Valleyは、下図にて確認できます。
8月中旬には、"Pahrump Hills" に到着している予定だったので、遅れていますね。
砂地の走行に苦労しているのでしょう。
頑張れ!Curiosity! 

下図は、"Hidden Valley."へ一度進入して戻ってから再進入する際の画像です。
Sol717にNavCamで撮影されました。
"Bonanza King," は、この画像の手前に位置しています。 

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Team Kanau 優勝おめでとうございます!

2014-08-10 16:14:42 | 火星への入植

Inspiration Mars Student Design ContestでTeam Kanauが見事に優勝しました!
やった!

Team Kanauの参加者全員が壇上に上がって記念撮影です。
下図は、右から宮嶋先生(東京女学館大学)、飯野翔太さん(慶応義塾大学大学院)、森山枝里子さん(宇宙システム開発㈱)です。 

プレゼンの様子は、下図をクリックして下さい。Team Kanauのプレゼンは、8:44:30頃から始まります。
(livestreamの画像が見当たらなくなりましたので、こちらのYoutubeこちらを見てください。2014.8.26追記)

Team Kanauについては、こちら

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頑張って!Team Kanau!

2014-08-09 14:17:26 | 火星への入植

火星協会の2014年コンベンションが始まっています。
いよいよ現地時間の8月9日13時(日本時間10日4時)からThe final round of the International Inspiration Mars Student Design Contestが行われます。
日本の学生チーム(Team Kanau)を含め10チームによる最終ラウンドとなりますので、応援よろしくお願いいたします。
応援メッセージは、Team Kanauの掲示板に書き込みましょう! 

日程は、下記の通りです。 

Afternoon - International Inspiration Mars Student Design Contest Oral Presentations, Crystal Ballroom

1:00 - 5:30 pm (25 minutes per team)

・  Adrestia  (The Netherlands - Univ. of Delft)

・  Delta V  (Russia, St. Petersburg National Technical University, Ioffe Physical Technical Institute of            the Russian Academy of Sciences )

・  Eclipse (U.S. - Univ. of California Davis)

・  IMMORTAL  (U.S. - Univ. of Illinois)

・  Indo-Martian Express  (India, Sri Venkateswara College of Engineering)

・  Joint Ventures (U.S. - Temple Univ., American Military Univ.)

・  Mars 18 (Germany, Univ. of Stuttgart)

・  MAVERIC (U.S. - Univ. of Colorado)

・  Space is More (Poland - Wroclaw University of Technology)

・  Team Kanua (Japan, Keio University. Purdue University, Tohoku University Graduate School of Medicine, International Space University, Nagoya University, Art Center College of Design Tokyo University of Agriculture and Technology, Tokyo Jogakkan College)

Evening Banquet, Marina Plaza Ballroom

6:30-11:00 pm

Entertainment                 Music from Mars, Everett Gibson: “The Real History of ALH84001”

Featured Speaker           Special Guest: Dennis Tito, Executive Director, Inspiration Mars

Announcement of Winners of International Inspiration Mars Student Design Contest

Awards

コンベンションの様子は、 Livestream video broadcastで見れるようです。
事務局は、上手く繋がらないで焦っていますが・・・ 

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いよいよ3年目のスタートです!

2014-08-07 14:10:48 | MSL

2014年8月6日(14:31 JST)にCuriosityが火星着陸してから丸2年間が経ちました。(8月5日22:31PDT)
現時点での成果のトップ5は、下記の通りとのことです。

1.生命好適環境の確認

2.古代の河床の証拠発見

3.放射線のリスクの確認

4.メタンが発見できていない

5.多様な土壌及び岩石の発見

当ブログの2013年12月15日の「確信!生命好適環境が広範囲に・・・」と2013年10月2日の「地表の土に2%の水分!でも、荷造りはまだ早いとのことです!」でも記載してます。

Sol710でのCuriosityの位置は、下図の通りです。(8月5日 PDT)
Sol709からSol710で戻っているのは、  "Hidden Valley," の壁を撮影するためのようです。
その他、周辺を調査してからSol712以降、数Solは早く移動をするとのことです。 

 

下図は、Sol709(8月4日)の "Hidden Valley," を走行した状況です。
かなり、車輪が滑るとのことで、走りにくいのではないか心配ですね。 

今後の火星探査は、以下の通り着々と進められていきます。

・2014年9月 MAVENが火星軌道に到着

・2016年1月 ESAーロシアのExoMARS打上
       3月 InSight打上          

・2018年    ESAーロシアのExoMARS打上

・2020年   The Mars 2020 rover打上

・2020年代  サンプルリターン計画
                  JAXAのMELOS計画
         待望の有人火星探査

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走りやすいか?砂の道

2014-08-03 21:23:44 | MSL

8月1日のWhat'sNewによりますと、Curiosityは、Sharp山のlong-term science destinationsまで3kmの位置にやって来ました。
7月の半分をかけて"Zabriskie Plateau."と呼ばれる鋭い岩の地域を横切って来たわけです。
500m先にある "Pahrump Hills."の露頭を当面の興味ある調査目標としたようです。
もちろん、走行しながら途中でいろいろ調査をするつもりです。
"Pahrump Hills."は、Galeクレーターの底の部分ではなく、Sharp山の基部に当る部分で、Curiosityが初めて調査する地質となります。
今度は、砂の多い "Hidden Valley," を走行して"Pahrump Hills."を目指すことになります。
下図は、Sol705で"Hidden Valley," を目前にした風景です。

NavCamのRaw Imageのほうが"Hidden Valley," の感じが分かりやすいかもしれません。

Sol706(8月1日)には、"Hidden Valley," に入っていますね。

その他、2013年2月にA-side computerの問題が有って以来、B-side computerを使用しています。
B-side computerは、今のところ全く問題ないのですが、バックアップとして使用しているA-side computeの状態を確認する作業をしました。
今のところ、問題ないようです。

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