先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

上質のバスクルーズ「YUI PRIMA」でゆく北海道、遥かなる大自然と美しきアイヌ文化を巡る旅|新日本海フェリー

2022-05-13 | アイヌ民族関連
PRTIMES2022年5月12日 14時00分SHKライングループ
神姫バス株式会社企画実施・ツアーブランド「真結」より、新日本海フェリーをはじめSHKライングループが誇る各施設利用、ベストシーズンの北海道を訪ねるツアーのご紹介です。
上質のバスクルーズ「YUI PRIMA」と非日常のクルージングリゾート「新日本海フェリー」でゆく、ベストシーズンの北海道。神姫バス株式会社企画実施・ツアーブランド「真結」(ゆい)より、オンリーワンのバス旅のご紹介です。
* ツアーブランド「真結」(ゆい)とは
「真結」は、旅を通じてお客様との“結びつき”を大切にしたい、という想いから名付けられた神姫バス株式会社のツアーブランド。旅先へは、水戸岡鋭治氏デザインの専用バス「YUI PRIMA」がご案内いたします。バス旅のイメージを一新するような広々とした優しく体を包み込むシート、インテリアに木を使用することでリビングのようなリラックス感を演出。ツアーは専属のドライバーとアテンダントがエスコート。唯一無二のこだわりが光るバス旅をお過ごしください。

YUI PRIMA イメージ 
* 【新日本海フェリー利用ツアー】ベストシーズンの北海道 遥かなる大自然と美しきアイヌ文化
多種多様な花が一斉に咲き誇り、田園や畑作が彩られ、躍動感溢れる夏の北海道は、訪れる人々を魅了してやみません。その雄大な大自然の景観と共に、大地が生み出す食文化、アイヌの伝統文化、個性豊かなお宿、趣ある温泉、ガーデン街道での庭園巡りなど、ベストシーズンの北海道を存分に味わっていただきます。
新日本海フェリー
行程内では、SHKライングループが誇る各施設にもご宿泊。
往路「新日本海フェリー」ではプライベートテラス付のデラックスルームにご乗船。爽やかな海風を肌で感じ気持ちもリフレッシュ。ご夕食は船内特別レストラン「グリル」にて、前菜からメイン料理まで彩り鮮やかな洋食コース料理をご堪能いただきます。北の大地・北海道まで非日常のクルージングリゾートお楽しみください。
下船後は小樽港近くの「オーセントホテル小樽」へ。翌朝のご朝食は、北海道恵みの食材を取り込んだ和食膳で一日の活力をチャージ。小樽をあとにし、「オーセントホテル小樽」チーフバーテンダー野田浩史案内のもと、お酒の歴史を紐解きながらニッカウヰスキーゆかりの地を巡ります。
3日目のお宿は「ニセコ樺山の里 楽 水山」にて。日本百名山・羊蹄山の麓で、源泉かけ流しの新鮮な温泉を客室でご堪能。お食事は北の大地や海で育まれる食材を活かし、料理人が季節ごとに最も美味しく旬を活かして調理し、その日だけの一皿に舌鼓。癒しと寛ぎのひとときをお過ごしいただきます。
ニセコ樺山の里 楽 水山 ラウンジより望む羊蹄山(イメージ)
上質のバスクルーズ「YUI PRIMA」と非日常のクルージングリゾート「新日本海フェリー」でゆく、ベストシーズンの北海道をお楽しみください。
【出発日】 7月9日(土)・7月23日(土)
【旅行代金】(大人おひとり様)
2名様1室:525,000円~546,000円
3名様1室:541,000円~567,000円
【食事】朝食5回・昼食5回・夕食5回 【添乗員】同行
【最少催行人員】4名様
【ご宿泊ホテル】
1日目/新日本海フェリー デラックスルームA
2日目/オーセントホテル小樽 
3日目/樺山温泉 ニセコ樺山の里 楽 水山
4日目/星野リゾートリゾナーレトマム
5日目/十津川温泉 第一ホテル 豊洲亭
【詳細はこちら】
https://yui-shinkibus.com/tour/0413-2202/
<旅⾏企画・実施>
神姫バス株式会社
観光庁⻑官登録旅⾏業第1647号 総合旅⾏業務取扱管理者 浅田 康宏
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通4-1-1 TBM神戸ビル6階
(営業時間 10:00~17:00 年末年始除く)
TEL 078-271-8015
FAX 078-891-6710
【SHKライングループ】
SHKライングループは、 中核をなす関光汽船、 新⽇本海フェリー(S)、 阪九フェリー(H)、 関釜フェリー(K)のフェリー会社等で構成され、 海運・ホテル・客船・観光事業や陸運・倉庫事業等の事業を展開しています。トータルな付加価値の創出を⽬指しており、 クルージングリゾートから総合物流まで、 多様なニーズに応える「シーラインネットワーク」を形成しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000076572.html

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ少女の生涯、一人芝居に 16~18日 熊本市など3カ所で

