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精緻な細工に存在感 洞爺湖で砂澤ビッキ木彫展

2020-09-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/22 18:51

細部まで文様が彫り込まれた「樹蟹箱」の一つ。ふたを開けるとアクセサリー類を入れる小箱になる
 【洞爺湖】洞爺湖芸術館(洞爺町)で、彫刻家砂澤ビッキ(1931~89年)が鳥やカニ、魚などをモチーフに独特のアイヌ文様を刻み込んだ精巧な木彫作品を集めた特別展「呼吸する文様」が開かれている。
 ビッキが70~80年代にコレクター向けに制作し現在は個人蔵の作品群で、木彫17点と設計図代わりのデッサン類7点。木彫は長さ160センチの「樹蜻蛉(じゅかげろう)」など一部を除けば、大半が「樹鰈皿(じゅかれいざら)」や「樹蟹箱(じゅかにばこ)」などの小品。ただ、細部まで文様が彫り込まれ、関節部分が動くなど精緻な細工が施され、圧倒的な存在感を放つ。
 同館の山本みどり主任学芸員は「奥さんの砂澤凉子さんは『(この作品群は)私たちの酒であり米であった』と話していました。ビッキにとっては現金収入を得る作品であった一方、楽しみながら自分の芸術として精魂を込めていたことがうかがえます」と話す。
 10月11日までの午前9時半~午後6時(10月は午後4時15分まで)。9月23日と月曜休館。26日は一般入場不可。観覧料は一般300円。町民無料。問い合わせは同館(電)0142・87・2525へ。(和田年正)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/462787

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ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち

2020-09-23 | 先住民族関連
映画.com 2020年9月23日
リンク・レイこそがロックの創始者~文化の根絶やしも立派なジェノサイド
ブルースロックはイギリス人(代表:エリック・クラプトン)が1960年代にアメリカのブルースマンを見出し、アメリカに逆輸入した。大概のロックオヤジはそこまでは知っている。
だが、この映画はブルース、フォークなどの音楽にはアメリカンインディアンが深く関わっていることを教えてくれた。そして、さらにアメリカの恥ずべき歴史も。
【Link Wray:リンク・レイ】
1929年生まれ。ショーニー族。幼いころ、カーニバルで黒人芸人の弾くスライドギターを見て音楽に目覚める。若いころに朝鮮戦争に従軍。その後、兄弟たちとバンドを結成。テレビ番組でのバックバンドを務める。1958年29歳の時に発表したインスト曲 Rumble が米国では少年犯罪を助長するという理由で、放送禁止になる。インストゥルメンタルの曲が放送禁止なんて初めて聞いた! 言いがかりも甚だしい。差別の匂いがプンプンする。当時はロカビリーブーム。プレスリーのジャケットの袖から居酒屋ののれんみたいなヒモ(フリンジ)をずらーっとぶら下げたスタイルはネイティブアメリカンのファッションだ。エルビスとジョニー・キャッシュの影に隠されてしまった。リンク・レイに影響を受けたと証言するミュージシャンはジミー・ヘンドリックス、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、イギー・ポップ、ピート・タウンゼント、マーク・ボラン、タフ・マッケィガン、ブルース・スプリングスティーン、キンクス など
【Rumble 演ってみた】
自分のオヤジバンド(ブルースロック)の課題曲でやってみた。非常に知識豊かなバンドリーダー(ギター)もリンク・レイはもちろん、Rumble は知らなかった。しかし、譜面をどこからか手に入れてきた。バンドメンバーは私の突然の提案に難なく答えてくれ、異常に盛り上がった。私はもう一人のギターのサドウスキーのライトグリーンのストラトモデルで弾いてみた。ベースがドラムに、サドウスキーの彼がベースにまわった。ものすごく気持ちよかった。すごい曲だ。ロックの原点に間違いないと確信した。リンク・レイはロックのまさに創始者。パワーコードの創始者でもあるのだ。それはすごいことだ。我々はロックの真髄はアジア発のモンゴロイドの兄弟にあることを実感し、うち震えた。
【鮎川誠(シーナ&ロケッツ)はリンク・レイの一番最初の子供説(マイ・オリジナル)】
リンク・レイの演奏する姿を見たとき、真っ先に思ったのが、鮎川誠にそっくり。鮎川誠は1948年に福岡県柳川で生まれた。父親がアメリカ人で母親が日本人。父はアメリカ軍の軍人だが、会った記憶はない。と、ウキペディアにある。リンク・レイは朝鮮戦争(1950-1953年)に従軍したとあるが、1945年からすでにアメリカ軍は南朝鮮に入っているわけで、リンク・レイがなにかの間違いで日本に寄った可能性は皆無ではないと思われる。リンク・レイは生涯で4回結婚し、9人の子供を残したとされている。10人いてもおかしくない。
【Howlin Wolf の塩辛声のルーツ】
シカゴブルースの巨人、ハウリン・ウルフにもアメリカインディアンの血が。知らなかった。嬉しかった。あのダミ声はわれわれには身近な魚屋(築地市場など)のオッサンのダミ声だ。ダミ声は黒人が特別得意な訳ではない。ハウリンウルフはクラプトンとのライブ盤を出している。Killing floor は Led Zeppelin が もろにパクっている。セカンドアルバムの Lemon Song がそうだ。チョクトー族でデルタ・ブルースの祖であるチャーリー・パトンからギターを学んだというハウリン・ウルフ。その影響を受けたローリング・ストーンズやクラプトンを経由し、逆輸入の形でブルースはアメリカに。その背景にはアメリカ政府の徹底した黒人蔑視がある。しかし、先住民に対する差別はアフリカン・アメリカン以上で、先住民の多くはアフリカン・アメリカンになりすましたり、同化することにより難を逃れてきた歴史が語られる。実際、南北戦争以前は先住民の男はアフリカに代わりに連れていかれ、先住民女性はアフリカの男性と結婚することが多かった。我々が黒人音楽と思っていたものも純粋なアフリカン・アメリカンのものではなく、先住民の音楽との融合なのだ。
