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アイヌ文化の施設巡ろう 白糠町、ツアー開発へ公園など整備

2023-09-29 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2023年9月28日 22:23(9月28日 22:35更新)

7月にリニューアルオープンした乳呑自然公園

 【白糠】町は、アイヌ政策推進交付金を活用し、アイヌ民族ゆかりの公園や文化施設の整備を進めている。2025年度までに、町和天別の旧アイヌ文化拠点施設「チセ」などの改修を終え、民間事業者と町内のアイヌ民族関連施設を巡るツアーの開発を目指す。

 19年のアイヌ施策推進法施行に合わせ、町は町内のアイヌ文化を継承し、広く発信しようとツアーを構想。インバウンド(訪日客)などが大型バスで各拠点を巡ることを想定し、駐車場やバイオトイレ、複数言語の看板などを整備する。

 主な拠点は、馬主来自然公園、乳呑(ちのみ)自然公園、岬の森東山公園、アイヌ文化拠点施設「ウレシパチセ」、和天別の旧「チセ」を改修する新施設の計5カ所。

 馬主来自然公園の改修は昨春に完了。今年7月にリニューアルした乳呑自然公園には、アイヌ民族が薬用や食用に使う植物を紹介するパネル7枚を設置し、約1キロの散策路も整備した。25年度完成予定の、岬の森東山公園にも同様のパネルを10枚程設ける。

 旧チセに建てる新たな資料館は、木造平屋約252平方メートル。町内で撮影した映画「シサム」の関連資料も展示する。

 ・・・・

(三島七海)

※「ウレシパチセ」の「シ」、「シサム」の「ム」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/916667/


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ウポポイ保管のアイヌ民族遺骨 出土の恵庭に返還へ

2023-09-29 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2023年9月28日 20:11(9月28日 20:47更新)

 国土交通省は28日、胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の慰霊施設に納められていたアイヌ民族の遺骨9体を、恵庭市の恵庭アイヌ協会に返還すると発表した。同省によると、遺骨がウポポイの慰霊施設から出土地域に返還されるのは初めて。

 返還される遺骨は1980年代以降に恵庭市内で発掘された9体で、札幌医大が保管し、ウポポイの慰霊施設に集約されていた。同協会によると、遺骨は10月2日に返還され、市内にある副葬品とともに安置する予定。安置場所は今後、市と協議する。同協会の藤原顕達会長は「遺骨と副葬品は一緒にあるべきもの。故郷に戻せてよかった」と話した。

 ・・・・・

(武藤里美)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/916555/


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かこさとしさんの世界体感 西興部で複製原画展 絵本解説やパン作りも

2023-09-29 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2023年9月28日 19:04(9月28日 19:22更新)

複製原画を見ながら作品の解説をする鈴木万里さん

 【西興部】2018年に92歳で亡くなった絵本作家かこさとしさんの「からすのパンやさん」発刊50周年を記念した「かこさとし複製原画展」が、村内の森の美術館「木夢」で開かれている。24日には、かこさんの長女で加古総合研究所(神奈川県藤沢市)の鈴木万里代表(66)が作品を解説するギャラリートークと絵本に出てくるパン作りも行われ、村内外の子どもたちがかこさんの世界を体感した。

 村内で子どもの学習支援などを行っている一般社団法人集落自立化支援センターの主催。教育事業部長の亀津鴻さん(29)が、かこさんの孫である縁で企画した。

 会場には「だるまちゃんとてんぐちゃん」や「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」、アイヌのきょうだいの悲しい物語「青いヌプキナの沼」、科学絵本「かわ」などの複製原画15点を展示している。

 ギャラリートークでは、鈴木代表が「からすのパンやさん」に出てくるカラスはくちばしの色や髪形などがすべて違い「一人一人に個性があるという思いを表現している」と説明。1966年初版で、雨が降って川となり海に流れるまでを人間の生活とともに描いた「かわ」を、2016年に長さ7メートルの絵巻仕立てとして発刊した際には、最後に「雲と海」のページを追加。海から水蒸気が上がって雲となり、雨が降るという「自然の循環を表現した」と解説した。大人の参加者に向けては「あとがきには作品に込めた思いが書いてある。ぜひ読んでほしい」と呼びかけた。

