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「健康雑論」(その3)

2012年09月09日 | ムサシ

1 今回はアルツハイマー病の話であり,長芋とざくろジュースの話である。アルツハイマー病は軽い物忘れから始まって,やがて重篤な認知障害を引き起こすとされているが,これは脳の神経細胞が死滅することによるが,その原因はアミロイドベータというタンパク質の蓄積により脳細胞が死滅し,脳が萎縮するというのである。
2 そこで長芋の話であるが,最近の富山大学の研究チームの研究結果によると,山芋に(おそらく長芋にも)含まれる「ジオスゲニン」という成分がアルツハイマー病の病状改善に効果的であることが判明したというのである。
3 同大学の実験によると,アルツハイマーを発症させたマウスに「ジオスゲニン」を20日間注射し続けた結果,アミロイドベータタンパク質が7割ほど低下し,記憶力が回復したというのである。
4 但し人間の場合には,山芋を1日10キロ食べると効果があるという話なので,思わず笑ってしまった。これでは我々が山芋効果を期待するのは到底無理というものだろう。いずれ優れた効果を有する医薬品が山芋から生まれるのであろうし,サプリメントとして手軽に入手することができる時が来るかも知れない。
5 さてこの話から,未だアルツハイマー病に罹患していないだろうと思われる我々は一体何をどのように参考にできるのだろうか。もともと私は長芋は好きなので,これまでも結構食べており,甚だ好都合な情報ではある。しかし熱心にセッセと食べても効果は期待できそうにない。
 しかしこの話にも健康オタクの私のアンテナがそれなりに反応した。効果は期待できないが,その知識のもとで,これまでよりも多少熱心に長芋を食べてみるかということである。そのために美味しい長芋の食べ方を研究することにした。そのうちに研究が進んで,少量の長芋に大きな効果があることが発見されたなんてことにならないとも限るまい。少なくとも努力してみる動機としては,この情報は意味がある。
6 山芋情報で,一体どうしたものかと思っていたら,「ざくろジュース」も同様の効果があるという情報を入手した。アメリカではざくろジュースは広く販売されているとのことらしいが,私はそんなジュースを見た記憶はない。日本でも広く販売しているものなのであろうか。長芋に効果を期待するのは困難であるが,何だかざくろジュースは効きそうな気がする。面白そうな話なので,ざくろジュースを探してみることにした。まあ余り期待できなくてもよいではないか。
7 食品の健康効果などは,食べるとすぐに効果が出るというものではない。わが国ではテレビである食品が健康によいと報道されると,スーパーやコンビニですぐに売り切れになる。そして大体3か月で元の状態に戻る。かつて納豆や寒天の粉やトマトジュースなどがそうであった。しかし私は,そのような食品を,世間の熱が冷めた後で人知れずしぶとく10年は続けてみるという主義である。そのために一覧表が活躍する。
8 最近新しい実験仲間に,タマネギと長芋とざくろジュースが加わることになった。最近は冷蔵庫が私用の食品で一杯になり,妻から苦情が出ている。ヨーグルト,トマトジュース,スポーツドリンク,牛乳などは,妻に自由に使っていいよと伝えた。一部調理済み冷凍ゴーヤも場所を取っており,妻にごめんと謝った。もはやざくろジュースが入る余地はない。私の書斎の隅に妻に内緒でもう1つ冷蔵庫を買おうか知らん。(F)


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