【ジミヘンにもインディアンの血が】
奴隷だった曽祖父とチェロキー族の血を引く曾祖母を持つ、ジミ・ヘンドリックス。1942年生まれ。もう、言うまでもないだろう。ロックは白人の産物ではない。
【ジェシ・エド・デイヴィス(タージ・マハル)】
1944年生まれ。父はコマンチ族、母はカイオワ族の生粋のインディアン。オクラホマ州出身。スワンプ・ロックの名手。素晴らしい。43歳でオーバードーズで死亡。残念でならない。オールマン・ブラザース・バントの伝説のライブ盤アット・フィルモアイーストのはじめの曲 Stateboro Blues はタージ・マハルのデビューアルバムでジェシが弾いているスライドギターをドゥエイン・オールマンが無名時代から必死で真似した一曲だそうだ。Stateboro blues はもちろん、昔のブルースマンの曲。この映画のなかで流されるジェシのチャーミングな笑顔にすごく癒された。
【Buffy Sainte-Marie とJoan Baez】
バフィ・セントマリーとジョーン・バエズ。この映画でバフィ・セントマリーを見た時に真っ先に思った。ジョーン・バエズに似てるなぁ。 Wikipediaで両者を比べてみた。誕生日はどちらも1941年。ジョーン・バエズが1月生まれ。バフィは2月生まれ。やはり。バエズが20歳にはメジャーデビューしているのに対し、彼女は苦労人だ。カナダのインディアン クリー族出身。幼少期に親の離婚で、マサチューセッツ州の養父母の養子になる。キャンパス内のコーヒーショップなどで演奏し、フォークソングフェスティバルに精力的に出て、ニール・ヤング、ジョニー・ミッチェルらと親交を深める。1964年にデビューアルバムを出すが、ベトナム戦争で、傷ついた兵士を歌った Universal Soldier はリンク・レイ同様、理不尽な放送規制を受ける。のちに彼女は語っているのだが、ラジオ局のブラックリストに載ったのは当時の政府(ジョンソン、ニクソン大統領、FBI)によるもので、事実上、彼女はアメリカでのビジネスを禁止され、反戦活動のみならず、先住民運動の芽も摘み取られ、70年代はなんもできなかったと。
71年の西部開拓史の実態を扱った映画 Soldier Blue の主題歌もアメリカでは発売禁止。彼女はジョーン・バエズよりもはるかに直接的なオリジナル反戦歌詞で訴える。社会貢献は長期に渡り、今でも続いている。闘うフォークシンガーの姿勢を崩していない。そして、嬉しいことに、映画「いちご白書」で、サークルゲーム(Circle Game)がヒット。1984年には Up Where We Belongが「愛と青春の旅立ち」で、第55回アカデミー賞の主題歌賞を受賞しているなど、映画との関係も深い。
【文化の根絶やしも立派なジェノサイド】
先住民族のヴォーカル・グループ、ウラリがパフォーマンスを披露し、踊りや音楽をも禁じた当時のアメリカ政府による迫害の歴史が語られる。故意に先住民の誇りをくじく目的で、彼らの伝統的儀式を非合法化し、長年抑圧した。文化の剥奪は虐殺に等しい。アメリカ先住民は文字文化をもたないからなおさら。
【この映画で出ている著名人:多数の中から厳選】
マーティン・スコセッシ、ロビー・ロバートソン(The Band:モホーク族)、スティービー・サラス(アパッチ族)スティーヴン・バン・ザント、スラッシュ、タージ・マハル、イギー・ポップ、バディ・ガイ、マーキー・ラモーン、バフィー・セントマリー、リキー・メドロック(レーナード・スキナード:ラコタ族)、ジム・ケルトナー、デルク・トラックス、ロバート・トロ匕ーヨ(メタリカ)
【紹介されたその他のネイティブアメリカンミュージシャン】
ランディー・カスティーヨ。ヘビーメタル界のスーパードラマー。イスレタ・ブエブロ族/アパッチ族。ニューメキシコ州出身。1960年生まれ。参加バンドはモトリー・クルーなど。51歳で死亡。
タブー(ブラック・アイド・ビーズ)1975年生まれ。ショショーニ族。
レッドボーン(成功を収めた最初のインディアン・ロック・バンド 1968年~)ヤキ族/ショショーニ族。1974年の Come and Get Your Love は世界的なヒットを記録。Vegas 兄弟にインディアンの音楽をやったらどうかと勧めたのはジミヘン。
https://eiga.com/movie/92880/review/02382295/