2022-05-13 | アイヌ民族関連
熊本日日新聞 | 2022年05月08日 18:51

 明治時代にアイヌ民族に伝わる物語を初めて文章に表し、アイヌ文化の豊かさを後世に伝えた知里幸恵[ちりゆきえ](1903~22年)の没後100...
プレミアム会員限定コンテンツです
https://kumanichi.com/articles/650032

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希少金属の開発に於ける日本では報道されない問題を考える。

2022-05-13 | 先住民族関連
選挙ドットコム2022/5/12
先月末に「インドネシアから届いたSOS 50年ニッケル鉱山開発がもたらしたものは?」という題名で報告会が開かれた。
内容は長年、先住民族の土地の取り上げや森林破壊など深刻な問題が繰り返されてきた。
今年3月、南スラウェシ州現場で、住民たちが土地権の回復や生活の尊重を求めて抗議行動を始めたところ、事業者住民との対話を拒否し、リーダー3人が不当逮捕、拘束されたと言う。(この話、沖縄で起きた問題とそっくりではないか・・・。)
ニッケルは希少金属の一つで硬貨、スマホ、PCの部品などに使われていて最近では電気自動車、太陽光発電や風力発電の大容量バッテリーに使われていたりして需要が急増しているのが現状だ。
この需要増に応える為に大量消費を続け、気候変動対策が進められている中でどこのニッケル鉱山も開発が継続、拡張されて開発現場の地域コミュニティが破壊されている事実は日本では報道されない。
フィリピンの鉱山では現地民族の住民の同意の署名を参加者名簿を利用して不正と言うべきに近いような形で開発に賛成という決定事項にしている事例も報告されている。
(これなんかは、ある国の原発建設に拘る住民投票等に使われる手法に似ていると思うのは私だけだろうか?)
また、この記事を読んでどこかの政府が労働組合を不当に弾圧している事件に似ていると感じるのは私だけだろうか?
時を同じくして先月19日、メキシコでは「改正鉱業法」が可決され、リチウム資源の国有化が決まった。
リチウム公共利益と宣言し、民間部門へのコンセンションや許認可などを与えない。
リチウム埋蔵地帯を鉱業保護区と見なし、探査、開発、堀削、利用を国の独占することになる。
こうした動きに他の資源国が追随するのではと予想される。
資源の無い日本が生き残っていく為にどうすべきか?
ウクライナ単に武器の支援、ロシアに対して経済制裁を続けるだけで果たして良いのだろうか?
先日、鳩山元首相が政府よりも先に時期韓国大統領と会談し、日韓関係の改善の日本側の
旗振り役を依頼されたともニュースが流れた。
こうした平和外交を築いていく事の方が現在の政府が向かっている方向よりも日本の未来の為になると思うのだが。
参考
長周新聞 5月4、6
Twitter 鳩山由紀夫
https://go2senkyo.com/seijika/181114/posts/397826

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「上磯の文化」第5号発行 今別「語り継ぐ会」

2022-05-13 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/12 11:59

「上磯の文化」第5号をPRする熊谷会長(中)ら
 今別町民有志らでつくる「いまべつを語り継ぐ会」(熊谷範一会長)は4月、同町や近隣町村の歴史をまとめた郷土研究誌「上磯の文化」第5号を発刊した。同会の歴史講座で講師を務める有識者らの寄稿を中心に、郷土芸能や歴史など多彩な内容を紹介している。
 弘前学院大学の元非常勤講師・福士壽一さんの寄稿「上磯地方の語源からみた地名」では、上磯地域の地名の由来について蝦夷やアイヌ語との関連性を考察している。例えば、青森市後潟地区の「後潟」はこの地の潟が入り江の形をしており、アイヌ語で入り江を指す「ウショロ」として伝わった-と説明している。
 県県民生活文化課総括主幹で県史担当の中園裕さんの寄稿では、高度経済成長期前後の今別町を当時の貴重な写真と合わせて振り返っている。旧第一一本木小学校の学校生活を切り取った1枚からは黒板に板書する男子児童や、2人がけのいすに座って授業を受けている男子児童と女子児童の様子を垣間見ることができる。
 同会は第5号を記念号に位置付けており、熊谷会長(87)は「皆さんの協力があって続いている」と感謝を示し、「今後何年も発行が続いていくと思う」と期待した。
 第5号はB5判の全150ページ。130部発行し、税込み2200円。道の駅いまべつ、青森市の成田本店などで販売している。(東奥日報)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/679781

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE BODY SHOPが アクティビズムキャンペーン「Be Seen. Be Heard.」を始動

