火星への道

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大昔、海に水が流れ込んでいた

2010-06-16 23:44:18 | 火星地形
6月14日のMarsTodayによりますと35億年前の火星には、地表の3分の1を占める海洋があったことが推察されるとの事です。
そして、数億年は存在していたと考えられるので生命が誕生していた可能性が高まったとの事です。
その研究結果が6月13日発行のNature Geoscienceに発表されています。

詳しくは、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=31040

発表者はColorado大学のDi AchilleさんとBrian Hynekさんです。
Di AchilleさんとBrian Hynekさんは、CU-Boulder研究室に所属しています。
お二人は、geographic information system(GIS)を使って調査した結果、火星上で海洋が36%を占めており、その総量を124百万立方km、平均深さは550mと推定しています。
この水量は、地球上の水量の10分の1程度です。
彼らは、52のデルタ地帯のうち29のデルタ地帯が同じ高度であることを突き止めたことで、火星に海があったことを推定してます。

二つ目の研究は、同じくCU-Boulder研究室のHynekさんとMichael BeachさんおよびMonica Hokeさん達です。
the Journal of Geophysical Research-Planetsに発表されました。
4万個の渓谷を研究した結果です。
その渓谷が形成されるためには、大量の降雨が必要であると言うことですね。
では、その大量の水はどこへいったのでしょうか?
地下に眠っていることがかなり確実です。

今後、2013年に予定されているNASAのMars Atmosphere and Volatile Evolution mission( MAVEN)が火星の水がどこにあるか答えてくれるでしょう。


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