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【門別競馬情報】DG制覇の10歳馬メイショウアイアンら好メンバー集結!短距離王に王手はどの快足馬か?「第1回ウポ

2020-09-23 | アイヌ民族関連
ポイオータムスプリントH3」/地方競馬情報
netkeiba.com 9/22(火) 12:30

 先週17日(木)=第12回開催3日目を終えた時点で、2020門別グランシャリオナイターは全82日間(計15開催)のうち61日間を消化。本当に早いもので今季も「残り21日間」というところまで来てしまいました…。ラスト7週間、北海道の馬産地ナイター競馬を存分にお楽しみいただければ幸いです。
 さて、きょう22日(祝・火)のメイン(最終)11Rは、今季新設の短距離重賞「第1回ウポポイオータムスプリントH3/1200m外回り、JBC協会協賛ホークビル賞」です。第20回JBCスプリント(11月3日、大井1200m外回り)への各地区地方競馬の有力馬選定で指標となる競走「JBC指定競走」(優先出走権の付与はありません)に位置付けられたこの新設重賞は、昨年まで同時期に施行されてきたJBC指定競走「道営スプリントH2」が今年から“地元短距離王決定戦”として地元最上級の「H1」に格上げされ、同時に、中長距離のチャンピオン決定戦「道営記念H1」と同じシーズン最終日(今年は11月5日)へと移設されてことに伴って誕生。ちょうど今年が、アイヌ文化の復興と発展を目的とした国立施設「民族共生象徴空間」ウポポイの開業年(コロナ禍の影響で、開業は当初予定の4月から7月に変更)ということで「ウポポイオータムスプリント」の名称で施行されることとなった次第です。
 格上げされたチャンピオン競走「道営スプリントH1」への前哨戦ということで、地元トップクラスがほぼ勢揃いという豪華メンバーとなりました。昨夏エトワール賞を5馬身差圧勝のジョウランや、今春JRAオープンから転入したニットウスバルらがもしここに加われば、そのまま真の短距離王決定戦と言えてしまいそうなレベルの顔ぶれ。“4連休”最終日を惜しみつつ、ラストナイトを地方競馬で楽しむには「最高のメインレース」と言えるのではないでしょうか。
 6月のダートグレード競走「北海道スプリントカップJpnIII」でJRAマテラスカイらを差し切り、同レース20年ぶりの地元馬Vを10歳にして達成した老雄メイショウアイアンに、7月のグランシャリオ門別スプリントH2(1000m)でそのメイショウアイアン以下を寄せ付けずレコードタイムで逃げ切ったアザワク。2走前のエトワール賞H3でついに重賞初Vを果たした「門別1200mの申し子」ソルサリエンテ、2歳&3歳シーズンで重賞2勝の“未完の大器”ソイカウボーイ、JRA在籍時にダートグレード競走制覇の実績あるブラゾンドゥリス(高知・黒船賞JpnIII)、エイシンバランサー(佐賀・サマーチャンピオンJpnIII)等々、実績馬を数え挙げたら到底、五指では足りない好メンバーが揃いも揃いました。
 第1回ウポポイオータムスプリントH3の発走時刻は20時40分。「1分10秒ちょっと」で決着する電撃のスピード比べ。連休最終夜の締めくくりです、お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)
https://news.yahoo.co.jp/articles/962c375d6f9c1a8a7063f4ee0e8a3aa86d0826eb

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【ウポポイオータムスプリント予想】好メンバー揃いの新設重賞は激戦必至!!/NARレース展望

2020-09-23 | アイヌ民族関連
netkeiba.com 9/22(火) 11:30
 国のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(愛称ウポポイ)」が白老町にオープンしたことにちなみ、今年創設された古馬による短距離重賞。HIに昇格してシーズン最終日に日程が変更となった道営スプリント(11月5日)に、このレースの1、2着馬に優先出走権が与えられる。第1回目となる今回は、北海道スプリントでJRA勢を下して優勝したメイショウアイアンら、11頭が出走する。
 ◎にメイショウアイアン。北海道スプリントでJRAの強豪を破るなど、10歳馬だが今が充実期とも言わんばかりの活躍が続いている。前走は盛岡の交流重賞クラスターCで5着だったが、地元勢同士の戦いとなるここは当然勝ち負けになる。
 ○にソイカウボーイ。休み明けを2連勝と勢いに乗っている。以前は1400、1600の距離も使われていたが、門別の1200mは重賞のサッポロクラシックCで優勝しているし、休み明けの2連勝も今回と同条件。元々期待度の高かった馬だけに、ここは十分戦えるだろう。
 ▲にアザワク。2走前の船橋競馬場で行われた習志野きらっとスプリントで4着と、1000m戦なら各地のスピード馬たちと渡り合えるところ証明した。1200mの前走のエトワール賞は3着に敗れており、今回も距離がポイントとなるが、展開次第では逆転も可能。
 △は3頭。ソルサリエンテは、今回と同舞台のエトワール賞で重賞初制覇。ここも堅実な走りを見せてくれそう。そのソルサリエンテを前走の北海道えぞまつ特別Iで破ったオールドベイリー、JRA時代はオープンでも好走していたブラゾンドゥリスの地力にも期待。
 道営スプリントを目指して好メンバーが揃ったウポポイオータムスプリント。9月22(火)、20時40分発走。
(文:佐々木祥恵)
https://news.yahoo.co.jp/articles/04bae5a7299adb9a6879d84d63990c58b4913bb1

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札幌・定山渓温泉で期間限定シャトルバス 5つの紅葉スポットに