・・・・・

 複製原画展は10月12日まで。(須藤幸恵)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/916473/


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アイヌ民族の英雄に1200人が祈り 新ひだかでシャクシャイン法要祭

2023-09-29 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2023年9月28日 18:57(9月28日 19:17更新)

シャクシャイン像前で行われたカムイノミ

 【新ひだか】アイヌ民族の英雄シャクシャインを追悼する第77回シャクシャイン法要祭(実行委主催)が、町静内真歌の真歌公園で行われ、町内外から約1200人が参加して祈りをささげた。

 法要祭はシャクシャインの命日である10月23日の1カ月前に合わせて、9月23日に実施。毎年、戦いの拠点となった町静内で行われている。コロナ禍で参加者を限定して行ってきたが、今年は通常通りの開催となった。

・・・・・

 シャクシャインは不平等な交易でアイヌ民族を圧迫した松前藩と戦ったが、1669年(寛文9年)同藩との和睦の席で殺された。(杉崎萌)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/916465/


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「長内」「折壁」「目名」岩手にも残るアイヌ語由来の地名、地質や地形を「正直に伝えている」

2023-09-29 | アイヌ民族関連

読売新聞2023/09/28 19:25

 東北アイヌ語地名研究会は、アイヌ語由来とみられる岩手県内の地名を紹介する本「北上山地と三陸中北部」を発行した。アイヌ語地名研究の第一人者・山田秀三(1899~1992年)が残したノートを基に、会員らが約40年ぶりに岩手県内の調査地を再訪し、現在の写真を添えて再編集した。太宰幸子会長(79)は「地名には昔の人の経験や伝えたいことが隠れている。防災などの参考にしてほしい」と期待している。(有村瑞希)

 山田は東京で生まれ、東京帝大法学部を卒業。官僚となり、1941年に仙台鉱山監督局長に着任した。その際、東北各地に残る美しい響きの地名に興味を持ち、アイヌ語研究の道に進んだという。

再編集した本を手に笑顔を見せる太宰会長(7日、宮城県大崎市で)

 ノートは、山田が81年にアイヌ語地名調査で岩手県内を訪れた際に書き残したもので、当時同行した横浜国立大の村崎恭子・元教授が保管し、約15年前に太宰会長の手に渡っていた。太宰会長はコロナ禍で本来の講演活動などが制限されたことから、本格的に復刻版の作成に着手。昨年4~10月、会員らと改めて山田の足跡をたどり、推考を加えた。

 例えば、「 長内

おさない

」はアイヌ語で「o-sat-nai」。つまり「川尻・乾く・川」と解釈でき、実際に会員が岩泉町の長内川を訪れると、確かに川に水は流れていないことを確認した。

 他にも、県内に複数ある「 折壁

おりかべ

」は「後戻りする・川」を意味する「horka-pet」で、「h」の発音が消えて変化したものという。調査した花巻市大迫町の「折壁川」もN字状に後戻りするように流れ、山田の調査でも、一関などの「折壁」は川がN字状に流れていたと紹介されていた。

 また、再調査では新たな発見もあった。田野畑村の「目名」は「mem(泉池)-nai(川)」。山田は当時、語源となる湧き水を見つけることができなかったというが、再調査では住民への聞き取りで湧き水が確認された。太宰会長は「地名は生活に密着している。アイヌの人々は食料を求めて歩く際、飲料水が飲める場所の目印としてこの地名を付けたのではないか」と推察した。

 太宰会長は「地名を読み解くことで、先人が言いたかったことを解読できた時の喜びは大きい。地名は地質や地形を正直に伝え、防災にも活用できるはず」と調査の意義を強調した。

 本は盛岡市先人記念館で閲覧でき、北上市立中央図書館、二戸市立図書館では貸し出しを行っている。今後、県立図書館でも閲覧できるようになる予定。問い合わせは太宰会長(080・9629・6854)へ。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230926-OYT1T50113/


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ウポポイに集約 アイヌの遺骨一部を恵庭アイヌ協会に返還へ