2022-05-13 | 先住民族関連
cnet2022年05月12日 16時47分

ザボディショップジャパン株式会社
From PR TIMES
ザボディショップは2022年、国連事務総長特使事務所(Office of the Secretary-General’s Envoy on Youth <OSGEY>)と共同し、政治を含む“公的な意思決定プロセス”の場で若者の声をより反映させるべくグローバルキャンペーンをスタートいたします。
ザボディショップが実施したグローバル調査によると、世界全体で82%の人が政治制度を抜本的に改革して未来にふさわしいものにする必要があると答えており、また、70%近くの人が若者の発言権をもっと高めるべきだと感じています* 
OSGEYとザボディショップは、協働し、若者の声をより反映するべく社会に対して声をあげていきます。
この問題提議の声をあげるために、「Be Seen. Be Heard.」というキャンペーン を立ち上げ、6大陸にまたがる75カ国以上の何百万人もの若者の声を呼び起こすことを目指します。
2022年5月11日 ニューヨーク国連本部:
何百万人という若者が政治を含む公職に就く機会を逃しています。気候危機や世界的な紛争、世代間格差が蔓延する中で、若者の意見や視点、主張がこれまで以上に必要とされています。
世界の人口の約半分が30歳未満です。それにもかかわらず、世界全体の国会議員に占める割合は2.6%にすぎません**。世界のリーダーの平均年齢は現在62歳です ***。全世界の国会のうち、30歳未満の国会議員が一人もいない国は37%もあり**、また、若年層の国会議員に占める女性の割合は1%未満です。
若者には自分たちに影響を与える政治的な決定に関与する権利がありますが、彼らの参加を阻む障害がいくつも存在しています。ザボディショップとOSGEYは、「Be Seen. Be Heard.」キャンペーンを通じてこうした現状を変えるために協力し合うことで、公職の世界での若者の声を増幅させようと取り組んでいます。
このキャンペーンは、意思決定の仕組みに長期的な構造改革をもたらすことによって、若者の参加を促すことを目的としています。共同調査レポート『Be Seen. Be Heard.:若者の政治への参加を理解する』の公開とともに、本日からグローバルでキャンペーンが始まります。このレポートは、現実を表すスナップ写真のようなもので、若者による公職への参加を阻む先入観や構造的な障害について、さらには、世界中の社会のためにこうした課題に対処するための提言について、理解できるようになっています。また、このレポートには、ザボディショップが、2021年12月に26カ国計27,043人の回答者(そのうち半数以上が30歳未満)を対象に実施した過去最大規模の独自調査から導き出された結果も掲載されています。
この調査結果によると、対象となった人の82%が政治制度を抜本的に改革して未来にふさわしいものにする必要があるという考え方に賛同していることがわかりました。全体で、84%の人が政治家を「利己的である」と評しており、また、75%が政治家は腐敗していると考えています。30歳未満の75%が、政治家やビジネスリーダーが、人や地球に対して「状況を悪化させてしまっている」と感じていました。
すなわち3人に2人という大多数が政界の年齢バランスが適切ではないという意見にも賛同しており、また、世界中のほとんどの国で選挙権が付与されるのは18歳以上であるにもかかわらず、すべての年代で8割の人が理想的な選挙権年齢(初めて投票できる年齢)は16~18歳であると考えています。あらゆる年齢グループで、政策の策定において若者が発言権を有する機会がもっとなければならず、さらに、変化が起これば政治制度がより良いものになるだろうとの考え方に賛同が得られています。
ザボディショップインターナショナルの最高経営責任者(CEO)であるデイビッド・ボイントンは、次のように述べています。「私たちの立場は明確です。同じような人たちが同じような選択をしていては、世界の問題を解決することはできません。私たちの調査から大半の若者が未来を前向きにとらえていることが示されたわけですから、私たちは政治権力の場で発せられる彼らの意見やアイデアに耳を傾ける必要があります。これまでもそうであったように、グローバル展開しているザボディショップだからこそ私たちは世界中で声をあげ、認識と支援を喚起していこうとしています。アニータ・ロディックが1976年にザボディショップを創業して以来ずっと、私たちは社会正義や環境正義という課題に取り組んできました。なぜなら、グローバル企業はその企業が活動するコミュニティに対して責任を負っていると認識しているからです。ザボディショップのこうした取り組みの歴史を振り返ってみると、1990年以降、24カ国以上で、新たな立法措置または政策の変更を通じて、私たちが直接的な変化をもたらしてきたことがわかります。「Be Seen. Be Heard.」の起源は、若者と一緒に若者のためにもっと公平な世界を創出することにあります。そして、私たちは、OSGEYとともに、まさにそうしたことを成し遂げようという使命を担っているのです。」
