明日14日日曜日夜10時からの「ETV特集」は、「永山則夫 100時間の告白-封印された精神鑑定の真実」が放送される。2009年にこの枠で放送されて翌年のギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞した「死刑囚永山則夫」や、「死刑裁判の現場」などを手がけ、昨年は放送ウーマン賞も受賞された堀川恵子ディレクターによる番組である。
詳細は、番組のウエブページをご覧いただきたい。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/1014.html
放送に際して、堀川さんからメッセージをいただいたので、ご本人の承諾を得てここに掲載させていただく。
(以下引用)
今週末に放送される番組のお知らせです。
▼NHK・ETV特集 10月14日(日)22時~23時半(89分)
「永山則夫 100時間の告白~封印された精神鑑定の真実~」
2009年、同じ永山事件をテーマに制作した番組は、
逮捕後の獄中28年間の永山氏を描きました。
その時、重要なテーマを遣り残していました。
「少年は、なぜ事件を起したのか」
この間、永山自身がある医師に語った膨大な録音テープを分析し、
改めて事件の背景に浮かび上がった「家族」と「精神鑑定と司法」、
二つのテーマに向き合いました。是非ご覧下さい。
(引用終了)
裁判員裁判の三年目検証に際して、死刑の評決要件も論点に掲げられ、また、少年の重大犯罪や、精神鑑定が問題となる裁判員裁判も増えている今日、大いに見られ、議論されるべき番組だと思う。
かつて放送された「死刑囚永山則夫」については、瑞祥さんがこのブログで取り上げておられる。
http://blog.goo.ne.jp/j-j-n/e/4805584d7e6b1a91748b05bd939b81c8
また、上記の番組を書籍化した「死刑の基準」については、私がこのブログでご紹介している。
http://blog.goo.ne.jp/j-j-n/e/10b3294b254f7cb52a911efebee2d298
同じ堀川さんのETV特集「死刑裁判の現場」について触れた、私のつたない文章もある。
http://blog.goo.ne.jp/j-j-n/e/8b92082d24f0ff02cb37416fd7ccca6f
併せて、ご参照いただければ幸いである。
(くまちん)