ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

骨董とアンティーク

2020-06-12 12:45:21 | 日記・エッセイ・コラム

「石の華」は、現在、営業時間短縮(10:00~17:00)しております。今後、世の中や周辺の店に合わせて、通常営業再開の時期を決めたいと思っております。

さて、今週も自宅の大掃除で再発見したものの話題です。

今日の写真はこれです。

これは真鍮製の正5角12面体の小物入れです。鉱物好きにとっては、黄鉄鉱の五角十二面体結晶を思わせるその色と形状に思わず反応してしまうだろうと思います。自然の黄鉄鉱の結晶は決して正5角12面体にはならないのですが、このような人工物では、人は理想形のまま作ってしまうのです。

これは、大須観音骨董市で入手したものかは覚えておりません。もしかすると、名古屋の吹上ホールでやっていた名古屋骨董祭だったかもしれません。

私は、大須観音骨董市では多くの「日本のアールデコ」の品々をゲットしていたのですが、同じ頃、名古屋骨董祭にも行っておりました。どちらかと言うと、名古屋骨董祭の方がアンティークが主流だったような気がしております。

今日のものは、何となく「日本のアールデコ」の品ではないような気もしております。それから感じる印象は、どことなく古いヨーロッパ製という雰囲気があるような気がします。実際、そのもの以外の情報は何も残っておらず、いつの時代にどこで製造されたのかは不明です。

それから、「日本のアールデコ」のものはガラス製品が多く、それらは工業的な量産品です。それに比べると、今日のものは、どちらかというと工芸品のような手作り品です。アールデコは初期の工業化のデザインの象徴的存在だった事を思うと、この小物入れは、それ以前のもので、そこから受ける印象も西洋的なアンティークのような感じがしてしまいます。そして、その価格もアンティーク品のように高価だったような記憶があります。

一般に、骨董品とは100年以上前のものらしいのですが、アールデコはギリギリ該当し、アンティークは古い分、その付加価値が付き高価になりやすい傾向があるようです。

今日は骨董とアンティークの違いを考えてみました。

 

 

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2 コメント

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Unknown (野呂)
2020-06-12 16:38:20
私も何故かこういうのに反応してしまいます。私が最近入手したCPU(Core i9)のケースは、最長部が17cmもありましたが、こちらの大きさは如何程でしょうか?
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Unknown (MM)
2020-06-12 16:50:36
野呂 様
コメント、ありがとうございます。
野呂さんのCPUのケースに影響されて、これを出しました。これの最長部は約14cmです。
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