ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

16面体

2012-10-11 12:52:11 | 日記・エッセイ・コラム

今週もブログ更新を2連休してしまいました。すいません。

昨日は定休日でしたので、久しぶりに金沢21世紀美術館に行って参りました。そこでは「おしゃれメッセ2012」のひとつ「100人×100品展」をやっており、私はそこで虹色に彩られている多面体的な加賀てまりを購入しました。それは展覧会が終わるまで入手できない為、写真は撮れませんが、多面体マニアにとっては無視できない存在です。金沢の伝統工芸のレベルは非常に高く誇りに思います。

加賀てまりは私の祖母も作っていました。もしかすると私の多面体に関する興味はその辺から来ているのかも知れません。規則正しい球体の表面分割は鉱物結晶の美の世界と共通するものを感じてしまいます。

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これらの写真は「金沢の水」の新ボトルです。それは金沢市企業局が販売しているペットボトルです。斬新なデザインだと思います。

この「金沢の水」は金沢美術工芸大の学生が、伝統工芸の加賀てまりをイメージしてデザインした球形のオリジナルボトルです。そのデザインは金沢らしい柄も然ることながら、手を滑らせないように配慮して16面体で形成されています。

その形は球体を縦に16分割した曲面16面体です。下の裏面の形は16角形に相当します。

今日のブログのひとつまえのブログの話題は八角形でしたので、16面体はその倍数となり、つながり発展しました。

では、16面体的な鉱物結晶はどうなのでしょうか?そろばん玉石的な形であれば16面体のものがありそうですが、「金沢の水」のボトルのような天然鉱物結晶が存在するのか?すぐには分かりません。

自然界の環境はゆらぎがあり、変化します。結晶のような自己組織化現象があるとしても、結晶模型のような美しく完全な結晶はなかなか存在しません。

美しい16面体の形になるものは恐らく存在しないと思います。





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