転勤の内示の季節

今年も全国の裁判所で裁判官に対する転勤の内示が始まったようです。
転勤が内定した裁判官は、今後は手持ち事件を残り約２か月半でどう判決又は和解で解決を試みるか、あるいは後任者に引き継ぐかを常に考えながら事件を進行させることになるでしょう。（チェックメイト）
内示については、日本裁判官ネットワーク「裁判官は訴える！」の第４章　異動事情「転勤稼業の不安を解消するために」（小林克美）７５～７６頁を御参照下さい。
以下、その冒頭部分を引用します。

「１月、内示をうけて渦巻く悲喜こもごも」
　例年１月１０日過ぎに、高裁に集合した管内の地家裁所長は、高裁長官からその年の春に転勤する裁判官の異動計画表を受け取るや、大急ぎで所属の地家裁裁判官と簡裁裁判官に対し個別に転勤先を内示する。