2020-09-23 | アイヌ民族関連
みんなの経済新聞 9/22(火) 12:01

 国立公園に指定され、紅葉名所である定山渓温泉(札幌市南区)の5つの紅葉スポットにシャトルバスを運行する「五大紅葉」が10月1日から開催される。(札幌経済新聞)
 豊かな自然に恵まれた定山渓温泉は、札幌中心部から1時間足らずで気軽に訪ねられることから、「札幌の湯の杜」として人気を集めている。周囲の山々は国立公園に指定されており、雄大な大自然が広がる。紅葉の見頃時期には秋色に染まった色鮮やかな景色が一望できる。
 シャトルバスは、定山渓温泉エリア、豊平峡ダム、札幌国際スキー場、定山渓ファーム、八剣山エリアに向けてそれぞれ運行。スポットによってはアイヌ文化交流センターや農家直売店なども立ち寄り、秋の新鮮な果物なども購入できる。
 定山渓の知られざる絶景紅葉スポットを地元ガイドが案内する「紅葉かっぱバス」や、温泉街よりひと足早い紅葉を空中散歩で楽しめ、山頂からは石狩湾まで望む大パノラマの絶景が望める札幌国際スキー場の「紅葉ゴンドラ」など、紅葉を楽しめる。
 バス発着場である定山渓観光案内所の営業時間が開催時間。日によってバスの運行が異なる。各シャトルバスの定員は、新型コロナウイルス感染症防止対策のため、通常より半分の定員となる。料金は有料でエリアによって異なる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9f714ffae2e79e6d399a715b7415134cf868317

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アイヌ伝統のサケ捕獲 道から許可、自作丸木舟で川に【浦幌】

2020-09-22 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2020.09.21
 浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会、長根弘喜会長)は20日、道からの許可を得て町十勝太を流れる浦幌十勝川で、自作の丸木舟を使ってサケの捕獲を始めた。同団体として河川でサケを捕獲するのは初めて。
丸木舟に乗り、網を引き揚げるラポロアイヌネイションのメンバーら
 この日は、長根会長(35)らが早朝に刺し網を3カ統敷設し、午前と午後に引き揚げた。午前11時ごろに行った最初の網揚げで雄のサケ1匹を捕獲できた。
 同日午後からは、同団体のメンバーら約10人と市川守弘弁護士(66)ら関係者も参加し、「アシリチェプノミ」(サケを迎える儀式)を執り行った。一行は、午前中に捕獲した雄のサケと、用意していた雌のサケを前に、祈りをささげて神々に感謝の意を示した。
 儀式後、長根会長ら2人が乗った丸木舟を船外機付きの船でえい航し、午前中に敷設した刺し網を引き揚げた。午後はサケを捕獲できなかった。長根会長は「川でのサケの捕獲ができたことを心の底から喜んでいる」と話していた。
 今回のサケの捕獲は、アイヌの伝統文化継承が目的。地元漁協の同意を得た上で、道は漁獲量200匹を上限に1カ月間の漁期を許可した。同団体は21日以降も引き続き上限に達するまでサケの捕獲を続ける。
サケへの感謝をささげながら儀式を執り行うメンバーら
 同団体は、伝統文化の継承とは別に、アイヌ民族が経済活動として川の河口部でサケを捕獲することは先住権の一部だとして、国と道に、サケ漁を禁じる法律などが適用されないことの確認を求め、札幌地裁に提訴している。
 弁護団代表の市川弁護士は「(ラポロアイヌネイションのメンバーらが)自分たちの手でアイヌ文化を発展させていこうと頑張っている。しっかり見守りたい」と話している。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/18947

