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花粉症の話

2010年03月18日 | ムサシ
1 花粉症の季節である。花粉症患者にとっては甚だ憂鬱な季節ということになる。私も花粉症の重症患者となってから既に28年が経過した。28年前のある朝,突然花粉症が発症した。朝の洗顔時に突然,猛烈な瞼の痒みに襲われたのである。早速病院に駆け付けて診察を受け,「花粉症」と診断された。血液検査を受けた結果であった。

2 飲み薬を処方され,症状は軽減したものの,憂鬱な状態は継続した。毎年2月20日過ぎから4月20日過ぎまでの2か月間,キッチリと苦しんできたのである。

3 ところが最近5年余り,私は嘘のように花粉症に苦しむことがなくなった。花粉症に罹患しなくなったのではない。飲み薬が劇的に効いているのである。最近は機会あるごとにその話をして,多くの友人達に感謝されている。

4 私はテニスを趣味としており,週1回2時間を目標にテニスを楽しんでいる。ストレス解消に効果的である。時にテニス会にも参加する。今から5年程前の秋にテニス大会で転んで膝を痛めた。治療を受けるほどではなかったので放置していたところ,半年ほど経過しても痛みが取れず,ただごとではないと心配した。そこでテニス仲間の紹介で,ある医院を訪れたのである。膝にはシップ薬を張ることで,1か月もせぬ内に軽快し完治した。

5 偶然その医院の壁に,「当医院は花粉症の治療を行なっています」という張り紙がしてあった。2月中旬のことであったと思う。そこで私は重症の花粉症患者であることを告げて治療をお願いした。血液検査を受け,次会通院の際に飲み薬を渡された。この薬が劇的に効いたのである。それから5年余りが経過した。その間何種類か薬は変化したように思うが,確認はしていない。私はこの間花粉症に苦しむことは全くなくなった。

6 おそらく花粉症の研究が進歩したのであろう。私は,もう誰もが花粉症の苦しみから解放されているのかと思っていたが,病院で治療を受けているのに,今なお花粉症に苦しんでいる友人や知人が多いことを知り,驚いている。先日も,毎年半年近く花粉症に苦しんでいるという人がいた。これは一体どういうことなのだろう。同じ薬が人により効き目が違うということなのであろうか。

7 私は花粉症に苦しんでいる友人などが地元の人であれば,その医院を教えている。地元でない人には,薬をサンプルとして郵送したりしている。
 こういう話は案外役に立つような気がして,書いておくことにした。薬が十分効かない場合には,この話をして担当医師に迫ってみるのがよいと思う。

8 最近宴会などの機会に,私の席の周辺に座った人達は,オリーブオイルや花粉症や取り寄せている日本ソバや黒髪を維持する方法などの話で,異様に盛り上がることが多くなっているような気がする。(ムサシ)