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鉱物の部屋へのいざない

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2017-08-25 12:51:08 | 日記・エッセイ・コラム
今朝の金沢は大雨でした。大雨と言えば、先日の大雨の後には、常連のOさんが浅野川の上流の河原で面白い岩石を拾って来ました。その岩石、最初は流紋岩の球果のように見えましたが、どうも、その球果に厚い皮のような部分があって、変なものだと思っておりました。その後、OさんはいつものようにWeb上の画像検索を駆使して、それが、火山豆石であると突き止めてきました。医王山層のピソライト凝灰岩!納得しました。

今日は「豆」です。



今日の最初の写真はピソライト、豆石ではありません。これは千葉県印西市小林字鳴沢産の方解石(砂質炭酸塩ノジュール)が二つ接合しているものです。どうでしょうか?私には落花生のように見えてしまいます。面白いと思います。千葉県産の落花生のように見える石!!偶然にしては面白すぎます。

落花生と言えば、古い話になりますが、その昔、福岡に住んでいた頃、「イッツ クリスマス」というレストランバーに行った事があります。その店では、何と!床一面に落花生の殻が落ちており、出された落花生も殻を床に落としながら食べるという奇妙な店でした。それは床に落とした落花生の殻を踏む感触が雪の上を歩く感触に似ている、というような事だったと思います。その店の名前も奇妙でしたが、年中クリスマスという妙な店だったと思います。

さて、豆と言えば、もうひとつ面白い石があります。



上の写真は青森県の七里長浜の瑪瑙です。どうでしょうか?その形の雰囲気から、私にはそら豆のように見えてしまいます。面白いと思います。

そら豆と言えば、その昔、澁澤龍彦さんのエッセイを読んでいて、そら豆の話があった事を思い出します。そのエッセイには、確か、ピタゴラスとそら豆の逸話が書いてあって、その流れで、なぜか?生のそら豆をつまみにワインを飲んだ事が書いてあったと記憶しております。私がそのエッセイを読んだのが春の季節でもあったので、私もそれを真似て、生のそら豆を買ってきて、それをつまみにワインを飲んでみたのですが、これが不味くて、合わないと思ってしまいました。苦い経験を思い出します。

豆のような石は他にもたくさんあると思います。店の中で、他にも何かないか?と探してみましたが、すぐには見つからないようなので、今日はこれまでにします。


コメント
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