2023-09-29 | アイヌ民族関連

NHK09月28日 10時09分

胆振の白老町にある「ウポポイ」の慰霊施設に集約されていたアイヌの人たちの遺骨の一部が10月、恵庭アイヌ協会に返還されることがNHKの取材で分かりました。地域に返還されるのは初めてだということです。
アイヌの人たちの遺骨は長年、全国12の大学に1600体以上が保管されてきましたが、4年前から「ウポポイ」の慰霊施設に1300体以上が集約されています国は「ウポポイ」の慰霊施設に集約された遺骨について、地域のアイヌの団体から返還の申請を受け付けていて、このうち恵庭市内で出土した9体の遺骨について10月2日、申請していた恵庭アイヌ協会に返還されることが分かりました。
「ウポポイ」の慰霊施設を所管する国土交通省などによりますと、集約された遺骨が地域に返還されるのは初めてだということです。
恵庭アイヌ協会は、返還された遺骨を恵庭市の「埋蔵文化財整理室」に副葬品とともに安置する方針だということです。
恵庭アイヌ協会の藤原顕達会長は「私が生きているうちに地域返還が実現でき、ほっとしている。遺骨と副葬品をふるさとで一緒にまつることができ、本当によかった」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230928/7000061229.html


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アイヌの先祖供養 本別「イチャルパ」に100人

2023-09-29 | アイヌ民族関連

十勝毎日新聞2023/09/28 20:15

 【本別】本別アイヌ協会(小川哲也会長)などでつくる本別イチャルパ実行委員会は18日、本別町内の上本別生活館前で、アイヌの伝統儀式「本別イチャルパ」を行った。町内外から約100人が参加し、先祖を供...

●この記事は会員限定です。

https://kachimai.jp/article/index.php?no=594426


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アイヌ民族の暮らしは 釧明輝高、チャシ訪れ学ぶ【釧路市】

2023-09-29 | アイヌ民族関連

釧路新聞2023年9月28日 木曜日

 釧路明輝高校(三浦治彦校長)は20日、踊りや歌など体験学習を通してアイヌ民族の歴史や文化を学ぶ独自の自由選択科目「アイヌ学」で、校外で学ぶフィールドワークとして釧路市立博物館や城山のモシリヤチャシを...

この記事は【会員限定】です。

https://kushironews.jp/2023/09/28/457474/


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知里幸恵の生涯描く 「カムイのうた」完成試写会 11月23日から道内で先行上映 /北海道

2023-09-29 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2023/9/28 地方版 有料記事 788文字

 アイヌ民族の口承文学を「アイヌ神謡集」にまとめ、19歳で亡くなった知里(ちり)幸恵(1903~22年)の生涯を描いた映画「カムイのうた」が完成した。11月23日から道内で先行上映し、来年1月から東京都内、大阪府内でも公開される予定だ。

 映画「ぼくらの七日間戦争」でデビューした札幌市出身の菅原浩志さんの脚本・監督作品。アイヌ文化の振興に力を入れる東川町が知里の没後100年を記念して企画した。2022年7月から大雪山系旭岳のほか旭川市、登別市などの道内各地で撮影し、シマフクロウやシカなどの豊かな自然の風景とアイヌの厳しい生活や民族として受けた差別の歴史を描いた。

 知里をモデルにした主人公のテルを若手の吉田美月喜(みづき)さんが表情豊かに演じた。テルの恋人の一三四(ひさし)を望月歩さん、テルに影響を与えた叔母を島田歌穂さん、言語学者で民俗学者でもある金田一京助をモデルにした兼田教授役を加藤雅也さんが演じ、脇を固めている。

 ・・・・・

【土屋信明】

知里幸恵

 登別市生まれ。6歳のときに叔母でアイヌの口承文芸「ユーカラ」の伝承者、金成マツに引き取られて旭川市で暮らし、旭川区立女子職業学校などで学んだ。15歳で言語学者の金田一京助と知り合い上京。叔母らから受け継いだアイヌの言葉をローマ字表記で日本語にする作業に力を注いだ。心臓病のため、19歳で早世。翌年に「アイヌ神謡集」が出版された。

https://mainichi.jp/articles/20230928/ddl/k01/200/015000c


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一番心配なのは「ヒグマ」? ファンが実写『ゴールデンカムイ』で不安な部分

