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“ハミ出し者”「アズマ」の初のショーで起こった奇跡 雨上がりの新宿に響いたブルーハーツ

2020-09-14 | アイヌ民族関連
WWD JAPAN 9/13(日) 21:00配信

東研伍が2015年に立ち上げたメンズブランド「アズマ(AZUMA.)」は、2021年春夏コレクションを新宿のスタジオアルタ屋上で9月12日に披露した。会場費からモデル、撮影費までの予算を合計100万円以内に抑えたという小さな規模とはいえ、ブランドにとって初のインスタレーション形式での発表となる。同時に動画も撮影し、後日公開するという。ブランド設立から5年目を迎え、東デザイナーは34歳。現在の卸先は9アカウントとビジネス面では決して順風満帆とはいえないため、今回にかけるは思いは相当なはずだ。しかし本番当日は午後から降水確率100%という最悪な予報で、準備を進める東デザイナーの表情は曇天の空のように終始さえなかった。
"「アンダーカバー」出身の実力者"
東デザイナーは「ユリウス(JULIUS)」や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」でパタンナーなどを経験した実力者で、服作りの地力は高い。18年には「Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門」に入賞しているのが何よりの証拠だろう。ただしブランド名が「アズマ」なのに本名は東(ひがし)というひねくれた性格ゆえに、難解なクリエイションに偏りがちな節がある。これまでテーマに選んできたのは“隠れキリシタン”“ドメスティック・バイオレンス”“アイヌ”“秘密結社”“ユダヤ教”などで、題材ゆえに数々のトラブルも経験した。ロックの文脈を受け継ぐスタイルにユーモアを盛り込むクリエイションは得意なのだが、いかんせん着想源がアクの強いものばかりで万人受けはしない。教室の隅っこでいつも突っ伏している“何となく話しかけづらい子”が、そのまま大人になったようなブランドである。
だからこそ、今季のテーマとして選んだザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)はストレートで意外だった。1985年から95年にかけて活動した日本の伝説的バンドである。会場で渡されたプレスリリースには「彼らの音楽は純粋で攻撃的だが優しさに溢れている。彼らの説明不要なかっこよさと強いメッセージを感じてください」とピュアなメッセージが綴られている。どうした、「アズマ」。さらにランウエイに目を向けると、白いカッターシャツをまとった純真無垢な学生12人が並んでいる。本当にどうした、「アズマ」。いよいよ丸くなったのだろうかと予感していると、定刻から12分遅れでショーが始まった。気がつけば、降り続けていた雨は奇跡的に上がっていた。
"雨上がりの空に鳴り響いたブルーハーツ"
ショーが幕を開けると、学生たちは“ブルーハーツのテーマ”をコーラスし始め、その花道を不良っぽい出で立ちのモデルが歩くというコントラストを効かせた演出だった。服はバンド名にかけたブルーをキーカラーに、ロック調のテーラードと古着風のゆるさをミックスしたスタイルを軸に形成する。ザ・ブルーハーツの“マーシー”こと真島昌利をほうふつとさせるバンダナを取り入れたアイテムも多数見られた。ジャケットの裏地やセットアップのパンツの膝に切り込みを入れて中からバンダナをのぞかせるなど、キャッチーなディテールも加えた。またジャケットにハンドペイントしたバンドの曲“スクラップ”の歌詞や、アニメーターの山田遼志が手掛けた“青空”の歌詞をイメージしたイラストもポジティブなムードを添える。
クリエイションがこれまでと大きく変わったわけではない。ただ自身のパーソナリティーを服を通して伝えたいという真摯な思いはいっそう強くにじんでいた。ザ・ブルーハーツから引用したスタイルを、動画やインスタレーションを交えて立体的に表現したのもそのためだ。学生を起用した演出も、不良のモデルに自分自身を投影し「“ハミ出し者”かもしれないけど、これが自分だから」という主張を込めた。学生には事前に自ら手紙を書き「歌で僕に力を貸してください」と伝えたといい、学生たちの懸命に歌う姿がコレクションをさらに引き立てていた。
"“ハミ出し者”が見せた本音"
「別に、このショーを絶対に成功させたい!売れたい!みたいに意気込んではないんですよ」――ショー前にそう語っていたひねくれ者は、フィナーレを終えると目を潤ませて安堵の表情を見せていた。彼の言葉が本音なのか照れ隠しなのかどうかは、その表情が全てを物語っていた。個性が強い「アズマ」の服が今の時代に合っているかといわれれば、答えは「ノー」なのかもしれない。ビジネスのことだけを考えれば、クリエイションは肩の力をもっと抜いた方がいいのだろう。でも、東研伍は正々堂々と王道の正反対を行けばいいと思う。世界を変えてきたのは、いつだって“ハミ出し者”たちの真っ直ぐな思いなのだから。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bed3ae4317e2daa0a6f774ce1fc8a9d1bcfafaf2

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札幌・豊平川でアイヌ民族の伝統儀式(動画)

2020-09-14 | アイヌ民族関連
HTB 9/13(日) 17:57

 サケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式が札幌で行われました。このなかでサケを捕獲できる先住権を求める声も上がりました。
 「祝詞キカセ」豊平川の河川敷で行われた「アシリチェプノミ」は祭壇に新しいサケを供え神々や大地に感謝の言葉を捧げます。
 アイヌ文化や生活に欠かせないサケですが、儀式で使う場合以外は、捕獲は禁止されています。
 海外ではサケなどの捕獲を先住民族の権利として認める動きが増えていて、アイヌ民族からも同様の先住権を求める声が上がっています。
 司祭を務めた葛野次雄さん「ゆくゆくは私たちも先住民族の権利の中でアキアジ(サケ)を自由にとれる運動をしていこうと思っています」
 アイヌ民族のサケを捕獲する権利を巡っては、十勝の浦幌町のアイヌの団体が先月、「先住権があることの確認」を求めて国と道を提訴しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cbfff831d79429b14efdfe1c79549cb3a6c03de