国連事務総長青年特使のジャヤトマ・ウィクラマナヤケは次のように述べています。「権力、影響力、信用における世代間格差は、私たちの時代の最大の課題の1つとなっています。若者が、街頭で、市民社会の中で、さらにはソーシャルメディア上で、アクティビズムと呼ばれる社会的・政治的変化をもたらすための積極的な行動を起こすことによって盛んに訴えてきたように、彼らはより平等で公正な、そして持続可能な社会を創出するために必要とされる変革的な変化に深い関心を寄せているのです。参加することは1つの権利ですが、意思決定の場に若者を代表する声が届かないことが、政治制度への不信感を増長させ、選挙で選ばれたリーダーとの間に隔たりを感じさせる一因となっています。このような状況を引き起こしているのは、若者にとっての優先事項に目を向けようとせず、彼らが抱える懸念を反映しようとしない、あるいは彼らの言語を話そうとしない政治です。今回のキャンペーンはそうした現状を変える機会となるものです。」
ザボディショップとOSGEYは変革を推進します 
政治制度に対する慢性的な信頼の欠如が存在しているものの、すべての年齢グループで若者を代表する声がもっと大きくなることを明白に期待しているという事実が、このレポートによって裏付けられました。このようにして得られた知識は、世界中の草の根運動の活動に情報として提供されることになるでしょう。そうした活動についてはレポートで概要が示されていますが、政治制度の広範な構造改革も活動の1つです。特に、若者による公的な意思決定への参加に関しては、以下の措置を講じることで、長期的に改善される可能性があります。
選挙権年齢を引き下げる
青年評議会や青年議会、青年委員会を通じて、若者が公の場で主張できる機会を増やす
若者の公的な意思決定への参加を阻む障害を取り除く
新しい有権者の登録を簡素化する
若者のリーダーシップスキルを向上させる
6大陸にまたがる75以上の国に存在する2,600店舗でキャンペーンを展開していきます。
ザボディショップとOSGEYのコラボレーションは、若者やその他のステークホルダーがさまざまな方法でこのキャンペーンに関与できることを象徴するものとなるでしょう。地域レベルのキャンペーンによる活発な活動には、若者が主導する、もしくは若者に焦点を当てた特定の非政府組織(NGO)との連携、嘆願書の提出やその他の活動を通じてサポートする機会等があります。
このキャンペーンは2022年5月からグローバルに展開し、2025年半ばまで続く予定です。
日本国内においては、5月19日より「Be Seen. Be Heard. ~若者のパワー、未来の可能性へ~」と題して、キャンペーンをローンチいたします。詳細は後日配信するプレスリリースにてご確認ください。
*「Be Seen. Be Heard.」の世界規模の若者調査は、2021年12月にDynataによって実施されました。この大規模な定性的・定量的調査の対象となったのは、26カ国にまたがって、さまざまな年齢層に属する27,043人で、そのうち15~30歳に該当したのは14,160人でした。結果に関する高い信頼度と代表性を確保するために、参加者サンプルでは、年齢、性別、地域、所得による割付が行われました。さらに、調査では、世界規模での良好な地理的分布が確保されていて、世界人口の59%がサンプルによってカバーされました。
** リンク
*** REIGN Dataset | REIGN (oefdatascience.github.io)
――――――――――――――――――――――
【ザボディショップインターナショナルについて】
B CorpTM認証企業として、ザボディショップは意欲的な社会・環境目標にコミットしています。今年すでに当社ではユース・コレクティブ(青年共同体)を設立して、自社内で若者の声を増幅できるようサポートしています。ザボディショップのユース・コレクティブは、社内外の10~12名で構成されていて、メンバーは全員30歳未満です。彼らは、ザボディショップのエグゼクティブ・リーダーシップ・チームに若者の意見や声を伝えています。 ザボディショップはアクティビズムに多額の投資を行っています。また、ザボディショップにはアクティビズムに特化した専任チームがあり、調査や戦術に焦点を当てながら、世界中で活動しています。アクティビズムが業界用語になるずっと前から、ザボディショップは、他のブランドではリスクとみなす領域での変革を推進してきました。当社のグローバルな共同体を動員して、先住民族の権利や動物の権利、性的人身売買、アマゾンの熱帯雨林の焼き払いといった問題に対するキャンペーンを、20年以上にわたって展開しています。
【国連事務総長特使事務所(Office of the Secretary-General’s Envoy on Youth <OSGEY>について)】
2017年、国連事務総長がスリランカのジャヤトマ・ウィクラマナヤケを国連史上最年少の高官としてユース担当特使に任命しました。ユース担当特使の任務は、青少年育成のための国連システムの取り組みを調和させ、若者のニーズに対する国連の対応を強化し、若者の開発ニーズと権利を擁護すること、さらには、国連が若者のために行う活動を若者にとってもっと身近なものにすることです。詳細については、ソーシャルメディアの@UNYouthEnvoyをフォローするとともに、国連のウェブサイトwww.un.org/youthenvoyをご覧ください。
ユース担当特使はまた、若者関連の課題について事務総長の顧問および代表としての役割も果たしています。詳細については、ソーシャルメディアの@UNYouthEnvoyをフォローするとともに、国連のウェブサイトwww.un.org/youthenvoyをご覧ください。
https://japan.cnet.com/release/30691118/

