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ひと交差点:北海道を代表する詩人・原子修さん /北海道

2011-12-12 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2011年12月11日 地方版

 ◇縄文テーマに詩劇制作
 北海道を代表する詩人の原子(はらこ)修さん(79)=小樽市=は、自然と共生した縄文文化の精神や知恵を芸術を通して現代に生かしたいと、縄文をテーマにした詩劇に取り組んでいる。札幌市で11月、縄文人の直系子孫とも言われるアイヌ民族が初めて本格的にキャストに加わった「縄文の夜明け」を初演。ほぼ満席の大成功を収めた。
 函館市生まれ。海などの自然を通して、自身や社会、時代を描く詩作を13歳から続け、作品は数多くの賞を受けてきた。アイヌ民族との交流を深めるうち、自然と共生するその精神に感銘を受け、縄文文化へとさかのぼる伝統に関心を強くした。
 次第に縄文への敬意を詩に表すようになり、争いを好まず、自然の恵みを大切に利用した縄文人の価値観を現代に生かしたいと考えるようになった。東日本大震災を受け、「ハイテク文明と縄文の知恵との賢い共存が今こそ必要」との考えを作品に表現しようと奮闘している。【中川紗矢子】
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20111211ddlk01070010000c.html

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