いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

脱施設。地域でささえる精神保健福祉活動@帯広

2005-07-27 | Weblog
 昨日に続いて、保健福祉委員会の視察で北海道にいる。議員の視察で北海道などというと「どうせ遊んで、観光地めぐりでもしているんだろう」と言われそうだが、「バカ」がつくぐらい真面目にやっている。例えば、昨日、あの「ラベンダー」で有名な富良野にいながら、一切ラベンダー畑にはよらない。

 広島に都市交通の視察に出かけたときも、あの原爆ドームすらよらないのだ。さらに、ホテルは「わざと」じゃないかと思われる位、質素なビジネスホテルだ。どうせ、夕食を食べるのだったら、温泉旅館でもいいと思うのだが、「何か」を恐れるがごとく、ビジネスホテルなのだ。(実際には、ビジネスよりも、安いリゾートホテルや温泉旅館は、いくらでもあるのだが…)

 今日は、富良野から帯広にむかう。どうせ、グリーン車なんだろう、との陰口が聞こえそうだが、残念ながら、普通車。それも、一両だけのジーゼル車。「快速」と名うっているが、富良野から帯広まで、2時間半の旅だった。

 帯広では、先に柏市議会の会派での視察がはいっているとかで、昼食をはさんで、2時間以上のお暇を頂いた。市内をブラブラしていると、平和な街に突如として轟音の演説。よく聞くと、民主党支援の某労組の「戦争教科書採択反対」の街頭演説だった。どこでもバカはいるもんだ。よく読めってんだ!

 まだ、時間が余ったので、本屋で立ち読み。どんな知らない街でも、本屋か図書館があれば、何時間でも時間をつぶせるのでありがたい。

 午後2時から、やっと市役所に出向いて視察開始。帯広は、精神障害者福祉では、先進的な都市である。市役所での説明の後、精神障害者を支援する生活支援センターを視察した。こでは、一切プログラムを作っていないそうだ。障害者の方は、自分のライフスタイルに合わせて出かけてきて、勝手に帰っていく。そのことが受けてか、利用者は増加しているそうだ。

 次にうかがったのは、精神障害者福祉の「脱施設」を標榜する一人者、門屋充郎氏が開設した、帯広ケアセンター。ここでは、障害者の方々が、農場で働き、それらを売却して配分している。直接、門屋氏にお話をうかがうことが出来た。それによると、社会的な受け皿が整備されていないため、精神病院を退院できるにもかかわらず、入院せざるをえない「社会的入院」が解消されない。「脱施設」をすすめるためには、住居と食事の確保が必要。

 ここで取れた、おいしい北海道の味覚を宅配してくれると聞いて、さっそく申し込んだ。ご興味のある方は、申し込んで欲しい。以下、ケアセンターのパンフレットから。

私達は、不幸にして心の病になりました。しかし、その事に負けてはいられません。私達は、支えてくれるたくさんの人達と生活の場を作り、働く場を作る活動をしています。私達は、帯広ケアセンターに通いながら農業をしています。食べ物を大切にすることは、人の命を大切にすることと同じです。私達は、人の身体にやさしい野菜(無農薬・低農薬・有機栽培)を作り、自分達で直接販売することで収入を得ています。今年も、美味しい大地の恵みを多くの人に届けたい、と願っています。ご注文いただければ幸いです。

野菜の例(送料1000円)
大正メークイーン、男爵いも、かぼちゃ、セット10kg 1,700円
とうもろこし 10本~15本  1,500円

詳しくは、帯広ケア・センター 電話0155-59-2739 FAX 59-2990




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