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ゴールデンカムイ 』実写化で“再現”ある? こんなにあった『ジョジョ』パロディシーン

2022-05-13 | アイヌ民族関連
ふたまん5/12(木) 18:01配信
 4月19日、実写映画化が発表となった野田サトル氏による漫画『ゴールデンカムイ』。『週刊ヤングジャンプ』での連載は2022年4月28日発売号にて大団円のかたちで終了したばかりだが、キャスティングの発表など今後の展開はさらなる話題を集めていきそうだ。
『ゴールデンカムイ』は金塊をめぐり、さまざまな思惑を持つ勢力が互いを出し抜き冒険とバトルを繰り広げる物語。その中にアイヌ文化や歴史ロマン、サバイバルなど多様な要素が詰まっており、多角的な面から読者を夢中にさせる作品となっている。
 生死をかけたシリアスな展開がある一方、ギャグもまた同作の魅力で、随所にちりばめられたパロディも『ゴールデンカムイ』の作風といえるだろう。扉絵やふとした大コマでの「最後の晩餐」「天使の歌」などの歴史的な名画、『IT』や『ショーシャンクの空に』『LEON』などの名作映画をもとにしたオシャレなオマージュ。そして漫画ネタも数多く、大コマで荒木飛呂彦氏による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のパロディが繰り広げられたこともあった。
『ゴールデンカムイ』は実写化が決定したが、せっかくなのでこうしたパロディも映像化してほしいところ。実現可能かどうかはさておき、今回は『ジョジョ』にしぼって『ゴールデンカムイ』でのパロディシーンを振り返りたい。
■承太郎を意識した「俺俺ラッシュ」
『ジョジョ』の中でも随一の人気を誇るのが、第3部の主人公・空条承太郎。彼の代名詞といえば、スタンドのスタープラチナが「オラオラオラオラ」というかけ声とともに放つ、拳の連打攻撃・通称「オラオララッシュ」だ。
『ゴールデンカムイではコミックス15巻で、主人公の杉元佐一がスチェンカという競技に参加した際、乱心して敵味方関係なく手を出し1ページ丸々使って無数の拳の連打を放ち「俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺」「俺俺俺俺俺俺が無敵の杉元だッ」と『ジョジョ』ばりの俺俺ラッシュを決めた。
 また、細かいシーンではあるが6巻の家永カノと牛山辰馬のキスシーンも『ジョジョ』第1部のディオとエレナのキスシーンのオマージュではないかと思われる。これは家永の経営するホテルで、家永のことを気にいった牛山が唐突にキスをするという場面。『ジョジョ』と同じ構図の唐突なキスシーンなので、ファンなら気づいた人も多いのでは?
■「パパオ」「パオパオ」「ヒイヒィィン」に「ドジャアア~~ン」
 コミックスも終盤に近くなった24巻。ここでは宇佐美時重と切り裂きジャックの対決シーンが描かれている。ここで描かれたのが、第1部で呼吸法を使うウィル・A・ツェペリが、ジョナサンに波紋カッターを見せたシーンのオマージュ。ツェペリが口に入れたワインに波紋を混ぜてブーメラン状に攻撃する技で「パパウパウパウ フヒィーン」という独特すぎる擬音が書き込まれた、一度見たら忘れられない名シーンだ。
 宇佐美たちは自身の体液を使って戦うのだが、このときの擬音が「パパオ」「パオパオ」「ヒイヒィィン」と“いかにも”なシーンになっている。自身の「弾」の飛ばし方も『ジョジョ』そっくりだ。そして、宇佐美とツェペリ、どちらも戦う相手が切り裂きジャック(ジャック・ザ・リパー)であるところにも、野田氏の粋な計らいが感じられる。
 また擬音で言えば、9巻の牛山と熊との戦いのシーンも『ジョジョ』ネタの可能性が高い。ここでは牛山が巨大熊を柔道技で投げ飛ばして追い払っているが、このときの決め台詞のバックにさりげなく書かれていた擬音が「ドジャアア~~ン」という『ジョジョ』のファニー・ヴァレンタイン大統領の謎の口癖と同じものなのだ。確実とは言えないが、細かい部分でパロディを散りばめてくる『ゴールデンカムイ』。あらゆるコマを見ては、これはひょっとして……とつい元ネタを探したくなってしまうのだ。
 そうしたコマを見つけるたびうれしい気持ちになるが、果たして実写化の際に再現可能なのかが気になるところだ。折田マカダミア
https://news.yahoo.co.jp/articles/40d5c61211f2c149bfdbc2bd7d3bd9a070472d91

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境問題や東西冷戦、核開発まで。ウルトラマンシリーズの裏に秘められた、社会問題へのまなざし