2023-09-29 | アイヌ民族関連

マグミクス9/28(木) 19:10

「要素」が多すぎる闇鍋作品『ゴールデンカムイ』

映画映画『ゴールデンカムイ』ティザービジュアル (C)野田サトル/集英社 (C)2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 北海道を舞台にした埋蔵金を巡るサバイバルバトルに、アイヌ文化を織り込んだマンガ『ゴールデンカムイ』の実写映画の公開が2024年1月19日に決定しました。原作は2014年から2022年まで「週刊ヤングジャンプ」で連載され、コミックス全31巻の累計発行部数は2500万部超えという人気マンガで、2018年4月からは、TVアニメも人気を集めています。

【画像】土方や鶴見中尉の再現度に注目集まる!「期待以上?」な『ゴールデンカムイ』実写版キャスト集合ビジュアルを見る

 過去にも『銀魂』や『るろうに剣心』など、実写映画化されて好評を得た人気のマンガはいくつもありますが、そういった作品も、公開前は多数の実写化への不安の声がありました。『ゴールデンカムイ』も同様で、公開前からすでに「実写化できるのだろうか」と心配の声や、「この豪華キャストで上手いこといけばすごい作品になりそう」と期待する声があがっています。今回はファンがよくネットで語っている、「『ゴールデンカムイ』の実写化で心配な要素」について紹介します。

 まず、実写映画化で批判の声が出ることも多いキャスティングの面に関しては、やはり気にする人は多いようです。『ゴールデンカムイ』にはたくさんの登場人物がいますが、見た目も中身もかなりの濃いキャラ揃いです。

 そんな濃いキャラたちに似せて演じるのはかなり大変そうですが、キャストのビジュアルが解禁されるとネット上では「玉木宏さんの鶴見中尉と舘ひろしさんの土方歳三は完璧!」「大方斐紗子のフチ(アシリパの祖母)の再現度も凄くない?」「このキャストだったら実写化ではかなり期待できる部類」と、意外にも好評の声も多くあがっていました。

 とはいえ、筋骨隆々であることが期待される主人公・杉元佐一(演:山崎賢人)や、谷垣源次郎(演:大谷亮平)などのキャラに関しては「かなり肉体づくり大変そうだけど大丈夫だろうか」「谷垣はどれだけビルドアップしてもあのムチムチ感は再現難しいのでは」などとも心配されています。

 また杉元の相棒のアイヌの少女・アシリパは、現在22歳で原作より一回りほど年上の山田杏奈さんが演じており、「大人すぎないか」「童顔かつ意志が強そうな山田さんは大人の女優のなかではベストキャスティングでは」と、賛否が分かれていました。今後も実写シリーズが続くのであれば、年々演じるのが難しくなるのではないかと心配する人もいます。

 その他、人間よりさらに実写化が難しいのではないかと心配されているのが、動物たち、特に作中で何度も出てくる「ヒグマ」の存在です。アイヌの人びとにとって熊は「キムンカムイ(山の神)」と呼ぶ神聖な存在であり、切っても切り離せない特別な動物で、『ゴールデンカムイ』でもいろんな場面で大暴れしています。

「襲ってくるヒグマの迫力って作り物で出せるのかな?」「サーカスとかの本物の役者熊を使って欲しい」とリアルなヒグマの圧や存在感を求める声が上がっている一方で、「多分アニマトロニクスの熊とCGの熊の合わせ技になる」という予想も出ていました。キャストのコメントなどで、実際に冬の北海道でロケを行ったことは発表されていますが、リアルな実景の自然に違和感のないヒグマが再現されるか、やはり多くの人が心配しているようです。

 他にも実写にするには難しそうなグルメネタのシーンについて、「カワウソの頭どうするんだろ」「目玉やおいしい脳みそは実写いけるかな?」など、ストーリーに組み込まれるのか心配する声や、実写化されたときの表現がグロテスクになりすぎないか興味を抱く声があります。

