JA5DBE の Coffee Break

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周波数カウンタを作成

2021年02月22日 | 測定器

 持っていた周波数カウンタが不調のため先日処分しましたが、代わりの周波数カウンタがあればと思い、最近安価に出回っている周波数カウンタユニットを購入し、作ってみました。

 購入したのはこちらで、2千円前後で販売されており、Amzon から仕入れました。

 8桁の LED セグメントが付いており、測定範囲は、0.1MHz ~ 2.4GHz と案内されていますが、組み込んであるプリスケーラーの定格は 1.2GHz となっています。

 目的とする周波数は 435MHz 帯までなので周波数測定範囲としては十分です。一応基準発振器は小さいながら、2.5ppm の TCXO を実装しているとの説明が記載してあります。

完成写真は以下のとおり。

 タカチの CU-2N ケースにカウンタユニットと三端子レギュレータを使った電源( 入力 AC100V ) を組み込み、表示部を見やすくするため、スモークプラスチックの板を切り出して張り付けています。

 周波数精度を確かめるため、アンリツの SG 出力を完成したカウンタに入れてみると、下記のとおりとなりました。

 今回作製したカウンターの周波数精度、説明書以内に収まっており、まずまずなのですが、余りにも信号の検出レベルが低すぎます。U/V のハンディー機で周波数を測定する場合、5W出力でトランシーバのアンテナにカウンタの測定コードを近づけなければならないほどで、HF帯では、ダミーロードで終端させて 100W 出力状態で同軸ケーブルに測定コードを巻いても検出できません。

 説明書にも 0.1MHz ~ 60MHz の信号は 60mVpp 以上と記載してあるので、HF帯でこのカウンターを使用する場合、HF 出力をアッテネータで -20dBm 程度まで落として直接入力しなければならないようです。

 一方 U/V 帯の信号は 100mVpp 以上と記載してあり、出力アンテナに近づけて測定すれば、カウントできるというのも納得できます。

 なおアッテネータ経由で直結する場合は同様に -15dBm 程度の信号強度が必要です。

※ マニュアルをしっかりと読んでみましたが、最大入力電圧については何も記載されていません。入力端子は 0.6V 以下になるようダイオードを使って簡単な保護回路は組み込んであるようですが、 
  測定に際しては、入力信号のレベルを 0dBm 【 0.775V (50Ω終端時) 】 程度とし、入力電圧が過大な電圧にならないよう気を付ける必要があるようです。 

 

 

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