(苫小牧民報 2011年 12/21)
白老町は20日、今年度上半期(4~9月)の観光入り込み客数を発表した。総数は102万4202人で、前年同期より0.3%、3552人の微増だった。3月の東日本大震災で影響を受けたものの、前年度の口蹄(こうてい)疫問題で相次ぎ中止となったイベントの復活などが押し上げ要因となった。
内訳は、日帰り客が98万4718人(前年同期比0.3%増)、宿泊客が3万9484人(同0.7%増)。地区別では虎杖浜温泉が49万2236人(同4.5%減)、白老が53万1966人(同5.3%増)。
増加要因は、2年ぶりとなった白老牛肉まつり(6月4、5日)、元気まちしらおい港まつり(7月23、24日)の開催。牛肉まつりは過去22回の開催史上最多となる4万9500人が来場。白老牛ブランドの人気を象徴する結果となった。花火大会や自衛隊ミサイル艇の公開などを催した港まつりも2万6500人と、5年ぶりに2万人の大台を回復した。
また、虎杖浜温泉地区の宿泊客が前年同期より約10%増。町は昨秋に開業した「心のリゾート 海の別邸ふる川」が、大手旅行雑誌「じゃらん」の「泊まって良かった宿(総合)ランキング」旅館部門で全道3位(10月末現在)と高い人気を誇っていることを要因に挙げている。
逆に減少要因となったのが、東日本大震災。震災直後は原発事故の影響で、海外客の多く訪れるアイヌ民族博物館や国道沿いの物産施設が「開店休業」状態に。アイヌ民族博物館の上半期入場者は過去最低ペースの8万7933人(同32.6%減)、虎杖浜温泉地区の飲食店・みやげ客は20万5577人(同17.5%減)と苦戦した。
上半期の入り込み総数は前年同期こそわずかに上回ったものの、前年は過去5年間で最も少ないペース。2大イベントの復活を差し引いたところで見ると、厳しい状況に変わりはないといえそうだ。
胆振管内の各自治体の上半期入り込み数は、登別市が最多の141万人(同19.4%減)、洞爺湖町129万人(同23.1%減)、苫小牧市109万人(同2%増)、伊達市107万人(同7.8%減)、白老町の順で続いている。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11122102.html
白老町は20日、今年度上半期(4~9月)の観光入り込み客数を発表した。総数は102万4202人で、前年同期より0.3%、3552人の微増だった。3月の東日本大震災で影響を受けたものの、前年度の口蹄(こうてい)疫問題で相次ぎ中止となったイベントの復活などが押し上げ要因となった。
内訳は、日帰り客が98万4718人(前年同期比0.3%増)、宿泊客が3万9484人(同0.7%増)。地区別では虎杖浜温泉が49万2236人(同4.5%減)、白老が53万1966人(同5.3%増)。
増加要因は、2年ぶりとなった白老牛肉まつり(6月4、5日)、元気まちしらおい港まつり(7月23、24日)の開催。牛肉まつりは過去22回の開催史上最多となる4万9500人が来場。白老牛ブランドの人気を象徴する結果となった。花火大会や自衛隊ミサイル艇の公開などを催した港まつりも2万6500人と、5年ぶりに2万人の大台を回復した。
また、虎杖浜温泉地区の宿泊客が前年同期より約10%増。町は昨秋に開業した「心のリゾート 海の別邸ふる川」が、大手旅行雑誌「じゃらん」の「泊まって良かった宿(総合)ランキング」旅館部門で全道3位(10月末現在)と高い人気を誇っていることを要因に挙げている。
逆に減少要因となったのが、東日本大震災。震災直後は原発事故の影響で、海外客の多く訪れるアイヌ民族博物館や国道沿いの物産施設が「開店休業」状態に。アイヌ民族博物館の上半期入場者は過去最低ペースの8万7933人(同32.6%減)、虎杖浜温泉地区の飲食店・みやげ客は20万5577人(同17.5%減)と苦戦した。
上半期の入り込み総数は前年同期こそわずかに上回ったものの、前年は過去5年間で最も少ないペース。2大イベントの復活を差し引いたところで見ると、厳しい状況に変わりはないといえそうだ。
胆振管内の各自治体の上半期入り込み数は、登別市が最多の141万人(同19.4%減)、洞爺湖町129万人(同23.1%減)、苫小牧市109万人(同2%増)、伊達市107万人(同7.8%減)、白老町の順で続いている。
http://www.tomamin.co.jp/2011s/s11122102.html