 表現の不安への声はグルメシーンだけでなく、ヒグマに殴られて顔の皮が剥がれるなどの残酷シーンにもありました。また、おそらく2時間程度の上映時間のなかに、作品の売りとも言える変態たちの強烈な描写や、数多くのギャグシーンなどをどれくらい再現できるのかも心配されているようです。「ネタ要素をどれだけ盛り込めるかが心配。本筋だけでも面白いんだけど」「刺青囚人や第七師団との戦いのシリアス要素だけで面白いから、無理にギャグは再現しようとしなくてもいいんじゃないか。生身の人間がやっても変な感じになりそう」などの声もあがっていました。

 ちなみに、実写化発表時には特に不安視されていた、原作で丁寧に描かれていたアイヌ文化の紹介に関しては、原作やTVアニメシリーズでもアイヌ語の監修を行った千葉大学名誉教授の中川裕さんが作品に参加していることや、キャストとしても参加している秋辺デボさんがアイヌ文化の監修を行っていることが発表されています。さらに、原作者の野田サトル先生がコメントで「アイヌの民具、衣装は本当にアイヌルーツの伝統工芸の作家の方々が大勢で作ってくださっています」とコメントしており、ファンが予想する以上に真摯にアイヌ文化に向き合っている実写版に「ここがしっかりしているならかなりよさそう」「尺の問題はあるとはいえ、できる限りアイヌ関連の場面は見たい」と期待の声が出ていました。

 ティザーPVやキャストが発表されているキャラを見ると、原作の序盤の物語のみが実写化されているようですが、果たしてどのような作品になるのか、「和風闇鍋ウエスタン」「感情闇鍋ウエスタン」と呼ばれるほどいろんな要素が絡み合った『ゴールデンカムイ』らしさをどこまで再現できているのか、24年1月までファンの期待と不安は増すばかりです。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」が正しい表記

※アシリパの「リ」は小文字が正しい表記

https://news.yahoo.co.jp/articles/c67135457e9b3d8f3f1db645adb91ef04a392a64


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杉田水脈氏の「続投」

2023-09-29 | アイヌ民族関連

政治プレミア2023年9月28日

安田菜津紀・フォトジャーナリスト

 ※差別の現状をお伝えするために、差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。

 ◇ ◇ ◇

 「しっかりその内容を受け止めて、今後の政治活動の参考にしてもらいたい」

 なんとも悠長な発言だ。杉田水脈議員の過去の書き込みが札幌法務局によって人権侵犯と認定されたことについての、自民党・安倍派、塩谷立座長のコメントだ。「今後も」ということはつまり、杉田氏は問題なく自民党議員として「続投」ということだ。

 事の経緯はこうだ。2016年に開催された国連女性差別撤廃委員会の後、杉田氏は自身のブログなどに、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿していた。

 投稿について、会議に参加していたアイヌの女性が、今年3月、札幌法務局に人権救済を求める申し立てを行った。9月7日付で札幌法務局は、「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田氏にアイヌ文化を学び、発言に注意するよう啓発を行ったという。

 杉田氏によるマイノリティーへ矛先を向けた差別発言は、ここには書ききれないほど指摘されてきた。こうも続くと「またこの人か」と投げ出したくなるが、放置すれば「追認」したことになってしまう。だからこそ何度でも振り返り、何度でも問題提起をしなければならないだろう。

 15年6月、「(性的マイノリティーの子どもの)自殺率が6倍高い」ことを、「チャンネル桜」の番組で笑いながら語り、新潮45(18年8月号)に、同性カップルを念頭にして「生産性がない」と寄稿した。20年9月、自民党の部会の合同会議では、女性への性暴力などに関して、「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言している。

 性被害を訴えてきたジャーナリストの伊藤詩織さんの名誉を棄損するイラストを投稿したとして、漫画家のはすみとしこ氏に110万円の賠償を命じる判決が9月14日付で確定したが、杉田氏は過去、はすみ氏のそうしたイラストを見ながら、ネット番組でやはり、笑っていた。

