ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

カナザワ映画祭

2013-09-14 15:42:19 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「カナザワ映画祭」です。

何を隠そう、私の鉱物趣味の前の趣味は映画鑑賞でした。特に大学生だった頃は映画を見ない日は無かった程で、毎日どこかで映画を見ていた映画青年だったと思います。そういえば大学ではビデオ研究会にも所属しておりました。当時は鉱物とはまったく縁のない映像派だったのです。

昨日、「カナザワ映画祭2013」のオープニングに行ってきました。私は「カナザワ映画祭」には初めて行きました。場所は店の近くの金沢都ホテル地下二階セミナーホール(旧ロキシー劇場)です。昨日は閉店後、すぐに行きました。現地でインターネットで予約していた前売りチケットを購入し、開演まで列に並びました。映画を見る為の行列、何と懐かしい光景でしょうか!学生時代、京橋のフィルム・センター等で何時間も並んでいた事を思い出します。思えば当時はレンタルビデオが普及する前で、見たい映画は「ぴあ」等の情報誌を探して見に行きました。見たい映画は東京中どこでも行きました。当時は映画を見る事で東京の地理を憶えていったような感じでした。

昨日の上映作品は「メトロポリス ジョルジオ・モロダー版」(1984)です。フリッツ・ラング監督が1926年に作ったモノクロ・サイレント映画の画面を着色して音楽を入れて作り直した映画です。今回は日本公開当時の35mmプリントによる約30年ぶりの上映となったそうです。アール・デコの時代の名作を80年代サウンドの爆音で体験するという企画が魅力的でした。この映画はこのブログの「錫石2」(2013/08/06)で登場させたロボット・フィギュアが登場する映画です。この映画の最大の魅力は何と言ってもそのロボットです。そのデザインにはレトロ感と未来感が融合したような印象を受けます。そのロボットと共に古さを感じさせないSF的な映像表現がすばらしい名作だと思います。私は他のバージョンのビデオやDVDやBDを持っていますが、この「メトロポリス」は初めてでした。映像に音楽もマッチしており、このバージョンのDVDも欲しくなりました。名作映画は何度でもおいしいのです。

「カナザワ映画祭」は明後日までやっていますが、私はお店があるので他の作品は見ません。今はやはり映画より鉱物なのです。

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