2022-05-13 | 先住民族関連
Pen5/12(木) 20:22配信
『シン・ゴジラ』は、震災や原発、安全保障、政治システムといったさまざまな社会問題の暗喩としても読み取れる作品であった。
『シン・ウルトラマン』ではどんな問題が提起されるのか気になるところだが、そもそもウルトラマンシリーズは子ども向け番組でありながら、「特撮」というフィルターを通して、現実の社会問題も描いてきた。物語を俯瞰すると、もうひとつの戦後史、昭和史が見えてくる。現在発売中のPen 6月号『ウルトラマンを見よ』特集から抜粋してお届けしよう。
【環境汚染】
第二次世界大戦後、日本は科学によって急激に発展を遂げた。しかし同時に失ったものも大きい。自然環境である。アメリカでは1962年、生物学者レイチェル・カーソンが著し、化学物質の危険性を告発した『沈黙の春』がベストセラーとなり、環境保護運動が注目されていた。日本においても、人間が自然界の均衡を崩すことは無視できない問題であった。
「ウルトラQ」では化学物質で生物が巨大化する「五郎とゴロー」や「甘い蜜の恐怖」といったエピソードで、環境問題をいち早く描いた。公害病など、化学物質を垂れ流す危険性が科学的に検証され始めた時期だ。ほかに「帰ってきたウルトラマン」の「毒ガス怪獣出現」では、地中に廃棄された旧日本軍の毒ガスを食料にした怪獣が登場。米軍基地が有毒ガスを極秘貯蔵した隠蔽事件がモデルだ。また、本来の自然にはない膨大なエネルギーを求め、都市に怪獣が出現する「ウルトラQ」のバルンガなども。怪獣は人間が壊した自然環境の象徴なのである。
化学物質の過剰摂取により、猿が怪獣化して街に出没 1966年 「五郎とゴロー」(ウルトラQ)
旧日本軍が研究していた強壮剤を盗みだして食べた猿のゴローが、甲状腺ホルモンのバランスを崩して巨大化。仲のよかった五郎青年とともに市街地に現れる。近年、注視されている環境ホルモンなどの問題をテレビドラマで扱ったのはおそらく世界初である。時期的にレイチェル・カーソンの『沈黙の春』の影響を受けているのは間違いないだろう。日本で農薬取締法大改正と使用禁止農薬の拡大キャンペーンが行われたのは、この番組が放送された後の1971年のことだ。
光エネルギーを吸収し、プリズム光線を発射 1971年 「残酷! 光怪獣プリズ魔」(帰ってきたウルトラマン)
氷山の中に閉じ込められていた光怪獣プリズ魔が、不夜城・東京に接近。光を食べるプリズ魔は、繁栄の象徴である都市の照明に引き寄せられたのだ。この放送から2年後に発生した「オイルショック」で、日本は深刻なエネルギー問題に直面。現実に街から明かりが消える。この経験を踏まえ、1979年には「省エネ法」が制定。工場などの省エネ化や効率的な使用について規制される。本作にはエネルギー消費=繁栄の図式を見直そうという暗喩が込められている。
【人口問題】
発展し続ける現代社会には、さまざまな問題が山積している。都市部に人口が集中することで起こる地方の過疎化と都市の「人口過密」もその一つだ。近年のコロナ禍の影響でテレワークや地方移住が進み、ようやく歯止めがかかりつつあるが、それでもなお大きな社会問題である。社会基盤や経済システムを一極集中させてきた日本の行く末はどこなのか……。