 また、歴史認識についての言動抜きに、杉田氏の問題を語ることはできないだろう。「『歴史戦』はオンナの闘い」(PHP研究所)では、杉田氏はこう発言している。

 「アメリカもそうですが、慰安婦像を何個建ててもそこが爆破されるとなったら、もうそれ以上、建てようとは思わない。建つたびに、一つひとつ爆破すればいい」

 また、あの16年の国連女性差別撤廃委員会に際し、慰安婦問題についてさまざまな発信を現地で行っていたことをブログで報告している。

 先述の札幌法務局の認定について、松野博一官房長官は記者会見で、「個別事案についてはコメントを控える」としたうえで、「アイヌの人々に対し、アイヌであることを理由として差別することはあってはならない」と一般論に終始した。まるで他人事だ。これまで杉田氏の差別やヘイトに「お墨付き」を与えてきた当事者が誰であるのかを全く理解していないのだろうか。

 岸田文雄首相は昨年、杉田氏を総務政務官に起用して非難を浴びた。そしてなぜか、国会が閉じ、話題になりにくいであろう年末に、「しれっと」交代させている。

 ヘイトや差別を何度指摘されても繰り返す人物を政権の要職に起用することは、差別問題など考慮するに値しない、という負のメッセージとして社会に伝わっただろう。もっといえば、その差別やヘイトの矛先を向けられている人々の命を、「二の次」扱いするようなものだ。

 そもそも杉田氏は選挙において、衆院比例中国ブロック名簿の上位に据えられてきた。どんな発言であっても、「口頭注意」など、曖昧な対処しかしてこなかった、自民党としての責任も問われ続けている。

 岸田首相は国連総会で、「人間の尊厳に光を」と立派な言葉で演説をしていたが、足元で光を奪われ続けている人々がいること、その光を奪い続けているのが自民党の国会議員であるという事態に、一刻も早く対応すべきだ。これは、命に関わる問題なのだから。

https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20230927/pol/00m/010/001000c


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杉田水脈議員、「人権侵犯」問題の直後なのに…自民党が検討している「ありえない人事」

2023-09-29 | アイヌ民族関連

現代ビジネス9/28(木) 7:04配信

まさかの処遇

杉田水脈氏の公式サイトより引用

 人権侵犯を認定された国会議員が自民党の役職に復帰してしまうのか。

 杉田水脈衆院議員が外交部会の部会長代理に内定したとする、まさかの人事案が永田町で出回っている。

【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」

 人事案は、自民党で政策に関して部門に分かれて議論する「政務調査会」の各部会の役職を表にしたもの。

 内閣改造を受けて、これらの人事も一新されることになるが、「2023/9/26 16:09 現在」「総務会決定まで対外秘」と書かれた案文には、外交部会の部会長代理の欄に「杉田水脈」と記入されている。

 部会長代理とは、その部会をまとめる部会長に次ぐポジションだ。

 つまり、自民党内で外交について議論する部署のナンバー2に杉田氏が就く予定ということになる。

 杉田氏と言えば、過去に差別的発言を繰り返し、度々問題になってきた。

 2016年に国連の会議に出席した際には、アイヌの人々の写真と共に「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などとブログやSNSに投稿。

 このとき会議に参加していたアイヌの女性が「明らかな侮辱で、人格を否定しておとしめる差別的な内容だ」として、今年3月、札幌法務局に人権救済を求める申し立てをしていた。

 これを受けて、札幌法務局は9月7日に「人権侵犯の事実があった」と認定。杉田氏に対して「アイヌ文化を学んで発言に注意するように」と啓発を行ったばかりだ。

 その杉田氏が問題の熱も冷めやらぬなか、自民党の政務調査会の役職に復帰するという人事案が出回っているのだから驚きである。

自民党の意識が問われる

 それも人権意識について問われることも多いであろう外交政策を司る外交部会の部会長代理に選ばれる案が出ていることについては、永田町内でも困惑の声が挙がっている。

 永田町関係者は「杉田氏はこれまでに外交部会の副部会長を経験しているので、単に経歴だけを見れば順当な人事ではあるが、人権侵犯を認定されたばかりの議員が役職に復帰することについては批判が殺到するのではないか」と首を傾げる。

