暑さに降参！クールビズ

　私は、長い間、夏の軽装に抵抗していた。どんなに暑くても、ジャケット又は背広を欠かさず、勿論ネクタイをしていた。それが「紳士」の礼儀だと思っていたし、軽装をすると、自分自身が安っぽく思えもした。

　それは多分、高校時代を「制服」だけで過ごした名残だと思う。私は１５歳から１９歳までを航空自衛隊生徒として過ごした。朝起きて、寝るまで、何かしらの「制服」を着用していた。

　唯一、基地の外に出れる土日も、1、２年生の間は「制服」着用が義務付けられていた。（２年生の時に私服外出がばれて、外出禁止1ケ月、坊主頭の処分をくらった。）従って、私服を買ったのは、３年生になってＶＡＮのブレザーを１着だけだった。

　社会人になってからは、どんなに暑くても背広にネクタイ。カジュアルな服は、プライベートでもほとんど着なかった。

　それが、もう今年は降参だ。この猛暑、なんともならない。止む無く、ヤフオクなどで、カジュアルな服を買いあさり着用しはじめた。まあ、昨年あたりから、大企業でもノーネクタイが一般化したこともあり、違和感はなく、自分さえ納得そればいいことだ。

　いや、着てみると涼しくていいもんだ。楽ちん！楽ちん！




　
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