また「少子高齢化」も現代社会が抱える課題だ。この先、若者の減少が止まらない日本で、いかに社会保障制度を保っていくのかは、かなり難しい問題だ。「ウルトラQ」において、これらの社会問題をテーマに掲げたのは1966年のこと。先見の明があったのと同時に、それから56年を経たいまでも、日本は、同じ問題に頭を悩ませているのである。
初期のウルトラシリーズは、特撮というフィルターをかけることで子どもも楽しめる番組にしつつも、現実の問題をメタファーとして描くつくり手の気概が感じられる作品ばかりだ。
人口過密の対策は、住む場所がないなら人間を縮小してしまえ! 1966年 「1/8計画」(ウルトラQ)
日本政府が増え続ける人口対策として進めたのが、人間を縮小し、厳格な管理のもとミニサイズの地区に居住させる「1/8計画」だった。高度経済成長期、首都圏では地方からの人口の流入が続き、地方の過疎と都市の過密が同時に起きる状況が顕在化した。60年代前半の5年間で、東京へ約186万人、後半にも約136万人の人口流入が発生。しかし都会生活のすべてが素晴らしいわけではない。「1/8計画」でも住民は市民番号が付けられ、元の世界と隔離される様子が描かれる。人口密度の高い都会での生活は、個人の無個性化、孤独化という問題もはらんでいる。
止まらぬ衰えに、若い肉体を求める誘拐犯の正体は!? 1966年 「2020年の挑戦」(ウルトラQ)
日本各地で、突如として人間が消える謎の失踪事件が起きる。犯人は発達した医療技術によって長寿を得たケムール人だった。しかし肉体の衰えを止められないケムール人は、地球人の若い肉体に目を付け、誘拐計画を実行していたのだ。消失の瞬間を目撃した由利子と護衛の宇田川刑事に魔の手が迫る─。現在、日本が抱えている少子高齢化問題を予言しているような物語だ。高度先進医療やアンチエイジング技術の発明の先に、人類のケムール人化があるのかも!?
【歴史的大イベント】
多くの社会問題をテーマにしながらも、昭和のウルトラマンシリーズは、経済成長がもたらす夢と希望を描いていた。
第二次世界大戦後、日本では多くの国際イベントが開催され、海外のイベントにも国を挙げて参加している。そのどれもが、国際社会への復帰を宣言する場だった。日本は世界に対し、民間で育まれた科学力や文化・スポーツで改めて存在感を強めていく。ウルトラマンシリーズでは、そうした高度経済成長期のイベントを背景にしたエピソードが少なくない。
昭和を代表する歴史的大イベントが、1964年の東京オリンピックと70年の大阪万博だ。どちらも世界中から数多くの観客を招き、経済成長を遂げた日本の姿を披露する、夢と希望がつまったイベントだった。興味深いのは、「ウルトラマン」がオリンピックと万博の間に放送を開始したこと。奇しくも映画『シン・ウルトラマン』が、再びオリンピックと万博の間に公開されるのは、不思議な巡り合わせでもある。
人間のエゴと欲から、万博に展示するために生きた怪獣を空輸 1967年 「怪獣殿下」(ウルトラマン)
南太平洋のジョンスン島で、約1億5000万年前に生息していたゴモラザウルスの生き残りを発見。学術調査隊の中谷教授はゴモラを生け捕りにして万国博に展示したいと考え、科学特捜隊に空輸を依頼する。実際の大阪万博開催はこの放送の3年も後だが、劇中では一切、説明がされていない。それだけ視聴者には知れわたっていた期待のイベントだったのだろう。ウルトラマンに倒されたゴモラの剥製が展示されるのは「古代館」というパビリオンの設定だったが、現実の大阪万博では、円谷英二は「三菱未来館」で上映される360度映像「サークロマ」の制作を担当。
禁断のカプセルから怪獣2体が出現し、国立競技場で対決 1966年 「悪魔はふたたび」(ウルトラマン)
超古代文明ミュー帝国で恐れられていた2匹の怪獣が現代に蘇り、都内のスタジアムで激突する―。戦いの舞台となったのは、1964年に東京オリンピックのメインスタジアムとして使用された旧国立競技場だ。「ウルトラマン」の監督のひとり、実相寺昭雄は著書『ウルトラマンの東京』の中で、「東京オリンピックが街をぶち壊す要因をつくった」と嘆いているが、本作では怪獣がオリンピック会場をぶち壊している。そもそも「ウルトラQ」のタイトルは体操競技解説中の造語「ウルトラC」に由来。ウルトラマンはオリンピックと歴史をともにしているのだ。
【高度経済成長】
ウルトラマンが活躍したのは、日本が大発展を遂げた時代だった。大戦後の焼け残りからスタートした日本は、1955年頃からは、実質経済成長率が年平均で10%前後を記録する「高度経済成長期」に入り、60年には、池田勇人内閣が10年間でGNPを2倍以上に引き上げる「所得倍増計画」を発表。当時の流行語を使うなら、まさに「モーレツ」時代だった。
ところが急速な戦後復興は、大きな歪みを生んでいた。経済的には潤ったが、巨大化する都市の中で人と人とのつながりも希薄になる。そうした経済発展の負の側面をテーマにしたストーリーが少なくない。「ウルトラQ」の本放送では見送られたエピソード「あけてくれ!」は、近代化のスピードに追われたサラリーマンがドロップアウトする姿を描き、ウルトラセブンの「あなたはだぁれ?」では、画一性を要求される都市生活のスキマで侵略計画を進める宇宙人が現れる。どちらも経済優先の合理性が生み出した闇の部分を照射したものである。
社会に疲れた人々を異次元へと誘う、謎と恐怖の列車 1967年(再放送) 「あけてくれ!」(ウルトラQ)
ドライブに出かけた淳と由利子は、路上で横たわる中年男を保護する。その男、沢村は異次元に向かう電車から降りようとしたという―。理想郷に向かう異次元列車には、会社生活や家庭、学校生活に疲れた人々が乗り合わせている。沢村も会社ではうだつが上がらず、崩壊寸前の家庭生活を送っている人物だ。社会のスピードや合理主義のストレスについていけずに、人が失踪してしまうのは現在でも聞く話。どこかにいなくなりたいというのは、高度経済成長の急激な発展がもたらした現代病なのか、あるいは異次元人のたくらみなのか……。