 また、自民党の茂木敏充幹事長は9月26日の記者会見で、杉田氏を次期衆院選で公認するかを問われ「選挙時に適切に判断していきたい」と述べるに留めるなど、自民党内でも扱いが慎重になっているところだ。

 こうした中、杉田氏は本当に案文の通り外交部会長代理に就くことになるのか。

 しかし、そうなれば人権侵犯を認定された議員を自民党の外交政策の要に起用することとなり、党の人権意識は厳しく問われることになるだろう。

 政調人事は29日の総務会までに調整された上で最終決定される見通しだ。

 *

 なお、【つづき】「小渕優子が、内閣改造で選対委員長へ…希望した「こども大臣」にはなれない「トホホなワケ」」でも、内閣改造にまつわる情報をお届けしている。

宮原 健太(ジャーナリスト)

https://news.yahoo.co.jp/articles/687fa52e2c788635e2ba46e3c20a75dd247547c8


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白老中学校生徒による職場体験学習

2023-09-29 | アイヌ民族関連

北海道森林管理局9/28(木) 

令和5年9月6日(水曜日)から7日(木曜日)の2日間、白老中学校の2年生が「職場体験学習」として胆振東部森林管理署の仕事を体験しました。
これは、町内のお店や会社など様々な職場で行われている実際の仕事を中学生が体験する事を通じて、やりがいや苦労を実感し、生徒自身の進路に対する意識の向上や職業観を高めることをねらいとして行われたもので、今回は森林や環境に興味のある2名の生徒が当署での体験を希望してくれました。
1日目の午前は、「管内概要」や森林・林業などを漫画でわかりやすく解説した「北の森漫画」(局HP「漫画で学ぶ森林・林業・木材産業の魅力」ページを紹介した後、あいにくの雨のため屋外で実際に作業することはできませんでしたが、輪尺やトゥルーパルスといった木の体積(材積といいます)を測る機器に実際に触れ、収穫調査について学びました。
また、オヒョウニレ等の植栽等アイヌ文化に貢献する森林づくりについても学びました。
午後は、雨が小降りになったことから予定どおり樽前地区の治山ダムで現地実習を行いました。
治山担当者からダムの構造や設置の目的などの説明を聞いた後、実際に鋼製の治山ダムを見学しました。

2日目は、当署管内で森林整備事業の請負作業を行っている大浦木材株式会社にご協力いただき、樹木を伐採し丸太にする製品生産事業を行っている現場で高性能林業機械による作業を見学しました。
現場ではまず、社会人のマナーとして現場代理人の方との名刺交換を体験。
続いて、チェーンソーのよる伐倒や高性能林業機械「ハーベスタ」による伐倒・枝払い・玉切り・集積までの一連の作業工程を見学した後、操縦席の中まで見せていただきました。
生徒達は、ハーベスタの力強さに圧倒された様子で、実際に搭乗もさせてもらい大いに刺激を受けていたようでした。
午後からは管理署に戻り、会議室で、地理情報システム(GIS)や全地球測位システム(GPS)の操作体験の後、2日間を振り返り感想をまとめたり、職員との意見交換を行い、プログラムを終了しました。
2日間を通じ、生徒達からは、大浦木材の作業現場や当署職員との意見交換の場などで、「仕事をしてきて一番嬉しかったときはどういった時ですか?」、「どうしてこの職業を選んだのですか?」といったこの取組の目的である“自分達自身の進路”を想起させる質問がなされ、その姿に頼もしさを感じました。

(主任森林整備官(育成・ふれあい)藍原)
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kakutidayori/2023/230928_2.html


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北海道の団体が地域の魅力や施設を香川の旅行会社などに紹介 旅行商品や情報発信に活用を

2023-09-29 | アイヌ民族関連

KSB5ch2023/9/28 18:05

香川県で北海道の魅力をPRしようと、情報交換会が開かれました。

(北海道 観光振興課/山口雄司 誘客係長)
「少しでも北海道の魅力を知っていただいて、今後の旅行商品の造成やメディアの情報発信というところに活用していただければ」

