いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

相変わらず脇が甘い行政@教育委員会

2005-10-27 | Weblog
あの全国的に有名な田園調布小学校の保護者から連絡があった。曰く、学校で民間の語学クラブのチラシを全校児童に配っている。どうなっているのか。という内容である。

 さっそく、当該校の副校長(旧教頭)に確認すると、「区教育委員会後援」との文言があったので配った、とのこと。このことが事実であれば、現場にミスはない。

 次に、教育委員会事務局に確認したところ、間違いなく後援の名義を許可したという。高額な会費を徴収したり問題がある団体ということは認識していないとも。

 当該団体は、国際交流と7ケ国語が話せることを標榜しているが、入会金、会費などは以下のとおりであり、ボランテイア団体というよりは、営利の語学塾といったほうが適切だろう。

・入会金 10,000円(1家族)
・月会費 10,000円+1人につき1,000円(1人の場合は7,000円)
教材費
3ヶ月のお試しバージョン
・入会準備セット 30,000円(税抜き)
正会員バージョン
・7カ国語 180,000円(税抜き)
・11カ国語 230,000円(税抜き)
・15カ国語 250,000円(税抜き)
20回まで分割払い有り。

 このような営利団体の事業に、なぜ教育委員会が後援名義を出したか?それは、この団体の標榜する「国際交流」という文言に騙されたのだと思う。しかし、有名なNOVAにしても、IONにしても、皆、国際交流や留学などを打ち出している。これらの語学学校に教育委員会が後援を出したという話は聞かない。この団体の違いは、営利の臭いを消しているところがミソだろう。

 昨日の日記に書いた産業振興協会の例にせよ、今回の教育委員会にしろ、お役人を騙すのは結構簡単である。是非お試しあれ。