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サケの恵みに感謝 豊平川でアイヌ民族の伝統儀式 アシリチェップノミ 札幌市(動画)

2020-09-14 | アイヌ民族関連
UHB 9/13(日) 19:58

 札幌の豊平川河川敷では、生まれた川に帰ってきたサケを迎える、アイヌ民族の伝統儀式が行われました。
 アシリチェップノミは、秋の初めに遡上したサケを祭壇に供え、その年の豊漁と人々の無事を祈るアイヌ民族の伝統儀式です。
 13日の札幌は、朝から雨の降る天気となりましたが、豊平川の河川敷には、関係者ら、約50人が集まりました。
 サケが据えられた祭壇の前では、民族衣装を身に着けたエカシ、長老などが炉を囲み、アイヌ語で神々に感謝の祈りを唱えるとともに、祖先のために用意した供物が捧げられ、自然への恵みに感謝しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a34f300d2f360ed7b640685b1bffdfefdd81ca

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「刃牙」の板垣恵介さん帰郷…原画展でファンと交流

2020-09-14 | アイヌ民族関連
読売新聞 9/13(日) 19:52

 新型コロナウイルスの影響で客足が落ち込んだ北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉の温泉街を支援しようと、人気格闘技漫画「刃牙(バキ)」シリーズで知られる同市出身の漫画家、板垣恵介さん(63)が12日、中学時代の一時期を過ごした阿寒湖温泉を訪れ、ファンらと交流した。
 板垣さんの帰郷は2年ぶりという。今回は、温泉街で卸業を営む同級生(62)から「我々の子供世代のために力を貸してほしい」と5月に依頼があり、来訪が実現した。
 板垣さんは12日、温泉街で阿寒町商工会青年部などが8月から開催中の「バキ原画展」に姿を見せた。展示されたアイヌ民族の神話に登場する始祖神「アイヌラックル」のオリジナル原画やシリーズ原画9点、主人公範馬(はんま)刃牙の等身大フィギュアは、板垣さんが無償提供したものだ。
 会場で、板垣さんは等身大フィギュアにサインをしたり、記念撮影に気さくに応じたりし、「僕が暮らした約半世紀前の温泉街はにぎやかだった。あの頃に戻ってほしい」と、自身の作品を活用した集客に期待を寄せた。
 温泉街の土産物店など30店余を支援するクラウドファンディングの返礼品にもバキのクリアファイルなどが使用され、12日現在で約120万円の寄付があった。阿寒町商工会の小野晴生さん(52)は「刃牙シリーズの全国的な情報発信力に期待して寄贈作品の活用を考えたい」と話す。原画展は22日まで「鄙(ひな)の座 野の花ギャラリー」(午前9時半~午後4時半)で開催中。入場料は500円。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3fb403574ec01bf5ccdb34429b4e48c05a61196

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ウポポイ―平取に周遊バス、アイヌ観光オンラインでも

2020-09-14 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2020/9/14 1:00
札幌観光バス(札幌市)は10月から、アイヌ文化を学べる「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のある北海道白老町と平取町を結ぶバスを運行する。旅行代金は往復3千円で、観光ガイドが同乗する。アイヌ民族古来のコタン(村落)とウポポイの周遊を観光ルートとして確立したい狙いがある。
平取町から受託して週6日運行する。周遊バス「セタプクサ号」は新千歳空港(北海道千歳市)発着で、希望があれば札幌駅でも乗車できる。所…
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63758440R10C20A9L41000/

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NZワイトモと辰野町 姉妹都市25周年式典

2020-09-14 | 先住民族関連
長野日報 – 2020年09月13日(日) 06時00分
 辰野町とニュージーランド・ワイトモ行政区の国際姉妹都市提携25周年記念式典(辰野国際交流協会など主催)は12日、町ボランティアセンターで開いた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、インターネットで現地区役所とつないで実施。理事者の祝辞や歌、トークを通じて長年育んだ交流の節目を祝った。
 蛍の生息地という共通点を縁に1995年、姉妹都市提携を締結。公式訪問団の派遣ほか、同協会も中学生ホームステイ事業を毎年行うなど交流してきた。今年はコロナ禍の影響でホームステイを中止したが、ワイトモ側からオンライン交流の提案があり、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使った式典を企画した。
 式典には双方の行政や友好団体関係者ら約20人ずつが参加し、先住民族マオリの歌で友情を表現した。ワイトモのガイ・ウィテカー副市長が「一緒に25周年を祝えてうれしい。また辰野を訪れたい」と述べると、武居保男町長は「苦しい時期をともに乗り越えることで、絆がより深まると信じている」と応えた。
 ホームステイに参加予定だった辰野中学校の3年生5人も画面越しに対話。加藤優奈さん(14)は英語で「合唱部で活動しており、皆さんと音楽の話がしたかった。もっと英語を学んで、いつかワイトモへ行きたい」と笑顔で話した。
 同協会は、交流サイトで式典の様子を動画中継。垣内彰会長は「子や孫の世代へ交流を伝え、100年後も姉妹都市であり続けよう」と呼び掛けた。
https://news.goo.ne.jp/article/naganonp/region/naganonp-67250.html

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