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ウポポイ開業2カ月 釧根ゆかりの資料も

2020-09-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/21 20:10 更新
<木彫で伝える「責任」>大正時代に猛吹雪の中、釧路町内で殉職したアイヌ民族の郵便逓送人・吉良平治郎。吉良のまたいとこでアイヌ文化伝承に尽力した故山本多助さんは、「責任」と題して吉良の姿を残した=以下、表記のないものは国立アイヌ民族博物館で撮影
<現代の課題に向き合うアイヌ文化>新型コロナウイルスの感染対策として、博物館の総合案内に設置されているアクリル板。板を支える脚の部分にアイヌ文様をあしらった製品は釧路市の藤戸康平さんが作った
<板綴舟が物語る歴史>厚岸湖で出土した丸木舟「板(いた)綴(つづり)舟(ぶね)(イタオマチプ)」。全長5メートル以上ある船からは、それだけの大きな木が採取できる、豊かな自然があったことをうかがい知ることができる。※注「イタオマチプ」の「プ」は小さい字
<道具に見るアイヌ民族の仕事>狩猟や農耕などを通して、食料や道具の材料などを必要な分だけ得ていたアイヌ民族。釧路市の渡辺かよさんは木綿の古布から、農作業時に使う「前掛け」を再現した
<映像で知る各地のアイヌ民族>阿寒地域に伝わり、古式舞踊や慰霊祭など、映像資料も豊富な博物館。1階にあるモニターでは、クナシリ・メナシの戦いの犠牲者を供養する根室アイヌ協会の伝統儀式「ノッカマップ・イチャルパ」の様子も紹介している。※「イチャルパ」のルは小さい字
<伝統を受け継ぎ未来につなぐ>酒を仕込む際に女性たちが歌う「サケカラウポポ(酒づくりの歌)」。各地のアイヌ民族から指導を受けた若いスタッフたちが、心を込めて古式舞踊を披露する=体験交流ホール。※注「サケカラウポポ」のラは小さい字
<アイヌ文化を「支える」>国立アイヌ民族博物館の外観には、伝統的なアイヌの家屋の特徴で、屋根を支える構造のひとつである三脚(ケトゥンニ)をイメージした博物館のロゴマークが浮かぶ。アイヌ文化の復興や新たな文化を「支える」施設として期待がかかる
 胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴施設(ウポポイ)」は12日で開業から2カ月が経過した。新型コロナウイルスの影響で展示に制約がある中、工夫を凝らしてアイヌ文化を発信している。釧路、根室管内にゆかりのある資料や古式舞踊を紹介する。(加藤哲朗、光嶋るい)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/462515

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ポロトの森でアイヌ文化体験 川魚 弓矢で仕留める 白老

2020-09-22 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2020/9/21配信
 白老町のポロト自然休養林で19日、一般社団法人白老モシリ主催の「森のアイヌ文化体験」が開かれた。  アイヌ民族のかつての暮らしを学ぶ行事。地元の小学生や大人10人が参加した。  ポロトの森で参加者はクチャ作りを体験。クチャはク…
この続き:284文字
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https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/29500/

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アイヌの人たち 復元した丸木舟で初のサケ漁 北海道 浦幌町

2020-09-21 | アイヌ民族関連
NHK 2020年9月20日 19時30分
北海道の浦幌町で、地元のアイヌの人たちが、復元した伝統の丸木舟を使って初めてサケ漁を行いました。

アイヌの人たちにとって、サケは神の魚=「カムイチェプ」と呼ばれる特別な存在で、北海道では秋サケが遡上(そじょう)する季節を迎えています。
浦幌町のアイヌの団体「ラポロアイヌネイション」ではことし7月に、アイヌ伝統の1本の木から作る丸木舟を復元し、20日、地元の川で初めてこの船を使ってサケ漁を行いました。
アイヌの人たちは網を引き上げてサケを取ったあと、祭壇の前で「カムイチェプノミ」という儀式を行い、さばいたサケをいろりにくべて、自然の恵みに感謝をささげていました。
20日のサケ漁は道の許可を得て行われましたが、漁を行ったアイヌの団体は、先住民の権利として地元の川でのサケ漁を認めるよう求める訴えを先月、札幌地方裁判所に起こしています。
ラポロアイヌネイションの長根弘喜会長は「待ち望んでいた儀式だったので、無事に終わりとてもうれしい。先住民の権利はアイヌにとって大事なことだと考えている」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200920/k10012627971000.html

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アイヌ団体が秋サケ迎える儀式 北海道浦幌町

2020-09-21 | アイヌ民族関連
共同通信 2020/9/20 19:15 (JST)9/20 19:21 (JST)

