日本裁判官ネットワークのホームページ(http://www.j-j-n.com/)で紹介した法テラス(Judgeの目その11 法テラス~動き出す日本司法支援センターへの期待)が10月2日に発足し,順調な滑り出しのようです。
西日本新聞11月1日号には,法テラス壱岐事務所(長崎)の活躍が報じられていました。所長は24歳の弁護士ですが,ノートには相談予約がぎっしりで,地域では早くも「あかひげ先生」と呼ばれているそうです。
司法改革や法テラスについて,法曹界では慎重な意見もありましたが,壱岐のように,若い弁護士が,弁護士のいない地域に飛び込み,必死にがんばっている姿が報じられ,地域でも信頼されているのを目にすると,日本裁判官ネットワークが司法改革に取り組んできたのは間違いではなかったと確信します。もちろん,最高裁,法務省,日弁連など司法改革に取り組んできた機関,団体は多いのですが,我がネットワークも,微力ながら司法改革に貢献できたことを密かに誇り,これからもがんばりたいと思っています。(浅見宣義)