 高松市で開かれた「北海道観光情報交換会」には、香川県に事業所がある旅行会社とメディア、合わせて5団体が参加しました。

 この情報交換会は北海道などが企画したもので、アイヌ民族の文化や歴史を伝える組織や観光協会など、北海道の6つの団体が、それぞれの視点から扱ってほしい地域の魅力や施設などを紹介しました。

 また北海道などは、29日と30日、高松市丸亀町のドーム広場で北海道のPRイベントを開く予定です。(午前10時~午後4時高松丸亀町壱番街前ドーム広場)

https://news.ksb.co.jp/article/15016048


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強制労働・朱鞠内の記憶/下 歴史伝える責任果たす 幌加内で東アジア共同WS 国境越え友情培う /北海道

2023-09-29 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2023/9/28 地方版 有料記事 1284文字

WS最終日に別れの言葉を交わす日韓の学生たち=幌加内町で2023年8月20日午前11時0分、金将来撮影

 日韓、そして在日コリアンの若者たちが涙を流し、別れを惜しんでいた。8月中旬、幌加内町朱鞠内で開催された「東アジア共同ワークショップ(WS)」の最終日。「朱鞠内を一歩出ると、朝鮮半島と日本を巡る情勢は厳しく、平和とはほど遠い状況が続いているが、また来年もここで再会して平和と友好に向けて語らいあおう」。たった3日間の交流だったが、若者たちの姿は確かに、東アジアの平和と友好の大きな可能性を示していた。

 1997年に「日韓共同WS」として始まり、2001年に「東アジア共同WS」に名称を変更。在日コリアンや韓国、日本やアイヌの若者たちの手によって、戦時中に強制労働によって犠牲となった人々の遺骨発掘と遺族への返還活動を行ってきた。戦後70年にあたる15年には、「遺骨返還の旅」が行われ、115体の遺骨が韓国・ソウル市立墓地に納められた。

 「日本政府が戦後、強制労働の歴史から目を背けてきた中、国境を越えた市民運動が率先して歴史を掘り起こしてきたことは世界的に見てもめずらしく、本当に意義がある」。今年のWSで基調講演を行った高橋哲哉・東京大名誉教授はそう指摘した。

 これまでにWSに携わってきた若者らは延べ2000人。WS実行委員会の共同代表を務める深川市の住職、殿平善彦さん(78)は「毎年途切れることなく若者たちが参加し、国境を越えた友情が確かめられ、深められている」と話す。

 今回のWSにも、日韓、そして在日コリアンの学生ら、さまざまなルーツを持つ若者が数多く参加した。

 京都大文学部の大学生の女性(21)は、曽祖父が陸軍大佐だったことを知り、自身のアイデンティティーについて自問自答するようになったという。「強制労働という言葉は知っていたけど、深くは知らなかった。日本人として自身の加害性と向き合うことが大切だと思った」

 京都府で開かれた、朱鞠内での強制労働の歴史を伝える巡回展を訪れ、WS参加を決意。「ここでの体験をいろいろな人に伝えていきたい。ただ、加害側の私が被害側の声をそのまま横流しして、自分の立場に無自覚な伝え方はしたくない」

 在日コリアン4世で朝鮮大学校教育学部の李知湖さん(20)は「ここまで朝鮮人強制労働の歴史について問題意識を持っている日本の学生がいるとは思わなかった。手を取り合って一緒にこの歴史を伝えていきたい」と話した。

 WSの期間中、参加者らは強制労働の歴史を伝えてきた「笹の墓標展示館」の跡地に足を運び、一人ずつ組石に未来への希望や思いをつづった。そこには「平和」や「友好」、「笑顔」といった明るい言葉がさまざまな言語で並んでいた。

 韓国から一橋大に留学しているクォン・テオクさん(26)は「遺骨に込められた物語を韓国で伝えていきたい。それが私の役割だ」と力を込め、北海道大法学部の郡山結人さん(22)は「罪と責任は全く違うもの。私に戦争の罪はないかもしれないが、責任はあると思う。この歴史を伝える責任を果たしていきたい」と抱負を語った。

 悲劇の記憶が残る朱鞠内。その地で培われた国境を越えた友情は、未来へつながっていく。【金将来】

https://mainichi.jp/articles/20230928/ddl/k01/040/027000c


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