年末年始は,テレビマニアにはたまらないシーズンである。忙しさにかまけて見逃してしまった名作が再放送される機会も多いからである。私は最近テレビドキュメンタリーにはまっているので,地味ながら内容の濃い作品が再放送されることを期待しながら,テレビ雑誌のページを繰っていたりする(学研の「TVライフ」誌は,他誌に比べてドキュメンタリーの紹介が多いので定期購読している。)
実は私は,北海道を拠点として活動しているメディア・アンビシャスという団体の会員である(ホームページはこちらhttp://media-am.org/)。
どのような団体かというと,設立趣旨としてホームページには以下のように記載されている。
「私達は、近年ますます強くなっているメディアスクラム(集団的加熱取材)、危機と不安を煽るマスメディア状況の中で、それでもメディアリテラシーの大切さを思い、多面的な視点でとらえようとする番組や報道が決してないわけではないことを知っています。少数になることも恐れずに番組を作り、報道している人達が確実にいることも感じています。
マスメディアを批判することも勿論必要ですが、私達は、メディア状況をよりよく改善していくために、そのような人達を、スタッフを、多面的な視点でとらえた番組や報道や表現を、むしろ、より積極的に応援していこうと考えました。クラーク博士の”ボーイズ・ビー・アンビシャス”に倣うわけではありませんが、志を持ち、それぞれの良心に従って伝えていこうとする人達を、私達は、年に数回、勝手に表彰して応援しようと思います。より良いと感じた番組や報道を応援し、それらが少しずつ増えていくこと、そのことがメディア状況の改善に、少しでも役立つ事を願って、私達の活動を始めたいと思います。メディアリテラシーの大切さを思う多くの方々のご参加をお待ちしております。」
そして今年末,ついにその「勝手に表彰して応援」する機会が訪れ,受賞作が以下のように決定された。
映像部門
★ 大賞 「死刑囚 永山則夫 ~獄中28年間の対話~」 NHK
★準大賞 「夕張、年老いた町で~医療再生700日の記録~」 NHK
準大賞 「「イチオシ! 」シリーズ調査報道 地方議会ウオッチング」 HTB
活字部門
★ 大賞 「マレーシア67年前の惨劇/華僑虐殺 語り継ぐ」
「語り、伝える マレーシア華僑虐殺(全5回)」
「水平線 マレーシア華僑虐殺/史実共有し教訓に」の一連の報道
北海道新聞
★準大賞 「現代かわら版 プルサーマルの現場を歩く(上・下)」 北海道新聞
そして,12月21日月曜日に,札幌市狸小路6丁目にある映画ファンには著名な映画館「シアターキノ」において以下のようなスケジュールで表彰式が行われることになった。
18:50頃 開場予定
19:00~映像部門大賞「死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話~」鑑賞
20:30~表彰式と受賞者の一言ご挨拶
堀川恵子さん、米原尚志さん、HTB報道部、川村史子さん、
20:45~ミニシンポジウム「受賞作と今年のメディアを考える」
パネラー 堀川恵子さん(上記大賞作品ディレクター)
山口二郎さん(メディア・アンビシャス世話人代表)
中島岳志さん(メディア・アンビシャス世話人)
21:20 終了予定
そう,瑞祥氏が10月21日付けのブログで触れられたETV特集「死刑囚 永山則夫」が栄冠を勝ち得,札幌周辺の会員に見てもらえる機会を得たのである(残念ながら,NHKオンデマンドには挙がっていないようである)。会員である私も是非参加したいところであるが,諸般の事情により東京出張予定で参加できないのが残念である(そのかわり妻と二人,六本木ヒルズでお上りさんになって大東京を見下してやろうと企み中)。
参加は会員に限られるが,当日入会も可能である(年会費3000円、学生1000円)。
地方で始まったささやかな試みが,良質なジャーナリズムの育成,更には市民意識の高揚にわずかなりとも役立てれば幸甚である。
(くまちん)
実は私は,北海道を拠点として活動しているメディア・アンビシャスという団体の会員である(ホームページはこちらhttp://media-am.org/)。
どのような団体かというと,設立趣旨としてホームページには以下のように記載されている。
「私達は、近年ますます強くなっているメディアスクラム(集団的加熱取材)、危機と不安を煽るマスメディア状況の中で、それでもメディアリテラシーの大切さを思い、多面的な視点でとらえようとする番組や報道が決してないわけではないことを知っています。少数になることも恐れずに番組を作り、報道している人達が確実にいることも感じています。
マスメディアを批判することも勿論必要ですが、私達は、メディア状況をよりよく改善していくために、そのような人達を、スタッフを、多面的な視点でとらえた番組や報道や表現を、むしろ、より積極的に応援していこうと考えました。クラーク博士の”ボーイズ・ビー・アンビシャス”に倣うわけではありませんが、志を持ち、それぞれの良心に従って伝えていこうとする人達を、私達は、年に数回、勝手に表彰して応援しようと思います。より良いと感じた番組や報道を応援し、それらが少しずつ増えていくこと、そのことがメディア状況の改善に、少しでも役立つ事を願って、私達の活動を始めたいと思います。メディアリテラシーの大切さを思う多くの方々のご参加をお待ちしております。」
そして今年末,ついにその「勝手に表彰して応援」する機会が訪れ,受賞作が以下のように決定された。
映像部門
★ 大賞 「死刑囚 永山則夫 ~獄中28年間の対話~」 NHK
★準大賞 「夕張、年老いた町で~医療再生700日の記録~」 NHK
準大賞 「「イチオシ! 」シリーズ調査報道 地方議会ウオッチング」 HTB
活字部門
★ 大賞 「マレーシア67年前の惨劇/華僑虐殺 語り継ぐ」
「語り、伝える マレーシア華僑虐殺(全5回)」
「水平線 マレーシア華僑虐殺/史実共有し教訓に」の一連の報道
北海道新聞
★準大賞 「現代かわら版 プルサーマルの現場を歩く(上・下)」 北海道新聞
そして,12月21日月曜日に,札幌市狸小路6丁目にある映画ファンには著名な映画館「シアターキノ」において以下のようなスケジュールで表彰式が行われることになった。
18:50頃 開場予定
19:00~映像部門大賞「死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話~」鑑賞
20:30~表彰式と受賞者の一言ご挨拶
堀川恵子さん、米原尚志さん、HTB報道部、川村史子さん、
20:45~ミニシンポジウム「受賞作と今年のメディアを考える」
パネラー 堀川恵子さん(上記大賞作品ディレクター)
山口二郎さん(メディア・アンビシャス世話人代表)
中島岳志さん(メディア・アンビシャス世話人)
21:20 終了予定
そう,瑞祥氏が10月21日付けのブログで触れられたETV特集「死刑囚 永山則夫」が栄冠を勝ち得,札幌周辺の会員に見てもらえる機会を得たのである(残念ながら,NHKオンデマンドには挙がっていないようである)。会員である私も是非参加したいところであるが,諸般の事情により東京出張予定で参加できないのが残念である(そのかわり妻と二人,六本木ヒルズでお上りさんになって大東京を見下してやろうと企み中)。
参加は会員に限られるが,当日入会も可能である(年会費3000円、学生1000円)。
地方で始まったささやかな試みが,良質なジャーナリズムの育成,更には市民意識の高揚にわずかなりとも役立てれば幸甚である。
(くまちん)