隣人すら知らない大都会に潜む、現代の寂しい実情 1968年 「あなたはだぁれ?」(ウルトラセブン)
深夜、酒に酔い、団地の自分の部屋に帰った佐藤は、家族や近隣の住人に「知らない人」扱いされてしまう。途方に暮れた佐藤はウルトラ警備隊に通報する──。高度経済成長期の人口過密な都市生活では、利便性や効率化と引き代えに、他人とのつながりが希薄になっていく。「隣はなにをする人ぞ?」は、都会で暮らす現代人にとっては当たり前のスタンスとも言える。このエピソードは、自分の家の中ですらそれぞれ思うままに行動し、絆が薄れてきている現代社会において、家族に「あなたはだぁれ?」と言われる恐怖を予言しているのかもしれない。
【東西冷戦】
第二次世界大戦後の世界は、自由主義陣営の西側と、共産主義・社会主義陣営の東側に分かれた対立構造で動いていた。アメリカとソビエト(ロシア)は直接、戦火は交えなかったが、朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ危機のような代理戦争が何度も起きたのだ。加えて互いに軍事的パワーバランスをとるための核兵器の配備数を拡大していった。
その余波は、アメリカの同盟国となった日本にも及んだ。朝鮮半島を舞台に東西陣営が対決した朝鮮戦争や済州島四・三事件で生まれた避難民は、1950年代にボートピープルになって日本に押し寄せ、60年代、ベトナム戦争で戦った米軍が、在日米軍基地から出撃したこともあって、日本での学生運動が高まりを見せた。
ウルトラマンシリーズでも、冷戦構造を背景にした数々のエピソードがあるが、いずれも明快な答えを提示したストーリーではない。あなたはどう思う? そんな視聴者への問いかけは、55年以上を経たいまも生きている。
修理のため立ち寄った避難民のエイリアンが、永遠のライバルに 1966年 「侵略者を撃て」(ウルトラマン)
東京にバルタン星人の円盤が飛来した。彼らの故郷バルタン星は、狂った科学者の核実験が原因で爆発してしまったのだ。宇宙旅行中のため生き残った20億3000万人のバルタン星人は、宇宙船で放浪中、立ち寄った地球で侵略作戦を開始する―。永遠のライバル・バルタン星人は、いわば宇宙のボートピープル。ウルトラマンとの移住交渉が決裂し、武力による制圧を選んだ。その名前の由来のひとつとして、20世紀初頭「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれたバルカン半島が挙げられる。バルカン諸国の大半は、冷戦中、共産主義政権によって統治されていた。
我こそ先住民と訴えるのは、人類に土地を奪われ海底に暮らす知的生命体 1968年 「ノンマルトの使者」(ウルトラセブン)
強奪された原子力潜水艦や怪獣が、船舶や海底施設を襲撃する。事件は地球の先住民族を名乗る地球原人ノンマルトの仕業だった。ウルトラマンセブンは、果たしてノンマルトと闘うべきなのか――。ウルトラ警備隊が敵潜水艦を追撃した先に、複数の建物らしきものを発見。それは人間の侵略によって地上から追いやられ、自分たちの手で築き上げた、平和に暮らすノンマルトの海底都市だった。地球防衛軍海洋潜航艇の大型ミサイルが打ち込まれ、ノンマルトは全滅した。いったいどちらが、地球の侵略者だったのだろうか?何とも感慨深い一作だ。
【核開発】
昭和は、世界的に見ても科学技術が急進した時代。宇宙、コンピューター、そして原子力や核兵器開発は、当時の世界情勢を語る上で、重要なファクターである。
科学技術は人間に豊かさと安心をもたらすが、人類の脅威にもなる恐ろしい両刃の剣でもある。
ウルトラマンシリーズで描かれるのは、人間の手に余る科学技術への警句だ。ひとたび想定を上回る力が生まれ、ひとり歩きを始めれば、人間はそれをさらに超越する力を生み出さなければならない。
「ウルトラセブン」の「第四惑星の悪夢」は、AIが発展した現代社会の行く末を暗示する話。「ウルトラマン」の「大爆発五秒前」では、ずさんに管理された兵器が人類を危険にさらすことに。
圧倒的な力をもつ脅威に対し、人間はそれを抑止する力で対抗するべきなのか。「ウルトラセブン」の「超兵器R1号」の劇中、モロボシ・ダンが兵器開発競争を、「血を吐きながら続けるマラソン」と表現。昭和の時代に発せられた問いは、実に奥が深い。
人類が生み出したロボットが支配する、謎の第四惑星者 1968年 「第四惑星の悪夢」(ウルトラセブン)
ウルトラ警備隊のダンとソガ隊員が宇宙ロケット・スコーピオン号のテストパイロットに選ばれ、30日間の睡眠テストの後、謎の「第四惑星」に到着する。ここは人間がつくり出した「長官」を筆頭とする、ロボットに支配された星だった。いつかコンピューターにとって代わられるぞ、という警鐘は、社会のオートメーション化がスタートしたばかりの昭和の時代にも発せられていた。近年のネット社会では、AIが選択した個人向けの広告が消費行動の指標になっている。現代人の生活も、ロボットに乗っ取られているのかもしれない…… !?
ロケットの墜落により怪獣が巨大化し、原爆をぶらさげて上陸 1966年 「大爆発五秒前」(ウルトラマン)
宇宙開発用原子爆弾を搭載したロケットが太平洋に墜落する。ある日、神奈川県・葉山マリーナに原爆をぶら下げた海底原人ラゴンが上陸。実はウルトラマンには同様の怪獣がもう一匹いる。投棄された水爆を飲み込んだレッドキングが登場する話がある。なぜ何度も核をもった怪獣が現れるのか。かつて核兵器搭載の爆撃機が飛び回っていた昭和の時代、米軍は頻繁に核爆弾紛失事故を起こしていたのだ。有名なのは爆撃機が墜落しメガトン級熱核爆弾1発が水没した、66年の地中海の事件。「大爆発五秒前」からは、こうした実話の影響を感じられる。
文:幕田けいた 画像提供:円谷プロダクション
https://news.yahoo.co.jp/articles/b49b1c1567491e73b410463ea3b1f7d1463700ba

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする