押入れで探し物をしていたら、偶然、数年前から行方不明になっていたKENWOOD TH-7 を見つけました。
TH-7 は、KENWOOD の10 年ほど前の製品です。写真下の車載トランシーバ TM-742 のリモコンとしても使用できる 145 / 430MHz デュアルバンドのハンディトランシーバーとして、当時販売されていたものです。
電池を抜いていたので、電池ボックスも異常なく、新しい単三電池をセットして SW を入れると、液晶表示がでるものの周波数はでたらめで、周波数設定もできません。
何年間も放り投げていたので、当然メモリー保持電池が放電し、設定もでたらめになっているはずと、マニュアルに従って設定の初期化を行ってみました。
設定の初期化によって、145.00MHz / 433.00MHz のメイン周波数における送受信は可能になったのですが、周波数変更を行うと、表示がでたらめになってしまい、送受信もできなくなります。
マニュアルをよく調べてみると、設定の初期化とは別に 「メモリー CH の初期化」 機能がありました。改めて、① 「工場出荷状態への初期化」 および、② 「メモリー CH の初期化」を行併せて行うと、周波数の変更やデュプレックス通信の設定も正常に操作できるようになり、ほぼ復活したようです。
機能の正常性を確かめるため、地元のレピータへアクセスしてみると、正常にアクセスできました。88.5Hz の トーンスケルチの信号も 正常に送出しているようです。ただ、TH-7 の出力は 100mW しかなく、見通しの良いところから送信しないと、ノイズ交じりの信号となって少し苦しいようです。別のトランシーバーと、シンプレックスモードで、145MHz帯、433MHz帯の送信 / 受信信号を確認しましたが、全く異常ありません。完全復活であります。
せっかくですから、TM-742 と TH-7 を接続するコードを探し出して、リモコン機能も確かめてみなければなりません。TM-742 を車載で使用していたときの接続コードをどこかに保管?しているはずなのですが・・・。
初期化等必要な部分を連絡いただければコピーします。
なお、コピーを送付するため、SASEをお送りください。
かなり昔の機械ですが、保管状況さえ良ければうまく動いてくれるようですね。
内臓マイクはコンデンサーマイクですから、大きささえあえば、現在市販されているものと交換可能ではないかと思います。値段も高いものではありませんので、日本橋のお店で探してみてはいかがでしょうか?