日本では、パン・プディングとよばれますが、その名のとおり、パンをつかった焼き菓子です。え~食パンでつくった焼き菓子?って感じで、わたしにとっては、ちょいと得点低かったのですが、アイルランドですごすようになってから、ぐっと親近感のあるデザートになりました。
残ったパンでつくる、というのもエコでいいし、あたたかいお菓子というのも、嬉しいです。そう、ブレッド・プディングの旬はやっぱり冬。一年通して食べますけど、冬にこそ、ありがたさの増すお菓子です。
しかしながら、うちでは白い食パンを買うことが少なくなり、たまに買うとサンドウィッチをつくるためで、使いきっちゃうし、なかなか白い食パンが残るという状況に恵まれません。
プディングをつくるためにパンを買えばいいようなもんですが、それって、たぬきうどんをつくるために、揚げ玉をつくるようなもの。甘いものの例がすぐに思い浮かばないところが、辛党を自認するわたくしを物語っておりますが。
食パン買っても、プディングをつくるために1日おかなきゃなりません。買いたての新しいパンだと、しっとりしすぎて、今ひとつうまくいきません。
といっても、新しいパンを使ってプディングをつくったことはないのですが、ブレッド・ソースをつくっちゃったときに実感しています。あー、これは少し古くなったパンの使い道だったのね。と。マークのお母さんは、ラジエーターの上にのっけて乾かしていましたっけ。
残りものでつくるカンタンなデザートなのに、そんなわけで、家でつくる機会の少ないお菓子のひとつになっています。
ですから、外でご飯を食べるとき、メニューに見つけると、つい頼んでしまう一品でもあります。
古風なお菓子になりつつあって、今日び、こじゃれた店では、お目にかかりにくい一品でもあるの。
なので、近所のグラナリーズでメニューに見つけたときは、マークと「おお!」と声を合わせて、さっそく注文してみました。これがねー、すっごいおいしい!
バターたっぷりで、とろーりとしていて。ああ、絶対うちでもつくろう!と思いました。食パン一斤、このために買おう!1日でも2日でもおいて、ブレッド・プディングをやまほどつくろう。食べきれなかったら、ともだちをよぼう。
材料:食パン4枚、1/4カップの砂糖(ブラウン系がいい)、卵1個、1/4カップのドライフルーツ、レモンの皮のすりおろし適量、シナモンか、オールスパイス。
つくりかた
1.みみをとったパンを2カップ半の水にひたす。30分したら、よくしぼって、材料を全部まぜあわせる。
2.スポンジケーキの型などに1を入れ、バター適量をちょいちょいっと表面におき、180度のオーブンで約1時間(この量なら、45分くらいでオッケーと思います)焼く。
少し牛乳を足してみたり、ブランデーやラムもしみこませるのもいいかも。好みでバリエーションを加えられるのも楽しいところ。
あつあつに、クリームをかけて。アイスクリームやカスタードクリームもいいねぇ。
さむーい晩のお食後には、ぴったりです。
★松井ゆみ子さんのプロフィールはコチラから★
☆「松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー」投稿一覧はコチラから☆
⇒「松井ゆみ子さんの著書はコチラから購入できます!」
グラナリーズのブレッド・プディング。しっとり加減が絶妙。マークちゃん、ナミダ。ごめんね、今度つくってあげるから。 |
しかしながら、うちでは白い食パンを買うことが少なくなり、たまに買うとサンドウィッチをつくるためで、使いきっちゃうし、なかなか白い食パンが残るという状況に恵まれません。
プディングをつくるためにパンを買えばいいようなもんですが、それって、たぬきうどんをつくるために、揚げ玉をつくるようなもの。甘いものの例がすぐに思い浮かばないところが、辛党を自認するわたくしを物語っておりますが。
食パン買っても、プディングをつくるために1日おかなきゃなりません。買いたての新しいパンだと、しっとりしすぎて、今ひとつうまくいきません。
といっても、新しいパンを使ってプディングをつくったことはないのですが、ブレッド・ソースをつくっちゃったときに実感しています。あー、これは少し古くなったパンの使い道だったのね。と。マークのお母さんは、ラジエーターの上にのっけて乾かしていましたっけ。
残りものでつくるカンタンなデザートなのに、そんなわけで、家でつくる機会の少ないお菓子のひとつになっています。
ですから、外でご飯を食べるとき、メニューに見つけると、つい頼んでしまう一品でもあります。
古風なお菓子になりつつあって、今日び、こじゃれた店では、お目にかかりにくい一品でもあるの。
なので、近所のグラナリーズでメニューに見つけたときは、マークと「おお!」と声を合わせて、さっそく注文してみました。これがねー、すっごいおいしい!
バターたっぷりで、とろーりとしていて。ああ、絶対うちでもつくろう!と思いました。食パン一斤、このために買おう!1日でも2日でもおいて、ブレッド・プディングをやまほどつくろう。食べきれなかったら、ともだちをよぼう。
材料:食パン4枚、1/4カップの砂糖(ブラウン系がいい)、卵1個、1/4カップのドライフルーツ、レモンの皮のすりおろし適量、シナモンか、オールスパイス。
つくりかた
1.みみをとったパンを2カップ半の水にひたす。30分したら、よくしぼって、材料を全部まぜあわせる。
2.スポンジケーキの型などに1を入れ、バター適量をちょいちょいっと表面におき、180度のオーブンで約1時間(この量なら、45分くらいでオッケーと思います)焼く。
少し牛乳を足してみたり、ブランデーやラムもしみこませるのもいいかも。好みでバリエーションを加えられるのも楽しいところ。
あつあつに、クリームをかけて。アイスクリームやカスタードクリームもいいねぇ。
さむーい晩のお食後には、ぴったりです。
★松井ゆみ子さんのプロフィールはコチラから★
☆「松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー」投稿一覧はコチラから☆
⇒「松井ゆみ子さんの著書はコチラから購入できます!」