いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

お役人 VS いぬぶし @総務財政委員会

2007-08-13 | Weblog
 今日は、総務財政委員会が開催された。本会議閉会中の常任委員会は、慣例として15日(給料日だから、この日になったとの説あり)に開催されるが、今月は終戦記念日のイベントである、議会主催のコンサートがあるため、本日となった。15日に靖国神社に参拝する私としては、大変ありがたい。

 さて、本日の事務報告は3件。以下、その要旨である。

*旧東京区政会館別館売却に伴う寄付受領について
23区は、財団法人特別区協議会という組織を持っていて、千代田区内にあった本拠地たる旧区政会館を千代田区に10億円余りで売却した。ついては、その「儲け」を23区で山分けにしたいので、23分の一である4589万円をあげる。こんな報告だった。

私の質問:財団法人特別区協議会への大田区の分担金は年度いくらか?旧区政会館建設費用は23区同額を負担したのか?もし、同額でないとするなら「設け」も、負担額に比例して配分すべきである。

答弁:金額は不明なので後日答弁する。

 ちなみに、新区政会館に先日行ってきたが、飯田橋の一等地に20階建てのしゃれたビル。こんな豪華なものがいるんかい、と???だった。総工費は388億円、すべて税金である。↓
     
*大森7中給食室増築及び全面改修工事
この工事につき、電子入札を行ったところ、13社が応札し、2回入札を行ったが予定価格に至らなかったため、最安値の業者と協議したうえ、7848万円余りで不落随意契約とした、というものだ。

私質問:電子入札といっても、区内に本社または、営業所があり、最近3年以内に大田区発注の1000万円以上の工事を行った実績のある、都経営審査AランクまたはBランクの業者という制限があり、容易に業者が特定され、談合が可能となる。13社の入札価格を見ると、最安値の会社は、いつもA社。そころが、それ以外は順位が入れ替わる。これは、世に言う「最安値不変の原則」である。多くの学者、関係者によれば、数回入札を行っても、最安値だけが変わらない場合、99.9%談合を疑っていい、といわれる。この契約がそうだと言わないが、電子入札であっても、制限付競争入札では、単に紙を使うかネットで応札するかだけで、談合は簡単に行える。制限付をとる時代だと思うが。

答弁:議員(私)が指摘するようなことはない、と思っている。区内業者育成の点からも、一般競争入札にする気はない。

*契約解除に伴う違約金徴収について
区立保育園の非常勤保育士が不足することから、人材派遣会社に延278人の保育士派遣の契約を、時間単価1850円で契約したが、業者から、保育士が集まらず、契約解除の申し出があったので、年間契約額約8100万円
のうち、180万円の違約金を徴収することにした。

私の質問:大田区が直接募集している非常勤保育士の時給は1000円弱。それで集まらないもので、派遣会社に泣きついた。派遣会社は、40%程度を社会保険料や交通費、有給休暇見合いで差し引くので、1850円の保育士に支払われる報酬は、1100円程度だろう。これでは集まらない。派遣会社に1850円払えるのなら、直接採用で「時給1500円!」と、区報で募集したらいい。区役所前に列が出来るはずだ。誰でも出来るルーチンの仕事ではなく、生身の子ども相手の仕事だ。それぐらいしたらどうか。でないと、区職員労働組合のチラシの恰好のネタになってしまう。

答弁:私共(経理管財課)は、契約についてのみ所管しているので、詳細についてお答えする立場にない。ご意見は所管課(保育サービス課)に伝える。

 答弁と私、どちらが区民の視線に近いだろうか‥‥ふ~う



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