伝統儀式「アシリチェプノミ」で、さばいたサケを焼くラポロアイヌネイションのメンバーら=20日午後、北海道浦幌町
 北海道浦幌町のアイヌ民族の団体「ラポロアイヌネイション」は20日、川にさかのぼった秋サケを迎える伝統儀式「アシリチェプノミ」を行った。この日は雄のサケ1匹を捕獲し、参加したメンバーらが自然の恵みに感謝した。
 午前11時すぎ、同団体の長根弘喜会長(35)らが丸木舟に乗り、浦幌十勝川に設置した刺し網に掛かった1匹を捕獲。午後2時からのアシリチェプノミでこのサケをさばいて焼き、参加者で食べて供養した。
 同団体のアシリチェプノミは今回が初。丸木舟は6~7月に製作し、文化伝承を目的とした川でのサケ捕獲の許可を道知事に申請していた。
https://this.kiji.is/680341705482650721

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サケ遡上感謝の伝統儀式 浦幌のアイヌ民族団体が初実施

2020-09-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/21 05:00
 【浦幌】浦幌町のアイヌ民族団体ラポロアイヌネイション(旧浦幌アイヌ協会)は20日、秋サケの遡上(そじょう)に感謝する伝統儀式「アシリチェプノミ」を町内の浦幌十勝川河口付近で行った。この団体としてアシリチェプノミを実施するのは、前身団体を含めて初めて。
 メンバーらがトドマツで造った長さ約7メートルの伝統的なチプ(丸木舟)を披露し、刺し網でサケを捕獲。メンバーら11人がたき火を囲んで神々にサケを供え、感謝の祈りをささげた。
 ラポロアイヌネイションは同川周辺で先祖が日常的にサケ漁をしていたため、経済活動としてのサケ漁が国連の先住民権利宣言に明記された「先住権」にあたると主張。サケ漁に道や国の規制が適用されないことの確認を求めた裁判を8月に札幌地裁に起こした。
 今回の漁は文化継承が目的のため、訴訟とは別に道の許可を得て行った。許可は10月19日までの1カ月間で200匹まで捕獲できる。長根弘喜会長(35)は「儀式を終えられてほっとした。先住権はアイヌにとって重要な問題。文化継承と並行して力を入れたい」と話した。(大庭イサク)
◆「アシリチェプノミ」の「リ」と「プ」は小さい字
◆「チプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/462407

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丸木舟復元しアイヌ伝統のサケ漁

2020-09-21 | アイヌ民族関連
NHK 09月20日 19時11分
十勝の浦幌町で地元のアイヌの人たちが、復元した伝統の丸木舟を使って初めてサケ漁を行いました。
道内では秋サケが遡上する季節を迎えていますが、アイヌの人たちにとってサケは神の魚=「カムイチェプ」と呼ばれる特別な存在です。
浦幌町のアイヌの団体「ラポロアイヌネイション」ではことし7月にアイヌ伝統の丸木舟を復元し、20日、この舟を使って地元の川で初めてサケ漁を行いました。
アイヌの人たちは網を引き上げてサケをとった後、祭壇の前で「カムイチェプノミ」という儀式を行い、さばいたサケをいろりにくべて自然の恵みに感謝を捧げていました。
20日のサケ漁は道の許可を得て行われましたが、漁を行ったアイヌの団体は先住民の権利として地元の川でのサケ漁を認めるよう求める訴えを、先月、札幌地方裁判所に起こしています。
「ラポロアイヌネイション」の長根弘喜会長は「待ち望んでいた儀式だったので無事に終わりとてもうれしい。先住民の権利はアイヌにとって大事なことだと考えている」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200920/7000024957.html

