ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

面白い黄鉄鉱2

2023-01-20 14:25:03 | 日記・エッセイ・コラム

面白い黄鉄鉱はまだまだあります。

上の写真は、両方とも縦に細長く伸びたもので、長さは約5cm程のものです。

これの面白いところは、縦に伸びた群晶というところでしょうか。

 

左のものは五角十二面体の単結晶が縦に連なっております。どうして縦になったのか?面白いと思います。

 

右のものは微細なキューブ状の結晶が無数に結合しており、その集合体は円柱状になっており、その根元には八面体結晶の方鉛鉱が付着しております。面白いと思います。

左のものの最上部には一つの大きな五角十二面体結晶があります。

右のものの最上部は破断しており、良く見ると、芯のような部分から針状結晶が放射状に延びているようです。

これらの形状を見ていると、もしかすると、鍾乳石のような結晶成長をしたのかもしれません。

そのような結晶成長を想像してみるのも面白いものです。出来るならタイムラプス動画で見てみたいものです。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 面白い黄鉄鉱 | トップ | 分断 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (武@岸和田)
2023-01-23 15:13:00
あっ、これってフランボイダル?!
と思ったけど、スケールが違うかなあ。
返信する
Unknown (MM)
2023-01-23 16:11:19
武 様
コメント、ありがとうございます。
私もフランボイダルパイライトの論文を読んだことがあります。ただ、スケールが違いますので・・・わかりません。
返信する
Unknown (野呂)
2023-01-24 07:45:27
フランボイダルパイライトが面白そうだったのでググってみると、2011年の大藤弘明先生の論文が有りました。その中に「マイクロクリスタルの規則配列構造が20 面体の充填構造を形成」とあって、20面体の図も載っていました。
そういえば、鉱物結晶図鑑P184-185に、黄鉄鉱の3角20面体と、これを元に作成した正3角20面体の図を載せた事を思い出しました。
論文中のマイクロクリスタルの集合体は、黄鉄鉱の中だから正3角じゃないよなあと思ったのですが、多数のマイクロ結晶の集合なので、これも(準結晶による正5角12面体の様な)通常は自然界に存在しない正多角形なのかな?と思いました。
久々に面白い内容でした(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事