朝日新聞からです。まず事実関係の解明でしょうね。
少年の調書漏洩の疑い、鑑定医を捜査へ 奈良・放火殺人
昨年6月に奈良県の当時高校1年の長男が自宅に放火し、一家3人が焼死した事件で、長男の供述調書を外部に流出させて関係者の秘密を漏らした疑いがあるとして、奈良地検が、長男の精神鑑定を担当した京都市の医師から刑法の秘密漏示の疑いで近く事情を聴き、関係先を家宅捜索する方針を固めた。同容疑で強制捜査するのは異例。
調べなどによると、医師は昨年秋、奈良家裁で実施された少年審判で精神鑑定を担当。家裁から渡された供述調書などを直接、または第三者を通じて外部に渡した疑いが持たれている。
事件では今年5月、元法務教官のフリージャーナリスト草薙厚子氏が調書を引用して「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)を出版。長男や父親らの「調書より」として、学校の成績、父親からの暴力、両親の離婚などを詳細に記している。地検は草薙氏の調書入手に医師が関与した疑いがあるとみている。医師は朝日新聞の取材に漏洩(ろうえい)容疑を否定している。
秘密漏示は医師、弁護士らが業務で知った個人情報を理由なく漏らす罪で、被害者の告訴が必要な親告罪。6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金になる。父親(48)が法務省に人権侵害の被害を申告、奈良地検に告訴していた。
7月には東京法務局が「報道・出版の自由として許容される限度を超えている」と、講談社と草薙氏に文書で勧告。草薙氏は「彼の成育歴が語られなければ社会の不安を解消できない」と反論し、講談社は「読者に真相を伝えるべきだと判断して刊行した」などとコメントを出していた。日本ペンクラブも「表現の自由を踏みにじる」と抗議声明を出している。
少年の調書漏洩の疑い、鑑定医を捜査へ 奈良・放火殺人
昨年6月に奈良県の当時高校1年の長男が自宅に放火し、一家3人が焼死した事件で、長男の供述調書を外部に流出させて関係者の秘密を漏らした疑いがあるとして、奈良地検が、長男の精神鑑定を担当した京都市の医師から刑法の秘密漏示の疑いで近く事情を聴き、関係先を家宅捜索する方針を固めた。同容疑で強制捜査するのは異例。
調べなどによると、医師は昨年秋、奈良家裁で実施された少年審判で精神鑑定を担当。家裁から渡された供述調書などを直接、または第三者を通じて外部に渡した疑いが持たれている。
事件では今年5月、元法務教官のフリージャーナリスト草薙厚子氏が調書を引用して「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)を出版。長男や父親らの「調書より」として、学校の成績、父親からの暴力、両親の離婚などを詳細に記している。地検は草薙氏の調書入手に医師が関与した疑いがあるとみている。医師は朝日新聞の取材に漏洩(ろうえい)容疑を否定している。
秘密漏示は医師、弁護士らが業務で知った個人情報を理由なく漏らす罪で、被害者の告訴が必要な親告罪。6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金になる。父親(48)が法務省に人権侵害の被害を申告、奈良地検に告訴していた。
7月には東京法務局が「報道・出版の自由として許容される限度を超えている」と、講談社と草薙氏に文書で勧告。草薙氏は「彼の成育歴が語られなければ社会の不安を解消できない」と反論し、講談社は「読者に真相を伝えるべきだと判断して刊行した」などとコメントを出していた。日本ペンクラブも「表現の自由を踏みにじる」と抗議声明を出している。