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アイヌ先住権を考える 共産党北海道委が集い

2020-09-21 | アイヌ民族関連
赤旗 2020年9月20日(日)
 日本共産党北海道委員会は19日、「アイヌ民族の先住権を考える集い」を札幌市で開きました。道内各地のアイヌ協会など関係者や研究者が駆け付け、先住権やアイヌ新法の課題について、熱心に話し合いました。
 平取(びらとり)町アイヌ協会の木村二三夫副会長、ラポロアイヌネイションの差間正樹名誉会長、静内アイヌ協会の葛野次雄会長が発言しました。
 「いわれなき屈辱を受けた歴史や、政府の誤った政策の害悪が、どれほど民族を傷つけてきたのか」と木村氏。「新法ができて1年たっても、アイヌへの差別の解消は置き去りにされたまま。理不尽さには声を上げていきたい」と述べました。
 東京大学や北海道大学などが盗掘した遺骨問題にふれ、「大学側の謝罪とアイヌの意向に沿った解決が必要」と紙智子参院議員。国連の「先住民族の権利宣言」に照らして、どう具体化していくかが重要で「同化政策への謝罪と、生活や教育支援など、アイヌの人たちの意見を反映させるべきだ」と訴えました。
 紙氏は、日本共産党の先住民(アイヌ)の権利委員会責任者として「アイヌに関して新たな政策づくり、運動の発展に力を尽します」と表明しました。
 榎森進東北学院大学名誉教授は、江戸時代から明治初期に至る時期を中心に、アイヌ民族の国家的位置について解明しました。畠山和也前衆院議員が司会・進行を務めました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-09-20/2020092013_03_1.html

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ウポポイ応援、連だこ空高く 白老

2020-09-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/20 19:48
 【白老】札幌市でたこ工房を営む「札幌凧(たこ)の会」代表の田中光夫さん(74)が、町内のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を盛り上げようと20日、町民ふれあい広場でアイヌ文様をモチーフにデザインした100枚の連だこを揚げた。
 「カムイの連凧」と名付けた連だこは田中さんが2カ月間かけて制作。赤、ピンク、緑、青の4色に色付けし、シマフクロウの目の文様を施した縦横36センチのひし形のたこ100枚を1メートル間隔でつないだ。
 会場には子どもからお年寄りまで約30人が集まり、連だこを揚げる様子を見守った。青空を背景に、風を受けたたこが高さ約60メートルまで上ってゆくと「竜のようだ」などと歓声が上がった。
 田中さんは「ウポポイのある白老町でたこを揚げられて感無量。これを機に子どもたちにたこ揚げの楽しさを知ってもらいたい」と話した。(仲沢大夢)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/462396

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多様性を尊重する国に

2020-09-21 | アイヌ民族関連
BLOGOS 2020年09月18日 08:35
 明後日19日の「アイヌ民族の先住権を考えるつどい」(※すでに参加は定員となりました)を前に、今日は北海道大学アイヌ・先住民研究センターの加藤博文センター長を訪ねました。この「つどい」は党道委員会・国会議員団道事務所の共催で、東北学院大学名誉教授の榎森進さん、紙智子参議院議員がメインスピーカーとなり、各地のアイヌの方からも発言をいただく予定です。
 「アイヌの声を吸い上げるシステムができているでしょうか」と、加藤さん。道アイヌ協会も会員数が激減し、地域ごとの協会も地方自治体との連携などは課題になっているもとで、この点は常に目を向けておくべき課題です。北大での調査も、アイヌと表明して応じてくれる方々が減っているといいます。加藤さんは、政策とアイヌ自身のニーズが一致していない可能性や、くり返されるヘイトスピーチなどの可能性をあげられました。私も同感です。
 どうやってアイヌの歴史を社会的認識にしていくかも、話題になりました。学校用の副読本はつくられていますが、先生たちの研鑽や力量に任されるため実際は活用されていない場合もあります。大学教育を通じておこなっても、大学外での認識づくりをどうするかも課題です。
 これからの日本の進む道を考えたら、多様性・多文化を尊重する国となっていくでしょうし、しなければなりません。課題は当然ありつつも北海道は、すでにアイヌ民族との共生をしています。多様性や多民族・多文化の尊重は、北海道から発信できるのではないかとの加藤先生の指摘に光を見た思いでした。
 他国と違い、日本政府としてアイヌ民族への謝罪はありません。共通の認識のもとでスタートラインに立っていないうえに、地域の議論の積み上げでなくトップダウン的に昨年の新法も決まっていった経過があります。ある外国の研究者いわく、「日本は30年かける議論を10年でおこなってきた」との指摘に合点がいきました。本当に共生国家をめざすなら、安心して語り合い学び合える環境こそ、日本政府はつくらなければいけないのです。
 私もまだまだ勉強中。あわせて北海道の政治に携わる者の1人として、しっかり発信しなければと今日も痛感した1日でした。
https://blogos.com/article/485503/

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